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記念貨幣とは？
記念貨幣は主に国際的な各種イベントや皇室の慶事に際して発行される貨幣のことで、記念硬貨・記念紙幣を問わず存在しています。しかし、発行されるのは、世界的にも記念硬貨が主流となっており、特に日本では記念硬貨しか作られません。
イベント開催のお祝いや記念としての目的の他に、そのイベントを行う資金を調達する場合にも作られる事があります。実際に、1964年の東京オリンピックでは、記念貨幣の売り上げを大会運営費として使用したそうです。
近年では、通貨として流通する目的以上にコレクターズアイテムの面が強くなっています。そのため、販売の際も収納・ディスプレイできるケースがセットになっているものがほとんどです。また、鋳造技術の向上により、変わった形や彩色されたコインの製造も実現しています。珍しいものになると宝石を組み込んだものも登場しており、今後もユニークなデザインが施された記念硬貨がでてくると考えられます。
記念硬貨の価値基準は大きく2つ
素材としての価値
記念硬貨の素材としては金や銀を用いた物が主流で、ごく稀にプラチナなども用いられるようです。これらの金属は素材としての価値に大きく差があります。そのため、硬貨の価値はその素材によって大きく変わります。
たとえば20gの記念金貨があるとして、1gあたり9,500円の場合、その金貨の素材としての価値は190,000円となりますが、同じ重量の記念銀貨の場合、その素材としての価値は3,000円に満たないことからも、その硬貨に用いられた素材によって価値が大きく異なることがわかると思います。
コレクターズアイテムとしての付加価値
記念硬貨は素材としての価値も重要ですが、それ以外にもその硬貨がどのくらい人気あるのかという事も重要になります。人気が高い物ほど需要があり、金額も高くなる傾向があります。
デザイン性
記念硬貨は、その発行理由に応じたデザインがされるため、そのイベントや慶事に合わせた様々な絵柄がレリーフされます。そのため、地金型金貨などに比べて、観賞用としての需要も高いため、デザイン性が高く、人気の高いものほど高額で取引される傾向にあります。
希少性
日本人は特に限定品という言葉に弱い国民性をもつ傾向にあります。そのため発行枚数が少なく、希少価値の高いものは特に人気があり、取引金額も高くなる傾向にあります。
記念硬貨の価値を下げないために重要なこと
キズや汚れを付けないようにする
記念硬貨は観賞用としての側面をもっているため、キズや汚れが付いてしまうと価値が大きく下がってしまいます。現在発行されている記念硬貨には、ケースなどが付属されている場合がほとんどです。保管に気をつけて、綺麗な状態を保つことで、自身で観賞する際にも本来の輝きを見ることができますし、手放す際にも高い価値になるでしょう。
自分で磨いたりしない
汚れや細かいキズがついてしまった際、素人がメンテナンスするのはオススメ出来ません。研磨する行為は微量ながら金属を削るという事を意味します。そのため、研磨された硬貨はその硬貨として認められなくなったり、研磨に失敗することで、見た目が更に悪くなる危険性もあります。柔らかい布で軽く拭く位でしたら問題はありませんが、キズや汚れを無理になくそうとするのは控えましょう。
現金化する場合は専門家に任せましょう
所有する記念硬貨を現金化したいと思った場合、選択肢は主に「買取」か「両替」の2つになります。
買取の場合
記念硬貨の現金化を考える場合、基本的には「買取大吉」のような買取店での売却をオススメします。理由は、記念硬貨の査定には相場や流通量、素材そのものの価値など様々な要素が絡んでくるためです。硬貨の買取に慣れないスタッフの場合、赤字を避けるためにかなり低い買取価格を提示してくる可能性もあります。専門知識のある鑑定士なら、その硬貨の価値を査定し、適正な価格をつけてくれます。
両替の場合
記念硬貨の販売価格は素材価値に様々な付加価値を加える関係上、額面金額よりもかなり高い値段で販売されています。そのため、買取店などの買取に比べて両替が得になる事はほとんどありません。しかし、今後素材価値の暴落などにより、買取価格が額面金額を下回る可能性も0ではありません。
そのような時は両替をするのがオススメです。記念硬貨は造幣局が発行しているため、日本貨幣と同じように使用することが出来ます。そのため、日本銀行や一部銀行の窓口で額面金額と交換する事が可能なため、一つの方法として知っておくと良いでしょう。
加工したり溶かしたりは絶対にNG
昨今、インターネットの発達によって、現金化する方法として、ハンドメイドアクセサリーの販売なども気軽に出来るようになっています。そのため、記念硬貨を加工すれば高く売れるのではと考える方もいるかもしれません。
しかし、これは絶対にやめてください。それらはあくまでも日本の硬貨の1つとして発行されるもののため、貨幣を守るための貨幣損傷等取締法の対象となっています。この法律は、貨幣をわざと損傷させたり、加工して別のものへと作り替えたりしてはならないことを定めた刑法です。
もしも硬貨に穴をあけたり、溶かして素材として使用すると、貨幣損傷等取締法違反に罰せられ、違反すると1年以下の懲役、もしくは20万円以下の罰金に処せられてしまうこともあるため、このような方法は避けましょう。
まとめ
今回は記念硬貨の価値がどのように決まるのかについてご紹介しました。「買取大吉」では経験豊富な鑑定員が多数在籍しており、本来であれば査定の難しい、記念硬貨の買取にもしっかりと対応することが出来ます。ご査定・ご相談は無料で行っておりますので、是非お近くの「買取大吉」各店までご連絡お待ちしております。
