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ベリル鉱石/Beryl/緑柱石

Emerald gem stone mineral. Green gemstone of precious rock isolated on white background. Transparent shiny raw brilliant gem.

ベリルと聞いても、ピンとこない方がほとんどではないでしょうか。ベリル鉱石は、さまざまな色合いを持つ鉱物で、アクアマリンやエメラルドなどもその一種です。その色合いにより宝石名が付けられています。純粋なベリルは無色透明で、ゴシェナイトがそれに該当します。緑柱石という和名が付けられているとおり、緑色系の石が目立つベリルですが、モルガナイトやレッドベリルなど、赤系のものも人気があります。この宝石の、名称の由来や価値、その特徴やパワーストーンとしての意味などを、詳しくご紹介します。

宝石の性質について

名前:ベリル
英語名:Beryl
和名:緑柱石
色:無色透明、緑、黄色、青、水色、赤、紫、ピンク
グループ(種・変種):エメラルド・アクアマリン・モルガナイト・ゴシェナイト・ヘリオドール(ゴールデンベリル)・レッドベリル(ビクスバイト)・ペツォッタイト
硬さ(モース硬度):7.5~8
光沢:ガラス光沢
化学成分:Be3Al2Si6O18
結晶系:六方晶系、三方晶系
比重:2.6~2.9
屈折率:1.577~1.583

ベリル鉱石の主な産地

ベリルの産地は、宝石によって変わります。例えば、エメラルドは主にコロンビア、ブラジル、ジンバブエ、ザンビアで産出されますが、アクアマリンの主な産地はブラジルやナイジェリア、モザンビーク、マダガスカルなどです。下記に宝石種別の産地をまとめましたのでご参考ください。

【エメラルド】

コロンビア、ブラジル、ジンバブエ、ザンビア、マダガスカル、パキスタン、インド、アフガニスタンなど

【アクアマリン】

ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカルなど

【イエロー系ベリル】

アメリカ、ロシア、パキスタン、ブラジル、アフガニスタン、ナミビア、ナイジェリア、マダガスカル、ザンビアなど

【モルガナイト】

アメリカ、モザンビーク、マダガスカル、ナミビア、ブラジル、アフガニスタン

レッド系ベリル:アメリカ ユタ州とその周辺

名前の由来

ベリルは、ギリシャ語で「海のような青緑色の高貴な石」という意味の、ベリロス(Beryllos)が語源となります。また、ベリルを構成する成分のひとつ「ベリリウム」は、ベリルが語源となっています。

ベリルの特徴

金属元素のベリリウムとアルミニウを主な成分としています。三角または六角柱状結晶のケイ酸塩鉱物であるベリルは、鉱物中に含まれるアルミニウムが少量、他の原子に置き換わることが多くあり、その置き換わった原子が何であるかにより、さまざまな色合いを見せる宝石です。

宝石の価値

宝石の代表的なダイヤモンドと価値の見出し方は同様で、ベリル鉱石も総合的に見て、色がクリアで美しく、インクルージョン(内包物)が少なく、透明度の高く大きいものほど価値があります。そうしたもののほとんどは、輝きが美しくみえるファセットカット(※1)を施して流通します。
また、まれにシャトヤンシー(キャッツアイ効果)と呼ばれる「猫の目のような光の筋」を見せる石も、採石されます。その場合は通常、カボションカット(※2)が施されます。宝石の種類や色によって美しく見せる使用は様々ということです。

ベリル鉱石の種類別の価値

同じグレードの場合、ベリルの中で最も高値で取引される宝石は、何だと思いますか?やっぱり一番よく聞く馴染みあるエメラルドじゃないか?と思われるかもしれませんが、正解はレッドベリル鉱石です。その理由は希少性で、産地の少なさから見ても明らかです。
上質な物であれば、同じカラットのダイヤモンド以上の金額で取引されることもあるそうです。その次にエメラルドが高値を付けられます。
水色の透き通るような色で人気のアクアマリンは、比較的お手頃なジュエリーとして有名であり、モルガナイトやヘリオドールは、パワーストーンとしても人気があります。
また、無色透明のゴシェナイトで上質なものでは、かつて模造ダイヤモンドとしても流通していたことがあるほどに美しく、ダイヤモンドと比較して安価なため、さまざまなファンシーカット(※3)を施されて流通しています。
ペツォッタイトは希少石のため、高値で取り引きされていますが、買取り価格はそこまで伸びません。知名度がこれからの宝石のため、現在は一部のコレクターに人気の宝石となっております。

