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ピンクゴールドとは?
ピンクゴールドはカラーゴールドとよばれている金合金の一種であり、純金に銅・銀・パラジウムを混ぜて生成したものです。この混ぜた金属を割金といい、割金の物質や配合比率によって、金はカラーゴールドとよばれている様々な色を出します。ピンクゴールドの場合は銅の配合比率がかなり高いため、ピンク色の金になります。
ピンクゴールドの特徴は?
カラーゴールドの中でもトップクラスの硬さを誇ります
純金はそのままの状態だと非常に柔らかくアクセサリーなどには不向きです。そのため割金を混ぜることで硬度を増やし、アクセサリーなどに利用されています。ピンクゴールドの割金には銅が多く使われています。銅は金属の中でも硬度が高い金属のため、ピンクゴールドもその性質を受け継ぎ、他のカラーゴールドに比べても硬度が高くなっています。一方で、金の純度が低くなるとその硬さが災いし、リングのサイズ直しなどがしにくくなるなどの問題も発生します。
カラーゴールドの中では金属アレルギーを起こしやすい
金やプラチナは非常に安定しているため、金属アレルギーを起こしにくい物質といわれています。たしかに純金や純プラチナでは金属アレルギーはほぼ起きません。しかし、カラーゴールドは純金の他にも金属を使用しているため、金属アレルギーが起きてしまう事があります。
ピンクゴールドの割金に多く用いられている銅は金属アレルギーを起こしやすい金属でもあり、その影響を受けてピンクゴールドは他のカラーゴールドよりも金属アレルギーを起こしやすい金といわれています。また、他のカラーゴールドでもいえますが、金の純度が下がれば下がるほど他の金属の割合が増えるため、金属アレルギーを起こす可能性は高くなります。そのため、金属アレルギーを気にする場合はK18 以上の純度の高い金合金を選ぶようにしましょう。
ピンクゴールドは変色しやすい
ピンクゴールドはカラーゴールドの中では変色しやすい金といわれています。この変色には2種類あります。
経年劣化による摩耗の場合
いくらピンクゴールドが硬い金属であるといっても、アクセサリーなどを日常的に使っていると、どうしても目に見えないような小さな傷や汚れがついてしまいます。汚れはお手入れである程度は除去できますが、傷に関してはそうもいきません。そのような傷が多くなっていくと、ピンクゴールドは色味がすこし暗くなり、ピンク色が強調され濃くなったように見えます。そのため、購入したばかりの頃とは違う色合いを楽しむことができ、長年使っている分愛着も湧いてくるという人も多いです。
割金に使用されている金属によって変色する場合
ピンクゴールドの割金は銅がメインに使われていると上述しましたが、その銅の影響によってピンクゴールドは変色しやすい金になっています。銅を主原料にしている10円玉を想像していただければわかるかと思いますが、銅は非常に酸化しやすい金属です。そのため、他のカラーゴールドよりも酸化による変色が起きやすい金といえます。
金属を酸化物が覆ってしまい変色しているように見える場合
色落ちや変色はアクセサリーの主原料となる金属の酸化・変色だけではなく、酸化物等が表面に付着することによって金属そのものが変色しているようにみえる場合があります。簡単にいってしまうと「汚れている」状態です。汚れで表面が覆われると金属がくすんで見えるため、変色しているように感じられます。
新しいピンクゴールド? エバーローズゴールドのご紹介
エバーローズゴールドを簡単に説明すると、時計で有名なロレックスが新しく開発したピンクゴールドの改良版です。ピンクゴールドには上述した通り、変色が起こりやすいという特徴があります。そこで、ロレックスが変色に強くするために開発したものがエバーローズゴールドです。
具体的になにが違うかというと、エバーローズゴールドにはプラチナが混ぜ込まれている点といえます。これにより変色に強くなる事に加え、ピンクゴールドの赤みがかった部分をやわらげ、色味を落ち着かせることに成功しました。ロレックスの色に対するこだわりがこのエバーローズゴールドには詰まっているといえますね。
ピンクゴールドを綺麗に保つために
ピンクゴールドの変色を防ぐためには、定期的なお手入れが必要です。ケアを丁寧に行いながら使っていれば、ピンクゴールドの美しい色合いを長くキープすることができます。ピンクゴールドの変色を防ぐため、具体的なお手入れ方法を2つ紹介します。
日々のお手入れ方法
使用後に酸化の原因となる皮脂汚れや化粧品などをジュエリー専用クロスや眼鏡拭き、セーム革などの柔らかい布でしっかり拭き取ることで、ピンクゴールドの変色を防ぐことができます。この際、ティッシュや目の粗い布で拭くと、細かな傷が増える原因になるため、使用は避けてください。
経年変化を楽しむのもいいですが、ピンクゴールドの変色やくもり、小傷が気になってきた場合は、専用の磨きクロスを使用すると輝きが戻ります。しかし、これは表面部分だけとはいえ金属を削る行為なので、毎日磨きクロスを使うと徐々に金属自体が擦り減っていくため、注意してください。
定期的に行うメンテナス方法
定期的に薄めた中性洗剤でメンテナンスすることも、ピンクゴールドの変色防止に効果的です。方法は、ぬるま湯と中性洗剤を1:1の割合で混ぜ、ピンクゴールドを5分ほどつけ置きし、その後しっかりすすいでください。すすいだ後は柔らかい布で水気を拭き取って終了です。
5分程度つけておけば汚れや油分は十分に落ちるため、無理にこすって洗う事は避けましょう。また、宝石などがついている場合は、問題ないかを確認してからこの作業を行いましょう。わからない場合は買ったお店や宝石店などのプロに依頼したほうが安全です。
まとめ
ピンクゴールドの魅力について紹介しました。「買取大吉」では金・貴金属の買取を強化しており、ピンクゴールドの品物も高価買取中です。ご自宅に使用しなくなった金製品をお持ちの場合は、お近くの「買取大吉」までご連絡ください。誠心誠意対応いたします。