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ダイヤモンドのクラリティとは? グレードの評価基準や「VS1」と「VS2」の違い

ダイヤモンドのクラリティとは? グレードの評価基準や「VS1」と「VS2」の違い
今泉沙希(いまいずみ さき)
記事の監修者
査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

ダイヤモンドを購入する際、クラリティは品質を見極める評価指標の一つです。本記事では、クラリティの定義や評価基準、各グレードの特徴を解説します。ダイヤモンドをクラリティも含めて比較し、自分に適したものを選ぶ参考にしてください。

ダイヤモンドのクラリティとは

ダイヤモンドのクラリティは、透明度を評価するための指標です。GIA(米国宝石学会)が定めた4Cという基準の一つであり、ダイヤモンドに含まれるインクルージョン(内包物)とブレミッシュ(傷)の状態でグレードが決まります。

ダイヤモンドの輝きは、クラリティのグレードが低いと損なわれる場合があります。

インクルージョン(内包物)とブレミッシュ(傷)が評価指標

クラリティのグレードは全11段階に分かれており、インクルージョンやブレミッシュが少ないほど高評価です。

ダイヤモンドは天然鉱物のため、形成の過程で生じるインクルージョンとブレミッシュがないものはほとんどありません。

そのため、クラリティが高い(インクルージョンやブレミッシュが少ない)ダイヤモンドほど、希少価値が高まります。

クラリティの評価では、インクルージョンとブレミッシュの数や大きさ、位置などを総合的に判断します。これらが少なく目立たないほど、価値の高いダイヤモンドです。

ダイヤモンドのクラリティグレードの評価基準

ダイヤモンドのクラリティグレードは「サイズ」「数」「位置」「性質」「レリーフ」の5項目を総合的に判断して決まります。5項目の評価基準について、詳しく見ていきましょう。

サイズ

クラリティグレードを決定するうえで、インクルージョンやブレミッシュのサイズは評価に影響します。一般的に、サイズが大きくなるほど、ダイヤモンドの透明度や輝きを妨げる要因になるためです。

ただし、10倍のルーペでも確認が難しいほど微小なインクルージョンやブレミッシュは、クラリティグレードへの影響が限定的です。

つまり、インクルージョンやブレミッシュのサイズが大きいほどクラリティの評価は低くなり、小さいほど高くなります。

インクルージョンやブレミッシュの数も、クラリティグレードに影響する評価基準の一つです。個々のサイズが微小でも、数が多くなると外観上目立つためです。

しかし、単純に数が多ければ評価が下がるとは限りません。インクルージョンとブレミッシュがダイヤモンドの美しさに影響を与えない程度の場合は、クラリティ評価が上位に位置付けられるケースもあります。

ただ、基本的には数が少ないほど、クラリティの評価は高くなります。

位置

インクルージョンやブレミッシュが存在する位置は、クラリティの評価を左右する重要な要素です。同じサイズや数であっても、位置によってダイヤモンドの見た目に与える影響が異なるためです。

とくに、ダイヤモンドの正面中央(テーブル)付近にあるインクルージョンは、光の反射を直接妨げます。そのため、インクルージョンが目立ちやすく、クラリティのグレードが下がる傾向にあります。

一方、インクルージョンがダイヤモンドの側面や端に位置する場合、クラリティへの影響は限定的です。位置の違いがクラリティに及ぼす影響を把握したうえで、ダイヤモンドを比較するのが大切です。

性質

インクルージョンの性質(種類)も、ダイヤモンドのクラリティグレードに影響します。性質は、ダイヤモンドの美しさだけでなく、耐久性にも関わるため重視されます。

代表的なインクルージョンの種類は「クリスタル(小さな内包結晶)」「クラウド(小さな結晶の集合体)」「ノット(表面に達した内包結晶)」「フェザー(亀裂)」などです。

とくにフェザーは、グレードの評価に大きく影響します。フェザーがダイヤモンドの中央部にまで及んでいると、グレードが下がる傾向にあります。

レリーフ

レリーフは、インクルージョンとダイヤモンド本体とのコントラストを指します。

たとえば、インクルージョンがダイヤモンドに近い無色透明であれば、レリーフは低く目立ちにくいため、グレードへの影響は限定的です。

一方、黒や緑など色のついたインクルージョンは外観上目立つため、クラリティグレードの評価が下がる要因となります。

また、レリーフは、ダイヤモンドの全体的な透明感にも影響を与えます。クラリティグレードを正確に把握するには、レリーフも考慮した評価が必要不可欠です。

ダイヤモンドのクラリティグレード

グレードは、インクルージョンとブレミッシュが全く認められない「フローレス(FL)」を最高位として、グレードの高い順にIF・VVS1・VVS2・VS1・VS2・SI1・SI2・I1・I2・I3と続きます。

