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金貨の人気おすすめランキング12選!金貨の価値が高い理由も解説

金貨の人気おすすめランキング12選!金貨の価値が高い理由も解説

金貨には多くの種類があります。そのため、金貨投資や購入する際に、どの金貨を選べばよいか悩まれる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、金貨の人気おすすめランキング12選と価値が高い理由を解説します。

金貨の3つの種類

金貨は一般的に、以下の3種類に分けることができます。

・地金型金貨

・収集型金貨

・通貨型金貨

これら3種類の金貨は、投資やコレクションなど、異なる目的によって分類されます。ではそれぞれ確認していきましょう。

地金型金貨

地金型金貨は、投資用に作られた金貨で、世界中の造幣局により、製造・発行されています。金の純度(品位)が保証されているため、特に金投資に適した金貨と言えます。

地金型金貨の取引価格には鋳造費や流通費が含まれるため、金そのものより高価になります。それでも投資家や収集家がいるのは、金貨の価値やデザインに対して魅力を感じているからでしょう。

代表的なものには、カナダの「メイプルリーフ金貨」やオーストリアの「ウィーン金貨ハーモニー」があり、これらは純金99.99%で作られているため、特に人気があります。

収集型金貨

収集型金貨とは、コレクションを目的として製造される金貨です。国家や王室の重要な行事、オリンピックやワールドカップなどの国際的なイベントを記念して発行されます。

例えば、「中国十二支金貨」は代表的な収集型金貨ですが、古いものや枚数が少ないものになると高額で取引されることがあります。

また、収集型金貨の価値は、金の市場価格だけでなく、希少性や時代背景にも大きく影響されます。そのため、多くのコレクターから人気があります。

通貨型金貨

通貨型金貨は、貨幣として一般流通させることを目的に製造される金貨です。発行国によって額面価値が保証され、法定通貨として額面通りの価値を持ちます。

例えば、「天皇陛下御即位記念10万円金貨」も通貨型金貨であり、10万円として使用することができます。

しかし、限定発行と特別なデザインから、買取市場では額面以上の価値で取引されることが一般的です。そのため、収集家や投資家によって高く評価される傾向が強く、収集型金貨の側面を持ちます。

金貨に高い価値がついている理由

金貨は買取市場でも高額で取引されることがありますが、その価値は金の純度や希少性、需要など多くの要素によって決まります。こちらでは、金貨の価値が高いといわれる3つの理由についてご紹介します。

金自体の価値が高いから

金貨に含まれる金そのものは、地球に埋蔵されている総量が限られているため、価値が高くなります。

また、金は世界中で高い需要があり、投資や資産保護だけでなく、産業、医療、芸術など幅広い分野で利用されています。そのため、需要に対して供給が追いつかず、必然的に価値が上がる仕組みになっています。

このように、金を主原料としている金貨は、絵柄や美しさよりも、含まれている金そのものの価値で取引されることが多いため、当然ながら高い価値を持ちます。

希少性が高いから

金の希少価値だけでなく、金貨自体にも希少価値が認められることがあります。例えば、アンティークコインや発行枚数が少ない金貨などが挙げられます。

アンティークコインは、100年以上前に発行された希少価値の高い金貨で、オークションでも高額で落札されたケースもあります。そして、比較的新しい金貨でも、発行数が少ないことから買取市場で高額で取引されているものもあります。

このように、年代が古いものや発行数が少ないものには、地金価格だけではなく、希少価値が上乗せされて取引されることもあります。

世界中で人気かつ需要が高いから

金貨は世界中で人気があり、需要も高いため、その価値も高くなります。コレクションや投資など、さまざまな目的で収集されていることが価値を高める要因の1つです。

コレクターからすれば、アンティークコインだけでなく、投資用に発行された地金型金貨も収集対象です。一方、投資家は金そのものの価値に基づいて取引される地金型金貨だけでなく、希少価値の高いアンティークコインにも注目しています。

