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デイトナ金無垢モデルとは

デイトナ金無垢モデルは、ケースやブレスレットなどの主要な外装パーツに、純度75%の18金(ロレックス公式表記では「18ct(カラット)」)が使用されており、特に高い資産価値を誇ります。
金無垢ならではの独特な輝き、手にしたときのずっしりとした重み、そして所有することで得られる贅沢な満足感が、このモデルの大きな魅力です。
デザイン性に優れるだけでなく、普段使いにも対応できる実用性を備えているため、時計愛好家はもちろん、こだわり派や本物志向のコレクターからも支持を集めています。
デイトナ金無垢モデルの歴史
デイトナ金無垢モデルは、1960年代にごく限られた数が登場し、当時は非常に希少な存在でした。
主流だったステンレス製モデルに対し、金無垢モデルは高級感と存在感で特別な注目を集めています。1988年には、自動巻きムーブメント搭載の金無垢モデル(Ref.16528)が登場し、デイトナ金無垢モデルの評価をさらに高めました。
その後、イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドといった多彩なバリエーションが展開され、現在ではコレクターズアイテムとして幅広い人気を誇っています。
デイトナ金無垢モデルの特徴

デイトナ金無垢モデルは、18金ゴールドならではの華やかさと高い資産価値を備え、成功者の象徴ともいえる時計です。ここでは、これらの特徴について詳しく解説します。
18金ゴールドによる華やかさ
デイトナ金無垢モデルは、その華やかさと細部にまでこだわった仕上げが、腕元に圧倒的な存在感をもたらします。
ケースやブレスレット、ベゼル、リューズ、プッシュボタンなど、主要な外装部品が18金ゴールドで作られているのが特徴です。さらに、この素材にはポリッシュ仕上げとサテン仕上げが巧みに使い分けられており、それぞれが独特の輝きを生み出しています。
・ポリッシュ仕上げ
パーツは光を強く反射し、腕の動きに合わせてキラキラと華やかに輝きます。
・サテン仕上げ
サイドリンクやケース側面に施されており、柔らかく上品な質感で、ポリッシュの煌めきを際立たせる役割を果たしています。
この異なる仕上げのコントラストが、ゴールドの魅力を最大限に引き出し、デザイン全体に深みと洗練された美しさを加えているのです。
資産価値が高い
デイトナ金無垢モデルが資産として注目される理由は、以下のとおりです。
・ロレックスの資産価値
ロレックスの中でも、デイトナは世界的に高い人気を誇るモデルです。
新品を正規店で入手するのは困難であり、その希少性から中古市場でも定価を大きく上回るプレミア価格で取引されています。
・金価格の高騰
近年、金価格は歴史的な高騰を続けています。
デイトナ金無垢モデルには、純度75%の18金ゴールドが使用されており、金相場上昇に伴って本体の資産価値も高まる傾向にあるのです。
このように、デイトナのブランド価値と金価格の上昇が相まって、今後も価格上昇が期待できるでしょう。
成功者の証としてのステータス時計
デイトナ金無垢モデルは、多くの時計愛好家やコレクターにとって、成功やステータスの象徴として評価されています。
デイトナ自体が希少価値の高い時計ですが、金無垢モデルは定価で500万円以上の価値があり、中古市場では1,000万円を超えるモデルもあるのです。
つまり、身に着けることで収入の高さや社会的地位を象徴することになります。そのため、周囲から一目置かれ、成功者としてのイメージを持たれることが多く、デイトナ金無垢モデルがきっかけで会話が弾み、人脈構築につながる可能性もあります。
このモデルは、単なる時計の枠を超え、コミュニケーションツールやステータスシンボルとしての役割も果たすことで、所有する喜びや誇りを実感させてくれることでしょう。
デイトナ金無垢の種類
デイトナの現行金無垢モデルには、イエローゴールド、エバーローズゴールド、ホワイトゴールドの3種類があります。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
イエローゴールド

