イエローゴールドって普通の金と何が違うの?
イエローゴールド(K18YG)は色味ではなく素材のことで、ゴールドに銀や銅を混ぜた合金です。ゴールドの含有率が高いほど黄色味が強い発色になり、含有率が低いほど柔らかく優しい印象になります。銀や銅の割合によって色合いや性質が異なりますので、シンプルなデザインから複雑なデザインまでお好みに合わせて加工できます。
イエローゴールドでアレルギー症状はでるのか?
出ない事はありませんが、出にくいのは確かです。イエローゴールドはアレルギーがあまりでない、でにくい素材でありますがアレルギー反応が出ない可能性は0ではありません。イエローゴールドには金以外に、銀や銅が含まれていて、それらの素材によってアレルギー反応が起きる可能性もあります。K10など、銀や銅の割合が多い場合はアレルギー反応が出る可能性も高くなるために注意が必要です。K18は銀や銅の割合も少ないですが、数少ない素材からアレルギー反応が出る可能性もあります。どの種類にしても、肌に異常が出た場合はすぐに肌から離しましょう。
■金属アレルギーのメカニズム
アレルギーはタンパク質に対して起こるものです。金属から溶出した金属イオンが、人体が本来持つタンパク質と結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質させることによって金属アレルギーは引き起こされます。
■症状
金属との接触部に起こる接触皮膚炎(部位によっては粘膜炎)が代表的です。金属イオンが血流によって全身に運ばれるなどが原因で重症化すると、全身性皮膚炎を起こすこともあります。
■金属の種類
金属アレルギーを起こしやすい金属としてはニッケル、コバルト、クロムがあります。また、チョコレート(ニッケルを含む)等の様に、食べ物に含まれている場合もあります。
■金属アレルギーの治療・予防法
金属かぶれかどうかの判断は主にパッチテスト(金属をしみこませたフィルムを皮膚に貼ってアレルギーの有無を判定するテスト)の検査結果をもとに医師が診断します。気になる症状があるときは、医療機関で検査を受けましょう。特定の金属が一度感作されアレルギー反応を起こしてしまうと、金属によるアレルギー自体は治療することはできません。ただし、原因金属がわかっているときは、それらに触れたり口から取り込んだりすることを避けることによって、ある程度症状をコントロールすることができます。アレルギー反応による赤みやかゆみ、ブツブツなどの皮膚症状に対しては、充分な強さのステロイド外用剤で炎症を抑え、症状を抑えます。
■以下のような症状があるときは、医療機関を受診しましょう
ステロイド外用剤を一週間程度使用しても症状が治まらなかったり、何度も発症を繰り返すとき手のひら2~3枚分を超えて広範囲に皮膚症状がでているとき水ぶくれができた場合や、かゆみ、痛みがひどい場合稀に、アナフィラキシーショックという重篤な症状に陥ることがあります。皮膚症状以外に、息苦しさ、めまい、吐き気などの症状が現れた場合は、すみやかに医療機関を受診する必要があります。
■予防法
金属かぶれは誰でも発症するリスクがあります。金属かぶれにならないためには、金属アレルギーを引き起こしやすい金属に頻繁に触れないように心がけましょう。眼鏡や時計など、肌につけて使用する日用品は、チタン製やニッケルフリーのものを選ぶとよいでしょう。アクセサリーも、イオン化しやすいメッキ製品は避け、純度の高いプラチナや金を選ぶと比較的安全です。夏場や運動時など、汗をかきやすい状況では金属を身につけないようにすることも大切です。
金属が体液に触れやすいピアスは、金属アレルギーを引き起こしやすいので要注意です。ピアスを開ける場合は、医師の指示に従うこと、ピアスホールが安定するまでは、チタン製あるいは金属以外の素材のものを使用することが大切です。入れ歯やインプラント、歯の詰め物は、金属かぶれの発症につながることがあります。口腔ケアを習慣づけ、虫歯にならないようにしましょう。もし金属かぶれになってしまった場合は、原因金属を避けることが一番の発症予防になります。医師の指導のもと、身の回りの金属製品や微量の金属を含む食品に注意を払って生活しましょう。
金の種類
■24K(24金)