クラリティグレード 概要
FL/IF (内外部無欠点/内部無欠点) 10倍ルーペでプロでも発見困難。最高クラスの品質。
VVS1/VVS2 (ごくごくわずかな内包物) 10倍ルーペで発見困難。非常に高品質。
VS1/VS2 (ごくわずかな内包物) 10倍ルーペで発見困難〜容易。肉眼ではほぼ見えない。
SI1/SI2 (わずかな内包物) 10倍ルーペで発見容易。

肉眼で見える場合もあるが、カットが良ければ輝きでカバー可能。

I1/I2/I3 (内包物) 肉眼で容易に確認できる。輝きや耐久性に影響が出る場合がある。

ここから、それぞれのクラリティグレードがもつ特徴について解説します。

FL(フローレス)

 

FL(フローレス)は、クラリティグレードの最上位に位置します。熟練した鑑定士が10倍のルーペで観察しても、インクルージョンもブレミッシュも一切確認されないダイヤモンドに与えられるグレードです。

ほぼ無傷の状態を指すため、極めて高い希少性をもちます。

しかし、市場での流通がごくわずかで、ジュエリー業界のプロでも実物を見る機会はほとんどありません。そのため入手は困難で、極めて希少価値の高いコレクターズアイテムとして扱われる場合もあります。

IF(アイエフ)

IF(インターナリーフローレス)は、FLに次ぐ高い評価を受けるクラリティグレードです。鑑定士が10倍のルーペで観察しても、ダイヤモンドの内部にインクルージョンが見つかりません。

FLとの違いは、表面にごく微小なブレミッシュが存在する点です。ただし、専門の鑑定士でも発見が難しいレベルで、ダイヤモンドの美しさに影響を与えるものではありません。

FLがあまりに希少なため、市場に流通しているダイヤモンドのなかでは、最高ランクの品質です。

VVS1(ブイブイエスワン)

VVS1はVVS(Very Very Slightly Included)カテゴリーの上位グレードです。インクルージョンがごくわずかに含まれますが、鑑定士が10倍のルーペで観察しても、発見が極めて困難なレベルです。

多くの場合、ダイヤモンドを裏側から観察してようやくインクルージョンを確認できる程度で、一般の方は顕微鏡で見てもほぼ見つけられません。

VVS1は、品質を重視する方に選ばれるハイグレードなダイヤモンドであり、婚約指輪のような特別なジュエリーにも適しています。

VVS2(ブイブイエスツー)

VVS2は、VVSカテゴリーのVVS1に次ぐグレードです。鑑定士が10倍のルーペで観察した際、インクルージョンの判別が困難なレベルのものを指します。

しかし、インクルージョンの違いを判別できるのは専門家レベルであり、一般の方が発見するのは依然として困難です。肉眼で内部の特徴が見えないため、ダイヤモンドの透明度や輝きに影響を及ぼしません。

高品質でありながら、VVS1より価格が少し抑えられる傾向にあります。

VS1(ブイエスワン)

VSは「Very Slightly Included」の略で、インクルージョンがごくわずかに含まれることを意味します。

VS1は、VVSグレードと比較するとインクルージョンのサイズは大きくなりますが、鑑定士が10倍のルーペで観察してようやく発見できるレベルです。

肉眼でインクルージョンを視認するのは困難で、ダイヤモンドの透明度や輝きに影響を感じることはほとんどありません。品質と価格のバランスが優れているため、婚約指輪では一般的に選ばれるケースが多い人気のグレードです。

VS2(ブイエスツー)

VS2は、VS1と同じくインクルージョンがごくわずかに含まれるグレードです。鑑定士が10倍のルーペで観察した場合、VS1よりもインクルージョンの発見がやや容易になります。

VS1ではなくVS2と評価される基準は「インクルージョンのサイズが少し大きい」「数が若干多い」「ダイヤモンドの中央付近にある」などです。それでも、鑑定士が10倍のルーペで観察してようやく確認できるレベルです。

なお、VS1よりも手に入れやすい価格帯になることが多いため、予算内で大きなカラットを求める場合に適しています。

SI1(エスアイワン)

SIは「Slightly Included」の略で、わずかにインクルージョンが含まれていします。SI1グレードでは、10倍のルーペで観察するとインクルージョンを比較的容易に確認できますが、肉眼でほとんど見えません。

とくに、ダイヤモンドのサイズが小さい場合、インクルージョンは目立ちにくくなります。品質と価格のバランスを考慮し、見た目の美しさを保ちながら予算を抑えたい場合に選ばれやすいグレードです。

SI2(エスアイツー)

