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金インゴットとは?特徴や購入・保管の方法まで紹介!

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金のインゴットという単語はよく耳にするけど、あまり縁のないものだし使い道はあるのだろうか、と疑問に思う方も少なくないと思います。金のインゴットとは、金の塊のことを指します。英単語の「ingot」をカタカナ表記したもので、辞書には「溶かした金属または合金を鋳型に流し込んで固めたもの」とあります。今回ご紹介する記事では、その金のインゴットがどのように作られ、流通しているのかをご紹介させていただきます。さらに、金のインゴットは観光事業でも活躍中です。金のインゴットがどのように活躍しているのか、実際の事例を交えてご紹介していきましょう。
一口にインゴットといっても、様々な大きさがあります。そして、お金持ちだけがもつものというイメージがあると思いますが、実は資産の運用としても大きな活躍を見せるのです。2022年4月現在、世界情勢の影響もあり金の公表相場価格は歴史上最高値を更新するまでになっています。そのため、買取店に売却するのであれば、もう数年または数十年訪れることはない絶好の機会なのです。この記事を読み終えると、金のインゴットが意外と身近な存在であり、広く流通していたことに驚くことでしょう。

インゴットとは

「インゴット」という言葉をよく耳にしますが、それがいったいどんなものか正確に理解している方は少ないのではないでしょうか。インゴットとは、精錬された金属に圧延などの加工を施し、再溶解に適した形状と大きさにした鋳塊のことです。形状は、厚板形やなまこ形が多く見られます。鋳塊という単語が出ましたが、鋳塊とは温度や成分の調整に加えて、脱酸工程により化学変化を起こし、1つの形にまとめた固体を指します。金属が固まって1つの固体にまとまったものをインゴットと呼ぶため、その種類はさまざまな形状が存在するのです。インゴットといえば、マンガによく出てくる金の延べ棒を連想し、すべて金と思っている方も多いかもしれません。ですが、実際にはプラチナ・鉛・銀・アルミニウムなども、独特の形をした鋳型に流し込まれることで1つの塊、すなわちインゴットとなります。金や銀など古くから貨幣に使用されてきた貴金属も、1つの塊になっているものはインゴットと呼ばれるということですね。

インゴットは、他にゴールドバーと呼ばれることもあります。金を鋳型に流し込み、固めて作ったものには変わりはありませんので、同じ金の固体を指す言葉です。どちらの名称で呼んでも間違いではありません。純度と重さが明確に表示されているインゴットは、取引するときにとても役に立ちます。重要な情報はすべて表面に刻印されているため、誰が見ても一目瞭然だからです。

地金とインゴットの違いとは

インゴットと並んで目にする機会の多い単語が、「地金」ではないでしょうか。地金とは、金属を保存もできるようにまとめた固体のことを指します。固体の状態はどちらも同じですので、勘違いする人も少なくありません。インゴットは資産としての保有を目的に製造されていますが、地金はアクセサリーなどを作成する前の素材の金属全般を意味しています。そのため、形が製品として整っていなくても、金属の塊であれば「地金」と呼ぶのです。地金というカテゴリーの1つにインゴットがある、というように理解しておけば間違いないでしょう。金属の名称の後に地金をつけて呼ばれることが多く、金の場合は金地金、プラチナの場合はプラチナ地金のように呼ばれます。

地金は素材としての役割をもっていますので、地金には形の制限がありません。どんなに小さな粒状であったとしても、名称は地金です。また、いくつもの金属が混ざりあった「合金」だとしても、地金として認められます。細かい成分について日本工業規格(JIS)で決められており、以下のように一次と二次に分けられます。

 

・一次地金⇒鉱石から精錬されるもの

・二次地金⇒処分品をリサイクルして作られるもの

 

現在の日本では、鉱山がなくても作り出せる二次地金が主流となって流通しています。買取や投資の場面ではインゴットも地金も同義として扱われることもありますが、地金の方が幅広い金属を指して使われる言葉です。