※1 「ファセットカット」:宝石の輝きを最大限生かすために、多数のファセット(切子面)を作ったカットのことを指します。
※2 「カボションカット」:主に不透明な宝石や、キャッツアイ効果などの「効果」をより良く見るために施される、丸く山なりに研磨するカットのことを指します。カットというイメージではないかもしれません。
※3 「ファンシーカット」:既成の形状(ブリリアント カット等)にないファセット(切子面)に仕上げているカットのことを指します。

ベリルの色と宝石の名前

先ほども記述したとおり、鉱石に含まれる原子の違いによる宝石の色が異なります。ベリルの発色要因と色の違いによる宝石名には、大きく分けて7種類の鉱石が存在します。その他、変種や別称も含めますと、数多くの名称があることも、ベリル鉱石の特徴となっております。解かりやすくまとめてみましたので参考ください。

■ゴシェナイト/Goshenite:カラー 無色透明
ベリルとしての純度が高いものになります。アルミニウムにより無色透明になるベリルを、ゴシェナイトと呼びます。色がないことから、「カラーレスベリル/Colorless beryl」と呼ばれることもあります。

 

■グリーンベリル/Green beryl:カラー 緑、黄緑系
2価鉄イオンと3価鉄イオンとの混成で緑~黄緑色になるベリルを、グリーンベリルと呼びます。その色合いから、「ミントベリル/Mint Beryl」、「ライムベリル/Lime Beryl」と呼ばれることもあります。また、同じ発色要因で、後出の“サンタマリア”より、濃い青色のベリルもあります。ブラジル ミナスジェライス州のマシシ鉱山から採石されたことから、「マシシ/Maxixe」と名付けられたベリルです。しかし、紫外線による退色が著しいため、宝石としての流通は今後も難しいと言われております。

 

■エメラルド/Emerald:カラー 緑系
クロム、もしくはバナジウムにより、緑色に発色するベリルをエメラルドと呼びます。先ほど紹介しました鉱石も緑系統ですが、クロム、バナジウム以外の元素が発色要因の緑色のベリルは、エメラルドとは呼びません。紫外線による退色は少なく、宝石の流通としても多く人気の宝石となっています。硬度はやわらかく非常に傷つきやすいため取り扱いに注意しなくてはならない。

 

■ヘリオドール/Heliodor ゴールデンベリル/Golden Beryl:カラー 黄色、黄緑色
3価鉄イオンだけによる要因で発色した鉱石を指します。黄色~黄緑色に発色するベリルがヘリオドールと呼ばれる、その色合いから、「ゴールデンベリル/Golden Beryl」、「イエローベリル/Yellow Beryl」と呼ばれることもあります。

 

■アクアマリン/Aquamarine:カラー 青、水色
2価鉄イオンが主に発色要因のベリル鉱石を指し、アクアマリンと呼びます。水色に近い淡い青色のものが一般的ですが、中には濃い青を示すものもあります。これは通常のアクアマリンよりも価値が高いため、「サンタマリア/Santamaria」 、「サンタマリアアフリカーナ/Santamaria Africana」などと、産地にちなんだ別称で呼ばれることがあります。比較的安価な金額で流通されており、宝石のなかでも手が出しやすく初心者向けの宝石となっております。

 

■モルガナイト/Morganite:カラー ピンク系
モルガナイトはピンク色に発色したベリルのことを指します。1911年にマダガスカルで発見された比較的新しい石で、アメリカの宝石収集家として知られるジョン・モルガンに由来し、モルガナイトと名付けられました。モルガナイトの発色要因はマンガンに起因すると考えられています。淡いピンクが多い印象ですが、濃い目のピンクやパステルピンク、逆に殆どカラーレスに近いものもあります。昔は「ピンクベリル/Pink beryl」や「ローズベリル/Rose beryl」と呼ばれていたそうです。比較的大粒のものが産出しやすいことから個性的なカットやデザインに施されることもあります。

■レッドベリル/Red beryl:カラー 赤、赤紫、濃いピンク
アメリカのユタ州とその周辺でしか産出されないといわれている、赤色に発色したベリル鉱石をレッドベリルと呼びます。先ほど記述した通り、7種類程あるベリルの中で最も希少であり、高値がつきやすい種類といわれています。初めレッドベリルは、発見者の鉱物学者メイナード・ビクスビーの名前にちなんで「ビクスバイ/Bixbite」と命名されたといいます。1904年のことです。しかし、その頃既に同じような名前の別の鉱物(Bixbyite)があり、混乱を避けるため、レッドベリルに改名されたといわれています。レッドベリルの発色要因はモルガナイトと同じマンガンと考えられています。この2つの違いも色で判別します。よりレッド味が強ければレッドベリル、ピンク味が強ければモルガナイトになります。レッドベリルは希少性、価格ともにエメラルドよりも上で高級な宝石としてもコレクターから高い支持を得ています。

