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ダイヤモンドを上回る価格ってホント?ネオンブルーの宝石パライバトルマリンとは?

914_パライバトルマリン価格

パライバトルマリンという南国の海を連想させる美しいネオンブルーの宝石をご存知でしょうか。このパライバトルマリンはトルマリンの一種であり、その中でも、美しさと希少価値が高く、同じ大きさであればダイヤモンドやルビー、エメラルドなどよりも高価格で取引される宝石です。美しいパライバトルマリンの条件として『色』、『インクリュージョンの少なさ』、『テリの良さ』が基準となります。前述のように晴れた南国の海のような鮮やかなネオンブルーはまさに夏のコーデをさわやかにしてくれることでしょう。
今回は、この魅惑の宝石パライバトルマリンをあらゆる角度から徹底解析していきます。この記事を読んだらあなたもパライバトルマリンの奥深い魅力にきっと心を奪われてしまうことでしょう。

パライバトルマリンがそのうちの一つ!『世界三大希少石』とは?

皆様は「世界三大〇〇」と言われると何を思う浮かべるでしょうか。時計だと世界三大複雑機構と言われるものや、美術館だと、世界三大美術館などがあり、そのような呼称で呼ばれること自体が、そのものの価値の高さや、希少性、需要の高さの証明でもあります。大人になっても、「世界三大〇〇」という響きには、どこかワクワクする好奇心を呼び覚まします。さて、ここではパライバトルマリンも含まれている「世界三大希少石」について説明致します。

 

~「宝石の王様」アレキサンドライト~

「宝石の王様」と呼ばれているアレキサンドライトは、光の種類によって色が変化する特殊な性質を持つ宝石です。ロシア帝国のエメラルド鉱山で発見されたため、最初はエメラルドだと思われましたが、太陽光の下では青緑、蛍光灯などの人工照明の下では赤色に変化することが分かりました。そのため、「昼のエメラルド」「夜のルビー」といわれています。

特殊な性質で大変珍しい宝石として、当時のロシア皇帝に献上されましたが、献上した日がアレクサンドル2世の誕生日だったことため、アレキサンドライトと名付けられました。光の種類によって色が変わる性質はアレキサンドライト効果と呼ばれ、どんなに美しい宝石質を持っていても、光による色の変化が見られなければアレキサンドライトとは認められません。そのため、採掘量は少なく、希少石となっています。

 

~「サファイアの王」パパラチアサファイア~

サファイアと聞くと鮮やかな青色をイメージしますよね。しかし、「サファイアの王」であるパパラチアサファイアは、オレンジとピンクの中間色をしています。パパラチアサファイアは、スリランカが産出国とされていて、パパラチアという言葉は現地のシンハラ語で、「蓮の花」という意味です。国際的には色の基準が定められておらず、ピンクでもなくオレンジでもない絶妙な配色バランスであるほどより価値が高くなります。

また、ピンクとオレンジの配色が一定以上で不純物の少ないものでなければ、パパラチアサファイアとは認められないため、産出量が非常に少なく、希少石のひとつになっています。

 

そして先の2つの魅力的な宝石に並ぶ、3つ目の希少石が、今回のテーマであるパライバトルマリンなのです。上記2つに呼び名があったようにパライバトルマリンは「幻の石」と呼ばれています。パライバトルマリンの蛍光性のある鮮やかなブルーは銅が含まれていることによって作られており、その美しさは1989年に市場に出て、瞬く間に人々を魅了してしまいました。

パライ・バトルマリン?パライバ・トルマリン?

バトルという響きの印象が強いので誤解してしまいがちなのですが、パライ・バトルマリンではありません。パライバ・トルマリンが正解です。1987年にブラジルにあるパライバ州というところで発見されたトルマリンなのでパライバトルマリンと呼ばれています。2001年にはアフリカでも産出されておりますが、これらもまとめてパライバトルマリンと呼ばれています。同じ宝石が産出される理由として、はるか太古の昔、アフリカとブラジルがつながっていたからではないかと言われています。いずれにせよ、パライバトルマリンは数ある宝石類のなかでも比較的、近代になってから発見された宝石であるといえます。

品質の良いブラジル産パライバトルマリンは『幻の石』?

