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ホーセンブース(HOORSENBUHS)とは
「ホーセンブース(HOORSENBUHS)」は、2005年に設立されたアメリカのファインジュエリーブランドです。ロサンゼルスを拠点に活動しており、創業者でありデザイナーのロバート・G・キース(Robert G. Keith)によって設立されました。
このブランドは、高級シルバージュエリーを中心に展開し、特に独自のデザインとクラフトマンシップで知られています。
名前の由来は船の名前
ブランドの名前は、ブランド創始者「ロバート・キース」の先祖が乗っていた船の名前から付けたと言います。ブランドアイコンである帆船の錨をつなぐ鎖や錨を表す「H」のモチーフが使われています。
ホーセンブースの創設者でありデザイナーでもあるロバート・キースは、カルフォルニアで生まれ、芸術と音楽の教師であった父親と精神障害者を支援する非営利団体を運営していた母親によって育てられました。
もともとはスケーターを目指していたがフォトグラファーとして働いていました。自身が写真家として独立する前にはファッションフォトを撮りながら不用品を集めたりヤードセールで小道具を集めていたそうです。
その時に宝石に興味を持ちジュエリー界に進出します。自らがデザイナーとしてブランドを立ち上げ独学で制作してできたのがホーセンブースです。
ホーセンブースが飛躍する転機は2007年に訪れます。ニューヨークの高級百貨店バーニーズニューヨークから販売契約をしたいと声をかけられたのです。その他ホーセンブースは2010年からロンハーマンやバーニーズニューヨークで開始しています。日本国内でも徐々に反響を呼び店頭で並ぶようになったと言います。
人気になったわけ
① 職人による繊細なアイテム
全てカリフォルニアの職人によるハンドクラフトに拘った高品質なアイテムという点です。ゴールドやシルバーなどの貴金属、イタリアンレザー、厳選されたカナダ産のカナディアンダイアモンドなどハイクオリティな素材が使われています。
熟練された巧な技術と、納得がいく素材を使用し見る者を魅了本物志向の強い、ジュエリー好きの顧客たちから絶大な支持を得ています。
② 一見してわかるトライ・リンクという一貫したモチーフを使用したデザイン
自身が手掛けるジュエリーの特徴について「ヘリテージ(伝統)と一貫性」を挙げています。
キースは「1人の消費者として、カルティエのラブブレスレットやロレックスは分かるものの、他のジュエリーはパッと見ただけでは分からなかった。目の前にいる人がどのブランドの何をつけていて、価格は大体これくらいで高品質なんだよね、と一目で認識できるブランドにしたかった」と語っています。
トライ・リンクという飽きのこないシンプルなシンボルを立ち上げ、当初から一貫したモチーフとしてデザインに取り入れることで、ブランドの確固たるアイデンティティを保っています。
ブランドの一貫性は、一目でホーセンブースとわかるシンボルになり、ブランドの知名度や人気を大きく拡大させる要因となったのです。
③ コラボによる話題性
特に女性から人気を集めている新世代のジュエリーブランド、スピネリ キルコリン(SPINELLI KILCOLLIN)とのコラボレーションです。
スピネリキルコリンとホーセンブースの両ブランドはロサンゼルス発祥という共通の背景を持ちます。
またホーセンブースのクリエイティブディレクター、ロバート・G・キースがスピネリ キルコリンのデザイナー、イヴ・スピネリと以前から親交があったことからコラボレーションが実現しました。
両ブランドのシグネチャーデザインを掛け合わせたアイテムを発表しており、どちらも新進気鋭の人気ジュエリーブランド同士のコラボレーションということもあり多きな話題を呼びました。
日本人では、木村拓哉さんや、岩田剛典さん、山田涼介さんなど多くの人気芸能人から愛用されています。
また、外国人では、エルトン・ジョン、デビッド・ベッカム、トム・クルーズ、などそうそうたるスターから支持を得ています。