金インゴットは特に資産運用に適している

金のインゴットといえば資産運用といっても過言ではないほど、テレビやネットでは話題となっているのはご存知でしょうか。ではなぜ、インゴットは資産運用に向いているのでしょう。金を用いて資産運用する際にもっとも優れている点としては、価値が安定していることです。資源として限りがある金の価値は、急激に暴落するケースが考えづらいため、特に世界経済が不安定なときには現金や株、債券よりも注目が集まります。2022年4月現在のような世界情勢では、特にその影響が顕著に出ているといえます。さらに、資源である金には株や債券のように発行元が存在しません。株や債券を保有している場合、万が一発行元が倒産してしまうと、その価値を失ってしまいます。発行元がない金は、このような致命的なリスクがないため安心して保有できるのです。

昨今の投資ブームでも、金に投資する人は少なくありませんでした。投資家の中でも、世界経済に対する不安から、資産を守るために金を保有する人が増えてきています。資産を守るために金を保有するのは個人だけでなく、さまざまな国の中央銀行も同様なのです。インゴットは、このような金の投資に特に向いています。貴金属として1つの塊であるため、保管しやすく、傷ついたり欠けたりして価格が下がるリスクも少ないためです。さらに、インゴットの場合はアクセサリーに加工する場合などのように加工費用が発生しません。一定の形状に仕上げた金塊に対して刻印を打つだけのため、余計な加工などの費用がかからない分、資産運用に向いているのです。

純金インゴットの決められた規格とは

投資にも使われる金のインゴットは、その価値を正しく証明する必要があります。そのため厳しく取り決められた規格が制定されており、その規格をクリアしていない場合は市場で取引することができません。アクセサリーなどの加工品にはK22(22金)やK18(18金)が用いられることがオーソドックスですが、インゴットの場合はK24の純金のみと規定されています。純金といっても、純度を100%にすることは極めて困難であり、不可能ともいえます。そのため、可能な限り純度を高めて作り出されているのです。

しかし、製造過程で作り出された粗悪品が出回ってしまうことも全く無いわけではありません。また、本物そっくりに見間違う模造品が流通してしまうこともあるのです。このようなリスクを回避するために、厳しく取り決められた規格が制定されたのです。インゴットの規格は、代表的な取引市場によって決められ、溶解業者や品質保証業者についても細かく取り決められています。

世界規格であるLBMA(ロンドン貴金属市場協会)

LBMA(ロンドン貴金属市場協会)は、世界の現物地金取引の中心であるロンドンの専門市場で売買される地金を監督している専門業者の団体を指します。LBMA(ロンドン貴金属市場協会)公認の溶解業者が製造した地金には、「グッド・デリバリー・バー(GoodDeliveryBars)」という称号が与えられます。グッド・デリバリー・バーの称号を得るためには地金純度99.5%以上もの高い純度が必須となるほか、厳しい規格をクリアしなければなりません。

重量と純度が正確に刻印されていることや、認定された精錬会社で製造され、正しく試金が行われていることが必須条件です。さらに、認定された専門保管業者と輸送業者によって取り扱われることも求められます。グッド・デリバリー・バーとして認定されたインゴットは世界的に信用され、日本だけでなく、海外においても取引が可能となります。世界に認定された規格をクリアすることは、もっとも価値のある称号といっても過言ではないでしょう。

日本で唯一の公設市場である「東京商品取引所」

東京商品取引所は、商品先物取引市場を開設するために作られました。現在では英語表記「TokyoCommodityExchange,Inc.」を略して「TOCOM(トコム)」の愛称で親しまれています。石油(原油やガソリン等)先物取引と電力先物取引において、日本で唯一の取引所ですね。前身は1951年に設立した東京繊維商品取引所で、1984年に東京ゴム取引所と東京金取引所を統合し、東京工業品取引所が誕生しました。2013年に東京穀物商品取引所から農産物先物取引を引き継ぎ、「東京商品取引所」の名称となって今に至るのです。厳しく規定された基準のもと、世界中のさまざまなインゴットの取引が行われている日本に存在するただ1つの公認貴金属市場です。

金インゴットの製造工程について

ここまで説明させていただいたインゴットですが、その作り方についてはご存じでしょうか。「採掘した金を溶かして形を整えるだけでは?」と思われる方も多いかもしれません。実際に、金の採掘が豊富に行われている場所では、採掘した金からインゴットが作られています。一方、採掘量が少ない場所でもできるのが、処分された金製品をリサイクルしてインゴットを作り出す手法です。採掘が難しい日本でも、この方法でインゴットが作られているのです。具体的な手順について解説しましょう。

