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キュービックジルコニアとダイヤモンドの違いや見分け方を解説

キュービックジルコニアとダイヤモンドの違いや見分け方を解説
今泉沙希(いまいずみ さき)
記事の監修者
査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

ダイヤモンドとキュービックジルコニアは見た目が似ていますが、両者には明確な違いがあり、比較的簡単な方法で見分けられます。本記事では、キュービックジルコニアの基本情報からダイヤモンドとの違い、家庭で試せる見分け方まで解説します。

キュービックジルコニアとは

キュービックジルコニアは、ダイヤモンドに似せて作られた人工石です。装飾用に開発されたもので、ダイヤモンドとは成分が異なります。

キュービックジルコニアの特徴

キュービックジルコニアの大きな特徴は、ダイヤモンドに近い屈折率をもつ点です。プロの鑑定士でなければ、見た目だけでダイヤモンドと区別がつきにくいほどの美しい輝きを放ちます。

また、硬度が高いのも特徴で、モース硬度ではダイヤモンドに劣るものの、水晶やトパーズといった多くの天然石と同等かやや硬くなっています。日常的な使用で、簡単に割れたり欠けたりする心配は少ないでしょう。

人工的に製造されるため、不純物がほとんどなく、完璧に近い無色透明の状態を作り出せます。さらに、製造過程で金属元素を加えると、ピンクやブルーなど多彩なカラーバリエーションを生み出せるのも魅力です。

キュービックジルコニアの価値

キュービックジルコニアの価値は、ダイヤモンドと比較すると大きく異なります。市場価格はダイヤモンドの100分の1~500分の1程度といわれ、手に入れやすい価格帯で提供されています。

ダイヤモンドとの価格差は、キュービックジルコニアが人工的に大量生産可能である点が要因です。

希少価値の高い天然ダイヤモンドのような資産価値は期待できませんが、日常的にジュエリーを楽しむための宝飾品としての価値は十分にあります。

キュービックジルコニアとダイヤモンドの違い

キュービックジルコニアとダイヤモンドは見た目が似ていますが、複数の違いがあります。概要を以下の表にまとめました。

比較項目 キュービックジルコニア ダイヤモンド
名称 模造ダイヤモンド・人工石 金剛石
原産地 人工 ロシア・ボツワナ・カナダなど
輝き 虹色の輝きが目立つ
ダイヤモンド特有のシャープな白い光が弱め
シャープな白い光が魅力
虹色が混ざるクリアな輝き
価値 大量生産できるため価値が低め 希少価値が高い
硬度(モース硬度) 約8~8.5 10
光の屈折率 約2.1 約2.4

キュービックジルコニアとダイヤモンドの違いは、とくに「素材」「価格」「カラー」に現れます。違いを理解すると、どちらが自分のニーズに適しているか判断する助けになるでしょう。

素材

大きな違いは、使用されている素材にあります。ダイヤモンドが地球の深部で形成される炭素の結晶であるのに対し、キュービックジルコニアは人工的に作られた二酸化ジルコニウムの結晶です。

ダイヤモンドはほぼ炭素のみで構成されていますが、キュービックジルコニアは「二酸化ジルコニウム」「酸化カルシウム」「酸化マグネシウム」などを混ぜて作られます。

素材の違いが、硬度や熱伝導率、光の屈折率といった物理的な特性の差を生み出す要因です。

価格

価格面で、両者は大きく異なります。キュービックジルコニアの市場価格は、同じ大きさをもつダイヤモンドと比べ、約100分の1~500分の1とされています。

価格差の主な理由は、希少性です。天然ダイヤモンドは採掘量が限られているうえに、宝石として加工されるのはわずか20〜50%程度です。厳選された原石のみが削り出され、ダイヤモンドとして磨き上げられます。

