目次
ロレックスの「青サブ」とは?

青サブとは、ロレックスの「サブマリーナー デイト」の文字盤、またはベゼルが青くカラーリングされたモデルを指す愛称です。
当初のサブマリーナーは黒文字盤のみでしたが、1980年代にゴールドやコンビケースに鮮やかなブルーを組み合わせたモデルが誕生しました。
サブマリーナー「青サブ」の存在感
青サブは、ダイバーズウォッチらしい300メートルの標準防水と堅牢な作りに加え、ラグジュアリーな雰囲気を纏っています。
特にコンビモデルの「Ref.16613」や、ホワイトゴールドの「Ref.116619LB」などは、ファッション性と実用性を兼ね備えたモデルとして高い評価を受けています。
海を思わせる鮮やかな色彩が、スポーツウォッチの枠を超えた人気を支えているといえるでしょう。
ロレックスの「青サブ」の特徴

青サブの魅力は、海を思わせる深いブルーの文字盤にあります。その存在感はスポーツモデルらしさに加え、上質さを際立たせるポイントとなっています。
ダイバーズウォッチと青色の相性がいい
青サブが登場したのは1980年代で、従来は黒が主流だったサブマリーナーに鮮やかなブルーを取り入れた点が新鮮でした。
海を思わせる色合いはダイバーズウォッチとの親和性が高く、マリンスポーツの普及とも重なり支持を広げていきます。
海と青春が後押しした青サブの人気
当時はアメリカでサーフィンが流行し、若者の間ではカジュアルに楽しめる時計が求められていました。
青い文字盤はサーフボードの鮮やかなカラーとも響き合い、従来の実用的な道具に加えてファッションとしての魅力を備える契機となったといえるでしょう。こうした背景が、青サブを特別な存在へと押し上げました。
周囲の環境によって青色の見え方が変わる
青サブの大きな魅力は、文字盤の青が光や角度によって異なる表情を見せるところにあります。従来の黒文字盤は視認性を重視していましたが、青は実用性に加え、美しさを意識して採用された色だといえるでしょう。
視覚的な楽しさを備えた青サブ
明るい日差しの下では鮮やかに輝き、陰りのある環境では深みを帯びるなど、一本の時計で多様な印象を味わえます。その変化は海の色合いを思わせ、ダイバーズウォッチの世界観とも響き合っています。
機能を超えて視覚的な楽しさを提供する点が、青サブが特別視される理由のひとつです。
希少性が高い
青サブは生産数が限られているため、希少価値が高いモデルといえます。腕時計の文字盤で多く用いられるのは黒や白、シルバーで、発色が安定しやすく生産効率も高い色です。
青サブが希少である理由
ブルーは均一な色を出すのが難しく、かつコストもかかるため、長らく数が少なかったといわれています。特に1960年代当時は塗料を厚く重ねて磨き上げる工程しかなく、安定した仕上げが困難でした。
技術の進歩によって現在は改善されていますが、それでも黒文字盤と比べると生産量は限られており、青サブが希少な存在であり続ける理由につながっています。
防水性や視認性が高い
青サブは高い防水性と視認性を兼ね備えています。1989年以降のサブマリーナーは、水深300メートルまで耐えられる仕様となり、過酷な潜水環境でも安心して使用できる信頼性を誇ります。
ダイバーズ仕様が日常でも活きる
また、クロマライトディスプレイにより暗所でも針や数字が発光し、瞬時に時刻を確認できる点も特徴です。文字盤はシンプルで、視線を迷わせず正確に時間を把握できます。
防水性と視認性を両立させた設計が、ダイバーズウォッチとしての本質を守るだけでなく、日常の使用でも便利さを提供していることが、青サブの高い評価につながっています。
「青サブ」コンビの定価と変遷
青サブの中でもコンビ仕様は、独自の存在感を放ちます。時代ごとに外観や価格が変化してきた歴史を知ることで、その魅力をより深く感じ取れるでしょう。
また、生産終了となっているモデルは、中古市場での取引が主となっています。価格は状態や付属品の有無によって大きく変動するため、ここで示す金額は2025年8月の参考価格となります。
サブマリーナー デイト Ref.16803