このように、金貨は多様な目的と種類によって世界的に需要があり、高い人気を誇っています。そのため、世界中でたくさん取引され、価値も高まるのです。

金貨のおすすめ人気ランキング

金貨には高額で取引されるものや売れやすいものがあります。希少性やプレミア価値がつくアンティークコインや人気の地金型金貨は特に高値で取引されます。こちらでは、金貨投資や購入を考えている人に向けておすすめの金貨12選をご紹介します。

1位:ウナとライオン5ポンド金貨

ウナとライオン5ポンド金貨は、世界で最も美しいコインと称され、オークションで高額で落札された事例からも人気の金貨です。

このデザインを生み出したのはロイヤルミントの主任彫刻師「ウィリアム・ワイオン」であり、ウナとライオンを含む多くのコインが高く評価されています。

発行枚数は1837年~1839年の間にわずか400枚しかなく、その希少性も高く評価されています。人気と希少性を兼ね備えたこの金貨は、コレクターや投資家にとって外すことのできない貴重な1枚です。

2位:モハール金貨

19世紀に英領インドで発行されたモハール金貨は、ウナとライオンを手掛けた「ウィリアム・ワイオン」によってデザインされました。

同じモハール金貨にもヴィクトリア女王時代のものと、叔父であるウィリアム4世の時代のものが存在しており、どちらもアンティークコインの中で高い人気を誇っています。

3位:ジョージ4世5ポンド金貨

ジョージ4世5ポンド金貨は、1826年にわずか150枚しか発行されなかった貴重な金貨です。現存するものは希少価値が高く、状態が良ければ2,000万円以上で取引されることもあります。

そして、この金貨のデザインには、非常に高度な技術が用いられていたと考えられます。

マントのたなびく風合いと、光が当たると毛並みの部分から黄金色の輝きが放たれる様子は、本当に柔らかいものであるかのように表現されています。

4位:ジョージ6世5ポンド金貨

ジョージ6世5ポンド金貨は、ジョージ6世の戴冠式を記念して王立造幣局より発行された金貨です。1937年の単年度発行で、約5,000枚しか存在しない希少性の高いコインです。

表面にはジョージ6世の肖像が、裏面にはセントジョージの龍退治がデザインされています。映画「英国王のスピーチ」の影響もあり、現代でも広く知られた存在となり、金貨としての人気も上昇しています。

5位:ナポレオン1世20フラン金貨

ナポレオン1世20フラン金貨は、フランスの英雄、ナポレオンが描かれているのが特徴です。特別に希少性が高いわけではありませんが、その知名度の高さから入荷してすぐに完売するほど人気があります。

肖像には月桂冠を付けているタイプと、付けていないタイプがありますが、コレクターの間では月桂冠が付いたタイプが特に人気があります。

ナポレオン一族は、アンティークコインの代表的な収集テーマとして知られており、ナポレオンが描かれた金貨は、人気と一定の希少性を兼ね備えています。

6位:マン島 1/5クラウン金貨 ペルシャ

マン島キャット金貨は、1988年から2012年まで発行されたシリーズで、毎年異なる種類のネコが描かれています。このシリーズは男女問わず高い人気を誇り、ネックレスやペンダントとして加工されて販売されることもあります。

各年の発行枚数は異なり、枚数が少ない年は特に「特年」と呼ばれ、この年に発行された金貨は希少価値が高くなります。

7位:ソブリン金貨

ソブリン金貨はイギリスの法定通貨です。1817年から現在まで発行されており、その安定した歴史と信頼性から広く収集されています。

アンティークコインとしては比較的入手しやすいですが、1817年以降の多くのソブリン金貨は発行数が多いため、一般的には高額で取引されることはありません。

しかし、発行枚数が少ない年代のソブリン金貨や人気のあるデザイン、または記念金貨として発行されたものは市場で高額で取引されることがあります。

特に収集家や投資家の間で人気のあるものは、その希少性により高値を付けることがあります。

8位:ウィーン金貨

ウィーン金貨は、オーストリア造幣局が発行する地金型金貨で、ウィーン・ハーモニー金貨とも呼ばれています。この金貨は、メイプルリーフ金貨やカンガルー金貨と並び、「世界三大金貨」の1つとして日本でも高い人気を誇ります。