パライバトルマリンは産出量が不安定で一貫して少量しか産出されないので、ダイヤモンドやルビー、エメラルドなどよりも高値で取引されることも多く、今や『幻の石』とまで呼ばれています。パライバトルマリンの中でもより高品質とされるものが、ブラジル産のもので、アフリカ産のものと比べ、色合いも濃く、蛍光性が強いとされています。

現在流通しているパライバトルマリンの多くがアフリカ産であり、ブラジル産の中でも最高品質のものはほぼ流通していないと言われおり、これらの状況がパライバトルマリンの希少性や価値を高めています。

パライバトルマリンの歴史について

パライバトルマリンは他の宝石と比べてもとても歴史の浅い宝石です。1987年8月、ブラジル人探鉱者エイトール・ジマス・バルボーザによってパライバトルマリンの産出地を発見しました。ブラジルのパライバ州の丘陵地にきっと良い宝石があると信じて7年間掘り続け、やっと最初のパライバトルマリンの結晶を掘り出しました。

パライバトルマリンの産出地が最初に発見されたのはブラジルのパライバ州ですが、同様の色と化学組成の石は今では近くのリオ・グランデ・ド・ノルテ州でも見つかっています。アフリカで最初に発見されたのは2001年、ベニンとの国境に近いナイジェリアのオヨ州エドウコ鉱山でした。同じく2001年に、モザンビークのナンプラ県で、ユッカの根を栽培する農夫が、パライバトルマリンを発見しました。この原石は2006年まで大々的に市場に出回ることはありませんでした。

それまでなかった美しいネオンブルーの魅力

パライバトルマリンが初めてブラジルで発見されて、珍しく濃い「ネオンのような」または「電気のような」明るい色がそれまでに知られていたどんなトルマリンとも違い際立っていました。色は、濃いエメラルドグリーンからウィンデックスブルー(洗剤のような青)、さらには深みのあるサファイアブルーまで存在します。

色のほかに重要な特徴としては、宝石を正面から見たときに暗い部分が相対的に見られないということです。パライバトルマリンはきわめて輝きが強く、光が弱くても光を放っています。電気のように鮮やかなウィンデックスブルー、ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色、圧倒的なトワイライトブルー。個人的な好みの問題もありますが、もともとウィンデックスブルーのものが最も人気があります。最高品質のブラジル産パライバトルマリンなら、宝石の卸市場でも1カラットにつき2万ドル以上で売れます。

良質なアフリカ産の石の場合、カラット当たり数千ドルで、アフリカ産の石としては驚異的な価格がついています。パライバトルマリンの鮮烈な色を生んでいるのは少量の銅、それにマンガンと鉄です。銅の量が多いほどブルーやターコイズの色が強くなりますが、マンガンが多くなるとバイオレットから赤の色合いが強くなります。鉄はグリーンに発色する要素と考えられています。一定量の銅、マンガン、鉄を含むトルマリンなら何でもパライバ種と呼ばれる資格があるのでしょうか?

一言で言えば、違います。パライバトルマリンの最も重要な特徴は、色の鮮明度。そもそも最初にこの宝石を有名にした特徴です。必要な色の強さを持たない石、あるいは暗い部分があまりにも多い石はパライバトルマリンとして売られるべきではありません。パライバトルマリンは通常鮮やかなウィンデックスブルー、ネオンピーコック色、強烈なターコイズ色を示す深い色の宝石です。ブラジルのパライバ州ミーナ・ダ・バターリャで発見されたこの石は、光がほとんどなくても光を放ち輝くような、強い色をしています。パライバトルマリンのほとんどは1カラットに満たないものですが、モザンビーク産の石には40カラットやそれ以上のサイズのものがあります。エメラルドと同じで、パライバトルマリンではインクルージョン(内包物)があるのが普通で、色が主な美しさの決定要因となっています。

しかし、パライバトルマリンにインクルージョンが少なければ、希少性と価値は格段に上がります。美しい鮮やかな色のために、パライバ・トルマリンは短期間で高い人気を集める宝石となりました。パライバトルマリンはこの上ない珍しさ以上に他に並ぶもののない美しさを持った、世界でも特に人気の高い宝石です。

パライバトルマリンの鑑別について

パライバトルマリンの鑑別において重要視されるのは成分分析です。パライバトルマリンと認められるには成分に銅(Cu)が含有されていることを証明する必要があるからです。そのため、鑑別書とは別に成分分析報告書というものが存在します。しかし、成分分析をするためには特殊な機械が必要になるため、全ての鑑別機関で行えるわけではありません。もしお手持ちのパライバトルマリンを鑑別したい場合は、鑑別機関に行く前に問い合わせてみた方が良いかもしれません。

そして鑑別書が付いているからと言って必ずしも成分分析報告書も付いているとは限りません。GIAなど成分分析報告書を付けない方針の鑑別機関もあります。必ずしも付けられるとは言い切れませんが、購入したいパライバトルマリンに成分分析報告書が付いておらず気になる方は、お店に一度相談してみても良いかもしれません。

