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ロレックスの並行輸入品とは?デメリットや正規品との違いを解説

ロレックスの並行輸入品とは?デメリットや正規品との違いを解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスには、「並行輸入品」と呼ばれる商品も存在します。今回は、正規品との違いに加え、並行輸入品のメリットとデメリットについても詳しく解説します。

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ロレックスの正規品と並行輸入品の違い

ロレックスでは、同じモデルであっても正規品と並行輸入品では大きな違いがあります。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。

正規品

正規品とは、ブランドが認定した正規販売店を通じて販売される商品を指します。

正規販売店では、偽物の心配がなく、本物のみを取り扱っている点は安心です。また、中古品のように市場価格に左右されず、ブランドが設定した定価で購入できるのも魅力です。

しかし、多くのブランドでは販売方法に一定の制約があり、ロレックスの正規販売店であっても、販売価格や数量を自由に決めることはできません。

例えば、入荷数に制限が設けられていたり、値引き販売が禁止されていたりと、さまざまなルールが存在します。

並行輸入品

並行輸入品とは、販売店が自ら海外から仕入れて販売する商品のことを指します。

正規品のようにブランドの規制を受けず、販売店が自由に取り扱えるため、品揃えが豊富な店舗が多いです。さらに、廃盤となったモデルも入手できる場合があります。

ただし、ブランドによる真贋保証がないため、購入先の信頼性を十分に確認することが重要です。並行輸入品を選ぶ際は、経営年数や実績が豊富な大手販売店を利用するなど、店舗選びを慎重に行いましょう。

ロレックスの正規品のメリット・デメリット

ロレックスの正規品は、「本物であることの確かな証明が得られる」というメリットがある一方で、品薄になりやすいというデメリットもあります。ここでは、正規品のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

正規品のメリット

正規品を購入する最大のメリットは、「正規の所有者であること」を正式に証明できる点にあります。

正規品の裏蓋には、日本ロレックスによる国際保証のシールが貼付されており、購入後すると、保証書が日本語表記で購入者本人宛に郵送されます。

これにより、第三者に対しても自分が正規の所有者であることを証明できるのです。

さらに、正規品は日本全国どの正規販売店でも同一価格で販売されているため、地域による価格差がない点も安心です。

正規品のデメリット

正規品のデメリットとして挙げられるのは、最新モデルや人気モデルが品薄になりやすい点です。

特にステンレススチールモデルはロレックスの中でも非常に人気が高く、正規販売店を訪れてもすぐには購入できないことが多いのです。

たとえ大規模な店舗であっても在庫がごくわずか、あるいは入荷待ちとなるケースが多く、希望するモデルを入手するのが難しい場合があります。

ロレックスの並行輸入品のメリット・デメリット

ロレックスの並行輸入品は、比較的手に入りやすいというメリットがある一方で、信頼性の面では正規品に劣るというデメリットもあります。ここでは、並行輸入品のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

並行輸入品のメリット

並行輸入品は、各店舗が自由に価格を設定できるため、正規品よりも安く購入できることがあります。

さらに、海外限定モデルなど、日本の正規販売店では取り扱いのない希少なモデルを手に入れられる可能性があるのも、並行輸入品の魅力のひとつです。

並行輸入品のデメリット

並行輸入品の中には、国際保証書の内容が未記入のものが多いため、正規品と比べて信頼性が劣る可能性があります。

また、輸送コストを抑える目的で、付属品や元箱を省き、本体のみを輸入・販売している業者も存在します。購入後に付属品が揃っていないと、将来売却する際の査定結果に影響する場合も考えられます。

さらに、並行輸入品であっても、人気モデルの需要増加や円安による輸入コストの上昇により定価を上回る価格設定になることも少なくはありません。

並行輸入品の購入は店舗選びが重要

並行輸入品を購入する際に最も重要なのは、信頼できる店舗を選ぶことです。

並行輸入品の仕入れには、商品知識や真贋判定に関する豊富な経験が求められます。そのため、なかには業者自身が気づかずに偽物を取り扱ってしまっているケースも存在します。

