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初めての方必見!オーデマピゲとはどんな時計ブランド?

836_オーデマピゲとは

オーデマピゲというブランドをご存じでしょうか?オーデマピゲは世界三大時計ブランドの一つでロイヤルオークという時計で一躍名を轟かせました。今回は、そんな知ると面白いオーデマピゲのブランドについて解説します。

創業者はスイスの2人の時計師から

世界3大時計のひとつであるオーデマピゲは、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲというふたりの時計師の名前から取り、1875年に創業されました。

腕時計前の時代は懐中時計が主流であり、複雑な機構を取り入れたモデルが主流でした。オーデマピゲも1921年にケース系21.1mmと世界最小のミニッツ「リピーターという懐中時計を発表しました。そこから腕時計全盛期に突入し、1950年に複雑で尚且つ更に小型化、1967年では世界最薄のムーブメントの開発までも成し遂げました。72年に発表された「ロイヤル オーク」の成功により、世界にオーデマ ピゲの名を轟かせた後も、独自の革新的技術を駆使して画期的なモデルを製造し続けています。

1950年まで10人から30人だった時計技師は、ロイヤルオーク発表後には100名に増えました。今日では世界各地を含め2000名以上のスタッフが従事しています。2008年には新工場のマニュファクチュール・デ・フォルジュを建設、2021年春には新工場マニュファクチュール・デ・セニョルが完成。これはルノー・エ・パピの名で知られるコンプリケーションウォッチ専門のアトリエとなっており、新しい機能や斬新な機構を日々開発している特殊な会社で、オーデマ・ピゲの完全子会社となっています。さらにマニュファクチュール・デ・フォルジュの隣に新工場アルクの建設を開始し、前衛的なチャレンジを感じさせる取り組みです。

1972年初のロイヤルオーク誕生

今までの技術の結晶とも言えるロイヤルオークが誕生しました。その当時、金色で尚且つ小型ケースが主流な時代に対し、当時では珍しく直径39mmと大きいステンレススティールケース、8角形デザインのケースにそれぞれの角にネジが打ち込まれて高級感が引き立たされました。技術の進化により付け心地も良いケースとしてロイヤルオークは完成されました。

ですがこのロイヤルオークは、当時は売れ行きが悪かったようで、なぜなら当時の人々にとって、39㎜というケースサイズは、逆に大きすぎたようです。さらに当時の価格としても高額だった点も売れ行きが悪かった要因のようです。定価が2200USドルとステンレスティール素材に対しての当時の腕時計価格相場をはるかに超えた外装とムーブメントが備わっている事を考えても、その価格帯はかなりかけ離れた価格帯でした。

ロイヤルオークの種類

・ロイヤル オーク オフショア

ロイヤル オークを発展させ、よりパワフルかつスポーティーな時計として1993年に発表されたコレクションが「ロイヤル オーク オフショア」です。初期モデルのケース径は当時としては野心的な42mmもの大きさであり、ラージサイズというトレンドを確立したパイオニア的存在としても知られています。ダイアルにはラージサイズに合わせた「メガ・タペストリー」が施されるほか、存在感のあるリュウズガードやプッシュボタンも特徴的です。

コレクションには、より男性的なデザインへと昇華させた「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」や、本格ダイバーズモデル「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」が展開されています。

 

・CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ

ロイヤル オーク オフショア以来、実に26年ぶりの新コレクションとして2019年に誕生したのが「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」です。挑戦(Challenge)や継承(Own)、追求心(Dare)、進化(Evolve)といったコンセプトワードと、新たな1日が始まる直前を意味する11.59で構成されるコレクション名が示す通り、ブランドのネクストステージを表現されています。

最大の特徴はデザインです。一見したところオーソドックスなラウンド型だが、ケースは3層構造になっており、オーデマ ピゲを象徴する8角形のミドルケースやスリムなベゼル、オープンワークのラグなど、伝統の継承と革新性を融合させています。スタンダードな3針モデルをはじめ、クロノグラフやパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン搭載モデルなど、どれも人気なモデルでラインナップは多彩ですね。

シリーズ紹介

・CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」はクロノグラフもラインナップ。ほかにもパーペチュアルカレンダーやフライングトゥールビヨン搭載モデル、ミニッツリピーターなど、幅広いバリエーションを展開しています。