 

■ペツォッタイト:カラー ピンク、オレンジ
発見された当初、ベリルの一種と思われラズベリルやラズベリーベリルと呼ばれていた、ペツォッタイト。しかし細かい分析の結果、ベリルの主成分がベリリウムであるのに対し、ペツォッタイトの主成分はセシウムということが判明しベリル鉱石としてから外れてしまいました。2003年に正式に新しい鉱物として認められました。まだ歴史の浅い新しい宝石ですね。色合いはラズベリーレッド、オレンジレッド、ピンクなどで、多くが1~2ct程度の小さな結晶で産出されるといいます。キャッツアイ効果(シャトヤンシー)を示す、ペツォッタイトキャッツアイもあります。

パワーストーンとして

勇気、聡明、幸福、富と名誉、平穏、癒し、毒素の排出、洞察力、浄化。ベリル鉱石は、不安な思いを取り除き、すっきりと晴れ晴れとした前向きな気持ちにさせてくれると言われるパワーストーンです。クレオパトラが愛したとされその公明さから「物事の見極め」をサポートしてくれる石でもあるとされ、正しい選択ができるようになり、人生を成功に導いてくれる石としても人気があります。色の違いによりそのほかの効果もあるため、色違いを複数持つことでパワーの相乗効果も期待できると言われています。

ベリル鉱石のお手入れ方法

宝石の着用、使用後は柔らかい布やセーム革などで軽く拭いてから保管すると綺麗な輝きを保ちやすいです。時々、毛先の柔らかいハブラシで石鹸や中性洗剤を溶かしたぬるま湯の中で優しく洗ってあげるとより良いと思います。超音波洗浄については、特にエメラルドやレッドベリルは内包物が多く脆いため控えましょう。ベリルはモース硬度7.5~8ですが、硬度の低い宝石と一緒に保管すると低い方が傷つき欠けたりする恐れがあります。基本的に宝石は仕切りのある箱や小袋に分けて他の宝石とぶつからないように保管することをオススメします。少し手間をかけてお手入れすることで美しい状態を保ちましょう。

ベリル鉱石の価格相場

ベリル鉱石の中でも値段のつけやすいエメラルドの価格相場は、最も高いグレードのものでも1カラットあたり40,000円~120,000円程になります。かなり価格に開きがあるように見えますが、これは発掘された産地によっての違いが大きいためと言われます。高値で取引される産地であれば100,000円前後になりますが、そうでない地域であれば同じグレードとカラット数でもリーズナブルな価格で手に入れることができるでしょう。またご売却を考えている方は使用されていくうちに傷や欠けなどが増えることから値段は取引価格の1/10~1/20ほど下がる傾向にあります。もろさゆえ再利用するのは難しいので製品として中古市場に出せる程度に綺麗な状態だともう少しお値段も上がるかもしれません。
先ほど記述しておりますようにアクアマリンはエメラルドよりも安価なものが多くなっており、産地に関係なく最高のグレードでも1カラットあたりが10,000円ほどで購入できることが多いです。例えばエメラルドを10カラット以上購入しようとすると最低でも1,000,000円以上が必要になることが多いのですが、同じ鉱石でもアクアマリンであれば150,000円で購入できます。ただし、この価格相場通りになるわけではありません。利用するサービスや店舗、ジュエリーブランドや売買する時期によっても価格相場が異なるため日々お値段は変動します。購入や売却を検討する場合はタイミングでその宝石に合った相場を調べる必要があります。

まとめ

今回ご紹介させていただいたベリル鉱石ですが、宝石によってそれぞれの色で様々な魅力を見せてくれることがわかったと思います。さすが4大ジュエリーと呼ばれる由縁で誰しもが長年宝石として愛されてきたことも納得できますね。ジュエリーとしても十分に楽しめる宝石です。色によっては比較的手に入れやすいものもありますので、気分で色を変えながらデイリーに身につけるのも楽しいかもしれませんね。あなたにとって最高のアイテムを見つけてみましょう。

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