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パライバトルマリンの石言葉

1061_パライバ トルマリン 石 言葉

パライバトルマリンは1987年にブラジル・パライバ州のバターリャ鉱山で初めて発見された新種のトルマリンであり、その鉱床はわずか数年で底をつき閉山となった現在は幻の宝石といわれています。今回はそんなパライバトルマリンについてご紹介していきます。

パライバトルマリンの歴史

1987年8月、ブラジル人探鉱者エイトール・ジマス・バルボーザによってパライバトルマリンの産出地を発見しました。ブラジルのパライバ州の丘陵地にきっと良いジェムストーンがあると信じて7年間掘り続け、やっと最初のパライバトルマリンの結晶を掘り出したのです。

パライバトルマリンが最初に発見されたのはブラジルのパライバ州ですが、同様の色と化学組成の石は今では近くのリオ・グランデ・ド・ノルテ州でも見つかっています。アフリカで最初に発見されたのは2001年、ベニンとの国境に近いナイジェリアのオヨ州エドウコ鉱山でした。同じく2001年に、モザンビークのナンプラ県で、ユッカの根を栽培する農夫が、パライバトルマリンを発見しました。この原石は2006年まで大々的に市場に出回ることはありませんでした。

パライバトルマリンが初めてブラジルで発見されたとき、珍しく濃い「ネオンのような」あるいは「電気のような」明るい色がそれまでに知られていたどんなトルマリンとも違い、際立っていました。このジェムストーンの色は濃いエメラルドグリーンからウィンデックスブルー(洗剤のような青)、さらには深みのあるサファイアブルーまで、そしてスペクトルの順番にインディゴブルー、濃いバイオレット(良質のアメジストと同じ)、パープル、そして赤まであります。濃い色のほかに、こうしたジェムストーンの重要な特徴は、相対的に消光(エクスティンクション)が見られないという点です。

パライバトルマリンはきわめて輝きが強く、光が弱くても光を放っています。電気のように鮮やかなウィンデックスブルー、ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色、圧倒的なトワイライトブルー。個人的な好みの問題もありますが、もともとウィンデックスブルーのものが最も人気があります。最高品質のブラジル産パライバなら、ジェムストーンの卸市場でも1カラットにつき2万ドル以上で売れます。良質なアフリカ産の石の場合カラット当たり数千ドルで、アフリカ産の石としては驚異的な価格がついています。

パライバトルマリンの鮮烈な色を生んでいるのは少量の銅、それにマンガンと鉄です。銅の量が多いほどブルーやターコイズの色が強くなりますが、マンガンが多くなるとバイオレットから赤の色合いが強くなります。鉄はグリーンに発色する要素と考えられています。一定量の銅/マンガン/鉄を含むトルマリンなら何でもパライバ種と呼ばれる資格があるのでしょうか?一言で言えば、違います。パライバトルマリンの最も重要な特徴は、そもそも最初にこのジェムストーンを有名にした特徴――色の鮮明度です。必要な色の強さをもたないジェムストーン、あるいはあまりに消光の多いジェムストーンはパライバとして売られるべきではありません。

パライバトルマリンは通常鮮やかなウィンデックスブルー、ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色を示す深い色のジェムストーンです。ブラジルのパライバ州ミーナ・ダ・バターリャで最初に発見されたこの石は、光がほとんどなくても光を放ち輝くような、強い色をしています。

パライバトルマリンのほとんどは1カラットに満たないものですが、モザンビーク産の石には40カラットやそれ以上のサイズのものがあります。エメラルドと同じで、パライバトルマリンではインクルージョン(内包物)があるのが普通で、色が主な美しさの決定要因となっています。

しかし、パライバトルマリンにインクルージョンが少なければ、希少性と価値は格段に上がります。美しい鮮やかな色のために、パライバ・トルマリンは短期間で高い人気を集めるジェムストーンとなりました。パライバトルマリンはこの上ない珍しさ以上に他に並ぶもののない美しさをもった、世界でも特に人気の高いジェムストーンです。

産地

パライバトルマリンは非常に歴史の浅い宝石で、発見されたのは1987年、わずか29年前です。そしてその浅い歴史の中で、すでにブラジルの2つの鉱山が幕を閉じています。産出地を発見した、エイトル・ディマス・バルボサこの美しく稀少な宝石を発見したのは、エイトル・ディマス・バルボサ(DimasBarbosa)。彼はパライバ州サン・ホセ・デ・バターリャの乾燥した灼熱の土地の丘を、飲み水もほとんど無いまま揺るぎない信念を持ち、7年もの間ペグマタイトの鉱床を探し続け掘り続けました。