特に、正規品と比べて異常に価格が安い場合や、運営実態が不明なオンラインショップなど、信頼性に疑問のある店舗からの購入は避けましょう。

こうしたリスクを回避するためにも、経営年数、口コミ、販売実績などを事前にしっかりと確認し、できる限りスタッフに直接相談できる実店舗で購入するのが安心です。

ロレックスの正規品と並行輸入品の価格比較

以下の表は、ロレックスの代表的なモデルと型番について、国内定価(日本正規店)と参考価格(並行輸入品)を比較したものです。

モデル 型番( Ref.) 国内定価 参考価格
コスモグラフ デイトナ 126500LN 2,349,600円 4,400,000~5,180,000円
サブマリーナー 124060 1,400,300円 1,700,000~1,946,980円
デイトジャスト 126200 1,135,200円 1,058,000~1,539,900円
GMTマスターⅡ 126710BLRO 1,664,300円 2,780,000~3,575,000円
エクスプローラー 124270 1,104,400円 1,118,000~1,428,000円

※上記は2025年8月時点の国内定価および参考価格であり、実際の購入価格を保証するものではありません。

並行輸入品には新品・中古の違いや、店舗ごとの価格差がありますが、正規品の定価と比べると高めの価格設定となっている傾向があります。

人気モデルの価格が高騰するのは自然な流れですが、現在の円安により輸入コストが上昇していることも、並行輸入品の価格が上がる要因のひとつとして考えられます。

ロレックスの正規品と並行輸入品で購入できるモデル

ロレックスの正規品・並行輸入品のいずれにおいても、人気モデルは品薄になりやすく、なかなか購入できない場合があります。

しかし、一部のモデルは供給が安定しており、比較的入手しやすいこともあるのです。ここでは、正規品と並行輸入品それぞれの買いやすいモデルをご紹介します。

正規品で購入できるモデル

ロレックスの日本正規店で比較的手に入りやすいモデルは、流通量の多いものになります。

代表的なモデルは以下の3つです。

・デイトジャスト

・オイスターパーペチュアル

・エアキング

これらのモデルは、2025年8月時点で比較的在庫が確保できている店舗もあり、購入しやすい傾向にあります。

とはいえ、流通量が多いからといって、店舗の規模や入荷状況、時期によって在庫は変動します。また、型番やカラーによっては需要が高いモデルもあります。そのため、必ずしも店舗へ行けばすぐに購入できるとは限りません。

あくまで「入手難易度が比較的低いモデル」として理解するのが適切です。

並行輸入品で購入できるモデル

並行輸入品は、日本正規店と比べて全般的に購入しやすい傾向があります。

しかし、人気モデルに関しては、並行輸入品でも入手が難しい場合があり、購入できたとしても定価を大きく上回る価格になることが多いです。その中で、比較的購入しやすいモデルは以下のような特徴があります。

・海外では豊富に流通しているが、一部の国内輸入業者しか取り扱っていないモデル

・生産終了モデルでも、並行輸入市場で多く流通しているモデル

・需要がそこまで加熱していないコンビモデルやドレスモデルなど

スポーツモデルのように需要が過熱していないものや、供給量が多いモデルは、比較的手に入りやすいと言えます。

ただし、人気のカラーや型番によっては品薄になることもあり、正規品と同様に入手難易度が低いだけで簡単に手に入るとは限りません。

ロレックスの並行輸入品を買取に出す際の注意点

ロレックスの並行輸入品は、査定額が下がったり、場合によっては買取を断られたりすることがあるため注意が必要です。

これは、並行輸入品には「国際保証書が未記入」だったり、「付属品・部品が欠品している」といったケースが多く、真贋判定が難しくなる傾向があるためです。

特に、海外限定モデルや流通量の少ないモデルは、査定に高度な知識と経験が求められるため、買取価格に差が出やすくなります。

とはいえ、真贋がしっかり確認できるものであれば、正規品と同等の価格で買い取ってもらえる可能性も十分にあります。

そのため、並行輸入品を査定に出す際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

・経験豊富な鑑定士が在籍している

・並行輸入品の取り扱い実績がある

・口コミが多く評価の高い店舗

また、並行輸入品を積極的に高価買取している専門店も存在するため、事前に公式サイトや口コミなどで情報を確認しておくと安心です。

ロレックスの並行輸入品は付属品にも違いがある?

