目次
ブレゲは人気がないと思われている?
結論から言います。ブレゲは人気が低いということはありません。恐らくブレゲを購入する方が少ないため、このように思われるのかもしれません。あと、ブレゲ自体があまり宣伝しないということも関わっているかもしれません。ですので、しっかり人気があり、リピーターやファンもついているのが、ブレゲというブランドです。では、ブレゲの素晴らしさなどを紹介します。
ブレゲの歴史
アブラアン-ルイ・ブレゲが1775年に創業した歴史ある老舗の高級時計ブランドです。当時は懐中時計が主流だったのですが、その中で耐衝撃吸収機構や自動巻き機構などを発明し、トゥールビヨンをはじめとする多くの複雑機構を発明・改良しました。現代の腕時計に搭載される機構の約70%はアブラアン-ルイ・ブレゲが発明・改良したとされるほど功績は偉大です。
アブラアン-ルイ・ブレゲが作る時計はヨーロッパの宮廷などで称賛されて、フランス王妃マリー・アントワネットをはじめとする王侯貴族や、軍人、外交官などのエリート層に愛用されるようになります。
アブラアン-ルイ・ブレゲは、1780年にプラチナ製の分銅(重り)を搭載した自動巻き懐中時計「ペルペチュエル」、1790年には現代のインカブロックをはじめとする耐衝撃吸収機構の元祖といえる「パラシュート」機構を開発しました。
さらには、リピーターウォッチ向けの数々のソヌリ機構を開発したほか、閏年の調整を自動で行う「パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)」、姿勢差による重力の影響を相殺する「トゥールビヨン」も開発しています。
1810年にはナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのために史上初の腕時計とされる「ブレゲ・No.2639」を開発しました。多くの革新的な発明により、アブラアン-ルイ・ブレゲは「時計の歴史を200年早めた」と称されています。
ブレゲの人気コレクション「クラシック」
クラシックは、ブレゲの定番コレクションです。1972年に生まれたコレクションで、シンプルなラウンドケースにブレゲの伝統的な要素を再現しています。極薄型時計から複雑時計まで、ダイアルを精緻なギヨシェやブレゲ針で彩り、モデルによっては本格炉焼きエナメルダイアルや手描きのブレゲ数字を用いて、高い視認性と精度、エレガントなデザインを両立しています。
ブレゲの人気コレクション「マリーン」
高い放水性能を備えたスポーツモデルがマリーンです。リューズガードを備え、ラグも長めにするなど現代的でスポーティな外観を備えています。防水性能もラインナップの多くは100m以上になっています。スポーティーなモデルですが、ブレゲの特徴でもあるブレゲ針、フルート装飾を採用しており、スポーティーさとブレゲの上品さを兼ね備えたコレクションです。
ブレゲの人気コレクション「トラディション」
2005年に誕生したのがこのトラディションです。トラディションはアブラアン-ルイ・ブレゲの傑作懐中時計「スースクリプション」にインスパイアされた機構・デザインが特徴です。大きな香箱を中央に置き、その上に左右対称に歯車を並べ、12時位置にオフセンターのダイアルを配するデザインです。耐衝撃吸収機構はブレゲ伝統のパラシュートを採用しています。
ブレゲの人気コレクション「タイプXX」
パイロットには不可欠な回転ベゼルと、繰り返しの計時が可能なフライバック、クロノグラフが搭載されたコレクションがタイプXXです。スポーティーですが、ブレゲらしい落ち着きがあり、正統派なパイロットウォッチになっています。
ブレゲの人気コレクション「ヘリテージ」
ヘリテージはブレゲで唯一のトノー型ケースを採用しています。ギヨシェやブレゲ針、フルート装飾のケースなどブレゲらしさを醸し出しつつ、ローマ数字をデフォルメした現代的なデザインです。
まとめ
ブレゲは老舗中の老舗の時計ブランドで、マリーアントワネットなどの王侯貴族にも愛されていたブランドです。創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲは「時計の歴史を200年早めた」と評されるほどの偉人あり、そんな創業者が作ったブレゲというブランドは今でも世界中の方々から愛されています。