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ルイ・ヴィトン「マルチカラー」とは?廃盤理由やダサいと言われる理由を解説

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」とは?廃盤理由やダサいと言われる理由を解説

ルイ・ヴィトンの「マルチカラー」は、鮮やかな色彩のモノグラムデザインが特徴のラインです。高い人気を誇ったものの、現在は廃盤となっています。また、ダサいと感じるという声もあり、好みの分かれるデザインだったことがうかがえます。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」とは

ルイ・ヴィトンの「マルチカラー」とは、2003年に登場した限定コレクション「モノグラム・マルチカラー」を指します。ルイ・ヴィトンの伝統的なモノグラム柄に、カラフルなアルファベットと数字を組み合わせたデザインが特徴です。

このシリーズは、誕生から2019年まで16年間製造されていました。アイテムのラインナップには、バッグ・財布・アクセサリーなどがあり、ポップで遊び心のあるデザインが高く評価されています。

マルチカラーの歴史

ファッションデザイナーであるマーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトンに在籍していた際に、日本のポップアーティスト村上隆とコラボレーションしたことによって、「マルチカラー(Monogram Multicolor)」は誕生します。

このコレクションは、ブランドが持つブラウン系のシックなイメージを覆し、カラフルで可愛らしいデザインが話題となりました。

人気を博したマルチカラーは、定番ラインとして定着していましたが、残念ながら現在では廃盤となっています。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」の特徴

SNSでもよく見かけるマルチカラーですが、その華やかな色彩が時にユニークすぎると感じられるかもしれません。実は、フォーマルシーンでも十分に活躍できる魅力あふれるコレクションです。

デザインに33種類の色が使用されている

マルチカラーはその名の通り、多彩な色使いが特徴で、33種類もの色が使用されています。このカラフルなモノグラム柄は、美しくヴィヴィッドで可愛らしさとともに、一度見たら忘れられない鮮やかさが大きな魅力です。

また、アイテムごとに異なる色合いが使われており、同じ製品でも少しずつ違うデザインを楽しむことができるため、自分だけの特別感を味わうことができるでしょう。

白と黒の2種類の下地がある

ベースカラーは、「ブロン(白)」と「ノワール(黒)」の2種類で展開され、好みに応じて選択できます。

ブロンは明るい白地に鮮やかなモノグラム柄が映え、より可愛らしい印象をアピールしてくれます。一方、ノワールはシックな黒地にカラフルなモノグラム柄が施され、落ち着いた中にも遊び心が感じられるのが特徴です。

同じマルチカラーでも、ベースとなる下地が異なればガラリと印象が変わります。気分に合わせてチョイスすれば、オシャレをぐっと楽しめるでしょう。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」の廃盤理由や時期

定番ラインとして愛されたマルチカラーは、なぜ廃盤になったのでしょうか。それは、時代と共に移り変わるトレンドの変化や、限定性と特別感を保つための戦略、そして、新たなビジネス展開を見据えた決断ではないかといわれています。

廃盤になった理由は?

マルチカラーは、2003年に登場するや瞬く間に人気を博しました。しかし、トレンドは常に移り変わるため、シンプルでミニマルなデザインが好まれるようになった2015年頃には、デザインが時代に合わなくなったのではないかと考えられます。

ルイ・ヴィトンは、コレクションの入れ替えや新しいコラボレーションを通じて、ブランドの新鮮さを保つ戦略を取ります。マルチカラーの終了も、次のプロジェクトへ移行する一環であったのかもしれません。

いつ廃盤になった?

マルチカラーが廃盤となったのは2019年です。カラフルなモノグラムとして、多くのファンを魅了しましたが、ルイ・ヴィトンは常に革新的なデザインを追求するブランドであり、新たな挑戦のため16年の歴史に幕を下ろしたのです。

廃盤はファンにとって衝撃的でしたが、コレクターズアイテムとしても希少価値が高まったため、中古市場での人気は現在でも衰えることなく続いています。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」が廃盤後も人気な理由

廃盤になっても人気が続く理由は、主に2つあります。

・ヴィンテージブームの影響

古いブランドバッグは、再注目されています。特にマルチカラーはレアアイテムであり、再び人気が高まっています。

・SNS映え

白・黒、どちらのベースカラーでも写真映えが抜群です。カラフルなので視覚的に刺さりやすく、SNSでのシェアを促進しています。

もしかしたらルイ・ヴィトンは、意図的にマルチカラーを廃盤にすることで、その希少価値と話題性を高める戦略だったのかもしれません。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」がダサいと言われている理由

マルチカラーは「ダサい」といわれることがあります。このラインはカラフルなモノグラムデザインで、ルイ・ヴィトンだと一目で分かるアイテムです。

そのため、シンプルなデザインを好む方には派手に映るかもしれません。ですが、ファッションは自己表現の一環であるため、だからこそマルチカラーは、若い世代の高い支持を得ています。

また、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルにマッチするため、主観的な意見が反映された評価に左右されるべきではありません。自身のスタイルに合わせた使い方を見つけることが大切です。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」の買取価格相場

