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買取大吉 買取品目 ダイヤモンド・宝石 ダイヤモンド ダイヤモンドの記事一覧 中世の王族貴族に愛されたローズカットダイヤモンド

中世の王族貴族に愛されたローズカットダイヤモンド

825_ローズ ダイヤモンド

『ローズカットダイヤモンド』をご存じですか?ダイヤモンドをバラのつぼみのようにカットした、ロマンティックな宝石。ダイヤモンドといえば「ラウンドブリリアントカット」を思い浮かべる方が多いと思いますが、ラウンドブリリアントカットが生まれる前より愛されているローズカットダイヤモンドについてご紹介させていただきます。

ローズカットの歴史

ダイヤモンドの原石は透明の石です。研磨職人が石をカットすることで輝きの命が吹き込まれます。実はローズカットは、ダイヤモンドのイメージであるブリリアントカットより長い歴史を持っているアンティークカット。16世紀のヨーロッパは、まだ電灯が発明されていない時代。宮殿で開かれる夜会のキャンドルの灯りでも、優しくゆらめくローズカットは、貴族たちに好んでつけられていました。オランダで発明されたそのカッティングスタイルは、かつてないほどダイヤモンドの煌めきを表現するものとして、ヨーロッパ中の王族貴族に人気を博しました。

時がたち17世紀。夜会で誰よりも目立つために仕立てた煌びやかなドレスに映えるよう、ダイヤモンドにも‟輝き”が求められるようになりました。その後ラウンドブリリアントカットが開発され、ダイヤモンドの主流カットへと変化していったと伝えられています。ローズカットの優美で繊細な煌めきを、人々は水面を反射する光のようだと称えました。現在もなお、アンティーク市場で非常に人気があり、世界中に沢山のコレクターがいます。

ローズカットとブリリアントカット

ローズカットは非常に古典的なカットの種類です。先ほどダイヤモンドの歴史の中でカット技術が研究・開発されていったとお話しましたが、17世紀、より輝きを追求したカットとして誕生したのがローズカットです。平らな底面を持ち、クラウンの部分が24の三角形のファセットで形成されていて、そのシェイプがバラの蕾に似ていることからこう名付けられました。輝きはあるもののファイア(虹色のキラキラした輝き)は弱く、ブリリアントカットが主流の今では既に採用されなくなりました。

とは言え16世紀~19世紀頃までは一世を風靡しており、アンティークジュエリーとして探すことは可能です。しかしながら現在では、大きく上質なローズカットはリカットされてしまったものもあるようで、稀少性が注目されています。現在、ダイヤモンドの主流「ブリリアントカット」は、58のファセットを持ち、そこから乱舞する輝きは眩しいほど。このカットは、電灯が発明された19世紀、イブニングのジュエリーとして人気を博し、夜の人口の光の下で最も輝く宝石です。

ローズカットはラウンドブリリアントカットのように、虹色に輝くファイアを放つことはありませんが、朝露を頂いた薔薇の蕾のような、みずみずしく清らかな輝きをもっているように思います。かつて、ヨーロッパの貴族たちがロウソクの揺れる火に照らされるローズカットダイヤモンドの輝きを楽しんだように、たまには、ロウソクや白熱灯のオレンジ色の光の中でローズカットを見てみるのも違った趣が楽しめるかもしれません。

内に秘めた美しさを感じさせつつも控えめで可憐、そしてどことなく清楚な印象を与えるローズカット。それがローズカットの一番の魅力ではないかと思います。

ローズカットのデメリットとは?

ローズカットには残念ながらデメリットもあります。一つは、「底から光が抜けてしまう」ために、輝きが最大限に活かされないことです。これを補うために、多くのローズカットダイヤモンドの底にはホイル(箔)がはられていました。底から出て行こうとする光を、ホイルで反射させて輝きを増すという細工ですね。もう一つは、ファセット面が少ないため反射が少なく、ダイヤモンドに含まれるインクルージョン(内包物)や色が目立ちやすいということです。

つまり、ラウンドブリリアントカットは、ファセットが58面に付いていることで、反射によってインクルージョンが目立ちにくくなるというメリットがあります。その点、光を取り込めないローズカットダイヤモンドはごまかしがききにくいということになるのです。しかし、逆に言えば、ローズカットが施されるダイヤモンドは、目立ったインクルージョンのない、透明度の高いものが多いともいえるかもしれません。

近年、ローズカットの人気が再燃!

最近、多くのメーカーやブランドなどでラウンドブリリアントカットではなく、あえてローズカットに研磨したダイヤモンドジュエリーを製造・販売するところが増えてきました。以前はローズカットのダイヤがセットされたジュエリー、またはルースというものは、再研磨をすることで、さらにその価値を高め転売されてきました。しかしアンティークジュエリーの人気が高まるにつれ、徐々にローズカットダイヤモンドの人気に火が付き、派手さを抑えた控えめな輝きが評価されていくようになるのです。

古い時代のジュエリーはあまり持ちたくない方にも、モダンジュエリーにセットされたローズカットダイヤモンドは、よりオリジナリティの高い個性的なジュエリーとして認知されていきました。昨今は高級ラインだけでなく、比較的手の届きやすいメーカーのジュエリーも多く、スタンダードからエクスクルーシブのローズカットジュエリーの商品幅が広くなってきたのも人気を呼ぶ要因の1つと言えるでしょう。

また、レッドカーペットの上を欧米のセレブリティが歩くとき、または彼らが婚約を発表する時、その指元や耳元を見てみましょう。多くの女性陣がモンスター級のローズカットダイヤモンドを身に着けていることにハッとするはず。ローズカットと言えど多種多様な形状のカットで研磨されたダイヤモンドがあること、そしてその唯一無二のカットがゆえに被りにくいこともあり、ローズカットダイヤモンドはオンリーワンを愛するセレブリティに支持され、その影響力がジワジワと宝飾市場に伝潘していったというわけです。

まとめ

ローズカットダイヤモンドに琴線が触れるか触れないかは人それぞれですが、特徴的なファセットの主張の少ない光りが逆にカジュアルでデイリーユースできると語る女性は少なくありません。ダイヤモンド以外にもガーネットやクォーツなど様々な宝石でローズカットを見かけるようになり、最近は宝飾品だけではなくルースとして目で愛でるというコレクターの方も見かけます。

今後もローズカット人気は続くと思われますが、ローズカット=単なる三角形のファセットのルースと頭ごなしに変換せずに、その裏側にある研磨の歴史、そしてバラエティー豊かなローズカットタイプにも着目してみるといいでしょう。きっと今まで気づかなかった発見があるはずです。

 

 

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