そして、1987年8月、世界で最も稀少な宝石の一つと呼ばれる宝石の産出地を発見したのです。そして、この産出地から蛍光性の強い他の宝石とは比べようのない鮮やかなブルーを持った宝石が発見されたのです。実はバルボサ氏よりも前にパライバトルマリンは発見されていたバターリア産パライバトルマリン宝石業界ではこのバルボサ氏がバターリアのパライバの発見者と言われていますが実は違うのです。彼が発見したのは産出地であり、宝石の発見ではありません。パライバトルマリン自体は、彼よりも前に発見されていたようなのです。

バルボサ氏は、信念だけで有るか無いかわからない宝石を、しかも飲み水のない灼熱の地を探し続けたのでしょうか。それは非常に無謀なことです。バルボサ氏は見ていたのです。見たこともないような色鮮やかな宝石を、青く輝き吸い込まれるような魅力的な宝石を…。

名も無きガリンペイロがパライバトルマリンを発見実は1人のガリンペイロがこの宝石を持っていたのです。ガリンペイロとはポルトガル語で金や鉱物を発掘する人のことです。今となっては真相はわかりませんが、名も無きガリンペイロがブラジルの広い大地のどこかでその宝石を見つけていたのです。推測になりますが、深く掘り進んでいたとは考えにくいので近くに漂砂鉱床があったのかもしれません。漂砂鉱床とは鉱物が生成されて地殻変動や火山活動により地表に現れ川などによって流され違う場所で発見される鉱床の事です。そして、その宝石を見たバルボサはどうしてもその宝石のありかを見つけたかったのでしょう。それが揺るぎない信念となったのだと思います。

しかし、名も無きガリンペイロはどこでその宝石の原石を見つけたのでしょう?発見した近くを掘って、もっとたくさんの原石を探そうとしなかったのでしょうか?そのエリアをバルボサに教えたのでしょうか?それにしては探し始めてから発見までに7年もかかっています。7年もの間の収入はどうしたのでしょう?どのような生活を送っていたのでしょうか?とにかくバルボサはその輝く青い石を見つけることが出来たのです。

 

「幕を閉じたバターリア鉱山」

これが鮮やかなネオンブルーの石の発見となりパライバトルマリンが世に知られることとなりました。その後、バターリア鉱山の採掘権が確立するまでに数年を要し1998年にやっと訴訟問題が解決してバルボサ氏が80%、デ・スーザ―族が20%を手にしました。しかし、時すでに遅く1991年までに採掘された1万立方キロメートルに及ぶ岩石の中でわずか15kgほどしか良質な原石は存在せず、その後2002年初頭から重機を入れ本格的に採掘をしましたが、良質な原石はほとんど発見されることがなく、鉱山は幕を下ろしました。

 

「バターリア産 パライバトルマリン」

番組内でも時々バターリア産のパライバを紹介していますが最近ではほとんど仕入れがありません。仕入れのきっかけはアメリカのツーソンにおけるジェムショーが多く、ブラジルの鉱山関係者が鉱山の採掘権が確立する以前に手にしたものがほとんどです。特に、研磨工場を持つ鉱山関係者は研磨工場を稼働するために、色々な種類の原石を持っていることが多いのです。

 

「キントス産 パライバトルマリン」

次に発見された鉱区はキントスで、ドイツの老舗の業者が採掘権を持ち、採掘されたすべての原石がドイツに行きドイツで研磨された石が世界に出ています。今でもキントスの石はその業者から入手することはありますが、数量はごくわずかです。バターリアの石よりも色が薄くグリーンを含んでいるものが多く現在のモザンビーク産のトルマリンによく似ているように感じます。

 

「ムルング産 パライバトルマリン」

ブラジルでは現在リオ・グランデ・ド・ノルテ州のムルングで産出されていますが、産出量は年々減っています。以前のような定期的な仕入れも減り、また1ctを超える大きな石を目にする機会も減ってきました。ポケットと言う鉱区の中で突然ぽっかり空いた空洞があり、大きな原石の塊がいくつも発見される場所が見つかれば、良質で大きなものが出てくるかもしれませんが、大きな期待はできないのが現状です。

 