 

①素材となる金を集める

まずは素材となる金を集めることから始まります。今や生活必需品となったスマホやパソコンに内蔵される半導体には、豊富な金が含まれていることをご存じでしょうか。使わなくなったスマホやパソコンは、まさにレアメタルを含む宝箱といえるのです。また、貴金属などのアクセサリーも集められ、インゴットを作るのための素材となります。

 

②溶解したあと、再び固体へと戻す

集めたリサイクル品の形はバラバラなので、いったん溶解してから再び固体に戻します。しかし、金製品を溶かすのはそう簡単ではありません。王水と呼ばれる特殊な強い酸性の液体を使う必要があるのです。その王水で金製品を溶かし終えたら、還元剤を投入することで固体粉末へと戻します。

 

③濾過して金の結晶粉末を取り出す

固体粉末を含んだ液体を濾過することで、金の結晶粉末のみを取り出すことができます。金以外の成分は液体になって流れ出しているため、取り出した金は99%を超える高い純度のもととなります。この粉末を乾燥させることで、金の粉末が完成します。

 

④再び粉末を溶かす

純度が99%では、まだインゴットとしての規格をクリアできません。そのため再び溶かしていき、王水で溶かして濾過する作業を再び行うことで、さらに純度を高めていくのです。精製を何度も繰り返して99.99%以上まで純度を高め、インゴットとしての規格に適合させていきます。

 

⑤粉末をもう少し大きな固体にする

粉末になった金を溶かしたあと、今度は固体として仕上げていきます。金を溶かすためには、1064℃以上の高温で加熱し、即座に冷却しなければなりません。この作業工程で粉末だった金は固体へと変化し、数ミリほどのサイズの粒状となります。

 

⑥インゴットの形状に整える

数ミリサイズになった金の粒を、再び1000℃以上で加熱すると、ドロドロの状態に変化します。この状態で鋳型に流し込むことで、よく目にするインゴットの形となり、冷えて固まれば純度99.99%の純金インゴットが完成するのです。

 

⑦検査し、合格後に刻印を施す

インゴットの仕上げに、検査して刻印を施します。刻まれる内容は、ロンドン金市場の公認マーク(メルターズマーク)や品質、ブランド名などとなります。この刻印によってインゴットの価値や品質が保証され、世界的な信用を得て取引に利用されることとなります。

金インゴットの品質を保証する刻印

金のインゴットには、保証書などがありません。その代わりに、インゴット本体に刻印が施されているのです。この刻印が、インゴットの価値と品質を保証するためにとても重要なものとなります。インゴットへ施される刻印にはいくつか種類がありますので、それぞれ詳しくご紹介しましょう。

 

①ブランド名の表示

製造された金のインゴットが、いったいどのブランドで製造されたかを明確にする表示です。LBMAによりグッド・デリバリー・バーとして認定されると、世界的に価値と品質を保証されます。この認定を受けると、グッド・デリバリー・バーとして公認マークを刻むことが許されますが、そう簡単に認定される規格ではありません。高い検査基準をクリアしたもののみに認められるマークですので、これが刻まれているインゴットは価値が高いと判断して間違いないでしょう。

 

②精錬者・分析者を表すマーク

精錬業者(メルター)と品位検定業者(アッセイヤー)を示すマークです。メルターとアッセイヤーが同じ場合は、マークは1つだけ刻印されます。製造ブランドがメルターとアッセイヤーを兼ねていると、こちらの刻印が入ることはありませんので、マークが無いから偽物というわけではないので注意が必要です。

 

③純度の表示

純度の表示は、品位表示と呼ばれることもあります。純金のインゴットにとって、純度はもっとも重要といっても過言ではありません。そのため、金の純度は一番目立つように刻印されます。「999.9」の刻印は、純度が99.99%以上のインゴットである証となる刻印です。4つの9が並んでいることから、「フォーナイン」と呼ばれることもあります。フォーナインのインゴットは、最高級の純度を誇るものとして高く評価されます。また、純金であれば「K24」と表記されているものをよく目にすることと思います。純度を表す表示には間違いありませんが、中には「24K」などのKが数字の後ろについている「アトK」と呼ばれるものが存在します。