SI2は、10倍のルーペで観察すると、インクルージョンが容易に確認できるグレードです。

カラット数の大きいダイヤモンドでは、肉眼でもインクルージョンが確認できる場合もあります。そのため、ダイヤモンドの美しさに影響を与える可能性も考慮しなくてはなりません。

価格は手頃になる傾向があるため、ファッションジュエリーで多く使われます。そのため、コストを優先したい方に選ばれるグレードです。

なお、ダイヤモンドによって品質に個体差が生じるため、信頼性の高いブランドや店舗で、実物を確認して購入するのがおすすめです。

I1・I2・I3(アイワン・アイツー・アイスリー)

Iは「Included」の略で、肉眼でインクルージョンを確認できるグレードです。I1・I2・I3と段階が下がるにつれて、インクルージョンが見えやすくなります。

肉眼でインクルージョンを確認できるレベルのため、ダイヤモンドの輝きや透明感、耐久性に影響を及ぼします。ジュエリーとしての美観を損なうおそれがあるため、婚約指輪のような特別な贈り物には推奨されません。

また、品質を証明する鑑定書が付属しない場合があるため、婚約指輪ではあまり使われず、比較的手頃な価格帯のファッションジュエリーに多く用いられます。

クラリティ以外にダイヤモンドを選ぶ際のポイント

ダイヤモンドの価値は、クラリティにカラット(重さ)・カラー(色)・カット(輝き)を加えた「4C」と呼ばれる要素の組み合わせで総合的に決まります。

そのため、クラリティだけに固執せず、他の要素とのバランスを見ると、満足のいくダイヤモンド選びにつながりやすくなります。

ジュエリーの使用用途や予算で選ぶ

ジュエリーの使用用途や予算によって、ダイヤモンドの選定基準は変わります。

たとえば、毎日身に着ける普段使いのアクセサリーであれば、デザイン性を重視し、ダイヤモンドのグレードを抑えめにして価格を調整するのも良いでしょう。

一方、婚約指輪のように特別な意味をもつジュエリーは、見た目の美しさに直結するカットやカラーを優先し、VSクラス以上を選ぶのがおすすめです。

使用用途と予算という軸を定め、納得できるダイヤモンドを選びましょう。

4Cのバランスの良さで選ぶ

ダイヤモンドを選ぶ際は、4Cのバランスを意識したほうが、満足度の高いジュエリーを購入しやすくなります。ダイヤモンドの価値は、4Cのバランスによって決まるためです。

たとえば、クラリティのグレードが高くても、カットのグレードが低ければ輝きが損なわれます。

一般的には、輝きに最も影響するとされる「カット」を優先し、次に「カラー」、肉眼では差がわかりにくい「クラリティ」の順で検討するのがおすすめです。

予算に応じて、どの要素にこだわり、どの部分で調整するか、優先順位をつけて総合的に判断しましょう。

ダイヤモンドのクラリティに関するよくあるQ&A

ダイヤモンドのクラリティについて検討していると、専門的な用語やグレードの細かな違いについて、疑問が出てくる場合があります。

ここでは、ダイヤモンドのクラリティに関して多く寄せられる質問について解説します。

ダイヤモンドのVVS1とVVS2の違いは?

VVS1とVVS2の違いは、インクルージョンの視認性です。VVS1のインクルージョンは、鑑定士がダイヤモンドを裏側から10倍のルーペで見て、ようやく発見できるほど特定が困難なレベルです。

一方、VVS2のインクルージョンは、VVS1に比べてわずかに発見しやすいとされています。しかし、VVS1とVVS2の差は鑑定士レベルのものであり、一般の方には違いがほぼ識別できません。

市場に流通しているダイヤモンドとしては、どちらも極めて高い品質といえます。

婚約指輪にはどのグレードがおすすめ?

婚約指輪用のダイヤモンドを選ぶ場合、一般的にVS1・VS2以上のクラリティグレードが推奨されています。

VS1・VS2以上は、鑑定士が10倍のルーペで観察してようやくインクルージョンを確認できるレベルで、肉眼では外観に影響がありません。

そのため、ダイヤモンドの透明感や輝きを損わず、美しい見た目を楽しみやすいクラリティグレードです。

しかし、同じグレードでも、ダイヤモンドによってインクルージョンの状態は異なる場合があります。購入の際は鑑定書に目をとおし、インクルージョンの位置や性質を確認するのがおすすめです。

まとめ

ダイヤモンドのクラリティは、透明度を示す重要な品質評価基準です。しかし、ダイヤモンドの価値は、カラット・カラー・カットを加えた4Cの総合的なバランスで決まります。

そのため、クラリティ単体で判断せず、4C全体のバランスや使用目的・予算を踏まえてダイヤモンドを選びましょう。

今泉沙希(いまいずみ さき)
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今泉沙希(いまいずみ さき)

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