エルメスのガーデンパーティーとは

園芸用品を収納するバッグという意味で名づけられたガーデンパーティーは1892年に発表され、実に120年物長い間エルメスのカジュアルラインの顔として高い人気を誇るバッグです。ガーデンパーティーは「ガーデンパーティーライン」としてシリーズで発表されています。もともと園芸用品を収納するバッグとしてデザインされたガーデンパーティーの特徴はなんといってもその収納力です。

シンプルなトート型、台形フォルムは上にも下にもマチがあり、柔らかい素材で収納力抜群です。ワンボタンの開閉式で口が大きく開き、物の出し入れがしやすいデザインです。内装に仕切はありません。高い技術力でしっかり縫製されたバッグは、細部までしっかりとした作りで、沢山荷物を入れても耐えられる、耐久性の高い作りとなっています。人気サイズはPMと呼ばれいているサイズです。一泊旅行程度の荷物が入るこのサイズは、雑誌や書類などの大きな物も楽に出し入れできます。そのため、学生さんの通学バッグや、何かと荷物が多くなりがちな小さいお子さんのいるマザーバッグとして人気があります。

そのバッグが作られた製造年、アトリエ、作った職人が分かる印の事を刻印と言います。刻印があるということはそのバッグが本物という証です。製造年、アトリエNoの他にも、限定販売されたものにはスターマークと言って星のマークが刻印されているものもあります。このマークがある商品はとても希少性が高くなかなかお目にかかることが出来ない物とされています。刻印の場所は職人さんによって違うこともありますが、ガーデンパーティーの刻印の多くは、バッグの内側サイドに刻印があります。

用途に合わせたサイズ・カラーも豊富

ガーデンパーティーのサイズは5展開です。一般的なサイズはPMまたはTPMです。ガーデンパーティーの中で一番小さいサイズのTTMPです。かなり小さいサイズで、荷物を持たず小物しかバッグに入れない方はこちらのサイズをおすすめします。アクセサリー感覚でバッグを持ちたい方にぴったりです。PMより一回り小さめの2番目に人気があるサイズです。ストラップ付でショルダーバッグとしても使用できます。A5サイズが収納可能です。ガーデンパーティーの中で一番人気の定番サイズです。B5サイズまで収納でき、サイズ選びに迷ったらこのPMサイズをおすすめします。PMよりも一回り大きいMMサイズは普段から荷物の多い人におすすめです。ガーデンパーティーの中で一番大きいのがGM。あまり市場に出回っていません。

ガーデンパーティーの一番人気色は、キャンパス地のナチュラルです。カジュアルなのに品があり、柔らかい印象のあり重くならないナチュラルは人気です。王道はナチュラルやブラック等のオーソドックスなカラーですが、ガーデンパーティーの魅力は豊富なカラーバリエーションにあります。ビビットなオレンジ色や、ハンドル部分と本体が違った色つがいのツートンカラー、マルチカラーなど様々なカラー展開はまるで宝石箱です。

ガーデンパーティーは男性にも人気のあるバッグです。男性にはダークカラーのレザータイプが人気です。黒やネイビー、エトゥープ（ブラウン系のグレージュ）などの色が、硬派なイメージがあり男性に使いやすい色として人気があります。

エルメスのガーデン パーティーを取り入れたコーディネート

エルメスのカジュアルバッグの顔ともいえるガーデンパーティーは、なんといっても普段使いのファッションに良く似合います。デニムにシャツにというシンプルなコーディネートにガーデンパーティーを合わせることで、日常がぐっと格上げされていきます。

ガーデンパーティーにエルメスの代表的スカーフカレを巻いたアレンジコーディネートもおすすめです。カジュアルなガーデンパーティーが、ぐっとエレガントに、また違った表情を見せてくれます。TPMは、A4サイズの書類がはみ出てしまいますが、A5サイズの書類ならちょうど収納することが可能です。長財布、スマートフォン、化粧ポーチなどの貴重品に加えてペットボトルや書類も難なく入って使い勝手が良くお出かけに持つのに最適です。小ぶりなサイズ感なので小柄な女性でもバランス良く持てます。