ロレックスの正規品と並行輸入品には、以下のような違いがあります。

・国際保証カード(保証書)の違い

・取扱説明書の違い

・保証マニュアルの違い

・タグの違い

ここでは、これら4つのポイントについて詳しく解説します。

国際保証カード(保証書)の違い

日本正規店と並行輸入店で購入したロレックスに付属する保証カードには違いがあります。ここでは、この2つの保証カードの違いについて解説します。

・記載情報の違い

日本正規品に付属する保証書は、すべての情報が印字で記載されています。

一方、並行輸入品の保証書は、販売店名以外の「Purchaser(購入者)」「Date of Purchase(購入日)」の欄が手書きのケースが多いです。

また、並行輸入品の保証書における「Purchaser」欄の記載内容は輸入された個体によって異なります。

見受けられるパターンとして「空欄」「XXXXなどの記号が記載」「実際の個人名が記入されている」などが挙げられます。

・保証期間の違い

日本正規店で購入した場合、保証書には購入者であるあなたの名前が記載され、購入日からメーカー保証が開始されます。

一方、並行輸入品では保証書の日付が業者間の取引成立日となるため、並行輸入店で時計を購入した時点ですでにメーカー保証が始まっている状態になります。

そのため、並行輸入品のほうが正規品に比べて保証期間が短くなる場合が多いのです。

取扱い説明書の違い

日本正規品と並行輸入品では、付属する取り扱い説明書の記載言語が異なる点に注意が必要です。

日本正規品には、当然ながら日本語で記載された説明書が付属しています。一方、並行輸入品には英語や輸入元の国の言語で書かれていることが多く、日本語の記載がない場合もあります。

ただし、時計専門店によっては、日本語に翻訳された説明書や補足資料を別途提供してくれるケースもあります。また、操作方法などに不明点がある人は、専門スタッフによる丁寧なサポートを受けられる店舗を利用しましょう。

保証マニュアルの違い

並行輸入品には、『GUARANTEE MANUAL WORLDWIDE SERVICE』というタイトルの小冊子が付属しています。

この冊子には、各国語でロレックスの保証に関する規定が記載されており、日本語の説明も含まれています。保証内容の概要や、アフターサービスに関する基本情報が多言語でまとめられているのが特徴です。

一方で、日本正規品にはこの冊子が付属していない点は少し意外かもしれません。

代わりに、正規品には日本ロレックス独自のサポート体制が整っており、購入時に日本語での保証内容の説明やアフターサービスについて詳しく案内されるのが一般的です。

タグの違い

ロレックスの腕時計には、もともと緑タグと白タグの2種類のタグが付属しています。

緑タグは、ロレックスが独自に定めたCOSC(スイス公認クロノメーター)を通過したことを示す証明タグです。これは、日本正規品・並行輸入品のいずれにも付属しています。

白タグは、裏面に商品の個体番号(シリアルナンバー)などが印字された管理用タグです。日本正規店では、購入時に必ずこの白タグが回収されるため、手元には残りません。

一方、並行輸入品では、以前はこの白タグがそのまま付属しているケースが一般的でしたが、最近では国内正規品と同様に白タグが付属しないものも増えてきています。

まとめ

今回はロレックスの並行輸入品について解説しました。

並行輸入品のメリットは、すでに廃盤となったモデルや、日本正規店では入手が難しい商品も手に入る可能性が高い点です。しかし、偽物が多く流通しているのも現状です。

そのため、並行輸入品を購入する際は、十分な下調べを行い、信頼できる店舗を見極めることがとても大切になります。

石山真路(いしやま しんじ)
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石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
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