オーデマ ピゲには、いくつかのコレクションが用意されています。コレクションごとのコンセプトや特徴を理解すれば、モデルを絞りやすくなるでしょう。それぞれのコレクションには、さらに派生したモデルが数多く展開されています。「ロイヤル オーク オートマティック」「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」などの人気モデルをチェックしてみてください。

 

・ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」のケース厚は14.4mmもあり、その力強いデザインと相まって手首で確かな存在感を放っています。オーデマ ピゲは、幅広いケースサイズの時計を展開しています。また、コレクションにより厚みが異なるのも特徴的です。

例えば、ロイヤル オークが薄めでスタイリッシュなのに対し、オフショアはボリュームがありスポーティー。ケース径だけでなく、厚みも意識して選んでみましょう。デザインも、コレクションごとに特徴が分かれています。ロイヤルオークは8角形のベゼルが独特であり、オフショアにはチタンやセラミックスなどの軽量な素材を使ったモデルがあります。

 

~オーデマ ピゲの魅力を知ろう~

世界3大時計ブランドのひとつであるオーデマ ピゲは、「ロイヤル オーク」や「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」などのコレクションが人気を集めている、スイスの高級時計ブランドです。

発売初期の評判

強さと美しさを追及されたデザインや素材、それを製造することに伴う膨大な作業工程により高額な価格設定となっています。目新しい見た目、素材であることも相まって、発表された当時は顧客の動きも消極的なものでした。しかし、デザイナーのジェラルド・ジェンタは「新しく、良い時計を作りたい」、「低価格で作り、売ることを意識したデザインが、より斬新なものになることはきっと無い」そう語り、制作に向かっていたといいます。

もともとのブランドとしての力が強いことや芸術的な時計であることに加え、コレクション性が高いことも大きく起因して今では世界中の技術者、時計愛好家から高く評価をされています。

ロイヤルオークのジャンル

今でこそスポーツラグジュアリーウォッチは世界的に人気ですが、その草分け的存在とされているのがオーデマ・ピゲのロイヤルオークです。発表当時の時計業界では異端とされるサイズ、価格だったため、実は発売当初は全く売れなかったことも知られています。しかしオーデマ・ピゲは、すぐには売れなくともいずれブランドを支えていく柱になり得ると考え継続した結果、今ではブランドを牽引する3つの柱の一つとなっています。

発表当時は小型・薄型が好まれていましたが、今では大型・厚めのデカ厚が主流です。ロイヤルオークがデカ厚ブームの火付け役だったと言われています。当時のオーデマ・ピゲはスポーツラグジュアリーウオッチが得意というわけではありませんでしたが、時代に逆行するようなユニークなことに取り組むチャレンジャブルなブランドだからこそ生まれたブームだといえます。

オーデマ・ピゲの2人の創業者はどちらも高い技術をもつ時計師で、クロノグラフや永久カレンダー、鐘の音で時刻を知らせるリピーターを得意としていました。永久カレンダーとムーンフェイズ、クォーターリピーター、クロノグラフ、機械式時計では通常秒針が流れるように動くところ、まるでクオーツのように1秒で刻みで動くデッドビートセコンドをすべて搭載しつつしかも小型化に成功しています。ブランド創業年に制作されたこの懐中時計はグランドコンプリカシオンと呼ばれ、オーデマ・ピゲ博物館に保管されています。グランドコンプリカシオンは伝統になり、現代においてもそのクラフツマンシップは継承され続けています。

また、小型化もオーデマ・ピゲの得意分野です。グランドコンプリカシオンを小型化することい成功し、1,995年には腕時計に搭載することができました。グランドコンプリカシオン以外の複雑機構でいうと、1986年には腕時計にトゥールビヨンを、しかも自動巻きに搭載したのはオーデマ・ピゲが世界初でした。あるいは均時差表示など、様々な複雑機構に取り組んでいます。

現在のロイヤルオーク

オーデマ ピゲのロイヤルオークは日本円で2,000,000円以上の価格帯です。高いものでは5,000,000円を超える価格帯のモデルもあります。決して安いとは言えない値段設定にもかかわらず、ロイヤルオークを求める人は後を絶ちません。当店でもロイヤルオークを買取させていただくことはございますが、その品物はすぐに売れてしまうことがほとんどです。ネットや店頭に並ぶことなく売れてしまうこともあります。

