今更フェンディ「ピーカブー」は時代遅れ？

ピーカブーは2009年に発表され、約15年が経過した今でもセレブをはじめ多くの方に親しまれているバッグです。そのため、時代遅れではありません。

フェンディには大人気となったバッグは複数ありますが、ピーカブーもそのひとつです。

ピーカブーは機能も充実しており、実用性も高いため、様々なシーンで活用でき、時代を問わず愛用者が多いです。

フェンディ「ピーカブー」の特徴

ピーカブーは、日本語で「いないいないばあ」を意味します。外見はシンプルですが、中のデザインや素材にこだわって造られており、スタイリッシュで遊び心があることから、「ピーカブー」の名前がつきました。

ここでは、ピーカブーの主な魅力を紹介します。

流行り廃りのないシンプルなデザイン

ピーカブーは、流行り廃りがないデザインで、シンプルかつお洒落な印象が魅力です。

ブランドバッグによっては、デザイン性に重きを置いていて普段使いしにくい、個性的なものも少なくありません。流行に合わせてデザインされたバッグは流行り廃りがあり、年月の経過とともに「時代遅れ」「ダサい」という印象を与えることもあります。

高いブランドバッグを買ったのに、流行に合わなくなって使えなくなってしまうこともあるでしょう。しかし、ピーカブーは流行り廃りがない正統派のデザインであり、長く愛用できます。

実用的で使い勝手がいい

ピーカブーは、デザイン性のほかにも機能性の高さが魅力です。使いやすさを高めるため、細部にまでいくつも工夫されています。ピーカブーを象徴する機能が、中央に丈夫な仕切りがあることです。

また、内側のファスナーポケットにスナップボタンが付いたモデルもあります。荷物を分けて入れられるため、散らかりがちなバッグの中を整理することができます。

小物をバッグの中で移動させても荷物が混ざらず、必要な物がすぐに取り出せるのもピーカブーのよいところです。

フェンディ「ピーカブー」のサイズ展開

ピーカブーは、サイズが豊富なことも特徴です。ピーカブーの代表的なサイズは4種類あるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

マイクロ

「マイクロ」は、ピーカブーのなかで1番小さいサイズです。

手のひらに収まるサイズですが、内側に仕切りがあるため小物を分けて収納でき、カードホルダーも付いておりお財布兼バッグとしても使えます。

また、トップハンドルは取り外せるため、大きいサイズのピーカブーにチャーム代わりに付けて、フェンディらしさ満載のコンビネーションを楽しむのもおすすめです。

ゴージャスなデザインなため、日常使いのほか、フォーマルなシーンや特別なシーンでも活躍します。

ミニ（スモール）

気軽に出かける際に最適な「スモール」サイズ。メインバッグとしてはもちろん、サブバッグにもおすすめです。

「スモール」と言っても、スマートフォン、財布、キーケース、小さいポーチなど、外出時に必要な物を収納するのには十分なスペースがあります。

ミディアム（レギュラー）

ピーカブーのなかでは最もオーソドックスな「ミディアム」サイズです。

横長であり、かさばるものもすっきり収納でき、使い勝手の良さから人気を集めています。ミディアムは色やデザインが豊富なため、好みのモデルが見つけやすいでしょう。

ラージ

ピーカブーの最大サイズは「ラージ」です。

タブレットやノートパソコンなど大きな荷物も入るため、プライベートにもビジネスにもおすすめです。収納性の高さを求めている方や、旅行用のバッグを探している方に適しています。

フェンディ「ピーカブー」の定価

ピーカブーの定価は、公式サイトで販売されているもののみ確認できました。現在定価が確認できたサイズと、金額は次のとおりです。

小さいサイズでも200,000円～で、マイクロの次に大きいサイズのスモールは倍以上の価格です。上記2点の金額から、ほかのサイズもおおよその定価が予想できるでしょう。

フェンディ「ピーカブー」の種類

ピーカブーには複数の種類があり、同じように見えても形や名前が違います。ここからは、ピーカブーの種類と、それぞれの特徴を紹介します。

セレリア

セレリアは、定番ともいえるピーカブーです。

手縫いで作られており、両サイドに昔ながらのツイストロックが施されています。

馬具の製法に精通した職人が、ひとつひとつ手作業で仕上げており、セレリアの証明書には円形のプレートがついていることが特徴です。

エッセンシャリー

ピーカブーを象徴するエッセンシャルバッグは、通常より革の使用量が少なく、装飾の少ないデザインです。

両サイドには、クラシックなツイストロックが施されています。セレリアのようなステッチはなく、すっきりとした印象です。

アイシーユー

他のピーカブーと違い、ピーカブーアイシーユーは側面がアコーディオン状になっていることが特徴です。

2つのパーツを縫い合わせているため、しっかりと自立します。内側は内蔵ポケットではなく、取り外し可能なポケット付きです。

フェンディ「ピーカブー」の使い勝手はどう？

フェンディのピーカブーは使いやすいのでしょうか。ピーカブーの使いやすさについて、3つの項目に分けて紹介します。

フォーマルでも普段使い用としても重宝

フェンディのピーカブーはシンプルな外観かつ、遊び心のあるアイテムです。そのため、フォーマルな場だけではなく、日常使いにも適してします。

購入する際には使うシーンを考えて、サイズや色を選ぶとよいでしょう。

さらに、ピーカブーにはストラップが付属しているため、使うシーンによって持ち方を変えることができます。例えば、海外セレブの間ではバッグの中身をあえて見せながら、肩にかけるスタイルが流行っていました。

物を出しにくいと感じることがある

ピーカブーは、物を出し入れしにくいという方もいます。

理由のひとつは、バッグのシルエットが台形であることです。フォーマルでスタイリッシュなデザインが魅力ですが、バッグの底に対して開口部が小さい造りで、物が取り出しにくいと感じる方もいるでしょう。