ちなみに、パライバトルマリンは正式な宝石名とは認められておらず、鑑別書には宝石名の欄ではなく備考欄に、別名パライバトルマリンと呼ばれていますと書かれる場合も多いようです。成分分析報告書にはパライバトルマリンと記載がされます。パライバトルマリンの鑑別書を見ると、「通常加熱が行われています。」と書かれている場合が多いです。

これは「一般的に加熱処理が行われることが多いが、自然熱で加熱されたり非加熱のものも中にはあり、それらを明確に判別することが困難」という意味だそうです。そのためパライバトルマリンは加熱処理が行われていることで価値が著しく下がることはないといわれています。但し、鑑別機関によっては加熱の痕跡を見分けられ、痕跡が見当たらない場合、その旨が鑑別書に書かれることもあります。そういった鑑別書が付いているものは、非加熱パライバトルマリンとして価値高く取引される場合もあるということです。

パライバトルマリンの偽物について

人気の希少石、パライバトルマリンですから、偽物が多く出回っています。恐らく一番よく見かけるのが、アパタイト。アパタイトもさまざまな色合いを見せてくれる、とても魅力ある宝石です。パライバトルマリンのようなネオンブルーのものも産出され、パライバブルーアパタイトと呼ばれることもあるほど、2つは似ているといいます。実はそもそもアパタイトを有名にしたのも、「ブルーのアパタイトはパライバトルマリンに似ている」と注目されたことがきっかけだったとか。

しかしそれが故に、それを悪用してパライバトルマリンと偽って販売する業者も出てきたという訳です。そして近年流通量が増えてきているとされるのが、「パライバブルートパーズ」。これは、パライバトルマリンのように鮮やかなブルーの色合いをもつトパーズのこと。もともとブルートパーズは一般的に照射処理という人工的な処理を施すことによって色調整されているのですが、パライバブルートパーズはそれとはまた異なる処理により着色されているのだそうです。パライバブルートパーズには照射処理ではなく、コーティング処理が施されているといわれます。

その理由はパライバトルマリンのようなネオンカラーの色合いは、照射処理では実現できないからだそうです。ただ、だからといって、着色加工そのものが悪い、という訳ではありません。きちんと明記され、適正価格で売っていれば良いのです。しかし「コーティング処理を施されたトパーズ」であるということが明記されずにパライバトルマリンや未処理の宝石として適正価格より高く販売されてしまうことがある、だから問題なのです。パライバトルマリンの偽物として多く出回っていると先述したアパタイト。

アパタイトはパライバトルマリンに比べれば安価な上に、見た目だけではプロでも簡単に判別できない程よく似ているといわれます。では何故アパタイトではなく、コーティング処理を施したパライバブルートパーズが作られるようになったのでしょうか?それは恐らくですが、アパタイトはモース硬度が5と、ガラスで傷が付いてしまうほど耐久性が低いため、ジュエリーにはあまり向かない宝石です。しかし、その点トパーズなら、安価な上にモース硬度が8と比較的扱いやすく、ジュエリー加工もしやすいため、よりパライバトルマリンに見せかけて売りやすいからではないかと考えられます。

勿論分かった上で代用品として楽しむのであれば、安価でパライバトルマリンと同じ色を楽しめるパライバブルートパーズも悪くはないと思います。しかしパライバブルートパーズとしてではなく、パライバトルマリンとして高額で販売されるのは許されることではありませんよね。こんな悪質な販売に引っかからないよう、コーティング処理の見分け方をご紹介します。コーティング処理とは、表面に酸化金属化合物の非常に薄い層でコーティングされている処理で、研磨剤や研磨用のバフなどで摩擦すると色が剥げてしまい、耐久性が高くありません。

そのためキューレットやファセット稜線にコーティングの剥がれが見られることが多いそうなのです。web上の写真でも比較的見つけやすいと思いますので、尖った部分に色剥げがないか、画像をよくチェックしてみてください。サイト上に画像が少なすぎて、色んな角度から見られないようであれば、他の角度の写真がないかお店に問い合わせてみるのも良いでしょう。

パライバトルマリンの相場とは?