「モザンビーク産 パライバトルマリン」

インターナショナルなジュエリーショーではモザンビーク産のパライバトルマリンが主流で、加熱技術の発達も伴い綺麗な石を見る機会が増えました。ただし流通経路が長くなるにつれ原石の出処と情報があいまいになり、産地不明や間違った情報のまま売りに出されている場合もあるので注意が必要です。

トルマリン意味、石言葉

ストーンとしても非常に人気があります。パライバ・トルマリンは世界の鉱物の中でも唯一、電気を自力で帯びることができるため、電気石とも呼ばれています。トルマリンの宝石言葉は「希望」ですが、パライバ・トルマリンの宝石言葉は「ルーツ」です。他人からの好意を引きつけ、周囲との人間関係を円滑するというパワーを持っている宝石です。また、パライバ・トルマリンは直感力を強化する効果を持つパワーストーンです。トルマリン自体は、別名「電気石」と呼ばれるもので、地球上の鉱物で唯一自力で電気を帯びていることが特徴です。そのため、持ち主にエネルギーと活力を与える石とされています。

とくに、色の種類がたくさんあるトルマリンの中でも美しく、ネオンブルーが印象的なパライバトルマリンもまた別に固有の意味を持っています。その一つが「不穏なエネルギーを浄化し、エネルギッシュなパワーへ変換する」という効果です。どんなに厳しい状況に置かれていようと、パライバトルマリンがそこから救い出してくれることを意味します。

また、未来を創造していく力を与えるとも言われています。そのほかにも、直観力を強化し未来へのビジョンを明確に持つことで、夢を形にする力を持っています。人気を呼び寄せ、対人関係を良好にするといった効果など、恋愛、仕事、金運などすべてにおいてよい効果を発揮してくれる石です。

パライバトルマリン自体、近年になって発見され人気を集めたことから「人気を集める石」と言われていますが、それも持ち主を前向きな姿勢へ導くことからついた名前ではないでしょうか。宝石としては高価な部類に入り、1ctの価格がダイヤモンドよりも高価なのではないかといわれているパライバトルマリン。お値段はお手頃ではありませんが、その分効果も絶大です!

トルマリンの種類

「グリーントルマリン」

グリーントルマリンはインクルージョンがないのが一般的で、エメラルドの魅力をすべて備えているうえ、透明度がより高いジェムストーンです。グリーントルマリンがコレクターに人気になってきたのは、この美しいジェムストーンの秘めた可能性が明らかになったここ数年のことです。クロムトルマリンは東アフリカで発見された濃いグリーンのトルマリンです。名前はクロムといいながら、ほとんどのクロムトルマリンの色はバナジウムによってトリートメントされたものです。

 

「インディコライトトルマリン」

明るいものから深いものまでさまざまなブルーが見られるインディゴライトトルマリンは、希少性が高く高品質で、収集価値が高いものです。インディコライトは非常に強い多色性(角度によって違った色に見える)があります。インディコライトは結晶軸の縦方向を見るとより暗い色に見えるため、暗い色のものでは透明度とブリリアンスが失われる場合もあることを考慮したうえでカッティングされます。ローマ人はインディコライトを動物の柄のブローチにして、それが不思議な魔力を持つと信じていたそうです。1703年にオランダ人がスリランカで見つけたインディコライトを持ち込み、ヨーロッパで再び見られるようになりました。インディコライトは1カラットに満たないものが多いので、大きいカラットのものは非常に希少で、トルマリン族の中でも特別だと賞賛されています。

 

「バイカラートルマリン」

20世紀はじめの宝石学の文献に記載があったものの、美しいバイカラートルマリンがジュエリーに使用されたのは1970年代になってからでした。二つの色のすばらしいハーモニーが魅力的なバイカラートルマリンは、偶然による独特の美しさを持っています。トルマリンは化学組成が複雑なため、微細な色の変化が生じます。バイカラートルマリンは、環境の変化によって色の変化が生じたものです。色を生じる成分(鉄、マンガン、チタン、クロム、バナジウム)がそれぞれ別のタイミングで結晶に入り込んで、色の違う層を作りました。

この特徴を見せるようにカットされたバイカラートルマリンは、通常はピンクとグリーンの二色のゴージャスなコントラストがひとつのジェムストーンの中にはっきりと見られます。バイカラートルマリンは環境の変化を受けるので、他の多くのトルマリン(パライバやルベライト)と同じく、インクルージョンが見られるのが普通です。インクルージョンは欠点ではなく、そのジェムストーンと地球との自然な関係を記録した本物の証です。バイカラートルマリンは、ウォーターメロントルマリンとは異なります。ウォーターメロントルマリンは内側のピンクを外側の緑が取り囲んでいるような結晶です。パンの塊のように断面を薄くカットされ、「ウォーターメロン」の効果を見せるように磨かれます。