1980年頃に配布されていたオーデマ ピゲのカタログにはこのロイヤルオークについて「最高傑作」と記されており、デザイナーをはじめとする制作陣の自信のほどが伺えます。事実、世界中から高評価を受けるロイヤルオーク。その人気はどこにあるのでしょうか。性能、デザイン、ムーブメント、確固たるブランドの地位、ラグジュアリー感…人によって惹かれる点は様々かと思います。

現在のオーデマピゲ

時代を経ても色褪せないオーデマ・ピゲのタイムピース

現在、4代目としてジャスミン・オーデマ(取締役会会長)とオリヴィエ・オーデマ(取締役会副会長※苗字は異なるが初代エドワール=オーギュスト・ピゲの曽孫)が経営を担っており、ル・ブラッシュにて今も生まれるタイムピースは世界中で愛される存在となっています。前段の「ロイヤルオーク」はファーストモデル以降も、よりスポーティでパワフルにデザインし1993年に発表された「ロイヤルオーク オフショア」、2002年には最新のメカニクスを結集した「ロイヤルオーク コンセプト」を展開するなど、たゆまぬ進化を続けています。

また、「ロイヤルオーク」以外のコレクションとして、楕円のケースが特徴的なコンテンポラリーデザインと技術的ノウハウを融合させた「ミレネリー」(1995年発表)、クラシカルな意匠と最新のムーブメントを搭載した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」(2019年発表)、そのほかにもレコードのリマスター版のようなデザインのクロノグラフ「リマスター01」、初代ジュール=ルイ・オーデマのオマージュコレクション「ジュール オーデマ」、女性向けとしてハイジュエリーモデルやロイヤルオークのレディースモデルなど、時代を経ても色褪せない高いデザイン力と機能性で、世界中の人々を魅了し続けています。

オーデマピゲのトゥールビヨン

オーデマ ピゲは複雑機構の名手であり、その高度な時計製造技術はトゥールビヨンの進化にも発揮されています。世界初の自動巻きトゥールビヨン腕時計を作り、フライングトゥールビヨンの搭載にも着手した、オーデマ ピゲの歴史と逸品を紹介します。

 

・トゥールビヨンとは

オーデマ ピゲはあらゆる複雑機構をエレガントな腕時計に搭載するマニュファクチュールです。オーデマ ピゲの歴史や逸品を見る前に、まずはトゥールビヨンについて解説します。

 

・重力を分散させるための機構

「トゥールビヨン」とは、伝説的天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲが1801年に特許取得した調速機構です。機械式時計は主ゼンマイがほどけることで動力を得て、ガンギ車・アンクル・テンプ・ヒゲゼンマイからなる調速脱進機によって等時性、つまり計時の精度を保っています。テンプが安定して振り子運動を行うことによって精度は維持されるが、時計の姿勢が変わると重力により微妙な誤差が生じ、ムーブメントが直立する縦姿勢であればなおさら影響が大きいです。

この姿勢差問題を解決するためにブレゲが発明したトゥールビヨンは、調速脱進機をひとつのキャリッジに格納し、キャリッジごと1分間で1回転させる機構です。これにより縦姿勢を保ったままでも振り子運動の偏差は分散され、懐中時計をポケットに忍ばせたままの縦姿勢でも等時性を維持することに成功しました。

 

・コンプリケーションの花形

トゥールビヨンは優れた調速機構であったが、実用に堪える精度を保証するには複雑すぎました。とりわけ小型のムーブメントが求められる腕時計での実用化は困難を極め、長らく採用するウォッチメーカーはほぼ皆無でした。トゥールビヨンが時計史に返り咲くのは、クォーツショックの余波が残る1980年代後半、機械式時計にとっての冬の時代です。

高精度な腕時計を安価に大量生産できるクォーツ式に対抗し、トゥールビヨンは腕時計に搭載する複雑機構の象徴として復活しました。復活当時ではトゥールビヨンを組み立てられる時計師は数えるほどしか存在せず、その流麗かつリズミカルな駆動も相まって、コンプリケーションの花形としてスターダムに躍り出ました。

 

