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日本でルイヴィトンが定番のブランド品になったわけ

日本でルイヴィトンが定番のブランド品になったわけ

日本人の方でルイヴィトンと言われて分からないと言われる方を探す事が難しいほど老若男女問わず定番になったブランドメーカーとなります。今では、日本で人気なブランドのルイヴィトンですが、ブランドメーカーはその他にも多数ある中、なぜルイヴィトンは日本でここまで人気になったかをご案内していきます。

ルイヴィトンが人気を博しているわけ

◆ブランド意識の高さ

ルイヴィトンでは割引やセールなどを一切行わず、またアウトレットモールへの出店は行っておりません。もちろん、ポイントカード等も存在せず、商品券などでのお支払いも出来ません。その根底にあるのがルイヴィトンとしての高級ブランドという高いプライドです。もちろん、お客様としては、定価以下で購入できるアウトレットモール商品に対して魅力はあるかと思いますが、逆に言えばお品物の価値はそれしかないのかとがっかりされるお客様多くいらっしゃいます。ルイヴィトンの製品を買う事の出来るところとしては、正規輸入店のみとなり、その他で手に入れようとすると、並行輸入品か中古販売店のみで買うことが出来ます。入手方法が限られている為、限定感や特別感が産まれるという訳です。

◆不良在庫が無い

ルイヴィトンでは不良在庫がないと言われております。もちろん、発注しないのではなく発注できないのです。ルイヴィトンでは確実に売れる個数のみしか発注できないようにすることで、自然に不良在庫を生まないようにしているわけです。更に、ルイヴィトンでは今までのデザインの再解釈を行い新しいデザインに進化させたジャイアント・モノグラムやジャイアントダミエ、また、モノグラムとダミエをミックスさせるなど新しいデザインを作り出しております。その為、人気が急上昇し生産が追い付かなくなることあるそうです。そうすれば、その年に売れ残りが発生したとしても来年には売れる為、在庫を抱える事もございません。

◆物持ち良さ

ルイヴィトンの商品は定価10万以上の販売価格物がほとんどとなります。決して安くないのに人気の理由としては、実際に販売価格と価値が見合っているからとなります。ルイヴィトンでは10年以上使えるように制作されており、実際に買取店にお持ちいただくお品物の中には10年以上使われているお品物も多数ございます。もちろん、ご使用の仕方によっては、新品と比べてキズやスレ、汚れなどがあり、使用感の強いヴィンテージのお品物も多数ございます。特にヌメ革に擦り傷やシミ汚れが付きやすいですが、ポリウレタン加工がされている合成皮革が使われている本体は壊れにくく中古品でも十分に使用可能なお品物もございます。その為、中古市場でもBランクと言われる状態でも高く取引がされております。

ルイヴィトンで定番の家紋模様のモノグラムと市松模様のダミエの誕生秘話

ルイヴィトンは、スーツケース職人であるルイヴィトンが、旅行かばんの専門店としてキャプシーヌ通りで1854年に創業したブランドです。ルイヴィトンといえば、日本でも特に人気がある海外のブランドですが、日本で人気が出たことには、実はしっかりとした理由があるのです。日本に進出した頃には、すでにこのブランドはヨーロッパでも有名な高級ブランドとして知られるようになっていて、当時から多くの日本人が関心を持っていました。ルイヴィトンが日本進出を果たしたのは1978年のことですが、日本に進出する前から日本と大きく関係していたことでも知られています。特に有名なのが、商品に採用されているデザインとの関係でしょう。ルイヴィトンの定番の人気商品として、現在でも多く販売されているダミエやモノグラムのデザインは、日本の伝統的な文化と深い関係があることが知られています。そのために、日本人にも愛用者が多いと言われています。

ダミエは、市松模様の影響を受けて作られた!!