エルメスガーデンパーティーの楽しみ方

ガーデンパーティーはカジュアルシーンに合わせやすいキャンバス素材が中心なので、どちらかと言えば普段のデニムやシャツになじむデザインです。しかし、あえてガーデンパーティーをエレガンススタイルに合わせるのも素敵です。そしてガーデンパーティーで特におすすめしたいのが、エルメスの定番アイテム「カレ」を使ったアレンジです。シンプルなガーデンパーティーのハンドル部分に、自分好みのカレを巻いてアレンジすることで、自分だけのオリジナルなガーデンパーティーを楽しむことができます。

定番はハンドルに直接ちょうちょ結びにする「リボン」です。リボンに結ぶことでガーデンパーティーにかわいらしさが加わって、デートやランチにぴったりの雰囲気になります。ほかにも、ハンドル全体にカレを巻き付ける「ハンドル結び」も、ガーデンパーティーの表情をガラリと変える使い方です。一気にカラフルで華やかな雰囲気になるので、ちょっとしたパーティーシーンにも映えます。

「ガーデンパーティー」のトワルアッシュ地といえば、大学生の通学バッグとして2000年代に大流行しました。2021年現在も、通学鞄として根強い人気を誇っています。大容量収納することが出来て、重い荷物にも耐えることが出来る「ガーデンパーティー」は、通勤・通学に最適なバッグです。「エルメス」人気に伴い、比較的リーズナブルに購入することができる為、学生に人気が出たことも頷けます。

シンプルで無駄のない洗練されたデザインなので、デニムパンツにシャツ、足元はスニーカーといったカジュアルな通学スタイルに合わせて持っても良く合いますし、フォーマルなスーツスタイルにも相性が良いです。特に、通勤・通学にはA4サイズの教科書や書類がすっぽりと収納できる定番のPMサイズとMMサイズがおすすめです。

トワルアッシュ地に比べてオールレザーのネゴンダとカントリーは上質な皮の質感でクラス感があり、カジュアルなスタイルにはもちろんワンピースやジャケットスタイルなどのお出かけコーディネートにも最適なバッグです。

お出かけコーディネートには、貴重品がすっぽり入る程度の大きさの小ぶりなTTPMとTPMがおすすめです。「ガーデンパーティー」は、大容量収納できるトートバッグのイメージが強いですがオールレザーのTTPMやTPMですとそんなイメージを一新することが出来ます。エレガントな装いに「ガーデンパーティー」を持つ場合は、「ツィリー」や「カレ」をハンドルに巻いてリボン結びにアレンジしたり、バッグチャームで可愛らしく個性的なアレンジを加えてみても良いですね。

「ガーデンパーティー」は素材とサイズによっては、エレガントにも持つことが可能ですので10代からシニア世代の「エルメス」ファンまで幅広く支持されています。1892年に誕生して以来、130年近く愛され続けている王道の「エルメス」を代表するカジュアルバッグといっても過言ではありません。デイリーユースにガンガン使える使い勝手の良いバッグを探すなら、「ガーデンパーティー」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。「エルメス」らしい上質な質感とクラス感を楽しむことが出来ますよ。

まとめ

園芸に必要な道具は、ハサミであったり、スコップ、ガーデングローブやコテといった重量感のあるものばかりです。こういったガーデンツールを充分に収納するには耐久性に優れていなければなりません。「ガーデンパーティー」は収納力、耐久性に特化しており、「エルメス」で展開するバッグの中でも1、2位を争うほど丈夫なバッグです。実用性に加えてエレガントで機能的なデザインの為、高い人気を誇るようになり、広く認知されるようになりました。

「ガーデンパーティー」は1892年に園芸用品を収納する為のバッグとして元となる「ガーデン」が発売されて以来、実に130年もの長い間、「エルメス」のカジュアルバッグを代表するアイコニックなモデルとして愛され続けています。

ガーデンパーティーのサイズごとの使い勝手をご紹介しました。エルメスでは珍しい、キャンバス素材を中心として製作されたガーデンパーティーですが、親しみやすいシンプルなデザインで、今も昔も多くの人から愛され続けています。またガーデンパーティーを始めとしたエルメスのアイテム売却をお考えの方は買取専門店「買取大吉」をご利用ください。エルメスの買取実績が多数あり、市場価格に精通した経験豊富な鑑定士が、お客様のエルメスを高額査定いたします。使わないまま押し入れやタンスに眠ってるのはもったいなくありませんか？是非、一度買取専門店「買取大吉」へお持ち込みください。