一方、キュービックジルコニアは工業的に大量生産が可能で、安定して安価に供給されます。

一定以上の品質や大きさをもつ天然ダイヤモンドには資産価値が認められる傾向にありますが、キュービックジルコニアは主に装飾品としての価値をもちます。

カラー

キュービックジルコニアとダイヤモンドは、カラーバリエーションにおいても違いが見られます。天然のダイヤモンドは無色透明なものほど価値が高いとされ、わずかな色の違いによってランク分けされます。

なかでも「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれる色のついたものは、希少性が高く高価で取引される傾向です。

一方、キュービックジルコニアは製造過程でさまざまな金属元素を添加すると、意図的に多様な色を生み出せます。ブルーやピンク、グリーンなど、ファッションに合わせて多彩なカラーを手ごろな価格で楽しめます。

天然ダイヤモンドでは希少で高価とされるレッドやピンク、ブルーなどのカラーを、安価かつ大量に製造できるのは、キュービックジルコニアの大きな利点といえるでしょう。

キュービックジルコニアとダイヤモンドの見分け方

見た目がよく似ているキュービックジルコニアとダイヤモンドですが、いくつかの簡単な方法で見分けられます。自宅で試せる方法もあるため、手持ちのジュエリーがどちらなのか確かめたいときに参考にしてください。

※油性ペンや水滴を使った確認方法は、ジュエリーの台座や地金部分を汚したり、傷めたりする恐れがあります。あくまで参考程度に留め、実施する場合は自己責任でおこなうか、不要なルース(裸石)でお試しください。

確実な判別が必要な場合は、専門の鑑定機関やジュエリーショップへの依頼を強くおすすめします。

曇り方で見分ける

息を吹きかけて曇り方を見る方法は、手軽な見分け方です。ダイヤモンドは熱伝導率が非常に高いため、息を吹きかけて表面が曇っても、すぐに曇りは消えます。

それに対して、キュービックジルコニアはダイヤモンドほど熱伝導率が高くないため、息を吹きかけるとしばらくの間、曇ったままの状態が続きます。

曇りがすぐ消えるなら天然ダイヤモンド、しばらく曇ったままならキュービックジルコニアの可能性が高いといえるでしょう。

水滴の弾き方で見分ける

水滴を使って見分ける方法もあります。ダイヤモンドは水を弾く「疎水性」が強いという特徴をもっているため、ダイヤモンドの表面に水滴を垂らすと、水は球状にまとまります。

多くの鉱物では水が表面に広がりますが、ダイヤモンドは水滴が球状を保つ点が特徴的です。

一方、キュービックジルコニアはダイヤモンドほどの疎水性がありません。そのため、水滴を垂らすと表面になじんで平たく広がってしまいます。

水滴で見分けるには、ダイヤモンドにある程度の大きさが必要ですが、水滴の形状の違いで判別できます。

なお、テストの前に、石の表面を拭いて清潔な状態にしてください。汚れや油膜が付着していると、結果に影響する場合があります。

暗い場所での輝き方で見分ける

暗い場所での輝き方にも違いが現れます。ダイヤモンドはわずかな光でも取り込んで輝く性質があります。照明を落としたレストランのような薄暗い場所でも、輝きは衰えません。

対照的に、キュービックジルコニアは明るい場所では虹色の強い輝きを放ちますが、暗い場所になると輝きが弱くなります。光を取り込む力がダイヤモンドほど強くなく、光が少ない環境では輝きを維持しにくいためです。

光の少ない環境下での輝きの持続性が、両者を見分けるうえでのわかりやすい指標となります。

油性ペンの付き方で見分ける

油性ペンの付き方を比べるのも、キュービックジルコニアとダイヤモンドを見分ける方法です。

ダイヤモンドは油分になじみやすい「親油性」という性質を備えています。そのため、ダイヤモンドの表面に油性ペンで線を引くと、インクが弾かれることなく、滑らかできれいな直線を引けます。

