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ダイヤモンドとは?鑑定するには

ダイヤモンドとは?鑑定するには

ダイヤモンドとは炭素のみからなる鉱物の事です。炭素の同素体の一種出でもあり、天然に存在する物質の内で最も硬度が高く、一般的に無色透明で美しい光沢をもつ。ダイヤとも略されます。和名では金剛石と呼ばれています。

鑑定書は絶対必要?

「鑑定書がないとダメなのか?」という問題です。これははっきり「間違い」です。しかし、一部では残念ながら、「事実」でもあります。それが事実となる理由はたったひとつで、「ダイヤモンドの知識を持たない買取業者が多く存在するため」です。街やネットには「ダイヤモンド買い取ります」の文字があふれますが、すべての業者がダイヤモンドに詳しいわけではありません。

ダイヤモンドを買い取るお店は基本的に検査機器を所有していて、鑑定書がなくても、持ち込まれたダイヤモンドが天然か人工か、天然の場合は内包物があるかないか、重さはどのくらいかなどの簡単な判別はできます。彼らはそれで「ダイヤモンドも買い取れます」と商売します。しかし、4Cの状態を精密に見極める能力は持っていません。あくまで「ざっくりとした」「ダイヤモンドの専門知識がなくてもできる」レベルでの検査と鑑定となるため、持ち込まれたダイヤモンドの価値を正しく評価することはできません。

ダイヤモンドは買取店に買い取られた後、多くは業者間売買で転売されます。売る相手は素人でなくプロですから、適当なごまかしが通用しません。この際「品質がよくわからないから高く売れないかもしれない。だから損をしないよう、安く買い取っておこう」という意識が働くのは自然なことで、これらのお店では「鑑定書」がなければ査定のしようがなく、「安く買い叩く」しかできないのです。

こうした現実から、鑑定書のないダイヤモンドを査定してもらう際は、必須条件として「宝石のスペシャリストが在籍しているお店」を選ぶ必要があります。「宝石のスペシャリスト」とは、先に述べた宝石学の国際的な権威『GIA(米国宝石学会)』に、宝石の専門家として認定された[GIAG.G.]と呼ばれる資格保有者などのことです。当然、専門家が在籍するお店では鑑定書がなくても正確な鑑定ができます。専門的な知識と技術、肉眼を駆使して、1時間など時間をかけた丁寧な鑑定となるため、店頭査定に持ち込む場合は、時間に余裕を持って出かけることが必要です。

4Cを知っておこう!

ダイヤモンドの品質を評価する基準として、1950年代にG.I.A(米国宝石学会)が開発した4Cという品質評価基準が国際的に使用されています。4Cとはダイヤモンドの品質を表現するための基準であるカラット(重さ)、カット(輝き)、カラー(色)、クラリティ(透明度)の4つの要素を表した用語になります。この4Cの組み合わせが、ダイヤモンドの品質と価値を決定します。

 

・カラット(重さ)

カラットは宝石全般の重さをはかる際に使われる重量単位のことです。1.0ct=0.200gと定義されています。ダイヤモンドは、1970年の、メートル条約で定められたメートルカラット単位で計算します。またカラットは4Cの中で最も見た目の違いが分かりやすい基準でもあります。

 

・カット(輝き)

カットはダイヤモンドの美しい輝きや煌めきを決める要素です。カットの総合評価はダイヤモンドのプロポーション要素とシンメトリー、ポリッシュなどのフィニッシュ要素で決まります。この2つの要素が優れているほどダイヤモンドに取り込まれる光が効率よく反射し、ダイヤモンドが美しく輝きます。

 

・カラー(色)

カラーはダイヤモンド自体の地色を表します。GIAのD~Zのダイヤモンドカラーグレーディングシステムでは、基準になる照明と観察条件下で、カラーグレードの基準となるマスターストーンと色を比較することでカラーを測定します。この色の差は大変微妙なもので、素人目では判別できないのは勿論ですが、専門家でも日光光源下だと識別が困難です。

 

・クラリティ(透明度)

クラリティはダイヤモンドに含まれるインクルージョン(内包物)の少なさを表します。インクルージョン(内包物)とは、ダイヤモンドが地中で形成される際に混入した他鉱物の結晶などの異物、あるいは裂け目や割れ目と言った結晶構造の歪みをさす用語です。インクルージョンの位置によっては、ダイヤモンドをカットし研磨した後にも残ってしまう場合があり、ダイヤモンドの外観に影響を与えてしまう事もあります。

この4つが正確な鑑定には重要です!

まとめ

ダイヤモンドの鑑定は最新の専門機器と高度な専門知識を用い、初めて正しく判別できます。しかし熟練のグレーダーでさえ困難なものもあるほどダイヤモンドの査定は難しい物でもあります。お持ちのダイヤモンドを査定してもらう際はあらかじめお時間を頂くことを前提に買取店へ行きましょう!

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