・トゥールビヨンの仕組み

トゥールビヨンは一定の姿勢でいることを時計自らが補正していくという特殊機構です。前述した「姿勢差」の課題を、時計のあるパーツを動かすことによって解決する、というのがその目的となります。あるパーツとは、すなわちヒゲゼンマイです。ブレゲは、いっそヒゲゼンマイ含むテンプの姿勢を変化させ続けることで、地球上のどこにいても逃れられない重力の影響を平均化させようと試みました。そこで、脱進機・調速機構をまるごとキャリッジ(籠)に格納してしまい、かつキャリッジごと回転させることで重力からの影響を分散させる荒療治に出たのです。

このキャリッジは秒針が取り付けられる4番車と相関関係にあります。キャリッジと固定された四番車の間にあるガンギ車と噛み合うことで、キャリッジが回転する仕組みです。そのため1秒間に1回転を可能としており、スモールセコンドの役割を果たすこともできます。このキャリッジが回転する様が「渦のようだ」ということから、トゥールビヨン(仏語で渦)と名付けられました。言うは易し、と申しますが、この仕組みを完成するにはまず「軽量なキャリッジ」が必要となります。なぜならゼンマイのトルクはそこまで大きくなく、重いキャリッジを動かすようなエネルギーは実現が難しいためです。

さらにキャリッジ内部では常に往復運動を繰り返しているテンプが格納されているため、この動きを妨げず、かつスムーズな回転をサポートするためには完璧な重要バランスも求められます。なお、この機構を構築するためには150をゆうに超えるパーツが必要となります。もっとも、高精度なパーツを作ったとて、それらを精密精緻に組み立てなければならない…こういった背景により、トゥールビヨンは非常に製造難易度が高く、1980年代には「製造できる時計師は世界で10人しかいない」などと言われていました。当然価格帯も超高額で、1000万円超の値付けが当たり前です。トゥールビヨンの歴史や仕組みを知ると、あの美しい動きの中にドラマやロマン(そして高額な理由)が秘められていることに気づかされますね。

トゥールビヨンの必要性

令和の時代、実はトゥールビヨンで「姿勢差を解消する」必要は、あまりありません。と言うのも、現在ヒゲゼンマイ等の材質向上や技術躍進により、腕時計への姿勢差の影響は格段に少なくなっているためです。つまり、トゥールビヨンを精度向上のために採用する実用的な意味は低くなっているのです。それどころか、トゥールビヨンのパーツ数の多さやキャリッジを回転させるためのトルクの重量などにより、通常のムーブメントに比べ重力の影響を受けやすい・あるいは衝撃に弱いといった弱点も・・・実際、戦後にオメガやパテックフィリップが開発に挑みましたが精度ではあまりふるわず、1969年以降のクォーツの台頭と併せてその有用性は失われつつありました。

しかしながら1983年、ブレゲがトゥールビヨンモデルを復活させます。世界的に見て希少で複雑な機構を、「時計の精度向上のため」ではなく「時計のステータス」として売り出したのです。つまり、趣味性を前面に打ち出したというわけですね。この戦略は見事成功。製造できる時計師が世界的に少数であるレア感に加え、トゥールビヨンの渦の美しさそのものが時計愛好家にはたまらないロマンとなりました。

そのためトゥールビヨンモデルの多くは文字盤をシースルーにし、その渦巻く様を鑑賞できる仕様となっています。現在、機械式時計の市況はきわめて好調と言ってよく、とりわけトゥールビヨンを始めとした複雑機構へのニーズがかつてないほど高まっています。やはり、この美しく精緻な世界観に惹かれるのは、時計好きとしては宿命のようなものなのかもしれませんね。

そのため、ブレゲやパテックフィリップ,オーデマピゲにヴァシュロンコンスタンタンといった数々の名門は言わずもがな。タグホイヤーやウブロ,IWCにカルティエやブルガリといった人気時計ブランドもトゥールビヨン製品を続々ラインナップさせてきました。この背景には、もう一つのトゥールビヨン最前線が垣間見えます。

ライバルブランドとの競争

「パテックフィリップとロレックスの価格高騰がロイヤルオークに影響を与えるのでは」と言われております。現在、時計業界では人気の二極化が進んでいます。「極端に人気が高い一部のメーカー」と「その他のメーカー」です。特徴としては、前者は、極端に価格が跳ね上がります。その代表格が、ロレックスとパテックフィリップです。