日本で使われる金の刻印は「K18」「K14」のように「K」が前に付くことが多いのですが、ヨーロッパやハワイアンジュエリー、東南アジアなどで製造されたジュエリー製品や国内の非常に古いものに多く見受けられます。特に東南アジアや国内の古いものは注意が必要です。査定の際に特殊な機械で純度を見てみると、表示されている純度にまったくあてにならないものが多数存在しています。また、K24と表記がしてあっても、「K24GP」など通常とは違うGPという表記や、GF、GR、GEPなどといった表記があるものはすべてメッキ製品となります。

そういった場合、表面は金のメッキがしてあるだけで中身はほぼ全て別の金属を使用しているものとなりますので、こういった表記があるものを貴金属として購入しないよう注意しましょう。

 

④材質の表示

金のインゴットの場合は、純金を意味する「FINE GOLD」または金を表す「GOLD」と刻まれています。③の純度と併せてチェックしてみましょう。どちらの刻印がされていても、間違いではありません。

 

⑤重量

インゴットの重量を示す刻印も施されています。「100g」と表記されていれば、もちろん100gの重さです。金のインゴットは、主に10種類の重さに分かれているため、以下のいずれかが刻印されています。最小は5gから、もっとも大きいサイズは12.5kgとかなりの大きさです。

 

・コインバー:5g

・コインバー:10g

・コインバー:20g

・コインバー:50g

・スモールバー:100g

・スモールバー:200g

・スモールバー:300g

・グラムバー:500g

・キロバー:1kg

・ラージバー:12.5kg

 

投資用として保管や取引をするのに適した大きさで作られているため、キリがいい重さになっていますね。12.5kgの特大サイズのものは、テレビや映画などでよく見られる台形の金塊です。その別名は「ラージ・バー」と呼ばれています。ロンドン金市場で取引されるもので、普段あまり目にすることはありません。このように、金のインゴットは重さのバリエーションが豊富で、細かく選ぶことができます。同じ重さでも、形状は製造元によって違いますので、興味のある方は詳しく調べてみるのも良いかもしれませんね。なお、インゴットの重さを測ったときに、刻印されている重さと1g以上の誤差がある場合には、偽物の可能性もあるので注意しなければなりません。

 

⑥シリアルナンバー

シリアルナンバーは、インゴットを本物として証明するためにとても重要です。高額な取引額となるインゴットは、偽物が作られることも少なくありません。インゴット本体にシリアルナンバーを刻印することで、製造数を適切に管理できるのです。仮に同じシリアルナンバーのものが2つあればどちらかは偽物ですし、製造管理されていないシリアルが使われていても偽物と判断できます。シリアルナンバーはインゴットを本物として証明するために、大切な役割を担っているのです。

金インゴットを取り扱っている国内ブランド

日本国内で金のインゴットを取り扱っている企業は、以下の10社になります。いずれの企業も国際公式ブランドとして認められているため、購入の際も安心して購入できるでしょう。

 

・三菱マテリアル株式会社

・田中貴金属工業株式会社

・株式会社 徳力本店

・JX金属環境株式会社

・三井金属鉱業株式会社

・石福金属興業株式会社

・住友金属鉱山株式会社

・松田産業株式会社

・DOWAホールディングス

・アサヒプリテック株式会社

 

各ブランドごとに刻印の種類が異なるため、自分好みの刻印を探しみるのも良いでしょう。購入する際の手数料や購入後の保管サービスについても、業者によって差があります。自分の目的に合った業者で、金のインゴットを購入するようにしましょう。

金インゴットを取り扱っている海外ブランド

国内のブランドをご紹介させていただきましたが、日本のみならず、海外にも信頼できるブランドは数多く存在します。信頼度の高い海外ブランドを以下にまとめましたので、ご参考までに。

 

【イギリス(貴金属メーカー)】

JOHNSON MATTHEY

ENGELHARD

 

【スイス(金属メーカー)】

ARGOR S.A.