日本人になじみ深い碁盤の目のような市松模様。この模様は日本人だけでなく、ルイヴィトンを使う人ならだれでも1度は目にしたことのある模様です。この模様を使った素材名はダミエと言います。1867年パリ万博後、フランスで日本ブームが沸き起こり、1888に年ルイヴィトンが模倣品防止のため、日本の市松模様をモチーフにした模様をトランクに用いた、というのがダミエラインの始まりです。よく知られている模様のモノグラムよりも8年も前のことでした。その後、ダミエラインの模倣品が多く出回ったため1896年、モノグラムの誕生と共に姿を消しましたが、1996年、モノグラム誕生100年を記念して復活し、その後定番となり現在に至っています。

モノグラムは、日本の家紋にインスパイアされて作られた!!

モノグラムラインはルイヴィトンの頭文字である”L”と”V”を組み合わせたイニシャルと花と星の曲線をモチーフに作られたロゴが組み合わさったデザインです。このデザインを生み出すヒントとなったのが日本の家紋です。日本には古くからその家を象徴する印として家紋が使用されていましたが、使用されている図柄が豊富であることが有名です。植物をモチーフにしてデザインされたものもあれば、動物をモチーフにして作られたものもあります。その際に日本の家紋が入ったものを出展した事がきっかけになったと言われており、ダミエラインも日本の市松模様がデザインとなっています。ルイヴィトンと日本はブランドが誕生した時からの縁と言えるのではないでしょうか。モノグラムは男女問わずに人気の高いルイヴィトンラインとして高い支持を保っているのもポイントの一つ。またモノグラムラインを基調として、ヴェルニ・モノグラムアンプラント・モノグラムマカサー・モノグラムデニムなどの展開を広げています。

家紋のモチーフのモノグラムがあしわられているモノグラムキャンパス

家紋をベースで作られたモノグラムラインですが用いられている革のような質感が特徴の「モノグラムキャンパス」。ベース部分に綿を用いており、その上から塩ビコーティングが塗布されたルイヴィトン特有の素材になります。耐久性・柔軟性・防水性の3つを兼ね備えたモノグラムキャンパスは、その表面に傷や汚れがつきにくく、長期的に使用し続けても綺麗な状態を保ちやすいという特徴があります。またモノグラムキャンパスは比較的リーズナブル価格で購入することができるうえ、劣化しにくいということからルイヴィトンの良い要素を抜き取ったような魅力的な素材なのです。さらにプリントして作られるのではなく、一つ一つ職人の手作業によって丁寧に作り上げられていくことが、偽物が作られるのを回避できる手段にもなるのです。

ダミエがあしわられているダミエキャンパス

日常使いするアイテムや長年愛用しているアイテムは、丁寧に扱っていても汚れがついてしまうことがあります。しかし、ダミエは2色の濃淡カラーを採用しており、万が一汚れても目立ちにくいことも特徴です。ダミエが誕生した翌年の1889年には、パリで開催された世界博覧会で金賞を受賞します。ところが、またしてもコピー商品が出回ってしまいます。すると、今度は職人がすべてを手描きして作成するモノグラムラインを発表し、コピー商品に対抗しました。モノグラムの誕生により、ダミエは1度廃盤となってしまったものの、モノグラム誕生100周年を記念して、1996年に復活を果たします。

まとめ

ルイヴィトンのモノグラムとダミエの誕生についてざっと書かせていただきました。形やカラー、素材、柄など、見た目から入ってくる情報はすぐにわかりますが、そのブランドの歴史を知る機会って、実はあまりなかったりしますよね。歴史を知ると親近感がわきますし、好きなブランドであればさらに好きになります。また、諸説ではありますが、世界の名だたるブランドのアイテムに日本のエッセンスが投影されているというのは、とても嬉しいものですね。ルイヴィトンが多くの日本人に愛されているのは、このブランドが日本文化から影響を受けたことと関係しています。ルイヴィトンの人気商品として知られるダミエは市松模様がヒントになったと言われていて、日本人に人気があるのも納得できます。

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