全国1350店舗以上展開中!
信頼と実績の買取専門店「買取大吉」

香港の金相場は? 金を購入して日本で売る際の注意点やポイントを解説

香港の金相場は? 金を購入して日本で売る際の注意点やポイントを解説

金は世界中で取引されていますが、日本から近い「香港」は、金相場に大きな影響を与えている市場の一つです。今回は、香港での金相場や香港で購入した金を日本で売却するときのポイントを中心に解説します。

2025年4月、ついに相場16,990円/g突破!

香港の金市場とは

香港は金の売買が盛んな大規模市場として有名です。ここでは、香港の市場における金取引について解説します。

香港では金を非課税で購入できる

香港の市場では、金の購入時に税金をかけていないため、税をかけている日本よりも安く購入できます。贈与税や相続税もないため、金による資産形成にも最適です。

しかし、香港で購入した金を日本国内に持ち込むとき、関税法による消費税の支払いが義務付けられています。これにより、金を売却しても利益分がゼロになる可能性があります。

仮に、免税の範囲内である20万円以内の金を持ち込んだとしても、得られる利益は最大で消費税10%分しかありません。手数料なども考慮すると、得られる利益はさらに減少するでしょう。

そう考えると、わざわざ香港まで行くことは、現実的ではないといえます。

金価格は国ごとに大差はない

国ごとに差があると思われがちな金相場ですが、「日本だけ安く、海外は高い」というわけではありません。

金の相場は、4大市場と呼ばれるロンドン、ニューヨーク、チューリッヒ、そして、香港の市場を中心に決められていますが、その価格は世界共通です。決められた相場をもとに、各国の通貨へと換算されるため、国によって大きな差がないのです。

【2025年】香港の金相場

それでは、2025年現在の香港の金相場を見てみましょう。

2025年1月から5月末まで、1グラムあたりの金の平均価格を純度ごとにまとめてみました。なお、通貨単位は香港ドル(HKD)となります。

金の純度 金の平均価格(HKD)
K24 755.80 HKD
K22 692.81 HKD
K18 566.85 HKD
K14 440.88 HKD
K10 314.92 HKD

※各項目の金額は2025年1月1日から2025年5月30日までの平均価格です。

現在の1HKDを日本円に換算したときの相場は、およそ18円です。これをもとに、上記の香港ドル建て平均価格を日本円に換算すると、K24は1グラムあたり約13,604円/gとなります。

日本の小売価格は、K24だけを見ても16,000円台を推移しているため、香港は非課税となっている分、安いことが分かります。相場が低いタイミングで購入すると、さらにお得に感じるでしょう。

しかし、これはあくまでも「相場」だけを比較した場合です。香港に限りませんが、海外で購入した金を日本に持ち込んだ際は、関税法により消費税が課されます。売却時も手数料などが引かれるため、大きな利益を得ることは難しいでしょう。

香港で購入した金を日本で売るときは税金に注意

香港で金を購入した金を日本に持ち込んで売却する際は、ルールを守らなくてはなりません。

香港のように海外で購入した金製品(純度・量は問わず)は、お土産と合わせて総額20万円を超えた場合、税関への申告と消費税を納めることが義務付けられています。逆を言えば、20万円以内の範囲であれば免除される、ということです。

ほかにも、純度90%以上の金地金(きんじがね)を持ち込むときに、1キログラム超える量であれば、税関への事前申告が必要となります。

もし、無申告のまま入国(帰国)してしまうと、追加徴税や商品の没収などの罰則が科される可能性があります。香港問わず、海外での金購入は、このようなルールを頭に入れておきましょう。

香港で購入した金を日本で売るときは金相場も確認

香港で購入した金を日本の買取業者へ売却する場合、日々変化する日本の金相場を把握してなくてはなりません。

2025年現在、日本の買取相場は長引く円安ドル高の影響により、価格は16,000円台と昨年よりも高騰している状況です。今後も上昇するとの予測が出ていますが、国際情勢の動向によって為替が円高へと転じると、金相場が下がる可能性があります。

高騰している「今」の状況こそ、金を売る最適な時期といえるでしょう。

香港で購入した金を売るときのポイント

もし、香港で購入した金を日本で売却するのであれば、品質以外にも押さえておきたいことがあります。ここでは、金を少しでも高く売るためのポイントについてご紹介します。

購入時のレシートや保証書を保管しておく

買取業者などで売却するとき、香港の店舗で購入したことを証明するためのレシートや保証書などを見せることが重要です。

日本では、消費税率分の利益を得る目的で、犯罪組織による金の密輸が横行しています。そのため、このような書類を見せることは、業者への信頼性が高まり、買取額アップとなる可能性があるのです。

