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エルメスのプリュムとは?

エルメスのプリュムは、洗練されたデザインと軽やかさが融合した、ブランドを代表するバッグのひとつです。1960年代に誕生して以来、半世紀以上にわたり世界中の人々を魅了し続けています。
プリュムはフランス語で「羽」を意味し、高品質なレザーを使用しているにもかかわらず、羽のように軽いことから名付けられました。当初は旅行者のブランケットホルダーから着想を得て、デザインされた背景があります。
エルメスのプリュムの特徴

時代を超えて愛されるプリュムには、大きく分けて3つの特徴があります。ここからは、それぞれの魅力について解説します。
軽やかさと洗練を兼ね備えたデザイン
プリュムの大きな魅力は「羽」のような軽やかさと、洗練されたシンプルなデザインです。高品質な革を使い、熟練した職人の手仕事によって、縫い目を最小限に抑えることで軽量化を実現しています。
角に丸みを持たせた柔らかな長方形のフォルムには無駄な装飾がなく、持ち主の品格を引き立てます。
また、ブランドロゴが控えめで、一見してエルメスとはわからない奥ゆかしさも特徴です。シンプルな外観が、素材の良さと作りの丁寧さを際立たせています。
軽量で安定感があり使いやすい設計
プリュムは、日常使いでの機能性も追求されています。最大の特徴である軽さによって、長時間の使用でも負担になりません。
旅行者のために作られたというルーツもあり、使いやすさを追求した工夫が随所に見られます。開口部はファスナー式で側面の下部まで大きく開くため、なかの荷物が見渡しやすく、出し入れもスムーズです。
ハンドルはやや長めに設計されており、腕にかけるだけでなく肩掛けも可能です。プリュムは美しいデザインと、実用的な機能を兼ね備えています。
幅広いスタイルになじむ上品なバッグ
プリュムが長く愛され続ける理由のひとつは、汎用性の高さです。無駄のないミニマルなデザインで、合わせる服装を選びません。
ビジネスシーンではスーツスタイルに知的な印象を加え、休日のカジュアルな装いには上品さを添えてくれます。フォーマルな場面でも控えめな佇まいであるため、悪目立ちしません。
さまざまなカラーバリエーションや素材が展開されているため、自分のスタイルに合った一点を選ぶ楽しみもあります。ツイリーやチャームを加えて、自分らしいアレンジを加えるのもおすすめです。
プリュムの種類とサイズ一覧
プリュムは、使用する場面に合わせて選べるように、複数のサイズが展開されています。それぞれ収納力や印象が異なるため、自分のライフスタイルに適したモデルを選べます。
ミニプリュム20

ミニプリュム20は、プリュムコレクションのなかで最もコンパクトなサイズです。寸法はおよそ横20cm、縦15cm、奥行き8cmと小ぶりですが、二つ折り財布やスマートフォン、鍵など、必要最小限の荷物は収納できます。
アクセサリー感覚でコーディネートのアクセントとしても活躍します。ポケットや仕切りがないシンプルな内装のため、見た目以上の収納力を誇る点も魅力です。
上品なサイズ感から、結婚式やパーティーといったフォーマルなシーンにもおすすめのハンドバッグです。
プリュム28

プリュム28は、日常使いに最適なサイズとして人気があります。サイズはおよそ横28cm、縦19cm、奥行き10cmで、B5サイズのノートや手帳を収納可能です。
長財布や化粧ポーチ、タブレット端末などもすっきりと収まるため、普段使いから通勤まで幅広く対応します。十分な収納力を備えながらも大きすぎず、手にもったときのバランスがよいのが特徴です。
長めに設計されたハンドルで、肩掛けもできます。普段荷物が多くなりがちな方でも、プリュムのエレガントな印象を損なわずに持ち歩けます。
プリュム32

プリュム32は、A4サイズの書類や雑誌を収納でき、ビジネスシーンでも活躍するサイズです。大きさは、およそ横32cm、縦24cm、奥行き11.5cmで、ノートパソコンやお弁当箱なども収納できる容量をもちます。
プリュムならではの軽やかさと洗練されたデザインは健在で、仕事用のバッグとして使っても堅苦しい印象になりません。
オンオフを問わず使える汎用性の高さから、多くの方に支持されています。
プリュム45

プリュム45は、プリュムのなかでも大きなサイズで、旅行用ボストンバッグとしても使用できる容量を誇ります。サイズはおよそ横45cm、縦30cm、奥行き22cmです。
1泊から2泊程度の旅行や出張であれば、プリュム45だけで対応可能です。大容量でありながら、シンプルなデザインのため、さまざまな旅のスタイルにマッチします。
もともと旅行者向けにデザインされたプリュムのコンセプトをとくに体現したバッグといえるでしょう。
プリュムに使われている主な素材
エルメスのプリュムは、使用される素材によって表情を大きく変えます。素材によって手触りや見た目の印象、耐久性も異なるため、自分の好みやライフスタイルに合わせて選ぶ楽しみがあります。
ヴォー・スイフト

ヴォー・スイフトは、手に吸いつくような滑らかな質感をもつ雄仔牛のレザーです。表面の目が細かく、マットでありながらも上品な光沢を放ちます。
ヴォー・スイフトの大きな特徴は発色の良さです。ベーシックなカラーはもちろん、繊細なペールトーンや鮮やかなビビッドカラーまで、あらゆる色を美しく表現します。
そのため、プリュムのシンプルなデザインに彩りを添えたい方におすすめです。素材自体が柔らかいため、プリュムのもつしなやかなシルエットをいっそう引き立てます。
ヴォー・エプソン

