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金から銀への移行、そして金本位制へと移り行く背景について

51_銀移行

アンティークコインの豆知識として、今回は金貨と銀貨の歴史、そして金から銀へ移行になっていた過去も合わせてご紹介します。

金貨の歴史

日本の金貨の始まりは16世紀ごろと言われます。金貨が一般に流通するようになったのは江戸時代。明治時代に入ると金に裏付けられた貨幣が発行されます。

天皇家と金貨の結びつきは比較的新しく、1986年(昭和61年)昭和天皇御在位60年記念金貨がわが国初めての金貨として発行、その後平成、令和と記念金貨が発行されています。

江戸時代の貨幣流通

16世紀ごろになると、日本で金貨が本格的に製造されました。それまでの硬貨は、隣の中国から輸入した銅銭が主に出回っていました。江戸時代になると、日本の硬貨が一般に流通するようになります。

いわゆる金貨(小判、一分判)、銀貨(丁銀、豆板銀)、銅貨・銭(寛永通宝)の3つの貨幣を使用する「貨幣三貨制度」ができました。

明治時代の貨幣流通

明治時代に入ると、日本の貨幣を製造する造幣局が設置され、新しい法律の下、貨幣価値(交換価値)を、金に裏付けられた形で金額を表すものとする金本位制の円がスタートします。明治4年(1871年)の貨幣に関する新しい貨条例により、その交換価値は1円が純金1.5gとされました。

金本位制に基づき、純度90%の本位金貨である旧金貨(1円・2円・5円・10円・20円金貨)が製造・発行されました。その後、明治30年(1897年)新たな貨幣法の施行により、正式に金本位制が採用され、新金貨(5円・10円・20円)が発行されます。

同時に、新貨条令時より金平価が半減され1円が0.75gとなったため、旧金貨は額面の2倍で通用するようになりました。この貨幣法は法律上、昭和63年(1988年)まで存続しています。

その後、貨幣自体の素材の価値と額面金額が一致する「本位貨幣」は廃止となり、日本は名実ともに新しい現在の通貨制度に変わっていきました。

わが国で初めての金貨とは

天皇関連の最初の記念硬貨は、1976年に発行された昭和天皇御在位50年記念の100円の白銅貨です。わが国で初めての金貨として昭和天皇御在位60年記念金貨が発行されました。額面は10万円とこれも貨幣としては最高金額です。

日本では、1870年明治に3年から発行された旧20円金貨が有名ですが、記念金貨としてはこの在位60年記念金貨が、初めての金貨発行になります。

昭和天皇御在位60年記念金貨の発行以降、平成2年発行の現在の上皇の平成天皇陛下御即位記念10万円金貨があり、10万円記念金貨の中でも高い買取りニーズがあります。

平成天皇陛下については御在位10年、同20年、同30年の節目ごとに1万円金貨が発行され、こちらも高い買い取りが期待できる金貨です。令和の今上天皇の皇太子殿下時代には、御成婚記念5万円金貨が、そして令和の時代に入り戦後生まれの新天皇陛下御即位記念として1万円金貨が発行されています。

銀貨の歴史

金の発見が紀元前6000~4000年ころで、銀はそれより少し後といわれています。銀は、白色の金属しろがねの意味で、「艮」の音の表す意味は、白です。Silverは、アッカド語(メソポタミアで用いられた言語)からきたといわれています。

銀貨の語源の由来

元素記号のAgは、ラテン語のArgentumで、輝くを意味するギリシャ語のArgosに由来しています。錬金術師たちは、月を意味する「艮」を使用し、日本では「亜健」が最初に使用され、亜爾健去母(アルゲンチウム)からきています。

クロイソス王時代(B.C.560~548年)には、ダイコレス金貨とシグロイ銀貨が発行され、金貨1枚は銀貨20枚に相当しました。実際の取り引きには、銀貨が主に使用されていました。

日本での貨幣制度

家康は、関ヶ原の戦いの後、「金座」「銀座」を設け、大判、小判、二分金、一分金、一朱の四進法を定めました。さらに丁銀、豆板銀の秤量銀貨を発行し貨幣の全国統一を図ります。この貨幣制度が明治まで続きました。

銀の重要性が高まったのは、1500年代に今の島根県の石見銀山が発見され、銀の産出・流通が増えた頃からです。その後、明治時代までは銀貨が多く流通していましたが、欧米を中心に金本位制に変わって行きます。

日本も1897年に行われた貨幣に関する法律の改正によって、金本位制が導入。この結果、銀貨は通用が停止となり、主に収集用や投資用を目的として発行されるようになりました。

金から銀への移行

金がふんだんに使われていたため、あまりにも価値が高すぎた金貨は、一般庶民には定着せずに一部の人々のみでしか使われていませんでした。そのため徐々にではありますが、当時の国家では金貨から銀貨へ貨幣の主役が移行していくことになります。

価値が高く生産量の少ない金貨と比較すると、銀のほうがある程度産出量も確保できたため少しずつ銀貨の流通が広まっていきます。金貨を貨幣として採用した古代ギリシャなどでも、銀貨は2番目に価値が高い貨幣として多くの人々に使われはじめました。

時を同じくして銅貨も作られ、金貨は一部の層のみに使われ、銀貨や銅貨は比較的一般の人々が愛用していた特徴があります。

まとめ

今回は金貨、銀貨の歴史についてご紹介しました。そして金貨から銀貨へ、貨幣の主役が移行することもあったそうです。ですが、常に金は高い価値を維持していますし、今後も金に脚光が集まるでしょう。

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