では、いざパライバトルマリンが買いたい!となった場合、一般的な販売価格と何処で買えるか気になりますよね?パライバトルマリンは色や産地、カラット、さらには品質によって販売価格が異なります。価格を基準にするのか、産地や色を基準にするのか。自分の中で絶対に譲れない!という基準を第一に、購入を考えるようにして下さい。

 

ただ、世界中で人気があり需要も高まり続けているといわれるパライバトルマリン。ここ5年の間でも価格が高騰しているといいます。特にブラジル産は5年前に比べて2倍以上になっているのだとか。益々遠い存在になっていくイメージですね。大型スーパーの中にある量販店など、一般的な宝飾店では、モザンビーク産が0.5カラットで5万円ほど。

モザンピーク産であればカラット数、品質によっては1万以下で買える石も存在します。それがブラジル産になると、同じ0.5カラットでも15万円ほどが相場となります。1粒で1カラットのパライバトルマリンが欲しい場合は、一般的な宝飾店でもモザンビーク産で10万円以上、ブラジル産では40万円近くになります。さらに高品質のものになると、モザンビーク産で100万円以上、ブラジル産で300万円以上はすると思っても良いでしょう。

少しかわったパライバトルマリンもあります

色の宝庫と呼ばれる程カラーバリエーションが豊富なトルマリン。一石の中に2色入った「バイカラートルマリン」、複数色入った「パーティーカラードトルマリン(パーティーカラートルマリン)」も人気があります。そして、パライバカラーが入った「バイカラーパライバトルマリン」「パーティーカラードパライバトルマリン」もあります。こちらは大体0.1ct前後で8万円~15万円くらいと、通常のパライバトルマリンよりも少しお高めになることが多いようですね。

もう一つ、変わり種のパライバトルマリンといえば、パライバトルマリンキャッツアイもあります。繊維状の内包物が含まれ、カボションカットを施されたものに光を当てると、猫の目のような一筋の光が現れるというキャッツアイストーン。多くの宝石に見られますが、パライバカラーの中に一筋の光が浮かぶ姿はまるで夜の海に差し込む月の光のようにも見えて本当に神秘的ですよね。こちらも稀少なため、クオリティにも依りますが、通常のパライバトルマリンより高価になることが多いようです。

パライバトルマリンの特異性について

トルマリン鉱物は、地質学的に種々の産状が見られますが、多くの宝石質トルマリンはペグマタイト中に産出します。ペグマタイトは、マグマが固化していく過程の晩期に形成される火成岩です。マグマの分化がある程度進んだあとには空洞が生じ、そこに大きな結晶が成長します。マグマから結晶が析出する際に、結晶に取り込まれやすい元素は、早期にマグマから失われていきます。

一方、結晶に取り込まれにくい元素(不適合元素と呼ばれる)は結晶化が進んでもマグマの中に残されます。したがって、マグマの残液に濃集しやすい特異な元素(イオン半径が大きい(小さい)、電荷が大きい(小さい))がペグマタイトに産するトルマリンに取り込まれます。また、元素は地球化学的に親石元素と親銅元素に分類されます。前者は地殻(地球の表層付近)に濃集する傾向があり、後者はマントル下層(地球の深部)に濃集しやすい元素です。トルマリンを構成するほとんどの元素は親石元素で地殻に豊富ですが、パライバトルマリンの色の原因となる銅は親銅元素です。

したがって、結晶中に両者が共存することはきわめて稀なことで、パライバトルマリンは特異な地質環境による限られた地域にしか産出していません。パライバトルマリン中の銅(Cu)。このような地球化学的に相反する元素の稀有な共存は他にも見られます。ルビー、エメラルド、アレキサンドライトなどのクロム(Cr)です。コランダム、ベリル、クリソベリルを構成するBe,O,Al,Siなどは地球浅部に濃集しやすい元素ですが、クロムは地球深部に存在しやすい元素です。クロムが希少な宝石の鮮やかな色の原因となることは良く知られていましたが、微量な銅(Cu)が着色に起因する宝石はパライバトルマリンがはじめての発見でした。

まとめ

かの有名な『アレキサンドライト』、『パパラチアサファイア』と並び、『世界三大希少石』として数えられる南国の海のような鮮やかなネオンブルーの宝石、『パライバトルマリン』は、80年代後半に宝石市場に登場した新しい宝石です。宝石市場に出るや瞬く間にその美しさは人々を熱狂させ、ダイヤモンドなどの高価な石よりも高値で取引され、特に高品質なものはその希少性と価値の高さから『幻の石』と呼ばれております。

決して安価でないこの宝石ですが、それでも求める人が後をたたない大人気の宝石であり、身に着けた人に魅力と安らぎ、落ち着きを与えてくれることでしょう。「買取大吉」ではジュエリーの販売を強化しており、『パライバトルマリン』も高価買取中です。査定は無料で行っておりますので、是非一度ご来店ください。

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