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有限資源である金の採掘量や埋蔵量・産出量・日本の現状を解説

有限資源である金の採掘量や埋蔵量・産出量・日本の現状を解説
木村健一(きむら けんいち)
記事の監修者
査定歴16年以上
木村健一(きむら けんいち)

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

昔から人々を魅了し特別な物に使われており、富の象徴のイメージも強い金ですが、金が限りのある資源という話を聞いたことはありますか。今回は、有限資源である金の採掘量や埋蔵量、産出量や金における日本の現状などについて解説していきます。

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金は総量に限度がある有限資源

金は総量が限られた資源の一つです。ここでは、これまでに採掘された金の総量やまだ採掘されていない金の埋蔵量、金の産出量が多い国についてくわしく見ていきましょう。

これまで採掘された金の総量

現在の技術で把握できる範囲ではありますが、おおよそ紀元前から現在に至るまでに人類が採掘した金の総量は約17〜19万トンと言われています。

これは、オリンピックなど国際大会で使用されている長さ約50メートルのプールで考えるとおよそ3.5〜4杯分に相当します。想像するととても多いような気がしますが、2000年以上の歴史の長さから考えるとそこまで多くはありません。

まだ採掘されていない金の埋蔵量ランキング

地球上に存在する金の総量は、推計で約25万トンとされています。これまでに人類が採掘してきた金の累計は21万トンを超え、すでに相当量が地上に取り出されてきました。

一方、現在の技術水準や採掘コストを前提とした場合、経済的に採掘可能と見なされている金の埋蔵量は、世界全体で約6万4,000トンとされています。

理論上の存在量と、実際に掘り出せる量とのあいだには、なお隔たりがあるのが現状です。

ここで、米国地質調査所(USGS)が2025年に公表した「Mineral Commodity Summaries 2025」を見てみましょう。2024年末時点における世界の金埋蔵量は約6万4,000トンとされています。

2024年 世界の金埋蔵量ランキング(トン)
1 ロシア 12,000
2 オーストラリア 12,000
3 南アフリカ 5,000
4 インドネシア 3,800
5 カナダ 3,200
6 中国 3,100
7 アメリカ合衆国 3,000
8 ペルー 2,500
9 ブラジル 2,400
10 カザフスタン 2,300
全世界の埋蔵量 64,000

<出典:U.S. Geological Survey「Mineral Commodity Summaries 2025」>

ロシアやオーストラリアなど、国土面積のランキングトップ10に入るような広い国が多くランキングしています。

金の産出量が多い国ランキング

米国地質調査所(USGS)のデータによると、2024年に世界で採掘された金の総量は約3,300トンでした。

前年の2023年に採掘された金の総量は約3,250トンで、調査が始まって以来のピークは 2018 年から 2019 年頃で、約 3,300 トン前後でした。

その後の世界総採掘量はおおむね 3,200~3,300 トン前後で推移しています。こうした鉱山生産量は、世界の金供給の中心をなすデータとして注目されます

2024年 世界の金産出量ランキング(トン)
1 中国 380
2 ロシア 310
3 オーストラリア 290
4 カナダ 200
5 アメリカ 160
6 ガーナ

カザフスタン

メキシコ

130
7 ウズベキスタン 120
8 ペルー

南アフリカ

100
9 ブルキナファソ

タンザニア

60
10 その他国合計 780
世界の産出量 3,300

<出典:U.S. Geological Survey「Mineral Commodity Summaries 2025」>

近年、中国の金の産出量は世界第1位を記録し続けています。

2007年に初めて金の産出量1位となった中国ですが、その背景には中国政府が外貨獲得の手段として金の価値に注目し始めています。

富裕層の増加に伴い、宝飾品や投資先としての金の需要拡大があると推測されています。

金の埋蔵量世界一は日本というのは本当?

日本史や世界史の授業などで日本は黄金の国ジパングだという話を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、日本の金の採掘量と埋蔵量や日本が黄金の国ジパングと呼ばれる背景などについて詳しく見ていきましょう。

日本の金の採掘量と埋蔵量

金が日本で使われるようになったのは西暦600年~700年頃と考えられています。伝存する最も古い史書の1つとされる「日本書紀」の内容から、渡来人によって金の生産技術が伝わったことが推察されています。

日本の金鉱山の歴史と現状

平安時代には有名な「佐渡金山」に関する記述もあり、国内の金鉱山に対する注目が集まっていたと考えられます。また、戦国時代には金鉱山の開発が活発になり、金の採掘量も格段に増加しました。これは、各地の大名が資金を集めるために金の価値に目をつけたと推察できます。

しかし、明治時代になり多くの金鉱山で資源が枯渇してしまい、現在では国内で稼働している金鉱山は鹿児島県にある「菱刈鉱山」のみとなっています。

佐渡金山と菱刈鉱山の採掘状況

日本で有名な金山の一つである「佐渡金山」は、1601年の開山からおよそ400年にわたって金の採掘が行われ、およそ78トンの金が採掘されたと言われています。かつては日本最大とも言われた金山ですが、1989年に閉鎖となりました。