表面には楽友協会ホールのパイプオルガンが、裏面には演奏会で使用されるウィーンホルン、ハープ、チェロ、ビオラ、バイオリン、ファゴットなどの6種類の管弦楽器がデザインされています。

9位:メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨は、ウィーン金貨と同様に世界三大金貨の1つに数えられ、強い人気を誇っています。1979年からカナダ王室造幣局によって発行されている地金型の金貨で、世界中で最も流通量が多く、国際的にも高い信頼を得ています。

そのため、長期間安全に保管・所有することができ、投資向けの金貨としても高く評価されています。

表面には金貨収集における大きなテーマとなるエリザベス2世の肖像、裏面にはカナダを象徴するサトウカエデの葉が描かれています。

10位:クルーガーランド金貨

クルーガーランド金貨は、1967年から南アフリカ共和国で発行されている地金型金貨です。表面にはポール・クルーガーの肖像が、裏面にはスプリングボックが描かれています。

これは、金本位制の時代に発行された実質的な地金型金貨を除けば、歴史上初めて発行された地金型金貨であり、当時は地金型金貨の市場を独占していました。しかし、現在ではウィーン金貨やメイプルリーフ金貨と比較すると、日本での流通量は少ないです。

11位:イーグル金貨

イーグル金貨は、1986年からアメリカ合衆国が発行している地金型金貨です。表面には自由の女神が、裏面にはイーグル(白頭鷲)が描かれており、まさにアメリカを象徴するデザインと言えるでしょう。

また、イーグルのデザインは発行年によって異なるのもこの金貨の特徴です。1頭のイーグル、2頭のイーグル、イーグルの頭部が大きく描かれたものなど、さまざまなデザインが発行されています。

12位:カンガルー金貨

カンガルー金貨は、オーストラリアのパース造幣局が発行する地金型金貨で、「世界三大金貨」の1つに数えられます。表面にはエリザベス2世の肖像が、裏面にはオーストラリアを象徴するカンガルーが描かれています。

また、このカンガルーの絵柄は毎年変わるため、バラエティに富んでおり、コレクターからも人気の高い金貨です。

金貨投資の3つのメリット

資産保護のために金の投資を始める人も増えています。その中で金貨投資には、次のようなメリットもあります。

・価値が安定している

・少額でも投資できる

・保管場所に困らない

ではそれぞれメリットを確認していきましょう。

価値が安定している

金貨の魅力の1つは、その価値が非常に安定していることにあります。特にアンティークコインは、各国の歴史を証明する重要なピースでもあるため、よほどの劣化がなければ価値が大きく下がる可能性は低いです。

また、金貨に含まれる金そのものの市場価格が緩やかに上昇し続けていることも、価格が安定する要因の1つでもあります。このような理由から、金貨は他の投資と比較しても非常に安定感のある投資先と言えるのではないでしょうか。

少額でも投資できる

金貨投資には、大きなお金が必要というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、捻出できる資金に限りがある方や、金貨投資の経験がない初心者の方でも、手軽に始めることができます。

金貨には、同じ種類でも1オンスだけでなく、1/10オンスなど、さまざまな量目が発行されているものがあります。

特に、1/10オンスのような小さなサイズの金貨は、比較的手頃な価格で購入することができるため、小額から投資を始めることができます。

保管場所に困らない

金貨は数ある実物資産と比べても、保管に困らないのがメリットです。通常の金貨であれば、それほど大きな保管スペースを必要としません。金庫や専用ケースを利用すれば、自宅でも安全に保管することができます。

ただし、高価な金貨であればあるほど、自宅で保管する人は少ないです。

数百万円から数千万円といった価値がある金貨を所有する場合、購入先に保管を依頼したり、銀行の貸金庫を利用することが多いです。金貨の保管方法は、その価値に応じて適切な方法を選ぶと良いでしょう。

金貨投資の3つのデメリット

金貨投資には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。これを知らずに金貨投資を始めると、損をすることもあるかもしれません。こちらでは金貨投資を始める際に押さえておきたい3つのデメリットをご紹介します。