ARGOR HERAEUS S.A.

PAMP

 

【スイス(金融機関)】

SWISS BANK

CREDIT SUISS

 

【ドイツ(金属メーカー)】

DEGUSSA

 

【オーストラリア(金属メーカー)】

Golden West Refining

AGR Matthey

 

【オーストラリア(造幣局)】

PERTH MINT

 

【カナダ(造幣局)】

ROYAL CANADIAN MINT MONNAIE

 

【その他】

Comptoir Lyon Alemand Louyot(フランス)

LG Metals(韓国)

RAND REFINERY(南アフリカ)

 

こういった海外ブランドごとの特徴を比較してみるのも、いろいろな違いを発見できて面白いかもしれません。各ブランドのインゴットは画像検索でもいくつか見ることができますので、興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか。

金インゴットの購入方法と保管方法

インゴットの購入方法には、いくつかの種類があります。株や債券のような金融資産として取り扱われるため、購入した金のインゴットを手元には置かずに、売買のみを行うことも可能なのです。実際に手元に置いておきたいといった場合は、貴金属メーカーや地金商を通じて購入できます。なお、金属メーカーなどから購入する際には、バーチャージと呼ばれる手数料が必要になります。500g以上の純金のインゴットをまとめて購入すれば、バーチャージが不要になることもありますが、それらも購入先によって異なります。購入前にバーチャージについても製造元へ確認するようにしましょう。2022年4月時点では、純金(K24)の公表相場は1gあたりなんと8,700円前後となっています。もし、お持ちの場合は、歴史上最高値を更新している数値ですので、丁寧に保管するようにしましょう。

金のインゴットの価格は金の相場で決まるといっても過言ではありませんが、傷や破損があるとその価値が下がってしまいます。長期的に資産として保有する場合には、保管方法もしっかり決めておくと価値が下がらず安心ですね。金のインゴットの購入方法は、大きく2種類に分けられます。選択する購入方法によって保管方法にも差がありますので、ここから詳しくご紹介しましょう。

 

①直接購入する

純金のインゴットは、貴金属店や地金商などに加えて、精錬会社や銀行などの店舗でも直接購入することができます。また、店舗へ訪問せずに、インターネットから手続きをして購入することも可能です。直接店舗にて購入する際には、偽物を購入することがないよう細心の注意を払いましょう。高額なインゴットは偽物も多く流通しています。LBMA公認の精錬業者や、日本地金流通協会に登録されている業者など、信頼できる業者から購入しましょう。個人売買でインゴットを購入すると、その多くが偽物である可能性が非常に高いため絶対におすすめはできません。実際にインゴットを購入した多くの人が、自宅の金庫で保管していることが多いです。

しかし、強盗が入ってしまうことも100%ないとはいえません。自宅保管以外には、保管業者へ依頼する方法や銀行の貸金庫を利用する方法などがあります。購入する業者によっては保管サービスを行っている場合もありますので、気になる場合は問い合わせてみると良いでしょう。ただし、保管サービスを利用する場合は別途保管料がかかる場合もありますので、その点も併せて確認するようにしてみてください。

 

②純金積立

純金のインゴットを購入するもう1つの方法は、純金積立です。純金積立では、インゴットを手元(自宅)には置かず、自動的に業者に預けることとなります。純金積立の場合の保管方法は、「特定保管」と「消費寄託」の2種類となります。どちらの方法にもメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴を理解して選ぶようにしましょう。

 

※特定保管※

特定保管とは、購入したインゴットを業者に保管してもらうサービスを指します。保管している業者が万が一倒産した場合でも、業者の財産とは別に保管されているため、すべてのインゴットが所有者へ返却されます。預けていても利息などは発生しませんが、必ず返却してもらえる安全性の高い保管方法ですね。保管業者の中には、監査法人から定期的にチェックを受けているところもあります。このような業者であれば、より安心して預けられるでしょう。

 

