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Supreme×Louis Vuittonの立役者、キム・ジョーンズとは

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シュプリームとルイ・ヴィトンのコラボレーションによる2017年秋冬コレクションは、一日で売り切れるものが出るほどの人気で、もはや社会現象と呼べるほどの衝撃でした。この2010年代のファッション史に刻まれたといえる歴史的コレクションの立役者が、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターであるキム・ジョーンズ(Kim Jones)です。現在、ディオールオムとフェンディのディレクターとして更なる革新をファッションシーンにもたらしています。

全てはキム・ジョーンズから始まった

5年経った今もなお色褪せないルイ・ヴィトンの2017年秋冬メンズウェアコレクション。このシュプリーム×ルイ・ヴィトンのムーヴメントの中心にいるのは、ルイ・ヴィトンのメンズウェアのアーティスティックディレクターであったキム・ジョーンズです。そもそもキム・ジョーンズとは何者なのでしょうか。今なお進み続ける彼のクリエーションを追っていきます。

キム・ジョーンズとは

キム・ジョーンズを端的に表現するならば、「ハイファッションという土台において、ストリートウェアのテイストを、さまざまなアプローチで定義し続けている人物」です。ストリートカルチャーの波が押し寄せているハイファッションシーンで、彼は「ストリートカルチャー」よく理解し、それをラグジュアリーブランドのクリエーションとして昇華させます。このようなアプローチは、新しい顧客、特にSNSでアクティブ、そして購買力があり、新しいものに目がない顧客を獲得することにつながります。

キム・ジョーンズ自身のレーベル

2003年9月、ファッションの名門「セントマーチン」でファッションデザインを学んだキム・ジョーンズは、自身の名を冠したブランドをロンドンファッション ウィークでデビューさせました。彼はウィメンズとメンズのルックを披露し、期待の新人として注目を集めます。このコレクションは、彼がよく参加していた、夜通し酒と音楽に酔いしれる90年代の「レイブパーティー」が、インスピレーションの要素となっていました。

キム・ジョーンズは自身のブランドのコレクションを様々な都市で発表しました。彼はパリで5シーズン連続で発表し、2007年にニューヨークで最後のランウェイコレクションを発表しました。2006年にはイギリスファッション評議会から「デザイナーオブザイヤー」賞を授与されます。今振り返ってみると、キム・ジョーンズのブラン​​ドが生み出したデザインは時代を先取りしていたことがわかります。ハイテク生地の使用、特大サイズのTシャツ、ルーズなドレスパンツ、高級スニーカーとスーツの組み合わせやトラックスーツ(ランニングウェア)などです。

キム・ジョーンズは、自身のブランドと並行して、2004年にスポーツウェアブランド「Umbro(アンブロ)」でデザインを手掛けます。アンブロではスポーツウェアの機能性に、ファッションの遊び心を巧みに取り入れたデザインで高い評価を得ます。

キム・ジョーンズによるアンブロのディレクションは8年間続き、スポーツとハイファッションにストリートを自在に融合させるセンスを持つ、最も才能のあるクリエイターの1人として世界で認識されるようになります。

Umbro以外にも彼は、ユニクロやトップマンなどファストファッションのブランドでもデザインを手掛けています。ラグジュアリーブランドでは、Hugo Boss、Mulberry、McQ by Alexander McQueen、Icebergで経験を積んでいます。彼は2008年にDunhillのクリエイティブディレクターに任命され、2011年にはルイ・ヴィトンのメンズウェアスタイルディレクターに就任しました。

キム・ジョーンズはルイ・ヴィトンディレクター着任当初から、ルイ・ヴィトンのコレクションにおいて「旅」がキーワードとなることを予感していました。そもそもルイ・ヴィトンは「トランク」がルーツであり象徴であるブランドです。そんなブランドのプレタポルテが、飛行機で世界を飛び回る人に向けたライフスタイルを提案することは、いたって自然なことです。さらにキム・ジョーンズはよく旅をし、幼少期をアフリカで過ごしたという経歴を持っています。

そんなアフリカでの経験から2013年春夏コレクションでは、マサイ族の衣装からのヒントとダミエを掛け合わせた「マサイチェック」を発表します。このコレクションは大ヒットとなり、当時ルイ・ヴィトンウィメンズのディレクターであったマーク・ジェイコブスも大絶賛しました。

ジョーンズはその後、岡山のブランド「Kapital」のKiro Hirata(平田和宏)とコラボレーションして、ルイ・ヴィトンの2013年春夏コレクションで「BOROピース」を発表します。キャピタルはストリートウェアのエスプリを、デニムによって様々に表現することで有名なブランドです。BOROピースはパッチワークにより仕上げられたデニムのジャケットやパンツで、その細かい手仕事に日本の職人技が光ります。

キム・ジョーンズはまた、ストリートシーンの牽引者である藤原ヒロシともコラボレーションを行います。2016年6月、このポップアップを目当てに約4,000人が伊勢丹に集まりました。2017年4月には、新しいコラボレーションも実現しました。このコラボレーションは、シュプリームコラボレーションに続くものであり、熱狂的な支持層を生み出しました。

メンズウェアに対する目線

「ブランドに楽しさを注入したかった」とキム・ジョーンズは、ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに選ばれたときのインタビューで語っています。ここには楽観主義的な考えがあります。メンズウェアは業界外から見れば、究極的に面白くない。ウィメンズウェアにおいては、構造やプレゼンテーションに関して、多彩なバリエーションがあります。メンズウェアの場合、コラボレーションがメンズファッションに面白みをもたせてくれます。

今日、ハイファッションとストリートウェアの間のグレーゾーンに様々なブランドが存在しています。しかし、キム・ジョーンズはアプローチによっては、ストリートウェアが高級ブランドと同じ土俵に存在する可能性があることを明確に説明しました。これこそが、ジョーンズが目指している「楽しさ」の側面です。ストリートウェアにはユースカルチャーとそのエネルギーが根底にありますが、世界中の新興サブカルチャーを見出すことでもあります。世界中の新たな文化的動向に目を向けることは、「旅」のコンセプトと同じ視点でもあるのです。

ディオールとフェンディでの活躍

キム・ジョーンズは2018年ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターを退任し、クリス=ヴァン・アッシュの後任としてディオールオムのクリエイティブ・ディレクターに就任します。ディオールオムにおいて、キム・ジョーンズのハイファッションとストリートの要素を織り交ぜた「ストリート・クチュール」は更なる洗練をみせ、デイヴィッド・ベッカムが彼のモーニングスーツを着用したり、K-POPアーティストBTSのワールドツアーの衣装を手掛けたりと様々なシーンのセレブリティからも寵愛を得ています。

2020年からは、2019年にこの世を去ったカール・ラガーフェルドの後任としてイタリアのブランド「フェンディ」でもディレクションを行っており、こちらはキム・ジョーンズが手掛けるウィメンズとしても非常に注目されています。

まとめ

このようにキム・ジョーンズは世界のファッションシーンで数多のヒット作を世に送り出した、いわば、21世紀ファッションの寵児です。その人気はストリートの遊び心やスポーツウェアの機能性をハイファッションの中で昇華させたスタイルにあり、これは彼の、現代を敏感にとらえる類まれなる嗅覚によって感知され、生み出されているものであると言えます。

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