世界の人々から評価されるようになったスカンジナビアンデザインの特徴
北ヨーロッパのデンマークに本社があるジョージジェンセンは、北欧デザインとも称されるスカンジナビアンデザインの中のブランドの1つです!
シンプルでモダン、だけどぬくもりもあって住みやすい住空間をお探しになったことがある方は、「スカンジナビアンデザイン」と言う言葉もご存じかもしれません。
実は、デンマークのジョージジェンセンも同様にシンプルでありながらこだわって作られているモダンなデザインが特徴となっています。なぜ北欧の国々で、こういったシンプルで美しいデザインが流行していたのかに関して、一般的に広く知られているものは、ヨーロッパ(特に北国の人々)は、冬が特に厳しい寒さであり建屋の中で多くの時間を過ごさなければなりませんでした。そのような中、機能的で長く愛用できる実用性と飽きることのないシンプルなデザインのものが好まれるようになったのではないかというものです。そのようなシンプルで機能に優れた北欧のデザインは冬の日照時間が短く厳しい寒さのスカンジナビア諸国のみならず、徐々に国外の人々からも評価されていくようになりました。。
世界各国でも店舗展開されているジョージジェンセンは、日本国内でも取り扱っているお店がありますのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ジョージジェンセンが大切にしてきた技術
ジョージ・ジェンセンは、時代に左右されにくいタイムレスなデザインや機能性、芸術的美しさを独自に融合させた、クラフツマンシップを大切にしているブランドです。
シンプルで機能的なジョージジェンセンのアイテムは、シンプルだからこそ飽きられにくく、流行にかかわらず魅力を感じることが出来るような躍動感とエレガンスがあふれるアイテムが揃っています。
この北欧ブランドは、現代では主にジュエリーの製造・販売を行っていますが、日常的に使用される食器やキッチン雑貨、時計なども手掛けているブランドです。
創業者のジョージジェンセンは14歳のときに銀細工を学び始めました。その後18歳のときにアンデルセン金細工ギルドの見習いを終え、自らの芸術的な表現を追求しはじめています。さらにデンマーク王立芸術アカデミーで小さい頃からの夢であった彫刻を学びました。1892年に卒業すると、制作物を展示し、上々の評価を得ていましたが、芸術家として身を立ててゆくことの厳しさを感じた為、工芸と言う応用技術への転身を始めました。ここかが人生の岐路となったのかもしれませんね。その後1898年には自らの小さな瀬戸物屋を開き、生計を立てていましたが、子供をもつジェンセンはそれだけでは支えることが出来ませんでした。1901年には陶器制作を放棄し、銀細工師兼デザイナーとしてはたき始めます。そしてついに持っている私財をなげうって100年以上前の1904年にジョージ・ジェンセンの工房がデンマークに誕生させました。立ち上げたブランドでは銀細工による作品を取り扱うようになっています。
自らのブランドでは、当時の流行であったアールヌーボー風のアイテムを制作しています。これらのアイテムがきっかけとなり、デンマークのコペンハーゲンの本店が大きく拡張するだけでなく、1920年代以後にはパリ、ロンドン、ベルリン、ニューヨークといった大きな海外都市に支店を構えるほどに成長することになります。さらにデンマーク王室やスウェーデン王室でも、ジョージ・ジェンセンのアイテムが使われるようになりました。
現代でも北欧らしい時代に左右されにくいデザインやクラフトマンシップを大切にしています。クラフツマンシップに重きを置いた魅力的な製品が評価され、多くの人気を集めるようになっています。また、ジョージ・ジェンセンの人気は過去作品にも影響しており、シルバージュエリーでは珍しく、過去に販売されていた商品にプレミアがつくこともあります。
創業者であったジョージ・ジェンセンがこの世を去ったあとも、このブランドのクラフトマンシップやデザインは引き継がれています。日本初の店舗は帝国ホテルのインペリアルプラザに作られたものでした。その後は直営店と員シップを交互に展開しています。
ジョージジェンセンを語るうえで欠かせないアクセサリー
デンマークのコペンハーゲンに本社を持つジョージジェンセンは、デンマーク王室が古くから利用している王家御用達のブランドでもあります。主に、SILVERをつかった銀製品を立ち上げたブランドでありますが、現在ではその他にも生活雑貨に至る食器や時計の取り扱いなどもあります。ジョージジェンセンを語るうえで必要な必須アイテムは、リング、ブレスレット、ネックレス、イヤリングなどのシルバージュエリーの一つのシリーズである「デイジー」です。これは可憐なヒナギクの花をモチーフにして作られている、宝飾品のシリーズです。もともとはデンマークの女王であったマルグレーテ2世の誕生日の贈り物からインスピレーションを得て、デザインされました。キク科の多年草であるデイジーは、デンマーク国民にとって特別な意味を持っている花でもあります。ヒナギクのシンプルな上品さと可憐な愛らしさを兼ね備えたデザインで、花のように明るい生命感は、若々しい心を持つ女性にぴったりなデザインです。今でも様々な人々に愛されています。
またジョージジェンセンを語るうえで絶対に外すことができないアクセサリーがあります。それが「ムーンライトブロッサム」というジュエリーです。このモデルは今現在でもかなり人気が高いアクセサリーで、これは創業者のジョージジェンセンの創業したての時に発表した作品でもあるシルバー925を夜の月の明かりに例えたことから名付けられたものです。このように初期に作られていたものからアイデアを得て作成したともいわれる「ムーンライトブロッサム」は、現代でもやはり大きな人気を博しています。アールヌーボー調のかざりや曲線がデザインの中にとりこまれていて、少し古めかしいデザインに思われがちですが、逆に目立たせるぽいんととなってしっかりと現代的な雰囲気を醸し出す作品となっています。クラシックな美しさをそのままに、コンテンポラリーなエッセンスを加えたデザインとシルバー925と月を思わせる色石がすごく魅力的です。母の日などのお祝い事のプレゼントとしてもすごく素敵ですね。
まとめ
ジョージ・ジェンセンは、デンマークに拠点を持つ世界的なブランドです。北欧のデザイン(スカンジナビアンデザイン)らしい機能性の高さとデザインの美しさが魅力で、ジュエリーや生活雑貨を取り扱っています。時代に左右されにくいタイムレスなデザインで、伝統的なクラフツマンシップを大切にしているブランドでもあります。小規模な銀細工デザイナーから出発し、様々な困難を乗り越えた苦労人のジョージジェンセンは、その後デンマーク王室御用達となり、今では世界的なブランドとして名をはせるほどになりました。
主にシルバー製品を販売しており、代表的なアイテムには、「デイジー」や「ムーンライトブロッサム」などがあります。
佳子にはシルバー製品にもかかわらず、廃盤となったモデルにプレミアがつくこともありました。
そんなジョージジェンセンのアイテムは日本国内にも取り扱っているショップはありますので、お読みの皆様も是非一度立ち寄ってみてくださいね。