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ホワイトゴールドとは?プラチナとの違いや特徴・お手入れ方法を解説

ホワイトゴールドとは?プラチナとの違いや特徴・お手入れ方法を解説
木村健一
記事の監修者

木村健一
買取大吉 統括本部長
金・貴金属査定の専門家

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

<経歴>
買取業務に14年以上従事し、現在は買取大吉の統括本部長として、金・貴金属を含む幅広い商材の査定品質向上に携わる。
金相場や市場動向を踏まえ、買取実務に基づいた情報発信を監修している。

テレビ出演歴:ホンマでっか!?TV(フジテレビ)、他多数

婚約指輪や結婚指輪として人気の高いホワイトゴールドは、見た目がプラチナと似ているため混同する方も多いのではないでしょうか。今回は、ホワイトゴールドの特徴を軸に、プラチナとの違いやお手入れ方法について見ていきます。

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ホワイトゴールドとは?プラチナとの違い

ホワイトゴールドは、その見た目からプラチナと同じ金属と思う方もいらっしゃいますが、実は別の金属で性質も異なります。一体、何が違うのか、プラチナとの特徴を比較してみます。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは、金をベースにしたカラーゴールドの一種です。

金に銀やパラジウムなどの金属を加えて合金にすることで、金本来の色味を抑え、白色に近づけています。流通しているジュエリーの多くはロジウムコーティングが施されており、白銀のような美しい輝きを放ちます。

ホワイトゴールドは主に「K18WG」「K14WG」「K10WG」の3種類が市場に流通しており、純金よりも比較的硬い性質をもちます。ジュエリー以外にも、腕時計やメガネフレームなどに使われることがあります。

種類 金の純度
K18WG 約75%
K14WG 約58.5%
K10WG 約41.7%

プラチナ

プラチナはホワイトゴールドと見た目が似ていますが、実際は異なる金属です。元素記号「Pt」と表される金属の一種であり、和名では「白金(はっきん)」と呼ばれています。

ジュエリー製品として用いる際は、パラジウムやルテニウムなどの金属を割金(わりがね)に加え、硬度を調整しています。一般的に「Pt950」「Pt900」「Pt850」の商品が展開されていることが多いです。

酸化や変色に強く、耐熱性・耐酸性にも優れているため、結婚指輪や婚約指輪といったブライダルジュエリーの素材に適しています。

種類 プラチナの純度
Pt950 約95%
Pt900 約90%
Pt850 約85%

ホワイトゴールドの特徴やメリット

ここでは、ホワイトゴールドをさまざまな角度から見た結果、特にメリットを感じられる部分を3つご紹介します。どのような点が優れているのでしょうか。

耐久性が高い

ホワイトゴールドは優れた耐久性を備えています。

純金は柔らかい材質ゆえに傷がつきやすいですが、ホワイトゴールドは銀やパラジウムなどを加えたことで硬度が高くなっています。そのため、傷がつきにくく、変形に対しても強いのです。

加えて、同じ体積で比較すると、プラチナよりも軽量という特徴があります。結婚指輪などのジュエリーを長時間身に着ける際、指に負担を感じにくい点もメリットといえるでしょう。

合わせやすい色合い

ファッションに合わせやすい色合いである点も、ホワイトゴールドの魅力です。

落ち着いた印象の白銀色で日本人の肌にも馴染みやすく、ビジネスはもちろん、カジュアルシーンとの相性もよいです。性別・世代を問わず着用しやすく、イエローゴールドなどの華やかな色味に抵抗がある方にも適しています。

なお、ホワイトゴールドの色は、金に混ぜる金属の種類や配合量によって異なります。銀の量が多ければクールで深みのある色合いとなり、パラジウムが多い場合は明るく輝くような色味になります。好みの色合いを選びましょう。

供給量が多く購入しやすい

ホワイトゴールドは、プラチナよりも供給量が多く購入しやすいです。

プラチナは埋蔵量が限られており、その量は金の約1/3といわれています。産出国も南アフリカ、ロシア、アメリカなどと少なく、ジュエリーとして加工する際は高い純度が求められるため、価格が一層高くなります。

対して、ホワイトゴールドは「金に他の金属を混ぜ合わせた合金」であり、元となる金の供給量はプラチナよりも多いです。そのため、同じようなデザインでもホワイトゴールドの方が比較的安価に購入できます。