パテックフィリップは、オーデマピゲと同じ「世界三大ブランド」ですが、評価はオーデマピゲを凌ぎます。特に、パテックフィリップのノーチラスは、ロイヤルオークのライバルモデルです。「ノーチラスの価格高騰」は、間違いなくロイヤルオークの人気に影響を与えます。また、「ロレックスのスポーツモデルの価格高騰」も影響があるでしょう。具体的には、

・ノーチラスが高くなったので、ロイヤルオークが安く見える

・ロレックスのスポーツモデルがこんなに高いなら、思い切ってロイヤルオークを狙おうかな

という発想が生まれるのです。この状況が、ロイヤルオークの立場を有利にし、ロイヤルオークの人気が加速していくでしょう。「ロイヤルオークの資産価値の高さが、さらなる人気を生む」ことも補足します。ロイヤルオークが人気となり、需要が増えると、ロイヤルオークというアイテムに対して「価値の向上」が起こります。事実、現在多くのロイヤルオークの中古価格は、メーカー販売価格とほぼ同じだったり、場合によってはメーカー価格以上の価格で販売されています。つまり、「ロイヤルオークの販売価格は高い」と言える状況になっています。

そして、販売価格が高いことに比例するように、「買取価格も高い」状況です。特に、もし現在よりもお手頃価格の頃にロイヤルオークを手に入れた方なら、現在の買取金額はかなり満足できるものでしょう。このような「販売価格と買取価格が高い」状況を、総じて「資産価値が高い」と言います。そして、この「資産価値が高い」状況が続くと、「買っても損をしないもの」という評価となり、さらに人気が集まります。今のロイヤルオークは、正にこの状況です。

ここまでで3つの補足を交えながら、「ロイヤルオークの人気が高まった理由」について私の考えを説明しました。分かりやすいように例えるならば、“土地購入”でも同じパターンがあります。例えば、一等地の地価があまりにも高騰すると、その周辺の土地に人気が流れることがあります。ロイヤルオークに起こったことはこの現象に近いと感じます。

つまり、「パテックフィリップやロレックス(一等地)があまりにも高騰したため、ロイヤルオーク(その周辺の土地)がかつてよりも注目されるようになった」ということです。このようにして、ロイヤルオークの需要が高まったのです。その需要の高まりの結果、ロイヤルオークはかつてのような「趣味性の高い高級時計」ではなく、「人気があり、かつ、資産性の高い高級時計」に立場が変わりました。現在時計業界は二極化が進んでいます。「極端に人気が高い一部のメーカー」と「その他メーカー」です。ロイヤルオークは明らかに前者になっており、“勝ち組ウォッチ”です。安定して高価値な状況が続いており、中古市場でもモデルによってはメーカー価格に近いプライス(もしくはそれ以上)が付くようになっています。

例えば、下の画像の生産終了のロイヤルオークは、生産されている当時、メーカー新品価格が100万円台でした。10年ほど前までは中古価格が100万円アンダーでしたが、現在は、状態や条件が良いものなら中古価格は300万円オーバーでしょう。このように、モデルによってはかなり評価を上げたものがあります。本来備える高級時計としてのクオリティーはもちろん、“人気”も“資産価値”も高いロイヤルオーク。先のことまでは予測不能ですが、もしかすると、10年後にはもっと資産価値が高くなる可能性もあるでしょう。

まとめ

世界3大時計のひとつであるオーデマピゲ。代表モデルであるロイヤルオークは、時計好きはもちろん時計に興味のない人でも目を奪われてしまうような魅力を持った時計です。オーデマピゲとはどんな時計で、どんな歴史をたどってきたのか解説しました。オーデマピゲとはスイスに生まれた高級時計で、ブランド名は創設者『ジュール=ルイ・オーデマ』と『エドワール=オーギュスト・ピゲ』の2人の名前から付けられました。現在でもこの2人の家系が経営を行っています。

もともとは薄型で機能性の高い時計を得意としていたオーデマピゲですが、日本企業のセイコーが起こしたクォーツショックにより、対抗策としてロイヤルオークを発表しました。このロイヤルオークは当時薄型で小さい時計がスマートとされていた世界の流行の逆張りし、ケースサイズが当時には大きめな39mmで、さらにラグジュアリーアイテムにも関わらず貴金属素材を使わずステンレス素材を使ったことで話題となりました。時計がお好きな方から初めて高級時計を買おうかなとご検討されている方まで、ぜひオーデマピゲの現物を見て頂けると欲しくなること間違いなしですよ。

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