また、荷物の量や種類、大きさに対して小さすぎるバッグを選ぶと、物を取り出しにくく不便だと感じることになります。

人によっては重いと感じる方もいる

フェンディのピーカブーは高品質のレザーを使用し、内部にコンパートメントを備えているため、軽量バッグではありません。

しかし、モデル、サイズ、素材によっても重さは変わり、使っていて重さを感じるのかどうかは、個人差があります。

例えば、ピーカブー スモール ホワイト セレリア バッグの重さは約0.6kgです。サイズが大きくなると重さも増すため、重さが気になる方は軽さを重視したモデル、サイズを選びましょう。

フェンディ「ピーカブー」のおすすめメンズライン

ピーカブーはもともとレディース用しかありませんでしたが、2014年からメンズ用も加わりました。ここからは、メンズ向けアイテムのなかでも人気ののピーカブーモデルを3つ紹介します。

ピーカブー セレリア カーフレザー

濃いブラックのカーフレザーに、太めのホワイトステッチが際立ちます。

サイズは、幅41cm×高さ32cm×奥行14cmで、大きめのファイルやノートパソコンも入り、マチも大きいため出張や荷物が多いビジネスマンにおすすめです。

サイドのボタンを外せば口が大きく開き、中身が一目で確認できます。もちろん、物の出し入れも簡単なため、物をたくさん持ち歩く方でも、必要な物をすぐに見つけて取り出すことができ、ストレスなく使えるでしょう。

また、ショルダーストラップも付属しており、重い物を持ち運ぶときはもちろん、自転車通勤の方にも嬉しいピーカブーです。機能性と実用性を重視したビジネスバッグを探している方は、チェックしてみましょう。

ピーカブー セレリア モンスター

2013年にフェンディから発表された「モンスター」モチーフのアイテム。

モンスターは、本来バッグに付けるチャームとして登場しましたが、かわいらしさとユニークなデザインで大ヒットしました。その後、チャームのほか、モンスターをデザインした財布やバッグ、時計、洋服などが発売されるようになりました。

「ピーカブー・セレリア・モンスター」は、中央の仕切りにモンスターの目が付いており、目の下にあるファスナーを開けるとモンスターが大きな口を開いたように見えます。バッグを開けるたびにモンスターの顔が見えて、「いないいないばあ」をしているようにも見えるデザインです。

外側は落ち着いたグレーのカーフレザーを使ったシンプルな作りです。ビジネスシーンでの使用を想定しているため、A4サイズのファイルやタブレット、小型のノートパソコンも入り、収納力もあります。

ピーカブー エックスライト フィット

ピーカブーの特徴である中央の仕切りをなくした、男性向けの軽量モデルです。

中央の仕切りをなくし、縦に細長いシルエットを採用することで、これまでのピーカブーよりもソフトな印象に仕上がっています。落ち着いた雰囲気があり、シンプルなコーディネートと合わせることで、大人の雰囲気を演出できます。

ピーカブーのエクスライトは、ボタンを閉めずになるべくゆったりと持ち、あえて中を見せるのがおすすめです。内装は落ち着いたイエローを基調とし、大きな内ポケットがひとつ付いています。内ポケットにはフェンディ定番のFFズッカ柄が使われており、デザインのバランスがユニークです。

収納力、背負いやすさ、軽さなど使い勝手がよいだけではなく、スライドタイプのショルダーストラップが付いています。ピーカブーのなかでも珍しい機能性であり、好みに合わせて背負い方を変えることができます。

フェンディ「ピーカブー」がおすすめの年齢層

ピーカブーはデザインがシンプルなので、20代後半から60代まで幅広い年齢層に人気のバッグです。

フェンディのピーカブーは女性の憧れのバッグですが、販売価格が50万円前後と少し高めです。そのため、余裕のある20代後半から60代に人気があります。

フェンディ「ピーカブー」を愛用している芸能人

ここでは、人気タレントが着用しているピーカブーを3つ紹介します。

ドラマ内で登場したモデルもあるため、どのピーカブーを購入するか、自分が持っているピーカブーは人気があるのかチェックしてみましょう。

米倉涼子さん

米倉涼子さんが愛用しているのは、「ピーカブー アイシーユー ミディアム」です。

外側は真っ白なカーフレザー、内側は柔らかなピンクのラムレザーを使用しています。シンプルな中にも女性らしい華やかさを感じさせるデザインが魅力です。

中村アンさん

モデルや女優として活躍する中村アンさんの「ピーカブーアイシーユースモール」には、「ナノピーカブー」のチャームが付いています。

鮮やかなシアンブルーに太めのステッチが可愛いモデルで、フェミニンななかにも男らしさを感じる中村アンさんに似合っています。

篠原涼子さん

篠原涼子さんが主演を務めたドラマ「オトナ女子」で持っていたのは、「レギュラーブラック」です。

ピーカブーは、口を開けた状態にするか、閉じるのかでイメージが大きく変わります。仕事ができておしゃれもあきらめない、キャリアウーマン役の篠原さんは、口をしっかり閉じて持つこと大人の女性を演出していました。

フェンディ「ピーカブー」の買取相場価格

ピーカブーのサイズ別の買取相場価格は次のとおりです。

まとめ

フェンディのピーカブーは色もサイズも豊富なため、シーンや用途に合わせて選べます。品質も良く流行に左右されにくいアイテムで、流行り廃りがなく長く使えることも魅力です。「買いたいけど値段が高い」と感じる方は、中古市場で探すのもおすすめです。廃盤になったデザインに出会える可能性もあるため、自分好みのピーカブーを探してみてください。