手頃な価格で美しいジュエリーを身に着けたい方におすすめです。

ホワイトゴールドの注意点やデメリット

ホワイトゴールドには多くの魅力がありますが、同時にデメリットも存在します。どのような点に注意すべきか、詳しく見ていきましょう。

変色や変質の可能性がある

経年変化によって、変色や変質を起こす可能性があります。

ホワイトゴールドは、金に銀などの金属を加えた合金です。長期間使用すると、配合された金属の酸化や硫化によって変色する場合があります。また、ジュエリーの場合は、表面に施されたロジウムコーティングが次第に剥がれていき、下地の色が現れる場合もあります。

このような変色や変質が発生した際は、購入したショップや修理専門店に相談し、適切なメンテナンスを検討してみてください。

金属アレルギー反応が出る可能性がある

ホワイトゴールドは、人によって金属アレルギー反応が出る恐れがあります。配合されているニッケルやパラジウムなどの金属が汗や皮脂に反応し、肌にかゆみや赤みが現れる場合があるのです。

心配な方は購入前に医療機関に相談し、どの素材にアレルギー反応を起こしやすいのか確認してみましょう。

ちなみにプラチナは、ホワイトゴールドよりも他の金属の含有量が少ないため、アレルギー反応が起こりにくいとされています。ただし、絶対に起きないとは限りませんので、こちらも扱い方には注意が必要です。

ホワイトゴールドが販売中止になりやすい理由

プラチナよりも供給量があり比較的安価であるホワイトゴールドですが、アイテムによって販売中止となることがしばしばあります。なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか。

金の価値がプラチナより高くなった

ホワイトゴールドは金を主成分とした合金のため、金の価格に合わせて高くなっています。

金は2020年以降上昇傾向であり、2026年現在は1グラム23,000円前後を推移しています。一方、プラチナは1グラム8,000円~9,000円程度の価格帯です。

かつては、採掘量による希少性などの観点からプラチナのほうが高い状況でした。しかし、コロナ禍や戦争などによる地政学リスク、そしてインフレなどの影響により、安定資産である金の価格が高騰し、プラチナを上回るようになりました。

そのため購入しやすい価格の維持が難しくなり、製造コストにも負担がかかるため、販売中止になりやすいと考えられます。

パラジウムの供給不安定

パラジウムの供給もホワイトゴールドの販売に影響しています。

ホワイトゴールドを製造する際、銀のほかにパラジウムを配合することがあります。しかし、主な産出国が南アフリカやロシアであり、世界情勢の影響から供給が不安定な状況が続いています。そのため、パラジウム不足となりやすいのです。

年間の産出量も200トン前後と少なく、ホワイトゴールドの製造の難しさが分かります。

メッキ加工に時間や手間がかかる

メッキ加工に時間や手間がかかることも、販売中止となる理由の一つです。

ホワイトゴールドは、一般的にロジウムと呼ばれる金属でメッキ加工(コーティング)が施されています。これにより、ジュエリーの表面にプラチナのような明るい白銀色の光沢が生まれ、耐摩耗性や耐食性の向上も期待できます。

しかし、使用中に剥がれた場合は、一度すべてのメッキを取り除いてから再加工しなくてはなりません。

このように、メッキ加工の工程が製造コストに影響を与えるため、ホワイトゴールドの販売が中止になると考えられます。

加工が難しい

ホワイトゴールドは、加工そのものの難易度がプラチナよりも高いです。

ホワイトゴールドは、研磨で「巣」という表面に小さな穴が生じる現象が発生し、集合体である「ゴマ巣」が出やすい性質があります。この空洞を出さないためには熟練の職人による卓越した技術が求められており、時間と労力を要します。

納品後も巣のある製品の返品対応に追われるケースが多く、さらなる労力がかかるため、採算性がとれない商品は販売中止となることがあります。

ホワイトゴールドのお手入れ方法

ホワイトゴールドの輝きを長く楽しむためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、ご家庭でもできるお手入れ方法をご紹介します。

皮脂や汗を拭き取る

ホワイトゴールドのジュエリーを使用した後は、軽く拭きましょう。

ジュエリーは、肌に身に着けると皮脂や汗などの汚れが溜まっていきます。もし、お手入れをせずにそのまま放置すると、汚れの成分に反応して表面のコーティングがくすんでしまい、黒ずみまで発生してしまいます。

