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デイトナマラソンとは? 人気モデルや完走のコツ・注意点を解説

デイトナマラソンとは? 人気モデルや完走のコツ・注意点を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスのデイトナを正規店で求める活動は「デイトナマラソン」と呼ばれています。本記事では、デイトナが人気の理由、デイトナマラソンを完走するためのコツ、実施する上での注意点などを解説します。

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デイトナマラソンとは

デイトナマラソンとは、ロレックスの正規店を何度も訪問し「デイトナ」の購入を目指す活動を指します。地道に店舗を回る様子がマラソンのように見えることから「デイトナマラソン」という言葉が生まれました。

ここではデイトナが人気の理由と、類似する「ロレックスマラソン」との違いを解説します。

デイトナが人気の理由

デイトナが人気の理由として、デザイン性や高い資産価値・ステータス性などが挙げられます。クロノグラフ搭載モデルで、機能的かつ洗練されたデザインは、多くの方から人気です。

中古市場では定価を上回る価格で取引される場合が多く、資産としての価値も認められています。さらに、愛称として「キング・オブ・ロレックス」と呼ばれるほどの知名度は、所有する喜びを与えてくれるでしょう。

これらの要素によって、デイトナは単なる腕時計以上の価値を持つ存在となり、多くの方が憧れる対象になっていると考えられます。

デイトナマラソンとロレックスマラソンの違い

デイトナマラソンとロレックスマラソンは、探しているモデルの範囲に違いがあります。

ロレックスマラソンとは、デイトナに限らず「サブマリーナー」や「GMTマスターII」といった、ロレックスの人気モデル全般を正規店で探す活動です。

ロレックスの中では、サブマリーナーやGMTマスターIIも人気ですが、一般的にはデイトナと比べ入手しやすいとされています。

一方デイトナマラソンは、ロレックスの数あるコレクションの中で「デイトナ」のみを求め、店舗を回る活動を意味します。そのため、ロレックスマラソンという大きな枠組みの中に、特定のモデルに特化したデイトナマラソンが存在するといえるでしょう。

デイトナマラソンで人気のモデル

デイトナの数あるバリエーションの中でも、特に人気が高い代表的なモデルがあります。ここでは、デイトナマラソンで特に人気の高い3つのモデルについて解説します。

デイトナ Ref.126500LN

デイトナ Ref.126500LNは、ステンレススチールを使用したデイトナの象徴的なモデルです。人気の理由は、普遍的なデザインと実用性の高さにあると考えられています。

スポーティーでありながら洗練された外観は、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く対応できるでしょう。内部には新世代のムーブメント「Cal.4131」が搭載され、約72時間のパワーリザーブを誇ります。

デイトナマラソンにおいて、競争率が高いモデルの一つです。

デイトナ コンビ Ref.126503

デイトナ コンビ Ref.126503は、ステンレススチールとK18イエローゴールドを組み合わせた、華やかさが魅力のモデルです。2023年にモデルチェンジを果たし、注目度がさらに高まっています。

ベゼルのデザインが新しくなり、ムーブメントには最新の「Cal.4131」が搭載されました。 ゴールドの輝きとステンレスの実用性を両立させており、幅広いファッションに合わせられるでしょう。

流通量は少ない傾向にありますが、その分所有する満足感は高いといえます。

デイトナ Ref.126505

デイトナ Ref.126505は、ケースとブレスレット全体にロレックス独自のK18ピンクゴールド合金の「エバーローズゴールド」を使用した、最高峰のモデルです。変色に強い素材のため、長期間にわたって美しい輝きを保てるでしょう。

2023年のモデルチェンジにより、Ref.126505にも最新ムーブメントの「Cal.4131」が搭載されました。生産数が極めて少なく、デイトナマラソンが特に困難なモデルといわれています。

デイトナマラソン完走のコツ

デイトナマラソンを完走するためには、単に店舗へ通うだけではなく、いくつかのポイントを押さえた行動が求められます。ここでは、デイトナマラソンを成功に導く6つのコツを解説します。

ただし、一般的に推奨されている方法であり、必ず成功する保証はない点にご注意ください。

正規店に何度も通う

デイトナマラソンの基本は、正規店へ何度も通うことです。デイトナをはじめとする人気モデルは、いつ店舗に入荷するか公開されていません。

そのため、店舗への訪問回数を増やすことが、デイトナに出会う確率を高める方法といえます。何度も訪問することによって、購入に対する真剣な姿勢を店員に伝え、顔を覚えてもらうきっかけにもなると期待できます。

デイトナマラソンは、基本的に1店舗に絞ることが、完走の可能性を高めると考えられています。しかし、地域に複数の正規店がある場合は、できる限り多くの店舗を回り、相性が良く信頼関係を築ける店舗を見つけると良いでしょう。

通勤途中や休日の予定に店舗訪問を組み込むなど、無理のない範囲で継続的に通える計画を立ててみてください。

購入したい型番を1つに絞る

購入を希望するデイトナのモデルは、具体的な型番に絞り店員に伝えることが望ましいです。「デイトナなら何でも良い」というような伝え方では、転売目的と疑われるおそれがあります。

店舗側は、時計を本当に愛用してくれる顧客に販売したい気持ちがあると考えられています。そのため、モデルに対する興味や熱意を伝えることで、購入の意思が本物であると店員に伝わりやすくなるでしょう。

来店時は「デイトナのRef.126500LN、白文字盤を探しています」のように、特定のモデルへのこだわりと熱意を示すことが有効です。

なぜそのモデルが欲しいのか、理由を自分の言葉で語れるように準備しておきましょう。

清潔な服装でロレックスを着用していく

店舗を訪問する際は、清潔な服装で行くことが有効とされています。ロレックスの店舗は高級感のある雰囲気で、カジュアルな服装は、店員に悪印象を与えると考えられているためです。