イエローゴールドは、純金に銀や銅などの金属を混ぜて作られる素材です。
金無垢腕時計においてイエローゴールドは定番の色であり、その鮮やかな黄味が一目で金特有の華やかさを印象付けます。
ほかの素材に比べてラグジュアリー感が際立ち、多くの方が社会的ステータスの象徴として身につけています。
金無垢モデルはステンレスモデルに比べて価格が高くなる傾向がありますが、そのステータス性や資産価値を考慮すれば、十分に納得できる価格といえるでしょう。
エバーローズゴールド

エバーローズゴールドは、ロレックスが独自に開発したピンクゴールドです。
一般的なピンクゴールドは、イエローゴールドよりも銅の割合が高いため、色味が強く出て独特のピンク色が生まれます。しかし、銅が多い分、錆びやすいという欠点もありました。
そこでロレックスは、銅に加えてプラチナを配合することで、変色しにくく耐久性に優れたエバーローズゴールドを開発しました。さらに、この素材は特許を取得しており、ほかの時計ブランドでは使用されていない貴重なものです。
ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは純金に銀やパラジウムなどの白色金属を混ぜて作られる合金です。
プラチナとは異なる素材ですが、耐久性が高く、加工方法や配合によってはプラチナよりも硬度が高くなることもあります。現在ではロレックスの高級時計に適した素材として評価されています。
イエローゴールドやエバーローズゴールドと比べると、クールで落ち着いた印象を与え、オイスタースチールやプラチナに近い色味が特徴です。
そのため、派手さを抑えた控えめな輝きを好む方にぴったりの素材といえるでしょう。
デイトナ金無垢の定価と買取相場
以下の表に記載しているのはすべて現行モデルですが、中古市場における買取相場が定価を大きく上回るケースも珍しくありません。これは新品の入手が難しく、中古市場での需要が高まっていることを示しています。
| 型番 | 定価 | 買取相場 |
|---|---|---|
| Ref.126518LN | 5,787,100円 | 約7,000,000~10,000,000円 |
| Ref.126508 | 7,108,200円 | 約7,500,000~13,000,000円 |
| Ref.126515LN | 5,770,600円 | 約6,400,000~8,000,000円 |
| Ref.126505 | 7,623,000円 | 約9,000,000~11,500,000円 |
| Ref.126519LN | 5,770,600円 | 約6,500,000~9,000,000円 |
| Ref.126509 | 7,918,900円 | 約7,500,000~10,000,000円 |
※定価は2025年12月時点の情報です。同一型番であっても仕様差により価格が異なる場合があります。買取相場は市場動向や個体の状態によって変動します。記載の金額はいずれも参考価格であり、実際の価格を保証するものではありません。
デイトナ金無垢の人気モデル
デイトナ金無垢モデルには、さまざまなカラーゴールドやバリエーション豊かな文字盤が展開されています。ここでは、その中でも特に人気の高いモデルを5つ厳選してご紹介します。
Ref.126508 イエローゴールド

「Ref.126508」は、デイトナ金無垢モデルの定番にして王道と呼ばれるモデルです。
イエローゴールド製のケースとブレスレットは、まさに金無垢ならではの華やかな輝きを放ちます。文字盤には3つのサブダイヤルが配置され、赤い「DAYTONA」のロゴがアクセントとなっており、視認性とデザイン性の両立を実現しています。
また、針やインデックスもゴールドで統一されており、高級感とともに所有する喜びを深く感じさせてくれます。
シンプルで普遍的なデザインだからこそ、金無垢特有の質感や重量感を存分に堪能できるモデルといえるでしょう。
Ref.126519LN ホワイトゴールド