 

「ルベライトトルマリン」

ルベライトの官能的な色の取り合わせは、誘惑の象徴です。他にこれほどのセンスを感じさせる色は見られません。情熱的なピンクから挑発的なパープルまで、ルベライトはレッド系の豊かな色合いで完璧なロマンスを演出します。ルベライトは、その名前をラテン語で「赤から生まれた」という意味の「ルベリウス」に由来する、美しく輝く赤みがかったピンクから紫系のトルマリンの一種です。17世紀にはロシア皇帝が多くのジェムストーンを王冠につけるように命じました。しかし最近になって、当時ルビーと思われていたものが、実はルベライトであると発見されたのです。

きわめて珍しいルベライトは、新しい鉱床が発見されてからここ数年で宝石界を席巻しました。マダガスカル産のルベライトは、マダガスカル中央部の高原地帯にあるアンタナナリボ州のベタフォの町から42km程の鉱山から採掘されます。興味深いことに、この鉱床からは、有名なルビーに良く似た色をした実に珍しいルベライトが産出されるのです。ルベライトが発見されたのは19世紀、ブラジルでのことでした。

ブラジルは今でも、特にミナス・ジェライス州を中心に、主要な供給国となっています。最高品質のものには、ミナス・ジェライス州コロネル・ムルタのオウロ・フィノで採掘されたものがあります。1983年頃発見されたのですが、1985年には鉱床は掘り尽くされてしまいました。オウロ・フィノ産ルベライトは宝石界で伝説的な地位を得ています。

驚いたことに、南カリフォルニアのパラ地区もかつて、特に19世紀末から20世紀初頭にかけては重要な産地でした。トルマリン・クイーン鉱山からの、上端が青く見えるルベライトの結晶は鉱物コレクターのあいだで世界的に有名です。1998年夏、新しいトルマリン鉱床が西アフリカ、ナイジェリアの古都イバダンから40キロメートルの農村地帯で発見されました。ここの石は例外的にクリーンで色鮮やかでした。ほんの数年で、1000キロ以上の原石が地中から運びだされました。そして登場したときと同じくあっという間に、なくなってしまいました。

2007年、今度はモザンビークのチモイオ付近(ジンバブエとの国境近く)でもうひとつ、ナイジェリアと同じような色の出る鉱床が発見されました。ルビーとレッドスピネルを除いては、ルベライトはこのように豊かで深い赤色をした唯一のジェムストーンです。エメラルドと同じで、インクルージョンがあるのが一般的で、ルベライトの色の原因となる化学物質マンガンは、成長中の結晶に傷をつけます。マンガンが多い程赤の色合いは深くなり、最終的な結晶の形も不完全になります。

そのため、深い色合いでありながら内部がきれいなルベライトは、かなり珍しいです。ルベライトは天然のインクルージョンが多い傾向ですが、それはクリスタルポケットの中心近くで形成されるからで、生成中にかかる負荷と圧力がより大きいからです。それにもかかわらず、ルベライトは耐久性のあるジェムストーンで、日常的に使用するのに適しています。

まとめ

米国中西部アリゾナ州ツーソンで開催された世界最大のミネラル・ショー「ツーソン・ショー」で、ある宝石が華々しくデビューしました。「見たこともない“エレクトリック・ブルー”のトルマリンがブラジルから来てるらしいよ」と噂を聞き付けたバイヤーたちがたちまちその石に殺到、まるでそれ自体が光源のようなイルミネーション・ブルーの鉱物に、トルマリン宝石としては異例のカラット単価200ドルの高値が付きました。このニュースは広大なツーソン全会場を駆け抜け、結局ショー最終日には2万ドルの大台を超えてしまいました。相場を吊り上げたのは、主に日系のバイヤーたちだったと云われています。

色の中でも「青」に特別な思い入れのある日本人は、古来より藍染の藍色を愛でてきました。この藍色が「ジャパン・ブルー」と内外で云われ始めた頃、この伝統色からはるか対極の「青」に出会ったのです。ネオン・ターコイズ・ブルーからネオン・ピーコック・ブルー色に輝く「パライバ・ブルー」は、“この道何十年”の宝石商を唸らせました。

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