そして、現在も稼働している「菱刈鉱山」は、1985年から採掘が始まった金山です。2023年までにおよそ260トンの金が採掘されており、推定される埋蔵量はおよそ150トンと言われています。

現在のペースで採掘を続けるとあと25年は採掘が可能とされています。しかし、将来のことを考えて年間の採掘量を減らしたり、金の含有量が少ない鉱石も採掘して活用するなど、限りある資源を効率的に活用できるよう工夫しながら採掘をしているのです。

日本は黄金の国ジパング

「黄金の国ジパング」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。日本をこのように称したのはマルコ・ポーロです。当時日本を訪れたマルコ・ポーロにとって、金箔で飾られた仏像や一般的に金閣寺として親しまれている鹿苑寺の舎利殿「金閣」の光り輝く姿が強く印象に残ったのかもしれません。

日本の金鉱山と採掘量の現実

しかし、日本は本当に金がたくさん眠る黄金の国だったのかという点について考えてみましょう。上述の通り、西暦600〜700年頃に金を使うようになった日本は、いくつかの金山を有していました。

現在は高い金の含有量を誇る菱刈鉱山もありますが、それでも日本国内で採掘される金の総量は年間およそ8トンほどです。

また、銅を精錬する過程で副産物として金が得られるため、金鉱山を保有していない製錬会社は銅鉱石から金を抽出していますが、それでも前述の金の採掘量ランキング1位の330トンには遠く及びません。

黄金の国ジパングは今も存在する

では、採掘量ではなく保有量に目を向けてみましょう。日本が保有する金の総量はおよそ6,800トンと言われています。これは世界の現有埋蔵量の約16%に相当し、非常に多いのです。

マルコ・ポーロの言葉を借りれば、今現在の日本が多量の金を保有する「黄金の国ジパング」と言えるかもしれません。

金の価値が高い3つの理由

金が有限資源であることを解説してきましたが、なぜ金の価値はここまで高いのでしょうか。ここでは、金の価値が高い3つの理由を詳しく紹介します。

有限資源で希少性が高い

金の価値が高い一つ目の理由は、希少性の高さです。

前述の通り、金は無限に採掘できる金属ではありません。無限に自由に手に入るものではない、限りある資源だからこそ希少性は当然高くなります。

採掘技術も昔に比べると十分進んでいますが、それでも現代の技術で考えると地球上に残る金の埋蔵量は数十年以内に枯渇するという説も多くあります。

また、金を採掘するためには時間、労力、コストがかかります。これらの要因も金の希少性を高める理由の一つとなっているのです。

加工しやすく使い勝手がいい

金の価値が高い二つ目の理由は、加工しやすく使い勝手が良いという点です。

加工がしやすいと言われているのは、金がとても柔らかく圧力を加えて形を変えることが容易であること、引っ張る力で伸ばしやすいところにあります。

このような金の特性からジュエリーを始め、資産としてよく見られる細長い長方形のインゴットや金箔といったさまざまな姿・形で使われています。

また、化学変化を起こしにくいという点も見逃せません。「王水(おうすい)」という濃塩酸と濃硝酸を混ぜた液体にのみ溶解しますが、それ以外の化学物質にはほとんど影響を受けることがありません。

基本的には錆びることもないため、長くその輝きを保つことができるのも金の価値を高める理由となっています。

価値がなくなりにくく換金しやすい

金の価値が高い三つ目の理由は、金の価値そのものがなくなりにくい点と換金のしやすさにあります。

金は、価値が突然急落することは少ないと言えます。また、他の資産や現金に変換しやすいため、非常に安定した資産と言われています。

近年、NISAなどで注目を集める株式投資などの金融商品は企業の破綻や世界情勢などによって購入した途端に暴落するリスクが考えられます。

その点、金の場合はそういったリスクが絶対にないとは言えませんが、購入した次の日に無価値になるようなことはおおよそ考えにくいでしょう。

なるべくリスクを避け、手堅い安全な資産として世界的にも広く支持されているため、金はその高い価値を維持し続けているのです。

金は20年以内に枯渇して採掘できなくなる?

有限資産である金は、今後20年以内に枯渇して新しく採掘できなくなるという意見もあります。枯渇した場合の金の価値や、金のリサイクルについて、金が地上からなくなってしまうことはあるのかについて詳しく見ていきましょう。

枯渇しても金の価値は極端に変動しない

何度もお伝えしていますが、金は限りある資源であり、石油などと同じように数十年以内に枯渇してしまうのではないかという意見も多くあります。

推察されている金の埋蔵量から考えると、今の採掘ペースを続けた場合は20年後には新しく金を採掘することはできなくなる可能性も考えられます。一方で、今以上の技術革新によって、今まで採掘できなかった場所から金を採掘したり、不可能と言われた「海水」から金を抽出できるようになる可能性も十分あります。

また、金はリサイクル可能な資源であるため、現時点では金が枯渇しても急激に金の価格が上昇する心配はあまりないと言われています。

これまで採掘された金の多くはリサイクルできる状態で残されています。専門の加工業者によってジュエリーやインゴット、工芸品などとして再利用されます。高級なジュエリーなどはメンテナンスを経てそのまま中古品として再販されることもあります。