しかし、キュービックジルコニアは油を弾く性質があるため、油性ペンのインクが表面で玉のようになってしまい、きれいな線を引けません。

油性ペンで引いたインクの弾き具合は、キュービックジルコニアとダイヤモンドを判別する目安になります。

紙の点が透けて見えるかで見分ける

紙に書いた点が透けて見えるかどうかで判断する方法もあります。

やり方は比較的簡単です。紙にペンで黒い点を書き、点の上に石の平らな面を下にしてかぶせるように置きます。ダイヤモンドは光の屈折率が高く、光が内部で複雑に反射してしまうため、石を通して紙に書いた点が見えません。

一方、キュービックジルコニアはダイヤモンドよりも屈折率が低いため、石を通して下の点や文字を確認できます。もし、紙の点が透けて見えるなら、ダイヤモンドではない可能性が高いでしょう。

キュービックジルコニアのメリット

キュービックジルコニアは、ダイヤモンドに似た美しい輝きをもつ以外にもメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。

ダイヤモンドよりもコストが抑えられる

キュービックジルコニアのメリットは、コストを抑えられる点です。工業的に大量生産できるため、市場価格は、同程度の大きさのダイヤモンドの100分の1~500分の1程度とされています。

一方、天然ダイヤモンドは採掘量が限られており、希少性から高値がつけられています。

キュービックジルコニアの入手しやすい価格は、さまざまなデザインのジュエリーをそろえたい方や、流行に合わせて気軽にアクセサリーを楽しみたい方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

カラーバリエーションが豊富

カラーバリエーションの豊富さも、キュービックジルコニアのメリットです。製造過程で金属元素を添加すると、意図的にさまざまな色を生み出せます。

たとえば、ピンクやブルー、グリーン、レッドといった色合いを作り出せます。そのため、ファッションやその日の気分に合わせて、好きな色のジュエリーを選ぶことが可能です。

ダイヤモンドでは希少で高価になるカラーダイヤモンドのような色合いも、キュービックジルコニアなら手ごろな価格で楽しめます。

キュービックジルコニアのデメリット

キュービックジルコニアには、いくつかのデメリットも存在します。代表的なものとして「ダイヤモンドと比べ資産価値が低い」と「暗い場所ではダイヤモンドほどの輝きを発揮できない」などが挙げられます。

資産価値が低い

キュービックジルコニアは、資産価値の面ではダイヤモンドにおよびません。キュービックジルコニアは人工的に大量生産が可能で、希少価値がほとんどないためです。

宝飾品としての美しさはありますが、将来的に価値が上がる可能性は低いでしょう。

一方、天然ダイヤモンドのなかでも品質の高いものは供給量が限られており、希少性から資産価値が認められやすくなっています。

ファッションアイテムとして楽しむ目的には適していますが、資産としての保有には不向きといえます。

暗い場所での輝きが弱い

暗い場所での輝きがダイヤモンドに比べて弱い点も、キュービックジルコニアのデメリットです。

明るい照明の下では、キュービックジルコニアは虹色のきらめきを強く放ち、ダイヤモンドに引けを取らない美しさを見せます。しかし、レストランの店内のような少し照明を落とした環境では、輝きが弱まる傾向にあります。

ダイヤモンドがわずかな光でも取り込んで強く反射する性質をもつのに対し、キュービックジルコニアは光を取り込む力があまり強くないのが要因です。

ジュエリーとしての輝きを重視するなら、ダイヤモンドのほうが適しているでしょう。

キュービックジルコニアの製造方法

キュービックジルコニアの製造には、主に「スカル法」と呼ばれる特殊な技術が用いられます。スカル法は、非常に高い融点をもつ酸化ジルコニウムを溶かすために開発されました。