現金化に時間がかかる可能性がある

金貨は、株式や債券など他の資産と比べると流動性が低いため、現金化に時間がかかることがあります。

例えば、株式や債券ならオンライン上で簡単に売買が可能ですが、金貨を現金化するには「オークションに出品する」または「貴金属専門店で買取してもらう」などの手続きが必要です。

そのため、貴金属専門店に行く時間や手続きなどの手間を考慮すると、換金には多少の時間がかかることがあります。

偽物も流通している

金貨には多くの偽物が流通しています。高度な技術で製造された偽物が市場に出回っており、本物と偽物を見分けるには専門的な知識が必要です。

信頼できない業者や流通経路が不明瞭なオンラインサイトを購入先に選ぶと、偽物を手にするリスクが高まります。「偽物であったために売却できなかった」という事態を防ぐためにも、金貨投資の際は購入先を慎重に吟味するようにしましょう。

インカムゲインが得られない

金貨投資では「インカムゲイン」が得られないというのはデメリットかもしれません。インカムゲインとは、株式の配当金や債券の利子、不動産の家賃収入などは、保有している間に得られる利益のことです。

しかし、金貨投資ではこのような利益は得られません。そのため、金貨投資では利益を得るには、価格上昇をじっくりと待つことがポイントになります。

金貨選びでの注意点

金貨を選ぶ際には注意点があります。自分が欲しい金貨を選ぶことも重要ですが、一部の金貨は売却が難しい場合や、保存状態が悪いと高値で売却できないことがあります。こちらでは、金貨選びで押さえておきたい2つの注意点をご紹介します。

需要が高く人気の金貨を選ぶ

将来金貨を売却する可能性がある場合は、需要が高く現金化しやすい金貨を選ぶことが重要です。需要の高い金貨は市場での流通が活発であり、必要に応じて比較的簡単に現金化できます。

また、投資目的で金貨を選ぶ際には、その金貨の認知度や歴史的価値を考慮したり、一定の需要が見込めるものに絞ったほうが、安全な投資を目指すことができます。

綺麗な状態の金貨を選ぶ

金貨の価値は歴史的背景や希少性だけでなく、状態にも大きく左右されます。金貨特有の美しさや細部の彫刻が保たれているほど、投資家だけでなくオークションに参加する収集家からも高い評価を受けます。

特に投資資産として考える場合、保存状態は価格に直結する重要なポイントです。

良好な状態の金貨は将来的に価値が上昇する可能性が高まります。そのため、投資目的で金貨を選ぶ際は、状態に細心の注意を払い、長期的な価値を見極めるようにしましょう。

また、アメリカの鑑定機関である「NGC」や「PCGS」から高評価を得た金貨は、価値が上昇しやすい傾向にあります。

金貨に関するよくある質問

こちらでは、金貨に関するよくある質問を2つご紹介します。金貨の購入を考えている方、金貨投資を始めたい方、金貨の売却を検討している方はぜひ参考にしてください。

金貨とアンティークコインの違いは?

金貨は通常、金を素材とした貨幣を指し、一方で、アンティークコインは100年以上前に製造されたコインの総称です。このため、歴史のある金貨はアンティークコインとも呼ばれます。アンティークコインには銀貨や銅貨も含まれ、中には金貨よりも高い価値を持つものもあります。

人気の高い金貨の売却場所は?

人気と高い希少性を兼ね備えた収集型金貨は、一般的な市場では取引が難しいことがあります。素性の分からない個人との取引や一般的なオークションでの取引では、最悪偽物を掴まされる可能性もあります。

そのため、このような貴重な金貨を購入する際には、信頼できるコイン専門店の利用が最も安全です。コイン専門店では品質が保証され、専門知識を持ったスタッフが適切なアドバイスしてくれます。

まとめ

今回は、金貨の人気おすすめランキング12選とその価値についてご紹介しました。入手困難なアンティークコインから手軽に購入できる地金型金貨まで、さまざまな種類があります。もし投資や将来的な売却を考えている場合は、流動性や一定の需要のある金貨を選ぶとよいでしょう。

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