このような背景から、金が枯渇したとしても金の価値が極端に変動することはあまり考えられないと言えるでしょう。

金は都市鉱脈からリサイクルされる

現代では一人一台持っていると言っても過言ではないのが携帯電話、いわゆるスマートフォンです。

毎年さまざまなメーカーから新機種が発売される一方で、世界中で廃棄される携帯電話やスマートフォンの総重量は年間およそ1万トン、そしてこの中から回収される金はおよそ1,500キログラムと言われています。

電子機器に眠る桁外れの金

金鉱山で採掘される鉱石1トンあたりの金の含有量が3〜5グラム、多くても10グラムほどとされている中で、廃棄される携帯電話やスマートフォン1トンあたり150グラムの金が回収できるのは、鉱石で考えると桁外れな数値です。

金は携帯電話やスマートフォンを始め、パソコンなどの電子機器の基板に使われており、知らないうちに生活に欠かせない存在となっています。

これらの電子機器が処分される際、基板をわざわざ取り外して処分する人は極めて少ないでしょう。そのため、大量の金がゴミとして処分されてしまっているのです。

都市鉱脈が支える日本の金資源

近年ではこの点に注目して電子機器に使われている金やレアメタルといった価値の高い資源を目的に不用品を回収するビジネスが広がっており、廃棄される電子機器が「都市鉱脈」と呼ばれるようになりました。

前述した現在の日本こそ「黄金の国ジパング」と言える要因はここにあります。日本が保有しているとされる金の総量6,800トンの大半は、この都市鉱脈から回収された金です。現在世界の金市場に流通する金には、このような都市鉱脈からリサイクルされた金も含まれているのです。

金が地上からなくなることはない

前述の通り、金は「王水」以外の化学物質にはほとんど影響を受けることがありません。また、王水によって溶解したとしても、再度金として再生することができます。

金が持つこの特性を活かし、上述した電子機器に使われている金を回収した業者は、加工技術によって純度の高い金を再精製しています。

そのため、たとえ地球に眠る金がすべて採掘されてしまったとしても、金自体が地球上から完全に消えてしまうことはないと言えるでしょう。

金は長期的な投資対象としておすすめ

前述の通り、金は「王水」以外の化学物質にはほとんど影響を受けることがありません。また、王水によって溶解したとしても、再度金として再生することができます。

金が持つこの特性を活かし、上述した電子機器に使われている金を回収した業者は、加工技術によって純度の高い金を再精製しています。

そのため、たとえ地球に眠る金がすべて採掘されてしまったとしても、金自体が地球上から完全に消えてしまうことはないと言えるでしょう。

金の価値と投資の基本

実際、コロナ禍が起きる前の2019年から現在の2026年までの金の価格を見ると、一時的な下落はあるものの1グラム5,000円台から2万円を超える価格にまで上昇しています。

また、インフレなどによって通貨の価値が下がった場合でも、金の価値は世界共通なので金を現金化することで資産の目減りを防ぐことができる可能性が高い点も優秀と言えます。

金の投資を始める場合、代表的な方法として「純金積立」「金貨などの現物購入」「金先物取引」の3つがありますが、自分に合った方法を選択することが大切です。

純金積立とは

純金積立とは、純金を定期的に購入して積み立てていく投資方法です。少額から始めることができるため、手元にまとまった資金がなくても始めることができます。また、購入した金は一般的には管理会社が保管してくれるため、金庫を買うなど保管方法を気にする必要もありません。

保管されている金は自分の都合で引き出しや換金をすることができます。

金貨などの現物購入とは、文字通り金貨やインゴットなどを購入して手元で保管する投資方法です。自分が売却したいタイミングで現金化することができるため、いざという時に頼りになる資産です。

自宅で保管するのが不安という方は銀行の貸金庫などを利用すると良いですが、出し入れできる時間や曜日が限られている点や手数料がかかる点には注意が必要です。

金先物取引とは

金先物取引とは、簡単に説明すると先に金の価格を決めておき、あとで金を受け取る方法です。たとえば、今日の金の価格で購入して受け取りを半年後にしたとします。半年後の金の価格が購入時より上がっていれば差額が利益となります。

多くの場合、実物の金は受け取ることはなく、受け取る予定だった日に売却することが多いです。

この方法は、価格が事前の予想通りになれば大きな利益が期待できますが、その分外れた場合の損失も大きいため、投資経験が少ない方にはあまりおすすめできません。

しかし、少額で取引できるタイプもあるため、気になる方は少額から始めてみるのも良いでしょう。

まとめ

金は総量が限られた希少な資源で、これまでに採掘された量は約17~19万トン、残存埋蔵量は約5万トンとされています。

主な産出国は中国やオーストラリアで、希少性、加工の容易さ、安定した換金性によって金の価値は高くなっています。

さらに金はリサイクル可能で、都市鉱脈からも回収されています。金は長期的な安定資産として有望で、投資方法には純金積立や現物購入、先物取引があります。

木村健一(きむら けんいち)
記事の監修者
査定歴16年以上
木村健一(きむら けんいち)

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

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