「Ref.126519LN」は、さりげなくデイトナ金無垢モデルを楽しみたい方にぴったりのモデルです。
ホワイトゴールド製のケースに、スポーティーなオイスターフレックスブレスレットを組み合わせることで、上品さとクールさを兼ね備えた洗練された印象を与えます。
文字盤は、スチール&ブライトブラック、ブライトブラック&スチール、メテオライト&ブラックなど、豊富なバリエーションが展開されており、好みに合わせた選択が可能です。
ケースと一体化されたブラックセラクロムベゼルには高品質なセラミックが使用されており、耐蝕性・耐傷性に優れ、長期間にわたり美しさを維持します。
高級感、デザイン性、そして実用性を高次元で融合した、まさに完成度の高い一本といえるでしょう。
Ref.116508 イエローゴールド

「Ref.116508」は、2016年に登場した18金イエローゴールド製の金無垢モデルで、前モデルである「Ref.116528」からマイナーチェンジが加えられました。
このモデルの最大の特徴は、タキメーターベゼルの表記が太字になったことで、全体的により力強く存在感のある印象を与えている点です。
また、ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを大胆に取り入れ、インダイヤルやミニッツインデックスの一部に施された赤の差し色が、スポーティーかつ洗練された雰囲気を演出しています。
文字盤のバリエーションが豊富な中でも、特にグリーンダイヤルは人気が高く、中古市場でも高値で推移しています。
Ref.126515LN エバーローズゴールド

「Ref.126515LN」は、前モデル「Ref.116515LN」の意匠を受け継ぎつつ、細部にわたり洗練された進化を遂げたエバーローズゴールド製のデイトナです。
まず、サブダイヤルの縁取りが太くなり、視認性と高級感が向上しました。さらに、ケースラインもより滑らかになり、上品さが一層際立っています。
また、ベゼルにはメタル製インナーとセラミック製の外装を組み合わせた新構造を採用し、耐久性と美しさを両立しています。機能面では、ムーブメントがCal.4131に刷新され、実用性も大幅に向上しました。
これらの改良により、デザイン性と実用性を兼ね備えた完成度の高いモデルとなっています。
Ref.126505 エバーローズゴールド

「Ref.126505」は、エバーローズゴールドの温かみと高級感が際立つデイトナです。
特徴的なのは、セラミックとメタルを融合させたベゼルで、耐傷性と耐腐食性に優れ、長く美しい状態を保てます。文字盤はブラウンとブラックの組み合わせで、クラシカルながらも個性的な表情を演出しました。
最新のCal.4131ムーブメント搭載により、安定した精度と約72時間のパワーリザーブを実現しています。日常のフォーマルからカジュアルまで幅広く対応できる、上品さと実用性を兼ね備えた一本です。
デイトナ金無垢のブレスレットの種類
デイトナのブレスレットには主に「オイフレ」と「メタルブレス」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴や魅力について詳しく解説していきます。
オイフレ

「オイフレ」とは、ロレックスが独自に開発したブレスレット「オイスターフレックス」の略称です。
一見ラバーベルトのように見えますが、内部には金属芯が組み込まれており、柔軟性と耐久性を兼ね備えています。また、金属製のブレスレットと比べて傷がつきにくく、交換時のコストも抑えられるため、日常使いに適しています。
特に、金無垢モデルの高級感を気軽に楽しみたい方や、スポーティーでありながら上品なデザインを好む方にぴったりのブレスレットです。
メタルブレス

「メタルブレス」とは、メタルブレスレットの略称で、ステンレスやチタン、ゴールドなどの素材で作られています。傷に強く、高い耐久性を誇るのが特徴です。
また、経年劣化が起こりにくい点も魅力で、適切なケアを行えば長期間にわたり美しさを保つことが可能となります。
スーツやタキシードなどのフォーマルな装いにもよく合い、コーディネートの格をワンランクアップさせてくれるでしょう。
特別な場面での使用を考えている方や、時計の格を重視したい方には、メタルブレスがおすすめです。
まとめ
デイトナ金無垢モデルは、金価格の高騰も追い風となり、資産価値の高さでも注目を集めています。身に着けることで確かなステータスを感じさせる一本として、ぜひコレクションのひとつに加えてみてはいかがでしょうか。


