エルメスのロゴについて
エルメスのロゴの隣に描かれているのは、従者と四輪馬車のデュックです。従者は主人自らが馬を操るので、その補助をする役割をしています。四輪者のデュックはパリで流行していた馬車の事を指します。このマークは、フランスの画家であるアルフレッドドゥドルーが日常の何気ないシーンを図案化したデザインで、1945年にエルメスの商標として登録されました。
また、エルメスのロゴマークには、「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です。」という思いが込められています。
エルメスの歴史
1837年 パリで高級馬具工房として始めたブランド「エルメス」が誕生
1867年 第2回パリ万博において銀賞受賞
1878年 第3回パリ万博において金賞受賞
1892年 エルメス初のバッグ「オータクロア(haut-à-croire)」を発表、のちに「バーキン」の原型となるモデル
1935年 「サック・ア・クロア」発表(後のケリーバッグ)
1961年 香水「カレーシュ」を発表
1969年 「コンスタンス」を発表
1984年 「バーキン」発表
2001年 銀座に「メゾン・エルメス」オープン
2004年 アパレルのデザイナーにジャンポール・ゴルチエ起用
2017年 アップル社と提携し、「アップルウォッチ」を発表
エルメスのカラーバリエーション
エルメスの魅力は、200種類を超えるカラーバリエーションといえるでしょう。革製品のイメージからかけ離れた鮮明な色彩が、女性たちの心をつかんできました。毎年生産される定番色から、その年にしか生産されないシーズン色が存在しています。また、しばらく作られていなかったが、生産再開した復活色もあります。
エルメスは『年間テーマ』というものが毎年発表されます。そのテーマに合った新色が発表されるなど、エルメスを愛する人たちにとっては新色が出るのを心待ちにしている方がたくさんいらっしゃいます。次項で人気のカラーについて解説していきます。
エルメスの人気色
エルメスでは、黒に次いで人気となっているのが、グレー系・ベージュ系・ブラウン系のアイテムです。特に最近ではグレージュ系と言われるグレー系とベージュ系の合わさったような特徴のあるカラーが人気です。街中でも、エルメスを持っている方の大半がここに分類されるカラーを持っていることが多いのではないでしょうか。最初のエルメスのバッグを買うなら、ブラックかもしくはグレージュ系のカラーを選ばれる方も多いのではないでしょうか。
そんなグレー系・ベージュ系・ブラウン系でも、本当に数多くの種類がエルメスから登場しています。微妙なニュアンスの違いで印象がかなり変化してくるカラーもあります。どんなテイストのお洋服にも馴染みやすく、持っているだけでおしゃれに見えてしまうそんなカラーでもあります。
・グリムエット(Gris mouette)
2016年に登場した『グリ・ムエット』は、フランス語でgris=灰色、mouette=カモメを意味します。
エルメスのカラー番号:42
・グリ・エタン(GrisEtan)
こちらもGris=グリが付きますのでグレー系に属するカラー『グリ・エタン』です。グレージュ系と言われている人気カラーです。グレー系ですが、見方によってはベージュ系にも見える中間色です。エタンとはフランス語で“錫(スズ)”を意味します。
エルメスのカラー番号:8F
・エトゥープ(ETOUPE)
フランス語でÉtoupeとは麻の繊維を指す言葉です。エルメスのグレージュ系カラーとして圧倒的な人気を誇るカラーです。毎年コンスタントに製造されていますが、人気が高いために入手することはまだまだ困難な状況です。
エルメスのカラー番号:8
・トレンチ(Trench)
2016年に登場した『トレンチ』は、トレンチコートのカラーをイメージしていいと思います。少し黄色みの入ったベージュで柔らかい印象を与えてくれるカラーです。淡いカラーなため、汚れが目立ってしまうデメリットはありますがとっても素敵なカラーです。
エルメスのカラー番号:S2