ヴォー・エプソンは、プレス加工によって施された細かい型押しが特徴的な雄仔牛のレザーです。2004年に、現在は廃盤となったクシュベルの後継素材として登場しました。
しっかりとした張りがあり、型崩れしにくい性質をもっています。そのため、プリュムの美しいスクエアフォルムを長く保ちたい場合に適した素材です。
また、傷や擦れに強く、他の素材に比べて軽量である点も魅力です。撥水性も備えているため、日常でも安心して使えます。
トリヨン・クレマンス

トリヨン・クレマンスは、くったりとした柔らかな質感が特徴的な雄成牛のレザーです。自然な革目であるシボはやや大きめで、使い込むほどに革がなじみ、味わい深い表情に変化します。
弾力性があるため傷が目立ちにくく、日常的に使いやすい素材のひとつです。ヴォー・エプソンのような硬質な素材とは対照的に、リラックスした上品な雰囲気を演出します。
革本来の自然な風合いと、時間とともに変化していく様子を楽しみたい方にぴったりの素材といえるでしょう。
プリュムの定価
エルメスのプリュムの定価は、サイズや素材、製造された時期によって異なります。エルメス製品は定期的に価格改定が実施されるため、最新価格はブティックで直接確認するのがおすすめです。
プリュムは現在、ブティックの店頭に並ぶ機会が少ない希少なモデルとなっており、定価での入手は困難です。しかし、中古市場でも根強い需要があり、世代を超えて長く愛用できることをふまえると、価格に見合う価値をもつバッグといえます。
2026年2月時点での定価の目安を、下記の通りサイズと素材別にまとめました。
| サイズ | 素材 | 参考定価(税込) |
| ミニプリュム20 | ヴォー・スイフト | 1,188,000円 |
| プリュム28 | ヴォー・スイフト | 1,661,000円 |
プリュムは廃盤モデル?

プリュムが廃盤となったという公式発表はありません。しかし、現在では生産数が限られており、ブティックの店頭で目にする機会は少ないため、事実上の廃盤状態と認識される場合もあります。
今でも生産は続けられていますが入荷は少なく、顧客からのリクエストに応じて紹介されるケースが多いようです。
プリュムを手に入れたい場合、エルメスのブティックで根気よく入荷を待つか、信頼できる二次流通市場で探すのが現実的な選択肢です。
プリュムと似ているモデルとの違い

エルメスの豊富なラインナップのなかには、プリュムと似た印象をもつバッグがいくつか存在します。とくに同じくファスナータイプの「ヴィクトリア」や歴史ある「ボリード」は、比較対象としてよく挙げられます。
ヴィクトリアとの違い
プリュムとヴィクトリアは、全体のフォルムと与える印象が異なります。
プリュムは角に丸みをもたせつつも、全体的にはかっちりとしたスクエアフォルムが特徴です。一方でヴィクトリアは、丸みを帯びたボストンバッグのような形状で、全体的にソフトな印象を与えます。
また、プリュムのハンドルが根革を介して本体に直接縫い付けられているのに対し、ヴィクトリアのハンドルは本体と一体化するように伸びています。
プリュムがシングルファスナーを採用しているのに対し、ヴィクトリアはダブルファスナーであり、付属のカデナで施錠できる仕様です。
ボリードとの違い
プリュムとボリードは、歴史的背景とデザインの根本的な部分で異なります。
ボリードは1923年に誕生した、世界で初めてファスナーを採用したバッグとして知られており、優雅な丸みを帯びたドーム型のフォルムが特徴です。一方プリュムは、シャープな長方形のフォルムをもっています。
機能面での大きな違いは、ショルダーストラップの有無です。ボリードには取り外し可能なショルダーストラップが付属しており、ハンドバッグとショルダーバッグの2通りで使えます。
プリュムに関するよくある質問

プリュムの購入を検討する際、多くの方が使い勝手やコーディネートのしやすさについて疑問をもつようです。ここでは、プリュムの購入を考えている方から寄せられることが多い、2つの質問について回答します。
プリュムは使い勝手がいい?
プリュムは、エレガントな見た目からは想像がつきにくいほど、優れた使い勝手を備えています。名前が示すとおり「羽」のような軽やかさは、長時間の使用でも負担を感じさせません。
開口部はファスナー式で、サイドの下まで大きく開くように設計されています。そのため、バッグの中身が一目で見渡せ、荷物の出し入れがスムーズです。
さらに、バッグの底には底鋲が付いているため、床やテーブルに置いたときに安定し、大切なレザーを傷や汚れから守ります。内側にはポケットも備わっており、小物の整理にも便利です。
プリュムはコーデを組みやすい?
プリュムは、シンプルで洗練されたデザインにより、さまざまなコーディネートにもなじむ汎用性の高さが魅力です。無駄な装飾を省いたミニマルな佇まいは、合わせる服装を選びません。
たとえば、ビジネスシーンのセットアップに合わせると知的で洗練された雰囲気を演出します。休日のカジュアルなデニムスタイルに合わせれば、装い全体を格上げしてくれます。
プリュムは仕事からプライベートまで、あらゆるシーンで頼りになるバッグです。
まとめ
プリュムは1960年代の誕生以来、半世紀以上にわたって愛され続けています。高品質な革を使用し、熟練した職人の手仕事によって生み出されるフォルムは、持ち主の品格を高めてくれるでしょう。