ホーセンブースの創業者兼チーフ・デザイナーのロバート・キースは、元フォトグラファーだけあって、欧米の有名人は錚々たる人たちが名を連ねているのです。面白いのは、英国の現代アートの巨匠であるダミアン・ハーストも入っていることでしょう。
カテゴリ別厳選人気アイテム
次はホーセンブースのアイテムの中でも特に人気の高い代表アイテムをご紹介させて頂きます。
王道アイテム「リング」
恐らくホーセンブースのアイテムの中で一番多く見かけるのがこのリングのアイテムではないでしょうか?高級なジュエリーブランドであるホーセンブースのアイテムの中では一番手が出しやすいプライスも魅力で、まずはホーセンブースのアイテムで最初にチャレンジするのにおすすめなのがこのリングのアイテムです。
「ブレスレット」
恐らく、リングの次に見かけることが多いのがブレスレットでしょうか。ブランドの定番モチーフであるトライリンクが連なったデザインは手首周りに程よい無骨さと、エレガントさをプラスしてくれるアイテムです。
「ネックレス」
ボリュームがあるので金額は多少高くなりますが、着用している絶対数はリングやブレスレットに比べて多くはないので、他と差をつけたい方であれば意外と被ることのないネックレスがおすすめです。
「ウォレットチェーン」
細すぎず太過ぎない絶妙なサイズで、デザイン的にもトライリンクのエレガントなデザインで無骨になり過ぎず、腰回りを丁度良く装飾してくれるのがホーセンブースのウォレットチェーンの魅力です。
ホーセンブースのアイテムの魅力を最大限に引き出す素材使い
ホーセンブースのアイテムの魅力の1つがその美しさです。アイテムの魅力をさらに引き出すように、多様な素材使いがさらに完成度を高めています。
最も一般的な「シルバー925」
ブランドのアイテムの中で最も身近でオーソドックスなシルバー925製のアイテムです。シルバーアクセサリーとはいえそこはやはり、オールシルバー素材でも、他のシルバーアクセサリーブランドのアイテムとは全く異なる、非常にエレガントでラグジュアリーな雰囲気がホーセンブースの魅力です。
ラグジュアリー感満載の「18K」
全て18K素材で作られた非常にラグジュアリーなアイテムです。なかなか実物を見る機会は無いかもしれません。
惜しげもなくゴールドを使い、その為シルバーのアイテムに比べ定価としても非常に高額になります。イエローゴールドとローズゴールド(ピンクゴールド)の2種類展開があり、通常のシルバー925のアイテムとは別格のラグジュアリー感を醸し出すアイテムです。
シルバーとゴールドの良いとこどり「コンビ」
シルバー925と18K素材のコンビのアイテムです。個人的にはホーセンブースの魅力としてはこの素材の変化による色のコントラストが非常に美しいところも挙げられるでしょう。
まさにシルバーとゴールドの良いとこどりのようなアイテムで、他のシルバーアクセサリーとは差を付けたい、他の人と被りたくない、という方にはまさに最適なアイテムです。
よりハイエンドアイテムへと押し上げる「ダイヤモンド」
最後にハイレベルなラグジュアリーアイテムへ昇華させる「ダイヤモンド」です。
先ほどもご紹介した通り、カナダ産のカナディアンダイヤモンドに拘り、このレベルのアイテムは「シルバーアクセサリー」の域を超え、「ジュエリー」と呼ぶにふさわしいアイテムになります。
愛用ジュエリーを輝かせるプロ直伝の正しいケア方法とは
服は衣替えのタイミングにクリーニングする方も多いですが、ジュエリーのクリーニングのタイミングって意外と見落としがちな方も多いのではないでしょうか。
ジュエリーを身につける時間が長ければ長いほど、汗や汚れによる変色、宝石のくすみやぐらつきなどでせっかくのジュエリーの魅力が半減してしまう恐れもあります。
18金ジュエリーのお手入れ方法
金は変色に強い金属ですが、長期間使用していると汚れや細かな傷が増えてきます。
また、温泉や海水浴は、変色の原因になる場合もあるため、18金にはあまり向きません。ここでは、18金のジュエリーを長く美しい状態で身に着けるために必要なお手入れ方法を紹介します。
身に着けたら磨いてからしまう
