エルメスはなぜ魅力的なのか？

エルメスと言えば、他のハイブランドよりもさらに一段高い強気な価格設定でよく知られていますが、実はこの価格設定がセレブから信頼されている一つだとも言えます。扱っている革自体のレベルが非常に高いことはもちろんですが、それを扱う職人のレベルも超一流であり、おのずと素材と人件費で値段が跳ね上がっていきます。

さらに20～30年前から比べると同じ商品でも希少性が増しており、有名な「バーキン」や「ケリー」などの特定の品物は、当時の4～5倍も価格が上がっているのが現状です。また、そんな商品を購入できる人は限られており、高級と言われるハイブランドの中でも特に富裕層の所有欲を満たす「ワンランク上のブランド・ブランドの中でも頂点」に位置されているからであり、高品質であり品数が少ないことが最も人気がある要因ではないでしょうか？

エルメスバッグの基礎となった「オータクロア」とは？

エルメスと聞けば「バーキン」や「ケリー」といった名前はすぐに想像されると思いますが、「オータクロア」というバッグをご存じでしょうか？実は、この「オータクロア」は、エルメスバッグの基礎になったバッグといっても過言ではないのです。

エルメスは、元々馬具専門店からスタートした経緯があり、当初は乗馬用の鞍を入れるためのバッグとして製作された物でした。しかし時代は変わり、馬車の時代は終わりを迎えることとなりました。18世紀後半から始まった産業革命と共に自動車が普及し始めると、「オータクロア」は旅行用バッグとして活躍の舞台を変化させていきます。この流れを機に、エルメスはついにファッション業界に挑戦することになります。

つまり、この「オータクロア」がなければ現在のエルメスの発展はなかったかもしれません。ちなみに、「オータクロア」は現在まで販売され続けており、100年以上たった今でも絶大な人気を持ち続けています。また、エルメスを代表する「バーキン」の原型と言われており、実用性とデザイン性は今後も色褪せることはないでしょう。

「バーキン」の魅力について

「バーキン」はエルメスのハンドバッグとして確固たる地位を築いている代表的なバッグです。特徴としては、開口部が大きく開く作りとなっており、頑丈で沢山の荷物が詰め込める鞄職人と革職人の職人技が光る作りとなっています。先程も記載した通り、馬の鞍を入れるための「オータクロア」の縦横比などを改良して誕生しました。

イギリス出身の女優で歌手のジェーン・バーキンにちなんで名づけられたのは有名な話ですが、詳しく説明いたしますと、1980年代に当時のエルメスの社長がジェーン・バーキンと航空機の中で隣合わせになり、ボロボロのカゴに沢山の物を詰め込んでいる様子を見て、気軽に何でも入れられるバッグを作りたいと考え、プレゼントさせてほしいと申し出たことから始まったとされています。

「バーキン」が誕生したのは1984年で、当時のファッションリーダーであった女優兼歌手の名を起用することで、一躍有名になりました。現在でもその人気は衰えることはなく希少性も格段に上がり、一定の顧客にしか購入のチャンスはないのが現状です。価格もかなり高騰しており、サイズによりますが最低でも定価で120万円以上するものばかりという超高級バッグとなっています。

また、新品を購入することが滅多に出来ない商品ということもあり、中古価格は定価を上回るといった逆転現象まで起こっていますので、中古販売価格は軽く200万円を超えています。この価格の上昇によりプレミア感を押し上げる要因にもなっているため、世界中のセレブから一目置かれているのが分かりますよね。

バーキンとは、今から30年ほど前、当時の社長が航空機の中で歌手の「ジェーン・バーキン」と隣り合わせになり、ジェーン・バーキンがボロボロのバッグに何でも詰め込んでいるのを見て、整理せずに何でも詰め込めるバッグをプレゼントさせてほしいと申し出たエピソードに由来しております。

まとめ

買取専門店「買取大吉」では、エルメスを含むハイブランド品の高価買取に力を入れております。中古市場で価値が上がっているお品物なら、購入金額以上で売却出来るチャンスもございますので、ぜひ「買取大吉」までお持ち込み下さいませ。