青サブの歴史を語るうえで欠かせないのが、1980年代半ばから登場した『サブマリーナー デイト Ref.16803』です。
初代のイエローゴールドモデルに続いて誕生したこのコンビ仕様は、ステンレススチールとゴールドを組み合わせることで、実用性と華やかさを両立させました。
| 中古の相場価格 | 約135~276万円 |
前期と後期で変わる青サブの文字盤
文字盤には「ニップル」と呼ばれる立体的なインデックスが配され、当時ならではの個性を持っています。夜光塗料の量が少なく視認性は現行品に劣るものの、経年変化による独特の風合いが楽しめるでしょう。
後期になると、インデックスは縁取りのあるタイプに切り替えられています。同じリファレンスで異なる表情を持つ点も、特徴のひとつとなりました。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12-13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 42 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.16613

青サブの象徴的モデル『サブマリーナー デイト Ref.16613』は、ツートーンのエレガントさと実用的な性能を併せ持ちます。外観は前モデルと似ていますが、ムーブメントはCal.3135に変更され、精度と信頼性が向上しました。
| 中古の相場価格 | 約135〜340万円 |
コレクタブルなヴィンテージ青サブ
1989年の登場以来、2009年まで製造され、多くの愛好家に支持された長寿命モデルとなりました。コンビ仕様のブルー文字盤は華やかで視認性が高く、腕元に存在感を与えます。
さらに、この時期から王冠マークの透かしが加えられ、巧妙な偽物への対策も見られます。こうした特徴から、青サブの定番として市場でも流通量が多く、ヴィンテージ市場でも高い人気を集めています。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.16613SG

1989年の登場から2009年まで製造された『サブマリーナー デイト Ref.16613SG』は、青サブの一角を担ったモデルです。
最大の特徴はシルバーの文字盤で、従来のロイヤルブルーより落ち着いた印象を与えています。
| 中古の相場価格 | 約178~244万円 |
ダイヤインデックスが映えるデザイン
インデックスには、ダイヤモンドが施され、高級感と華やかさが増しました。また、同時期にはシャンパンゴールドの文字盤もラインナップされ、オールドファンには馴染み深い仕様として人気があります。
このように色彩と装飾の工夫から、個性を際立たせつつも青サブとしての存在感を保ち、市場でも注目されるモデルです。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | シャンパンカラー / ダイヤモンド + サファイアインデックス |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116613LB

『サブマリーナー デイト Ref.116613LB』は、2009年から2020年まで製造されたコンビ仕様の青サブです。6桁リファレンスとなり、現代的なデザインと機能が強化されました。
| 中古の相場価格 | 約173~537万円 |
ブルーパラクロムで精度と安定性を実現
ベゼルはセラミックに変更され、傷や摩耗に強く耐久性が大幅に向上しています。また、ブルーパラクロムヒゲぜんまいを採用したことで、耐磁性や耐振動性が高まりました。
さらに、サイズや質感のバランスが整い、腕元での存在感が際立ちます。ただし、パワーリザーブは48時間に留まるため、連続使用や休止期間中の管理は注意が必要です。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116613GLB

『サブマリーナー デイト Ref.116613GLB』は、2009年に登場したコンビ青サブの派生モデルです。インデックスにダイヤモンドを施したことで、より華やかで高級感のある表情を生み出しています。
| 中古の相場価格 | 約270~304万円 |
青文字盤とダイヤの特別モデル
基本的な仕様やムーブメントは、「Ref.116613LB」と同じで、耐久性や精度の高さも維持されています。生産期間は2014年までと短く、限定的な流通量がコレクター心をくすぐります。
その結果、青文字盤とダイヤモンドの輝きが、通常の青サブとは異なる個性を楽しめ、市場でも特別な存在感を放っています。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.126613LB(現行)