いわゆる「純金」と言われる、「K24」。純金含有率がほぼ100%のため、腐敗・変色といったリスクはほぼありません。長い時間が経過しても、その輝きが失われることはないでしょう。ただし硬度は低く柔らかいため、ジュエリーとして使用するのには向いていません。純金という「価値」を重視し、コインやインゴットなど、「資産」として保有される製品へと加工されています。ちなみに、料理などにも使われる「金箔」は、「K24」ではなく「K23」です。94.44%の純金に、4.90%の純銀と0.66%の純銅を混ぜて作られています。
■22K(22金)
「K24」や「K18」と比較すると知名度が低いですが、近年注目され始めています。K24よりも丈夫で、K18よりも金特有の雰囲気を楽しめる素材として、ジュエリーに加工されるケースが増えてきています。純金よりは丈夫とは言え、傷がつきやすく、変形しやすいというデメリットもありますので取り扱いには十分に注意しましょう。純金特有の濃いゴールドカラーが好まれる国々で、人気を集めているようです。
■18K(18金)
金の含有率は75パーセント。ジュエリーによく用いられるのが「K18」です。純度の高さと加工のしやすさ、使い勝手の良さと、絶妙にバランスの取れた素材です。ピンクゴールドやホワイトゴールドといった、華やかなカラーバリエーションを楽しめるのもK18の特徴の一つ。加工しやすく使い勝手が良いため、ジュエリー以外にも時計やライター、スマートホンケースなど、さまざまな商品へと加工されています。
■14K(14金)
混合物の割合が増える14金は、リーズナブルな価格で手にしやすいという特徴があります。ただし金の割合が減少するため、金特有の色味が失われてしまうほか、変色リスクも上昇するでしょう。一方で、耐久性は増すので、ジュエリーよりもさらに日常的な文房具等に加工されるケースも目立ちます。
■10K(10金)
K14よりも、さらに金の含有量が低いのがK10です。金の価格が高騰している今、「手ごろな価格で購入できる金製品」として人気を博しています。K14よりもさらに輝きが弱く、変色・サビといったトラブルも生じやすくなります。加工がしやすく安価なので、手ごろな価格のジュエリーとして、市場に多く出回っています。金属アレルギーを持つ方にとって、金の純度は非常に重要な情報の一つです。純度が下がるにつれ、アレルギー発症リスクが高くなります。肌の弱い方やアレルギーが心配な方が金ジュエリーを購入するなら、K18以上を選択するのがおすすめです。
金が変色してしまったら?どうすればいいの?
■専用のクロスで磨く
ジュエリーショップなどで、専用のクロス(磨き布)を購入することができます。K18だけでなくプラチナやシルバー製品、石を磨けるものもあるので、一枚用意しておくと重宝します。
■中性洗剤で洗う
中性洗剤をぬるま湯で溶かし、ジュエリーを浸し5分ほど待ちます。次第に汚れが浮いてきます。やわらかい布で水分を拭き取りましょう。
■重曹で磨く
お掃除に万能な重曹は、金属を磨くプロです。もちろんK18の黒ずみを落とすこともできます。まず、重曹を少量の水で溶き、のり状になるよう水の量を調整します。それを、磨きたい箇所に塗るように優しく磨きます。汚れが落ちない時は、重曹をつけたまま数分置き、やわらかい布でこすりながら水で洗い流します。洗った後は水分をしっかり拭き取りましょう。
■ジュエリーショップで磨いてもらう
自宅でのお手入れに自信がない方や汚れが目立つ場合は専門家にお任せすると良いでしょう。状況に応じて超音波洗浄機など専用の機械を使うなど、キレイに仕上げてもらえると思います。ジュエリーを購入したお店に持っていくと、サービスでキレイにしてくれることもあるそうですよ。プレゼントなどほかのお店で購入したものであれば、できるかどうかまずは相談してみると良いではないでしょうか。
※ただし、宝石のついたジュエリーについてはダメな方法もありますのでご注意ください。
女性に人気!イエローゴールドのアクセサリーブランド
・サマンサティアラ
・ザ・キッス
・4℃
・フォリフォリ
・チョコフィオーレ
・ジュエリーツツミ
・ハリム
・ブルーム
・アロハマナ
・プアアリ
・かざり屋
・マキシ
まとめ
イエローゴールドK10~24は種類別に黄色の濃さが異なり自宅で簡単にメンテナンスできるので好みの種類を選べるのが最高ですね。状態によってはリペアが必要になるため、宝飾店で定期点検を受けることがおすすめです。イエローゴールドはさまざまな運を高めてくれる金ですので、お気に入りのデザインを探してみてください。