そのため、カジュアルな服装は避け、ジャケットを羽織るなど清潔感のある服装を心がけましょう。上品な身のこなしは、時計を大切に扱ってくれる顧客であるという信頼にもつながると期待できます。

また、もしロレックスの時計を所有しているなら、着用して訪問することもおすすめです。ロレックスの愛用者であることは「ブランドへの敬意と理解がある顧客」というアピールになるでしょう。

店員さんと信頼関係を築く

デイトナマラソンにおいて、店員との良好な人間関係は、重要だと考えられています。店員と良好な関係を築くことで、時計に関する有益な情報を得られたり、入荷した際にスムーズな案内を受けられたりする可能性があります。

そのため、入店後すぐに在庫の有無だけを尋ねるのではなく、まずは挨拶を交わし、時計に関する雑談をするなど、コミュニケーションを心がけましょう。

例えば「このモデルが好きで、入手したいと思っています」のように熱意を伝えることも、良い印象を与える効果が期待できます。

何度か通ううちに顔なじみになり、信頼関係が生まれると、有益な情報を得られる可能性も高まります。誠実な態度で接し、良好な関係を築くことが、デイトナを手にする確率を高めてくれるでしょう。

正規店の多いエリアを回る

デイトナマラソンを効率的に進めるためには、複数の正規店が集中しているエリアを拠点に活動することがおすすめです。一日に回れる店舗数が増えると、在庫に出会える確率も高まるためです。

例えば都心部の場合は、徒歩や短い移動時間で複数の店舗を訪問できます。移動にかかる時間や労力を抑えられるため、マラソンを継続する上での負担軽減にもつながるでしょう。

また、多くの店舗を回ることで、店員との相性を把握しやすくなることも期待できます。短時間でも複数店舗を回ることで、自分に最適な店舗や店員と出会えるかもしれません。

週末を利用して、特定のエリアを集中的に訪問するなど、計画的に店舗を回るルートを考え、実行しましょう。

身分証や決済できる準備をしておく

いつ探しているデイトナに出会っても購入できるよう、身分証や決済できる準備を整えておきましょう。デイトナマラソンでは、いつ購入のチャンスが訪れるかわからないためです。

ロレックスの特定モデルを購入する際には、転売対策として写真付き身分証明書の提示が求められる場合があります。また、店舗によっては、スムーズな決済のためにクレジットカードの利用が推奨されることもあります。

そのため、自分の決済方法や、お持ちのクレジットカードの利用上限額などを事前に確認しておくと安心です。せっかく在庫に出会えたにもかかわらず、支払いの準備ができていなかったために購入を逃す事態は、避けなければなりません。

身分証を常に携帯し、決済手段を確保しておくことが、購入のチャンスをつかむことにつながるでしょう。

デイトナマラソンの注意点

デイトナマラソンを続ける際は、店舗や店員に悪い印象を与える行動は避けるべきです。信頼を損なう行動をしないよう、以下の3点に注意してください。

電話で在庫の確認を行わない

デイトナの在庫を電話で問い合わせる行動は、避けるべきといわれています。ロレックスの正規店では、来店した顧客への対応を優先しており、電話による在庫案内は原則実施していないためです。

また、電話での在庫確認は、転売目的と受け取られる可能性も考えられるため、直接店舗へ足を運ぶ方が購入への熱意を伝えやすいでしょう。

目的のモデルがあるかは、店員と時計について直接話をし、会話の流れで聞いてみる方が、リスクが少なく安全といえます。

電話での確認は店舗側に手間をかけさせるだけで、購入への熱意も伝わりにくいです。本当にデイトナを求めているのであれば、直接店舗へ足を運び、自身の言葉で思いを伝えましょう。

入店直後に在庫確認を行わない

店舗へ入ってすぐに「デイトナはありますか」と尋ねることは、良い行動とはいえません。在庫の有無にしか関心がないという印象を与え、転売目的ではないかと警戒されるおそれがあるためです。

ロレックスの正規店は、純粋に時計を愛し、長く使用してくれる顧客への販売を優先するといわれています。まずは店員へ丁寧に挨拶し、ショーケースに並ぶ他の時計をゆっくりと眺めましょう。

時計全般への関心を示す中で、自然な会話の流れから本命のモデルについて尋ねるように心がけてください。礼儀正しく自然な会話を心がける姿勢は、丁寧な印象につながり、店員に顔を覚えてもらいやすくなるでしょう。

在庫がなくてもすぐに帰宅しない

希望するモデルの在庫がないとしても、すぐに店舗をあとにするのは避けましょう。「在庫確認だけが目的だった」と受け取られ、店員に良い印象を残さないためです。

たとえ目当てのモデルがなくとも、他のモデルを試着させてもらったり、時計のメンテナンスについて質問したりするなど、店員と会話を交わす時間にすると良いでしょう。

また、在庫確認をしてもらった後に「お忙しい中確認していただきありがとうございます」のように、感謝を伝えることも大切です。

ロレックスの時計全般に対する興味や知識を示すことは、熱意のアピールになると期待できます。地道なコミュニケーションの積み重ねが、店員との信頼関係構築につながるため、一度の訪問で結果を求めず、顔を覚えてもらうことを意識してください。

まとめ

本記事では、デイトナマラソンを成功させるためのコツや、避けるべき注意点について解説しました。

清潔な服装で訪問し、店員と良好な関係を築きながら、希望モデルへの熱意を伝え続けることが完走への近道です。本記事を参考にして、デイトナマラソンへ挑戦してみてはいかがでしょうか。

石山真路(いしやま しんじ)
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貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
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