まず、原料となる酸化ジルコニウムの粉末を、水冷管をめぐらせた特殊なるつぼに入れます。次に、高周波をあてて原料自体を直接加熱し、中心部を溶融状態にします。

るつぼの壁に近い部分は、水で冷却されているため固体の状態です。溶けずに残った原料の殻が、高温の溶融物を保持する容器の役割を果たします。

中心部の原料が完全に溶けた後、ゆっくりと冷却していくと、るつぼの内側から柱状の大きな結晶が成長します。このようにして、不純物の少ない高品質なキュービックジルコニアの結晶が作られる仕組みです。

キュービックジルコニアのお手入れ方法

キュービックジルコニアの美しい輝きを長く保つには、定期的なお手入れが必要です。日常的にできる簡単なお手入れと、汚れが目立つようになった場合の対処方法を知っておきましょう。

日常的にできるお手入れ方法

日常的にできるお手入れとして、使用後に柔らかい布で優しく拭くことが挙げられます。ジュエリーを外した際に、メガネ拭きやセーム革のような柔らかい布を使い、表面に付着した皮脂や汗、ほこりを拭き取ってください。

とくに、直接肌に触れるリングやネックレスは汚れが付着しやすいため、入念に拭き取ると良いでしょう。

手で触ることによる皮脂や汗といった汚れは、キュービックジルコニアを白く濁らせ、くすみを生み出す原因となります。きれいな状態を保つため、ジュエリーの使用後は柔らかい布での拭き取りを習慣化しましょう。

汚れがひどい場合のお手入れ方法

布で拭いてもきれいにならない場合は、中性洗剤を使った洗浄が有効です。

まず、洗面器などの容器にぬるま湯を張り、台所用の中性洗剤を数滴溶かします。そのなかにキュービックジルコニアのジュエリーを浸し、しばらく置いて汚れを浮かせましょう。

石座の隙間など、細かい部分の汚れが気になる場合は、毛先の柔らかい歯ブラシで優しくこすって落とします。洗浄後は、洗剤が残らないように流水で十分にすすぎ、柔らかい布で水気を完全に拭き取ってから保管してください。

キュービックジルコニアに関するよくあるQ&A

キュービックジルコニアについて、多くの方が疑問に思う点があります。ここでは、とくに質問の多い「ダイヤモンドとの違い」と「ダイヤモンドとの見分け方」について解説します。

ダイヤモンドとの違いは?

ダイヤモンドが天然の炭素結晶であるのに対し、キュービックジルコニアは人工石です。素材の違いから、価格や資産価値に差があります。

品質が良く一定以上の大きさがある天然ダイヤモンドは、希少性から資産価値も認められやすい傾向です。しかし、大量生産可能なキュービックジルコニアに資産価値はほとんどありません。

また、輝き方にも特徴があり、暗い場所でも強く光るダイヤモンドに対し、キュービックジルコニアは光が少ないと輝きが弱まる傾向です。

ダイヤモンドとの見分け方は?

家庭でできる簡単な見分け方の一つが、息を吹きかける方法です。熱伝導率が高いダイヤモンドはすぐに曇りが消えますが、キュービックジルコニアはしばらく曇ったままです。

水滴を垂らして確認する方法もあります。水を弾くダイヤモンドの上では水滴が球状になるものの、キュービックジルコニアの上では平たく広がります。

また、紙に書いた点を透かして見る方法も有効です。屈折率が高いダイヤモンドでは下の点は見えませんが、キュービックジルコニアは点が透けて見える場合があります。

※自宅で確認する場合はジュエリーの台座などを傷めるおそれがあるため、自己責任でおこなうか、不要な裸石でお試しください。確実な判別は、専門の鑑定機関やジュエリーショップへの依頼をおすすめします。

まとめ

キュービックジルコニアは、ダイヤモンドにきわめて近い輝きを放ちながらも、手ごろな価格で楽しめる人工石です。豊富なカラーバリエーションも魅力で、日常のファッションに彩りを添えてくれるでしょう。

自分のライフスタイルやジュエリーに求めるものを考え、納得のいく一石を選んでください。

今泉沙希(いまいずみ さき)
記事の監修者
査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

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