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ダイヤモンドの輝きはカットで決まる!カットの違いを徹底解説

ダイヤモンドの輝きはカットで決まる!カットの違いを徹底解説

ダイヤモンドの価値は基準によって異なります。ダイヤモンドの価値を決定づける基準の1つが「カット」になります。カットの仕方によってはダイヤモンドの買取参考価格にも大きく影響します。ダイヤモンドのカットの仕方について詳しく解説していきます。

カットで変わる!ダイヤモンドの輝き

ダイヤモンドの輝きを決定づけ、そしてダイヤモンドを語る上で欠かせない重要な要素の1つでもあるCUT(カット)の方法について解説していきます。カットは主にプロポーションとフィニッシュで構成され、この2つが優れているダイヤモンドが最も高価になりやすいとされています。ダイヤモンドのカットや研磨にはいくつもの種類があります。

その中でも最も一般的な形として「ラウンドブリリアントカット」が挙げられます。ラウンドブリリアントカットは「ダイヤモンドといえばこの形」と誰もが思うような王道の丸い形をしているダイヤモンドをラウンドブリリアントカットと称します。宝石店などで目にするダイヤモンドの多くは、ラウンドブリリアントカットが施されています。ダイヤモンドが美しく輝く理由は、テーブルと言われる上部からの光が、57面体もしくは58面体にカットされた全ての面で全反射して光を放ち輝きを最大限に引き出しているからです。

ラウンドブリリアントカット以外にも個性的なカット法がありますが、ラウンドブリリアントカット以外のカッティングスタイルのことをファンシーカットと総称されています。例えば、ハートシェイプカットやオーバルカット、エメラルドカットなどの王道の丸い形をしたダイヤモンド以外のカッティングをファンシーカットと称しています。

そして、ダイヤモンドの全てに鑑定書が付くというイメージがおありの方は多いのはないでしょうか。ですが、実際のところ鑑定書が付くダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカットのみなのです。「4C」と呼ばれるカラット・クラリティ・カラー・カットの4つの基準を判定できなければ鑑定書は発行されません。

すなわち、ラウンドブリリアンカットは鑑定書の基準になるほどの美しい輝きを生み出すカッティング法だと言えます。とはいえ鑑定書の付かないダイヤやラウンドブリリアントカット以外のダイヤに価値がないわけではありません。中にはラウンドブリリアントカットより価値のあるダイヤモンドもありますが、一般的に輝きではラウンドブリリアントカットに劣るという点からファンシーカットのダイヤモンドはやや買取価格が低くなる傾向があります。

ラウンドブリリアントカットの特徴と基礎知識

理想的な輝きを放つ「ラウンドブリリアントカット」はダイヤモンドの中央部分を丸くカットし、そこを中心に放射状にカットしていきます。「ラウンドブリリアントカット」は数あるカット法の中でも評価基準が決められている唯一の形です。基本の切子面は全部で58面にもなりますが、144面や210面というさらに細かいカット法もあり、より細かりカットになるにつれて美しい輝きを放ちます。

そのラウンドブリリアントカットの中でも屈折率や反射といった光学的特性を考慮した世界でも最も美しく輝く形を「アイディアルラウンドブリリアントカット」と言います。ラウンドブリリアンカットは特に原石の切り出し率が高いのですが、そこまでしなければできない正確で対称的な切子面が、鑑定書の基準になるほどの強い輝きを生み出すのです。

ダイヤモンドの形として誰もがイメージする王道のラウンドブリリアントカットですが、ベルギーのダイヤモンドカッターであり数学者でもあった、マルセル・トルコフスキーがダイヤモンドの特性である「屈折率と反射」から、今のラウンドブリリアントカットをおよそ100年前に発明されたものだということは、意外と知られていません。

ダイヤモンドは、カットする角度がほんの少し違うだけで輝きに大きく影響します。ダイヤモンドの理想的といわれるまで、光をあてたときの反射や屈折率を考慮して、角度や形状を細かく算出するなど何度も試行錯誤し、洗練させたダイヤモンドが現在の世界で最も輝きがあり美しいとされるラウンドブリリアントカットなのです。

カットの仕方で買取価格に変動はある?

ダイヤモンドは輝きが命です。ダイヤモンドは中に入った光が内側で複雑に反射することで輝きます。このカットが少しでも歪んでいると、光はうまく屈折せず、ダイヤモンドの輝きは鈍くなってしまいます。ダイヤモンドのカットの美しさや品質というのは、カラット数やカラーよりも、ダイヤモンドの見た目を大きく左右する大事な要素です。

そのため、ダイヤモンドの輝きに深く関わるグレードがカットグレードになります。カットは職人の加工技術により、品質や価値にかなり違いが出ます。ダイヤモンドの他のグレードは天然の状態で評価が決まりますが、カットは唯一、人の技術が関わるグレードとなります。現在、カッティング技術は日々進化しています。熟練された職人が高い技術をもって研磨したダイヤモンドは、輝きが強く品質も良いので買取金額が高くなる傾向にあります。

カットのグレードには国際的に統一したPoor、Fair、Good、VeryGood、Excellentの5段階があり、一般的にはカットグレードが上がると買取金額も高くなります。輝きを重点に置くならば価格は高くなります。面の数が多いとより精密なカットを施す必要があるため、高価で質の良いダイヤモンドを使用することが多いです。ラウンドブリリアントカット以外のファンシーカットのダイヤモンドにはカットグレードが設けられていないため、買取価格としては低くなる傾向があるので、カットの仕方で買取価格に変動はあると言い切れます。

まとめ

カットはダイヤモンドの価値を決定づける国際的な評価基準であり、正式な鑑定書にはダイヤモンドのグレードとランクが詳細に記されています。鑑定書で品質が保証されているダイヤモンドは、客観的に見て価値が非常に高いと言えるでしょう。ダイヤモンドを買取店に出される際は、鑑定書がおありなら必ず添えることが大切です。鑑定書がない場合、発行手数料は数千円ですので再鑑定してもらうことをお勧め致します。上質なダイヤモンドであるという証明があれば買取時に高値がつくことでしょう。

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