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シルバー950とは? シルバー925との違いやお手入れ方法を解説

シルバー950とは? シルバー925との違いやお手入れ方法を解説
上田 勝太(うえだ しょうた)
記事の監修者
AACD協会基準判定士(ブランド品、時計の真贋及び輸入検品など)
上田 勝太(うえだ しょうた)

2024年4月にAACD協会基準判定士の資格を取得し、ブランド品や時計の真贋判定、輸入検品に精通。
豊富な経験と確かな鑑定眼で信頼性の高い情報を発信しています。

「シルバー950」は純銀に近い合金ですが、具体的にどのような性質をもつ素材なのでしょうか。今回は、シルバー925など他の銀の純度と比較しつつ、シルバー950の特徴やお手入れ方法について詳しく解説します。

シルバー950とは

シルバー950は、銀を95%含み、残りの5%は銅などの金属を配合した「合金」です。製品には「SV950」と刻印されます。

銀はもともと非常に柔らかい金属で、傷つきやすいという性質があります。このようなデメリットを改善するために他の金属を配合させ、できる限り外部からの傷を受けないよう強度を高めています。

シルバー950(SV950) 純度95%の銀。残り5%は別の金属が配合

シルバー950の特徴

シルバー950は、純度が95%と高く、純銀に近い白銀色の輝きを放ちます。その輝きは高級感があり、上質なジュエリーの素材としても最適です。

そのため、高級ブランドの指輪やネックレス、ハンドメイドジュエリーなど、主に手作業で製作するものに向いています。結婚式などの特別なイベントやパーティーで、シルバー950のネックレスや指輪を着用し、華やかさを演出してみるとよいでしょう。

ただし、傷つきやすいというデメリットがあるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

他の純度の銀との違い

金と同じように、シルバー(銀)にも純度が細分化されています。シルバー950は、他の純度とどのような違いがあるのでしょうか。

シルバー925とシルバー950の違い

シルバー925は純度92.5%の銀のことで、製品には「SV925」と刻印されています。他の金属が7.5%程度含まれており、含有率が5%のシルバー950よりも硬いという特徴があります。

傷つきにくく、素材として扱いやすいというメリットがありますが、銀の価値で見ると、シルバー950の方が高いです。そのため、同じ重量で比較しても、シルバー950の方が高値で取引される傾向にあります。

シルバー925 シルバー950
純度 92.5% 95%
他の金属の含有率 7.5% 5%
硬度 シルバー950より硬い シルバー925より柔らかい
銀の価値傾向 シルバー950より低い シルバー925より高い

純銀とシルバー950の違い

純銀は、純度99.9%以上のシルバー(銀)のことを指し、不純物がほとんどなく非常に柔らかい性質をもちます。純度99.9%以上であれば「SV999」、100%であれば「SV1000」の刻印を確認できます。

用途としては、インゴットや記念コイン、工芸品など、資産運用や観賞用の置物の素材に使用されることが多いです。また、熱や電気の伝導性が高いため、電子部品など工業用品の製造にも活かされています。

一方、シルバー950は純度95%の銀です。純銀よりも硬度は高く、高級ブランドにあるジュエリーなどの素材として使用されています。

純銀 シルバー950
純度 99.9%以上 95%
他の金属の含有率 ほとんどない 5%
硬度 最も柔らかい 純銀より硬い
銀の価値傾向 最も価値が高い 純銀より低い

シルバー950のお手入れ・保管方法

日ごろからシルバー950のジュエリーなどを着用していた場合、長く使用するにはどのような対応が必要になるのでしょうか。ここでは、シルバー950の適切な管理について詳しくご紹介します。

使用後はクロスなどで拭き取る

シルバー950のジュエリーを毎日使用すると、皮脂や汗などによる汚れがたまっていきます。何もせずに放置すると、次第に変色や黒ずみが発生してしまう恐れがあります。

せっかくの美しい光沢が損なわれてしまうため、使用後は柔らかい布やクロスで必ずお手入れを行いましょう。強くこすってしまうと傷がついてしまうため、優しく拭くのがコツです。

頑固な汚れには、ネット通販やホームセンターで販売している「シルバー磨きクロス」を使用しましょう。

つけっぱなしにしない

シルバー950のジュエリーを着用したまま過ごさないようにしてください。特に、レジャー施設では劣化を早めてしまいます。

例えば、温泉や入浴剤には硫黄が含まれており、着用したまま入浴すると、硫化で変色や黒ずみが発生する可能性があります。また、プールや海水浴場では、水に含まれる塩素と反応して黒ずみます。

このような場所では着用したままにせず、必ず外しましょう。

他のアクセサリーと分けて保管する

シルバー950の製品を保管するときは、他のアクセサリーと分けてください。

シルバー950は比較的柔らかい性質をもつため、他の貴金属に接触してしまうと傷がつき、黒ずみまで移る恐れがあります。美しさが損なわれてしまうため、100円ショップなどで購入できるジッパー付きの小袋を用意し、個別で保管するようにしましょう。

空気に触れないように保管する

保管する際、できるだけ空気に触れないようにすることも、シルバーの美しさを保つことにつながります。

シルバー950の製品は空気中に含まれる水分や硫黄に反応しやすく、「硫化銀」となって変色や黒ずみを起こします。湿気の多い部屋や温泉地では劣化しやすいため、空気が入らないようにすることが、品質を保つうえで特に重要です。

使用しない場合は、ジッパー付きの袋で密閉しておきましょう。

シルバー950に関するよくあるQ&A

最後に、シルバー950に関するよくある質問を2件ご紹介します。主に、純度や管理に関するものが多いです。ぜひ参考にしてください。

シルバー950の純度の見分け方は?

シルバー950の製品の見分け方として最も簡単なのは、「刻印を確認する」ことです。例えば、指輪には「SV950」「Ag950」「SILVER950」などの刻印が裏側にあり、これらはすべてシルバー950であることを示しています。

ただし、一部のハンドメイド製品や古い銀製品にはこのような印がないことがあります。模造品も市場で多く流通していますので、心配な方は、専門店で鑑定をお願いしましょう。

シルバー950は変色する?

結論から申しますと、シルバー950は放置すると変色する可能性があります。

銀は、空気中の水分や硫黄成分に反応しやすい性質があります。そのため、お手入れせずに保管すると「硫化銀」となり、徐々に変色してしまうのです。同様に、皮脂や汗でも黒く変色してしまいます。

美しい輝きを保つためにも、日ごろからお手入れを行い、密封できるジュエリー袋に入れて保管しましょう。

まとめ

純銀に近い、白銀の輝きをもつシルバー950は、主に上質なジュエリーやアクセサリーの素材として使用されています。美しさと華やかさを兼ね備えている一方、メンテナンスをしなければ劣化してしまうというデメリットがあります。着用したままでも美しさを損ねる原因となるため、日ごろからお手入れを行うことが重要です。長く愛用できるよう丁寧に扱いましょう。

上田 勝太(うえだ しょうた)
記事の監修者
AACD協会基準判定士(ブランド品、時計の真贋及び輸入検品など)
上田 勝太(うえだ しょうた)

2024年4月にAACD協会基準判定士の資格を取得し、ブランド品や時計の真贋判定、輸入検品に精通。
豊富な経験と確かな鑑定眼で信頼性の高い情報を発信しています。

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