・ベージュドゥワイマール(BeigeDeWeimar)
2019年に秋冬に登場した、『ベージュドゥワイマール』は、グレージュ系カラーに新しいカラーが加わりました。人気カラーのエトゥープにかなり近い色ですが、エトゥープよりさらにベージュが強めなカラーと言えます。エトゥープは持っている方も非常に多く、リユース市場でもかなりの数が出回っていますが、ベージュドゥワイマールに関してはかなりのレアカラーと言えます。今後、エトゥープに代わりグレージュ系の人気カラーとなっていくか楽しみです。ドイツの世界遺産の街、ワイマールから名付けられたカラー名です。
エルメスのカラー番号:D0
・ブロンズドレ(BRONZEDORE)
2020年春夏に登場した『ブロンズドレ』は、黄色みが強い茶系のカラーです。高貴な印象を与えるカラーです。
エルメスのカラー番号:U8
・キャラメル(Caramel)
10年以上前から製造されているカラー『キャラメル』は、その名の通り、甘いキャラメルやキャラメルソースを連想させるカラーです。2020年には、キャラメルを使用したバイカラーシリーズ《ヴェルソ》からバーキンやケリーも登場しレアアイテムとなっています。
エルメスのカラー番号:28
・セサミ(Sesami)
2020年に復活カラーとして登場した『セサミ』は、黄土色のようなカラーです。黄色みがかった茶系カラーです。バイカラーに1色として使用されレアアイテムでも使用されているセサミです。
エルメスのカラー番号:2S
・ゴールド(Gold)
長年にわたり茶系カラーの定番人気『ゴールド』です。グレージュ系のエトゥープなどが登場する前は、ゴールドはブラックに次いで次に人気なほどみんなが欲しいカラーでした。現在では数多くの似たようなカラーが登場しているためあまり目立たなくなりましたが、現在でも定番色として安定した人気があります。どんなスタイルにも合わせやすいカラー、シルバー金具とゴールド金具の違いでも雰囲気が違うのでお好みで選ばれるといいと思います。
エルメスのカラー番号:37
・ショコラ(Chocolat)
こちらもこげ茶の定番『ショコラ』は、カカオ同様、ネーミング通りのカラーで、ダークブラウンです。こげ茶では一番人気のカラーで、特にシルバー金具が人気です。
エルメスのカラー番号:47
・カカオ(Cacao)
赤みのかかったこげ茶『カカオ』は、2013年に秋冬に登場したカラーです。名前を聞いただけでも惹かれてしまうカラーですが、持ちやすいダークブラウンで、カフェ、チョコラなどのカラーと迷う方も多いと思います。
エルメスのカラー番号:4H
・エベーヌ(Ebene)
落ち着いたこげ茶『エベーヌ』は、くすみのあるこげ茶で控えめな印象を与えるカラーです。
エルメスのカラー番号:46
・マカサー(Macassar3S)
エベヌより濃いこげ茶『マカサー』は、ダークブラウンという言葉がしっくりくる落ち着いたカラーです。メンズコレクションなどでも多く使用されています。
エルメスのカラー番号:3S
エルメスの名作
・バーキン
1984年に発売され、エルメスのアイコンともいえるバッグの名品です。バーキンはエレガンスを尽くしたフォルム、カデナやベルトつきの優雅なスタイル、マチ幅も大きいので容量もあり、実用性があります。バーキンとは、イギリスの著名な女優ジェーン・バーキンのことです。1980年代、エルメスの社長ジャン・ルイが、旅先の旅客機でたまたまジェーンの隣に座ったのが、バーキン開発のきっかけでした。
・ケリー
1935年発売されました。バーキンと並び立つ、もう一つのエルメスのアイコンです。絶妙な角度をつけた台形のフォルム、カデナやベルトでほどよくかしこまった正統派なので、どんな席にも迷わず持っていくことができます。エルメスの革製品の丈夫さを活かして、カジュアルに使うのもおしゃれです。
まとめ
いかがでしょうか。エルメスはいつの時代も女性の憧れであり多くの人を魅了し続けています。「買取大吉」ではエルメスの買取強化中ですので、ぜひご売却を検討中の方は、「買取大吉」へお持ちください。