※消費寄託※

消費寄託も特定保管と同様、購入後のインゴットを業者に保管してもらうサービスです。特定保管との違いは、消費寄託の場合はインゴットの所有権が保管業者に移ること。そのため、万が一保管業者が倒産した場合には、金のインゴットが返却される可能性は極めて低いでしょう。消費寄託は不規則寄託とも呼ばれ、預けたインゴットと同種・同等・同量の現物を後日返還すれば良いとされる特殊な契約なのです。所有権は保管業者が持つことになるため、多くの場合は保管業者がインゴットを運用することで利益を生み出します。こうして得られた運用益は、預けた側にもその一部が還元される仕組みとなっているのが普通です。

利息がつかない貴金属の弱点を補うことができますが、保管業者の倒産リスクを考えるとデメリットもあります。リスクを承知の上で、それでも運用益を獲得したい場合には、消費寄託がおすすめです。

偽物のインゴットには細心の注意を

価値の高いインゴットには、先ほどから触れている通り偽物も多く存在しています。本物と思って購入したものが、査定してみると偽物だったということも少なくありません。信用できるルート以外で入手したものは偽物の可能性もありますが、偽物と本物にはいくつか違いがあります。一般の方が見てもわかる違いもありますので、まずは購入前に下記項目をチェックしてみましょう。

 

・刻印されている重量と1g以上の誤差がある

・刻印の仕上がりが雑に見える

・磁石を近づけるとくっつく

・アトK表記になっている

・やけに固い、傷がいっさい無い

 

刻印されている重量と1g以上の誤差がある場合は、偽物の疑いがあります。そういった誤差が気になる場合には、専門の査定員に正しく判断してもらいましょう。刻印の雑な仕上がりも偽物に多く見られる特徴ですね。さらに、磁石を近づけてくっつく場合には論外です。金の純度が低いと判断できるとともに、純金であれば磁性を帯びることはほぼあり得ません。偽物の可能性が極めて高いため、磁性がある場合ば購入は避けましょう。また、先ほどご紹介したアトKと呼ばれる表記になっている場合は多くが純金とは程遠い純度の場合が多く、中には最悪メッキ品だったということもあります。そのため、金に関してはインゴットはもちろん、アクセサリー類においてもアトK製品は表記より純度が低いものとして理解をした上で購入するようにしましょう。

他にも、純金であれば強度としては金属においてかなり柔らかい部類に入りますので、保管状態にもよりますが一切傷が見当たらない、傷が出来そうな衝撃があったのに無傷という場合は注意が必要です。運よく傷が付かなかった場合や、保存状態がよく非常に綺麗に保たれていたことが確認できていればよいのですが、純金のほとんどは日常生活で加わるような力でも変形してしまうことがあるのです。なので、やけに綺麗すぎる個体を見かけた際も保存の仕方等を詳しく調べてから購入するようにしてください。

中には、金と近い比重をもつ「タングステン」という素材を用いた偽物も存在します。見た目も金のインゴットそっくりに仕上げてあるため、一般の方が見分けるのは非常に困難です。信用できるルート以外から入手したインゴットは、一度査定を受けて本物かどうか確認しておくと良いでしょう。クーリングオフが適用される期間を過ぎてしまうと、種類によっては取り返しのつかない被害となってしまいます。

純金だけでなく、シルバーやプラチナのインゴットも存在する

ここまで純金のインゴットについて詳しくご紹介していますが、実は純金以外にもプラチナやシルバーなどのインゴットがあります。純金のインゴットを投資目的で購入する人は多いですが、プラチナやシルバーは金ほど人気があるとはいえません。金とプラチナやシルバーには、一体どのような違いがあるのでしょうか。その点について詳しくご紹介していきます。

 

【シルバーのインゴット】

貴金属の中で電気・熱の伝導率や可視光線の反射率が最大とされているシルバー。ですが、投資市場におけるシェアはあまり大きいものではありません。それは、金やプラチナと比較すると錆びやすい(酸化反応を起こしやすい)傾向にあり、長期的な保管にあまり向いていないためです。投資する場合はインゴットとして保管しておく必要があるため、保管環境にもより一層の注意が必要となります。シルバーは、電子機器内の半導体に多く使われ、カメラのフィルムや太陽光電池にも使われている金属です。投資目的で購入する人の数は多くありませんが、太陽光発電の需要アップに伴い相場が上昇するのではないかという予想から、シルバーに投資している人も少なからずいます。

 

