シリアル番号について
これは1980年代から始まったルイヴィトンの製造番号の刻印の事です。シリアルはルイヴィトン製品のどこかに刻印されています。とても探しにくい所にあります。大きいバッグやポケットが沢山あるバッグは非常に苦労します。ある程度経験を積むと何となくこの辺りにあるのでは?と想像は付くのですが、最初は結構苦労します。最近はネットで調べれば、ある程度出て来ます。
受ける側に『LOUIS VUITTON』の刻印があるか?それと、LOUIS VUITTONの『O』の部分が丸いか?この『O』の部分は丸型と長方形型があります。基本、このパーツでは丸型が使用されます。それと、穴の中はLOUISとVUITTONの間を平行に2本の棒が入っているかもチェックします。
そして、止める側は先がとがっているキノコ型になっているかどうかです。コピーはキノコ型では無く、まん丸になっているのが多いです。一見、丸くなっているので綺麗に見えますが正規物はキノコ型です。
ひとまづ2つのポイントを書きましたが、他にもまだまだ見るポイントはあります。刻印・ファスナー・縫製等ありますが、まずは一番メジャーなシリアル番号はヴィトンをお持ちの方は自分の物で確認して下さい。
製造工場(国)と製造年月の確認
ここではほんの一部ですが、製造番号の見方を紹介します。ルイ・ヴィトンでは、製造番号をシリアルナンバーと表記する場合がありますが、通常使われる固体を示す限定生産を示すシリアルナンバーとは異なります。
●製造工場(国)と刻印アルファベット一覧
・フランス
A1、A2、A3、AA、AAS、AC、AH、AN、AR、AS、BA、BJ、BU、CT、DU、ET、FL
LW、MB、MI、MS、NO、RA、RI、SA、SL、SN、SP、SR、TH、TJ、VI、VX
・イタリア
BC、BO、CE、FO、MA、RC、RE、TD
・スペイン
CA、GI、LB、LM、LO
・アメリカ
FC、FH、LA、OS、SD
・スイス
D1、FA
・ドイツ
LP
・修理
DK(※この刻印はルイ・ヴィトン社で正規リペアサービスを受けたものとなります)
●2020年から徐々に製造番号を廃止
2020年から、製造番号のないものが存在しますが、製造番号がなくても正規品となります。そして2021年、ルイヴィトンは製造番号を完全に廃止しました。その変わりに導入されたのが、RFID(ICチップ)です。これは、バッグなどの生地の内側に入れ込み、専用のスキャナーで商品管理ができるという模造品対策です。
今後は製造番号がないものが当たり前になるため、製造番号が本物の証にはなりません。正規品を購入する場合は、ネットを避け、正規店もしくは信用できる店舗で購入するようにしましょう。
まとめ
シリアルナンバーは、見つけにくかったり薄くなるなどして見えない場合があります。また、年代が古いものにはなかったり、単純に職人さんがシリアルの打刻を忘れてしまうということも考えられます。2021年以降の製品はICチップ埋め込みタイプに変更されたりと様々なので「シリアルがないから偽物」というわけではありませんので、ご注意ください。
ルイヴィトンの製造番号について色々まとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?同じモデルの商品でも製造番号が刻印、縫い付けてある部分が違うことがあるのでよく探して見てくださいね。また刻印の方法もエンボスかインク付きかによって見つけやすさが全然違います。
悲しいことに近年コピー品の製造技術も上がってきていて、本当に本物そっくりに作られています。製造番号があるから絶対本物!ということは残念ながらないのですが、例えば製造番号のアルファベットがおかしかったり、なぜか型番が刻印されていたり、刻印の文字の色が見たことないけど・・・と、いった時に少しでも参考にしてもらえればと思います。もちろんルイヴィトンは年々新しい商品を次々と発表している新しい製造番号が出てくることもあります。