情報が明確であるほど査定をスムーズに行えるため、来店するまで、きちんと保管しておきましょう。

有名ブランドの金を売る

香港の市場でも、有名ブランドの金を購入するよう意識しましょう。LBMA(ロンドン地金市場協会)から認められたブランドや世界的にも有名なメーカーは、高い信頼性と実績があるため、査定額に期待できます。

では、どのようなブランドが世界で名が通っているのでしょうか。一部ではありますが、以下の表をご覧ください。

国際ブランド名
日本 三菱マテリアル株式会社

田中貴金属工業株式会社

三井金属鉱業株式会社

住友金属鉱山株式会社

日鉱金属株式会社

株式会社 徳力本店

同和鉱業株式会社

石福金属興業株式会社

松田産業株式会社

アサヒプリテック株式会社

スイス Argor S.A.

Argor-Heraeus S.A

Credit Suisse

METALOR

PAMP

Swiss Bank

UBS AG

Union Bank of Switzerland

Valcambi S.A.

アメリカ Asahi Refining USA

Metalor USA

Johnson Matthey

フランス Comptoir Lyon Alemand Louyot

Engelhard-CLAL

カナダ Asahi Refining Canada

Johnson Matthey

Royal Canadian Mint

ドイツ Degussa AG

METALOR

オーストラリア GOLDEN WEST REFINING

Johnson Matthey

PERTH MINT

シンガポール DEGUSSA SINGAPORE

METALOR

イギリス Engelhard

Engelhard-CLAL

Johnson Matthey

韓国 LG Metals

LG-NIKKO

LS-NIKKO

香港 Johnson Matthey

METALOR

ウズベキスタン Navoi Mining and Metallurgical Complex
南アフリカ Rand Refinery
ベルギー Umicore

以上のようにブランドの金であれば、評価が高い傾向にあります。香港市場で金を購入するときの参考にしてみてください。インゴットやゴールドバーであれば、ブランド名が刻印されているので分かりやすいです。

香港で購入した金を日本に持ち込む際の注意点

日本では、犯罪組織による金の密輸やテロを未然に防ぐため、入国(帰国)時に「携帯品・別送品申告書」を提出することが義務付けられています。

この書類には、所持している金製品を申告する必要があり、インゴットやジュエリー、または純度や量に関係なく記載しなくてはならないのです。必ず申告しなければならないものと理解しておきましょう。

ただし、申告したからといって、総額20万円を超えた場合は消費税を納税する義務が生じます。

香港以外で金が安い国

香港以外にも金を安く購入できる国があります。なぜ、安く購入できるのか、それぞれの国の金取引を見てみましょう。

シンガポール

シンガポールは、アジアで最も金をお得に購入できる国です。

その最大の理由は、香港と同じく、金取引に消費税がかからない点にあります。政府が投資を促進するために優遇措置を整えており、贈与税や相続税も存在しないため、多くの投資家から選ばれています。

また、金のアクセサリー市場も活発で、日本よりも安価に購入できる点が魅力です。純度がやや低いものもありますが、それでも日本より購入コストを抑えられるでしょう。

台湾

台湾も金を手頃な価格で購入できる国の一つです。日本からのアクセスが良く、旅行のついでに購入しやすい点が魅力といえます。台湾では、宝石店やデパートに加え、銀行でも金を取り扱っており、購入の選択肢が広いです。

また、金の購入には税金がかからず、コスト面でも有利です。ただし、国外への持ち出しには制限があり、2万米ドルを超える場合は申告が必要となります。規制を守りながら、賢く取引することが大切です。

ドバイ

ドバイもまた、金を安く購入できる国として知られています。豊富な品揃えと税制優遇により、世界中の投資家や観光客が訪れる場所となっています。

特にディラ地区のゴールド・スークは、数百軒の宝飾店が立ち並び、膨大な量の金製品が取引される市場です。

政府も金取引を推奨しており、純度99%以上の金は消費税が非課税となります。観光客には一定額の税金還付制度が設けられており、購入時の負担が軽減されています。

まとめ

世界共通の価値を持っている金ですが、香港は金に対して非課税のため、日本よりも安く購入できます。経済や世界情勢を見据えたうえで、資産として長期的に保有したいのであれば、香港市場で購入することは悪くないでしょう。

ただし、日本に入国(帰国)する場合、「携帯品・別送品申告書」の申告義務、所持している金の価格に応じて「消費税の納税」が発生します。リスクを理解したうえで、金の購入を検討しましょう。

2025年4月、ついに相場16,990円/g突破!

この記事をシェアする

  • X
  • はてなブックマーク
  • LINE

タグ一覧

買取品目のコラムカテゴリー

ブランドのコラム

カンタン 無料買取査定

どんなご相談でもOK! 無理な交渉はいたしませんのでお気軽にご相談ください。
※一部、拝見しないとお伝えできないお品物もございます。