財布の保管場所に気を付けましょう
お財布を持ち歩くとき皆様はどこに保管していますか?女性の方はバッグの中、男性はジーンズのポケットという方も多いのではないでしょうか。財布の保管場所として、ズボンのポケットや尻ポケットに入れるのは、あまりオススメはしません。
なぜなら、ポケットは遊びが少ないので、どうしてもズボンの生地に締め付けられてしまい型崩れや、角スレ、糸ほつれ等の原因になります。また、尻ポケットに入れたまま椅子に座ってしまったりした場合、お財布の上に座ることになりますので、お財布は大きなダメ―ジを受けます。内側の生地がある程度柔らかい余裕のあるバッグに入れて持ち運ぶのが理想的です。革の長財布を尻ポケットに入れて取り出す仕草は男性らしく、かっこいいイメージもありますが、財布の寿命を考えますとやめておいた方が無難でしょう。
劣化しやすい部分は特に注意しましょう
お財布で劣化しやすい部分は、外側ならコバ部分です。内側なら小銭入れやカード入れ部分です。外側のコバに関しては、上述の持ち運び方法を気を付けることで、かなり防ぐことができるはずです。内側の小銭入れは特に注意が必要です。もし、小銭入れの部分が革なのであれば、小銭を入れすぎると、黒ずんだり、最終的には革が破れてしまったりします。買取店でもこの部分が破れているお財布をよくお見掛けしますが、ここが破れてしまうと、外側がかなり綺麗であっても評価ランクはかなり下がってしまいます。小銭入れに関しては理想を言えば別のコインケースを持ち歩き使わないようにする、もしくは、使うのであれば小銭は常に少なめにするのが良いでしょう。
そして、もう一つおすすめがあって、ビニール製の袋のようなものを小銭入れの形にカットして入れるというやり方です。これだと小銭が直接は革に触れないので、黒ズミや革破れのリスクを大幅ダウンさせることができます。湿気対策として、乾燥剤を入れておくとさらに良いと思います。カード入れ部分は、革のブランド財布だと結構、硬めに作られているものなどが多く、無理に何枚もいれようとすると、革が伸びてしまったりする原因になります。実際に入れてみて、少しきついなと思うようであれば、余裕をもって一つ飛ばしで使うなど工夫が必要です。
大切なお財布が汚れたときはどうする?
日々使うものですから、汚れてしまったりするときもあると思います。そんな時はこすってしまうと革が傷ついてしまうおそれがありますので、天然素材を使用して繊維の細かい柔らかい布などでふき取るようにしましょう。アルコールシートなどでふき取るのはお財布の表面が変色してしまったりする可能性があるのでやめましょう。外に持ち歩く際は、雨などに濡れないようになども気を付けましょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか。せっかく良い財布を買ったのに、なんだか気をつけなきゃいけないことが多くて面倒だなぁと感じる方もいるかもしれません。しかし、上記のような心がけでお財布を扱うと、丁寧に使わないといけないので、所作がスマートになり、お財布を大切に使う習慣がつき、愛着もより増すことでしょう。どんな高いお財布でも、扱い方ひとつで見た目は大きく変わってきます。お財布の価値は買ったときの値段だけではなく、使用する方がどれだけ大事に扱ってきたかで変わるものなのです。