【プラチナのインゴット】

白金色の美しい輝きが魅力的なプラチナ。貴金属の中でもっとも採掘量が少なく、希少性が高いといわれている金属です。希少価値でいうと金よりも上のはずですが、2022年4月現在では、プラチナの取引価格は金の約半分です。数の少ないプラチナが金より低価格で取引されているのには、大きな理由があるのです。それは、プラチナが世界情勢の影響を受けやすいことと、装飾品や投資用としてよりも工業用として使用されることが多いことです。景気の低迷などにより商品開発の鈍化や買い控えが起きると、プラチナはその影響を大きく受けてしまいます。このように安定性の低いプラチナには投資する人の数が少ないため、相場価格が金より低くなっているということです。

地金、インゴットの買取について

個人がインゴット(金・プラチナ)金貨・プラチナ貨を売却した金額が200万円を超えてしまった場合、「支払調書」を税務署に提出する義務があります。支払調書は、住所・氏名・ご売却された金属の種類・数量・ご売却金額・ご売却確定日を明記するものとなります。なお、貴金属・ジュエリーのご売却は対象外となります。※2016年1月1日より、支払調書にマイナンバーの記載が義務付けられました。ご来店の際にもし売却額が200万円を超える可能性がある場合は、マイナンバーカード、もしくはマイナンバー通知カードを必ずご持参ください。

売却の際にかかる税金について

個人が保有しているインゴット(金・プラチナ)金貨・プラチナ貨を売却して利益(譲渡益)が出た場合には、原則、譲渡所得として扱われます。給与など他の所得と合算して総合課税の対象となり、所得税の確定申告が必要となります。譲渡所得には年間で50万円の特別控除があります。

 

【譲渡所得の基本計算式】

①短期保有(保有期間5年以内)のケース

譲渡価格-(取得費・譲渡費用)-特別控除=短期譲渡所得

例)2年前に100万円で購入し、200万円で売却した場合

200万円-100万円-50万円=50万円(譲渡所得)

 

②長期保有(保有期間5年超)のケース

[譲渡価格-(取得費・譲渡費用)-特別控除]×1/2=長期譲渡所得

例)6年前に100万円で購入し、200万円で売却した場合

(200万円-100万円-50万円)×1/2=25万円(譲渡所得)

 

また、相続で地金を譲り受けた場合、インゴット(金・プラチナ)金貨・プラチナ貨については資産となりますので、相続税の対象となります。詳細については、各税務署までお問い合わせいただいた方が確実です。

まとめ

金のインゴットは投資目的で購入する人も多く、意外と生活に身近なものとなっています。観光事業などにも活用されていることから、投資をしていない人にも遠い世界のものではない、といえるでしょう。古来より多くの人々を魅了してきたからこそ、高い価値がつき、安定した資産としての地位を確立してきた金。金のインゴットについて当記事を読んでいただき詳しく知った上で、より深く関わってみてください。インゴットを販売するブランドの違いにも注目してみると、また新たな発見が生まれることでしょう。いかがでしたでしょうか。マンガの世界やお金持ちだけの手に渡るものと考えられていたインゴットが、少し身近に、そして手に入れることもそれほど難しくないこととお気づきいただけたことでしょう。

これからも、世界情勢によって貴金属の相場は日々変動を続けていきます。資産運用として購入してみるのも、面白みがあると思っていただけましたら幸いです。「買取大吉」では、ご紹介させて頂いた上記の貴金属はもちろん、他の様々なアイテムも無料で査定させて頂いております。査定だけでも料金はかかりませんし、出張買取時の交通費等含む出張費、キャンセル料なども一切頂いておりません。ですので、お気軽にお近くの店舗やお問い合わせ窓口までご相談いただき、ご自宅に眠っていた貴金属製品がいったいどれほどの買い取り額となるのか。ぜひ一度試してみてください。2022年現在、貴金属の買い取り相場は歴史的な上昇を見せています。もし店舗がお近くに無い、お品物が持ち出しづらいものであれば、LINEでも無料で査定を行っております。こんなチャンスはもう下手をすれば数十年は訪れないほどの高騰となっていますので、売却を検討されているのであれば今を逃す手はありません。

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