マルチカラーの買取価格は、アイテムの状態や人気、希少性によって異なります。一般に、状態が良く希少なデザインほど高額で取引されます。

買取価格を正確に把握するには、具体的なモデル名や状態を元に、複数の買取店で査定を依頼することをおすすめします。

リフト

<サイズ(cm):W13 × H16 × D4.5>

マルチカラー リフト バッグは、視覚的にインパクトのあるカラフルなモノグラムデザインが特徴です。高品質なキャンバス素材を使用し、耐久性がありながらも軽量です。

ミニバッグトレンドにより、リフト バッグは市場価値が上昇し、現在はプレミア品です。以前は3~5万円程度でしたが現在は中古市場で約15~20万円に、買取価格では12~17万円程度と、実に約400%価格が上昇しています。

ベースカラーで価格差があり、黒のほうが3~5万円ほど高い価格で取引されています。

パティ

<サイズ(cm):W23 × H13 × D10>

マルチカラー パティは、クラッチバッグとして使われることが多いです。ハンドルとショルダーストラップがあり、持ち方にバリエーションがあります。

パティも、ミニバッグの人気により価格が上昇しています。

中古価格は7〜12万円程度でしたが現在は約17〜20万円に、買取価格は14〜17万円ほどに跳ね上がり、約140%価格が上昇しています。カラーによる価格差もあり、黒のほうが2万円ほど高い傾向にあります。

エライザ

<サイズ(cm):W27 × H14 × D10>

マルチカラー エライザは、シンプルなデザインでエレガントなシーンにもピッタリです。内部には十分な収納スペースがあり、小物を整理できるポケットもあるので使い勝手が良い設計です。

中古価格は以前の4〜8万円程度から現在は約15〜20万円に、買取価格は12〜17万円程度へと約250%上昇しました。カラーによる価格差もあり、黒のほうが3万円ほど高い価格です。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」の人気アイテム

明るくポジティブな印象を与える、個性的なデザインのマルチカラーですが、特に人気アイテムはやはりバッグとお財布です。それぞれがファッションと実用性を兼ね備え、多くのファンを魅了しています。

バッグ

マルチカラーには、人気のバッグがいくつもあります。カラフルで目を引くモノグラムデザインと、ルイ・ヴィトンの象徴的なディテールを兼ね備えているため、高く評価されています。

アルマはエレガントなシルエット、スピーディは実用性の高さ、シャーリーンはフェミニンなトートバッグ、ポシェット・アクセソワールは日常使いに適したサイズ感で人気です。

これらのアイテムは、ファッションのアクセントとしてだけでなく、コレクションとしても価値があり、中古市場でも高い人気を維持しています。

財布

ポップでカラフルなモノグラムデザインなので、コーデに取り入れやすい財布など、小物のほうがニーズが高い傾向にあります。

ジッピーウォレットは優れた収納力と使いやすく、ポルトフォイユ・サラはエレガントなデザインの長財布で、ポルトフォイユ ヴィエノワはカード入れが8枚ついた、人気のガマ口財布です。

いずれも上品さを損なわないデザインで実用性もあるため、特に女性人気が高く、多くの人に愛用されています。

ルイ・ヴィトン「マルチカラー」を高価買取してもらう4つのコツ

もしもマルチカラーのバッグや財布を手放すなら、少しでも高く売りたいと考える方は多いでしょう。そこで、高価買取を狙うための大切なコツをご紹介します。

定期的にメンテナンスを行う

買取では、アイテムの状態が査定額に大きく影響します。できる限りキズや汚れを防ぎ、状態を良好に保つことが大切です。そのため定期的なメンテナンスを行いましょう。

表面の汚れは、乾いた柔らかい布で軽く拭き取ります。湿った布は避け、特に水分や油分を含むものが付かないように注意してください。

ヌメ革部分ですが、水に弱くシミになりやすいため、使用する前に「レザー専用の保護剤で防水処理を施すこと」をおすすめします。金具は酸化しやすいため、使用後は柔らかい布で磨いてください。

また、長時間日光に当てたり、湿気によるカビなどは大敵です。特にホワイトキャンバスは黄ばみやすいため、保管する環境には注意してください。

査定はなるべく早く出す

どんな製品にも当てはまることですが、新品に近い状態であるほど高価買取が可能となります。もしも、クローゼットにずっとしまったままで「もう使わないかな」と思ったら、早めに査定を依頼してください。

またブランド品は、発売から年月が経つと買取価格が下がる傾向にあります。需要や市況の変動によって価値が変わるため、最適なタイミングを逃さないようにしましょう。

付属品と一緒に査定する

買取業者はアイテムの完全性を重視しているため、可能な限り購入時の状態に近づけることがベストです。

購入した際に付属していた「箱・リボン・ショップ袋・タグ・カード・保存袋」などを、できるだけそろえていたほうが高価買取につながります。

また、付属品が揃っていると、アイテムの管理や保管が丁寧に行われていた、という印象を受けます。買取業者からの信頼度も高まるので、ぜひ実践してください。

複数の買取業者を比較する

信頼できる買取業者を選ぶためには、口コミやレビューをチェックし、評判の良い業者を選びましょう。その買取業者がブランド品の正確な価値を、きちんと理解しているかどうかもチェックポイントです。

また、買取価格を比較することも忘れずに行ってください。同じアイテムでも価格が異なるため、複数社の査定を受けることで、最も高い価格を提示してくれる業者に出会えるはずです。

まとめ

ルイ・ヴィトンの「マルチカラー」は、時代を彩ったデザインでしたが、流行の変化や新たなコレクションの導入により廃盤となりました。また、「ダサい」との評価も時代や嗜好、トレンドに影響された結果だといえるでしょう。

しかし、今ではコレクターズアイテムとしての価値を持ち、再び注目されている特別なコレクションです。

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