金製品の買取後はどうなるの？

買取店に持ち込まれる金製品は多岐にわたり、ジュエリーやインゴット、金製の飾り物や金歯など様々なものがあります。これらの金製品は買取店で買い取られた後、2通りのルートをたどっていく場合が多いです。

メンテナンスを行い、そのままの状態で再販するリユース

売却される金製品の中には有名ブランドの人気ジュエリーやインゴット、金貨などの状態がよい金製品も多くあります。このような金製品は人気が高く、そのままの状態でも欲しい人が多いため各買取店などでメンテナンスを行った後に中古品という形で販売されます。売られる方法は買い取った店舗で売られる場合や中古品を扱う別業者に売る場合、買取店によっては独自にオークションを行って売却するなど、各買取店毎に独自の売却方法があるため、この販路が豊富な買取店はリユースの金製品の買取価格が高くなる傾向があります。

再販などはされずに、新たな物に再生されるリサイクル

金歯や片方しかないピアス、割れたり変形してしまったアクセサリーなど、そのままの状態では買い手がいなさそうなものであっても買取店では積極的に買取をしていますよね。これを不思議に思う方も多いと思います。確かにこのような金製品はそのままですと買い手がいません。そのため、一度溶かしてから新しい金製品へと再生させることで再び私たちの元に戻ってきます。このような事が出来るのは純金のもつ外部の刺激や環境によって変化することのない金の不変性によるもので、この特性からどのような状態の金であったとしても純金に戻すことができるため、価値のなくならない高価で無二の存在となっています。

リユース金製品は日本国内だけでなく海外でも注目されています

買取評者やリサイクルショップは買い取った金額と売却した金額の差額で利益を得ています。そのためより好条件で売却ができる市場をリサーチしています。最近注目されている市場は海外となっており、日本市場では「時代遅れ」「人気のないデザイン」と判断されるジュエリーであっても、海外では高く評価されることもあります。こういった場合、海外販路まで視野に入れることで、より高値で買取できる可能性も高くなります。販路に自信のある買取業者はHP上などでアピールしていることも多いので是非参考にしてみてください。

金を買い叩いて別業者に売る悪質業者もいます

金製品を売却する際、注意しなければいけない事があります。それは売却を考えている人の無知につけこみ、相場をはるかに下回る金額で買い叩こうとする業者も中にはいることです。金の価格は世界共通で貴金属としての価格にそこまで大きな差はどこの買取店でもありません。つまり、その相場より大幅に安い金額で金を集めることが出来れば、それを他業者に売るだけで簡単に利益がでてしまうのです。このような金額で買い取られる事は利用者にとって大きな損になってしまいます。そのため、その日の金相場のチェックや重さなどをチェックしたうえで査定を受け、買取価格と相場価格にあまりにも大きな差があるようであれば、別の業者に依頼をだしてみるのが良いと思います。

まとめ

今回は皆さまの目に触れる事のない、金買取の裏側をご紹介しました。金は有限の資材であり、希少なものでもあるためこのように何度も繰り返し使われ続けています。あなたが不要になって売った金製のアクセサリーが今は他の人の手に渡り、大切に使われているかもしれませんね。