エルメスの歴史とカラーバリエーション
エルメスは、ラグジュアリーブランドの象徴的存在であり、世界中の女性から愛され続けています。その歴史は大変長く、1837年の創業以来180年以上にわたります。そんなエルメスの魅力のひとつが多彩なカラーバリエーションです。現在までに登場したカラーはなんと200種類以上に及び、私たちを魅了し続けています。今回はその中からピンクカラーについて、その種類と特徴を紹介します。
ピンクカラーの魅力
ピンクカラーは、身に付けた人に女性らしく、かわいい印象を持たせてくれます。また濃淡や色味で、がらっと印象が変わり、時にはエレガントな雰囲気を演出させることもできます。つまり、ピンクカラーの魅力とは、ポップからエレガントまで、様々な女性の魅力を引き立たせる”万能カラー”といえるのではないでしょうか。
ピンクを取り入れたコーディネート
ピンクはその濃淡によって、まったく異なった印象を与えてくれます。淡いピンクはホワイトやベージュ、パステルカラーと組み合わせることによって上品かつフェミニンに仕上げることができます。また、濃いピンクにブラックやダークブラウン、ネイビーなどの濃色と合わせることによって”甘×辛”な雰囲気を演出することも可能ではないでしょうか。
オススメのピンクカラー10選
ピンクカラーは幅広いラインナップがあり、非常に人気のカラーのひとつです。その中でもオススメのカラーについて紹介します。
①ROSE SAKURA(ローズ サクラ)
ローズサクラは、2015年ごろに登場しています。発売当時は、エルメスにおけるピンクは非常に珍しく、以降のピンクカラーの人気を決定づけたカラーといえます。満開の桜をイメージした淡いピンクカラーで、女性らしさを引き立たせてくれます。
②ROSE CONFETTI(ローズ コンフェッティ)
ローズサクラを少し濃くしたような色味がローズコンフェッティです。”コンフェッティ”とはフランス語で紙吹雪の意味を持ちます。結婚式やパレードをイメージさせる明るいカラーが特徴的です。
③ROSE AZALEE(ローズ アザレ)
ローズアザレは淡いピンクカラーの中でも比較的発色が良く、ワンポイントアイテムにとても適しています。アザレはフランス語で”ツツジの花(アザレア)”を意味します。
④ROSE D’ETE(ローズ エテ)
ローズ エテは、2018年に登場しています。ローズコンフェッティとローズアザレの中間のような色味で上品なピンクが女性らしさを引き立たせます。
⑤ROSE EXTREME(ローズ エクストリーム)
ビビットカラーの中でも人気が高く、赤みの強い綺麗なピンクカラーです。キリっとした色味で、全体の雰囲気を引き締めてくれます。
⑥ROSE TYRIEN(ローズ ティリアン)
2011年ごろに登場したローズ ティリアンは、鮮やかな発色で思わず目を奪われてしまいそうなピンクカラーです。発売当初は、”キャンディ バーキン”などバイカラーのバッグ等に使用され、斬新なアイテムとともに鮮烈な印象を与えた人気カラーです。他のピンクカラーのアイテムとは違い、白いステッチが使われているのも特徴です。
⑦ROSE POURPLE(ローズ パープル)
その名の通りパープルとピンクが合わさった発色の良いビビットカラーです。パープルの色味が強くなることで、エレガントな雰囲気が強調されます。
⑧ROSE MEXICO(ローズ メキシコ)
2020年の秋冬で登場した新色です。ローズパープルと似ていますすが、より赤みが強いピンクカラーです。差し色として小物等に取り入れても、オススメです。
➈ROSE JAIPUR(ローズ ジャイプール)
オレンジの色味が強いピンクカラーとなり、活発的な印象を与えてくれます。ジャイプールは別名”Pink City”と呼ばれるインドの都市名を使用しています。
➉PINK(ピンク)
2010年頃に登場したカラーです。革と同色のステッチを縫製するエルメスにおいては珍しく、茶色のステッチが特徴です。エレガントでありつつ、どこかポップでガーリーな印象を与えてくれます。
エルメスのカラーバリエーションについて
エルメスは、1837年に馬具の工房からスタートさせ180年以上もの歴史のある、世界中にファンのいるブランドです。この長い歴史の中で数百種類と言われるカラーバリエーションが誕生しています。
毎年生産される『定番色』から、その年にしか生産されない『シーズン色』が存在しています。また以前作られていてしばらく作られていなかったけれども、また生産され始めたという『復活色』もございます。エルメスは『年間テーマ』というものが毎年発表されます。そのテーマに合った新色が発表されるなど、エルメスを愛する人たちにとっては新色が出るのを心待ちにしている方がたくさんいらっしゃいます。
エルメスは多くのカラーバリエーションがあるのとともに、多くの革の素材がございます。同じカラーでもシェーブルとエプソンでは色の発色が微妙に違ったりします。そんなこともエルメスの楽しみのひとつです。そして、カラーの名前もいろいろな由来があります。カラーごとに番号もあります。知れば知るほど奥が深いのがエルメスの世界です。
まとめ
創業以来、エルメスによって提案された数多くの優れたデザイン、最高級素材、卓越した技術力が高い次元で融合し生み出されるアイテムは、世界的なブランドのベンチマーク的な存在になるほどです。バーキンやケリーなどのエルメスのアイデンティティーとも言うべきバッグから、ガーデンパーティーやエブリンなどのカジュアルなバッグ、ベアンやドゴンなどのハイエンドな財布に至るまで、すべての要素でクオリティーの高さを求め続けるこだわりはフランスのグラン・メゾンならではです。パリ、ニューヨーク、東京・銀座など世界の都市に広がるブティックに、極めて上質な素材とカラーからなる製品を同じ品質で展開できるブランドはエルメスをおいてほかにありません。
女性の魅力を最大限にまで引き立たせてくれるピンクですが、エルメスであれば非常に多彩なカラーバリエーションの中から自分好みのカラーを選べます。