18金ジュエリーをしまう時は、磨いてからしまう習慣をつけるようにしましょう。これは、ジュエリーに付着した皮脂や汚れによる変色を防ぐためです。必ずやわらかい布や専用のクロスで、やさしくお手入れをしてください。
中性の洗剤で洗う
汚れが気になる時には、洗剤を使って洗浄します。中性洗剤とぬるま湯を1:1の割合で混ぜ、ジュエリーを浸し5分ほど待ちます。汚れが浮いてきたら、やわらかい布で水分を拭き取りしっかり乾燥させてからしまいましょう。
ただし、パールなど水に弱い宝石があしらわれているジュエリーの場合は、洗浄を避けるか購入した店舗に相談するのが良いです。
ジュエリーショップでお手入れしてもらう
ジュエリーの汚れが目立つなら、専門家に任せたほうが良い場合もあります。ジュエリーショップに持ち込むと、超音波洗浄機などを使ってきれいに仕上げてくれるでしょう。
ジュエリーを購入したお店に持っていくと、サービスでクリーニングをしてくれることもありますので、購入店に問い合わせてみると良いですね。
専用のジュエリーボックスで保管する
金の変色を予防するためにも、18金のジュエリーは湿度・温度の低い場所に収納しましょう。また、ジュエリーはぶつかることでも傷がついてしまうため、専用ボックスで個別に保管すると良いです。
もし箱が用意できなければ、小さなジップ付きのビニール袋に一つずつ入れるのも良いですね。
SILVER製品の場合のお手入れ方法
シルバーアクセサリーは、いつも身につけるお気に入りのものほど、変色や黒ずみが目立ってきます。そこで、重曹や塩などお家にあるもので簡単にできるシルバーアクセサリーのお手入れ方法をご紹介します。
大切なアクセサリーのお手入れをして長く大切に使っていきましょう。
お手入れ方法1:重曹を使う場合
重曹の化学反応を利用して黒ずみをとる方法です。必要なものは、重曹、アルミホイル、耐熱容器(金属以外)、熱湯です。
① 耐熱容器にアルミホイルを敷き、その上にシルバーアクセサリーを置きます。
② 重曹を入れ、シルバーアクセサリーが沈むくらい熱湯を注ぎます。
※熱湯3に対して重曹1の分量を入れてください。
③ そのまま熱湯が冷めるくらいまで放置します。
④ シルバーアクセサリーを取り出し、水で洗い流し、やわらかい布で拭きます。
お手入れ方法2:塩を使う場合
お家に重曹が無い場合は塩を使ってみましょう。必要なものは、塩、アルミホイル、鍋、水です。
① 鍋にアルミホイルを敷き、その上にシルバーアクセサリーを置きます。
② シルバーアクセサリーが沈むくらい水を注ぎます。
③ そこへ塩を入れ、沸騰させしばらく煮込みます。
※熱湯5に対して塩1の分量をいれてください。
④ シルバーアクセサリーを取り出し、水で洗い流し、やわらかい布で拭きます。
お手入れ方法3:お酢を使う場合
必要なものは、酢、耐熱容器、熱湯です。最後に水で洗い流すため、お酢の香りは残りませんのでご安心ください。
① 耐熱容器にシルバーアクセサリーを置きます。
② お酢小さじ1を加え、シルバーアクセサリーが沈むくらい熱湯を注ぎます。
③ そのまま1時間ほど放置します。
④ シルバーアクセサリーを取り出し、水で洗い流し、やわらかい布で拭きます。
シルバーアクセサリーのお手入れ時に注意すること
ひと口にシルバーアクセサリーといっても、いぶし加工やメッキ加工が施されているものは、上記のお手入れ方法だと加工が剥がれやすくなり向きません。
また、パールや石付きのものなどはより繊細なお手入れ方法が必要になります。形や素材にあったお手入れ方法を選ぶようにしましょう。
まとめ
ポスト・クロムハーツと称される人気ジュエリーブランド「ホーセンブース」についてご紹介しました。
今や日本でも人気ブランドになっているホーセンブース、その特徴としては、セレブ達のファンが多いことに加え、アンカーチェーンを示すトライリンクをモチーフにしたジュエリー、職人によるハンドメイドのこだわりなどが言われています。
現在では、不安定な経済状況から、現物資産への需要が高まっており、過去に比べて金相場が高騰しています。
さらに、古物市場での製品価値もそこに付随して活性化しているため、金を用いたアクセサリーやジュエリーといった「昔流行った装飾品」価値が上がっているので、手放すなら今が売り時なのかもしれません。