めがね拭きのような柔らかい布や専用クロスを使い、やさしく拭き取ってください。

くすみや黒ずみを取る方法

拭き取っても消えないくすみや黒ずみは、中性洗剤で落とすのが効果的です。以下のような手順で、汚れを落とすことができます。

作業前は、ジュエリーの状態をよく確認しましょう。ぬるま湯に浸すため、緩んでいる部分があると紛失してしまう恐れがあります。

なお、今回ご紹介する方法はあくまでも一例です。ホワイトゴールド以外の宝石が付属している場合は、洗浄方法が適さない宝石がありますので注意してください。

手順
①35~40度程度のぬるま湯を入れた容器を用意し、中性洗剤を入れてよくかき混ぜる
②ジュエリーをぬるま湯に入れ、数分間様子を見る
③汚れが浮き上がってきたらジュエリーを取り出し、柔らかいブラシを使ってやさしく磨く
④ 水でしっかりすすぎ、中性洗剤を完全に除去する
⑤柔らかい布やタオルで水分を拭き取る

洗浄後に水分が残ってしまうと、ロジウムコーティングされている部分の摩耗や変色の原因となる可能性があります。水分が残らないようしっかり拭き取ってください。

手順を行っても汚れが取れない場合は、購入したジュエリーショップや修理専門店でクリーニングを依頼しましょう。

ホワイトゴールドを高価買取してもらうためのコツ

ホワイトゴールドを高価買取してもらうにはコツがあります。どのような状態で出せば、業者に高く買い取ってもらえるのでしょうか。

綺麗な状態で保管しておく

ホワイトゴールドは保管状態が良いほど高額で買取してもらえる可能性が高まります。

ホワイトゴールドのジュエリーは、購入時にいただいたケースやジュエリーボックスに入れて保管するのが一般的です。ですが、他のジュエリーと一緒にすると、ぶつけたときに細かい傷がついてしまう恐れがあります。

保管する際は個別の箱に入れる、仕切り付きのジュエリーボックスを使用するなど気を配りましょう。

変色を防ぐためにメンテナンスしておく

変色の状態によって、買取価格に影響する場合があります。

ホワイトゴールドのジュエリーには、ロジウムコーティングが施されています。しかし、摩耗によってコーティングが剥がれてしまうと、内部にある合金がむき出しとなり、光の反射によってくすんで見えることがあります。

また、汗や皮脂汚れも原因の一つです。ホワイトゴールドに含まれている銀やパラジウムなどの金属が反応し、酸化や硫化によって色味が変化する場合があります。

このような変色は、程度によって減額となる可能性があります。定期的に柔らかい布や専用クロスで汚れを拭き取り、水洗いが可能であれば中性洗剤を薄めてやさしく洗いましょう。

相場を確認してから買取に出す

商品の状態により変動しますが、金相場を確認したうえで買取に出すのも、高価買取につながるポイントです。

ホワイトゴールドの主成分は金のため、相場が上がれば、相対的に買取価格も上昇する傾向があります。

しかし、金相場は日々変動しており、いつも同じ価格とは限りません。執筆時点における金の相場価格は1グラムあたり23,000円前後ですが、「今後も金の相場価格が上がる」と言い切るのは難しいです。

そのため、定期的に金相場の動向を確認し、売却するタイミングを検討することが大切です。

他の貴金属と一緒に買取に出す

ホワイトゴールド以外の貴金属と一緒に出すことで、買取額が上昇する可能性があります。

買取業者では、一定数以上の商品を持ち込むことで買取額アップのキャンペーンを実施していることがあります。他に売却したいアイテムがない場合は1点でも大丈夫ですが、まとめて出すと査定額に上乗せされるため、高額となることがあります。

気になる業者の公式ホームページから、キャンペーンの実施状況や適用条件を確認したうえで来店するのもよいでしょう。

付属品を準備しておく

高い価格での買取を実現するためにも、ホワイトゴールドの商品と一緒に入っていた付属品を用意しましょう。

付属品には箱や保証書などがありますが、これらを一緒に出すと査定額にプラスの影響を与えることがあります。商品が本物であることの証明にもなり、揃っているほど「新品に近い商品」として評価されます。

手元になくても買取はできますが、一緒に出すとお得です。査定前に出せるよう分かる場所に付属品を保管しておきましょう。

まとめ

ホワイトゴールドは金に銀やパラジウムなどの金属を加えた合金で、ロジウムコーティングにより白銀色の美しい輝きを放ちます。プラチナよりも軽量で日常的に扱いやすいですが、使い方によって変色や黒ずみが出る場合があります。定期的に柔らかい布でのお手入れや中性洗剤での洗浄を行い、買取を実施するまで美しい状態を維持しておきましょう。

木村健一
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木村健一
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金・貴金属査定の専門家

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

<経歴>
買取業務に14年以上従事し、現在は買取大吉の統括本部長として、金・貴金属を含む幅広い商材の査定品質向上に携わる。
金相場や市場動向を踏まえ、買取実務に基づいた情報発信を監修している。

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