前モデルから進化した『サブマリーナー デイト Ref.126613LB』は、現行コンビ青サブです。ケースサイズが41ミリに拡大され、ラグやブレスレット幅も見直されたことで、より現代的に洗練されました。
| 定価 | 258万1700円 |
軽やかに楽しむ現行青サブ
ベゼルや文字盤の色合いは従来の魅力を引き継ぎつつ、質感や光沢のバランスも高められました。耐久性と精度に優れるムーブメントを搭載し、日常使用でも安定した性能を確保しています。
腕元での存在感は際立ち、視認性や装着感の向上も実感できるでしょう。こうした改良により、デザインと機能を両立させた現代的な青サブです。
| 素材 | Rolesor(SS + YG) |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ロイヤルブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 41 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
「青サブ」イエローゴールドの定価と変遷
青サブのイエローゴールドは、元祖ともいえるモデルです。長らく日本では、華美すぎると敬遠する傾向もありましたが、近年は人気が上昇傾向にあります。
また、生産終了となっているモデルは、中古市場での取引が主となっています。価格は状態や付属品の有無によって大きく変動するため、ここで示す金額は2025年8月の参考価格となります。
サブマリーナー デイト Ref.16808

1965年に登場した『サブマリーナー デイト Ref.16808』は、1980年頃まで製造された青サブのイエローゴールドモデルです。
| 中古の相場価格 | 約377~869万円 |
華やかさ際立つ青サブのゴールドモデル
コンビモデルと同様に、インデックスはニップル型で黒文字盤のバリエーションも用意されています。ブレスレットはイエローゴールドで、腕元を華やかに彩ります。
初期モデルは流通量が少なく、希少性の高さが評価されてきました。独特の色合いや質感が際立ち、現代でも個性豊かなタイムピースとして存在感を放っています。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 42 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.16618

『サブマリーナー デイト Ref.16618』は、1989年から2008年まで製造された青サブのイエローゴールドモデルです。初期モデルに比べて現行品に近いデザインとなり、インデックスは縁取り付きに変更されています。
| 中古の相場価格 | 約400~834万円 |
王冠マークで品質と偽装防止を強化
さらに、6時位置には王冠マークが施され、偽物対策も強化されました。ブレスレットやケースの質感も向上し、腕元での存在感が際立ちます。
こうした改良により、初期モデルの魅力を受け継ぎつつ、より洗練された印象を持つタイムピースとして愛好者に支持され続けています。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.16618SG

『サブマリーナー デイト Ref.16618SG』は、ゴールドダイアルにダイヤモンドをあしらった華やかな仕様です。文字盤はシャンパンゴールドに近い薄めの色合いで、すっきりとした印象を与えます。
| 中古の相場価格 | 約440~525万円 |
ダイアルに輝くダイヤモンドの高級感
ケースサイズは40ミリで現行品よりやや小ぶりですが、腕元での存在感は十分に感じられます。製造期間は1989年から2008年までと長く、比較的流通量も多いため入手しやすいモデルです。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | グレー |
| ベゼル | K18 YG製 回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116618LB

2009年から2020年まで製造された『サブマリーナー デイト Ref.116618LB』は、ケースとブレスレットが刷新され、造りの精密さと質感が向上しました。
| 中古の相場価格 | 約489~833万円 |
耐久性を高めたイエローゴールドモデル
ブレスレットはやや重くなったものの、その分耐久性が高まり、長期使用でも安心して装着できます。ベゼルにはセラミックが採用され、傷や摩耗に強く、時計全体の耐久性も飛躍的に改善されました。
こうした改良により、初期モデルの魅力を受け継ぎつつ、現代的な高級感と実用性を両立させています。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | セラクロム製ブルーセラミック / 逆回転防止ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.126618LB(現行)

2020年発売の現行イエローゴールドモデルである『サブマリーナー デイト Ref.126618LB』は、41ミリの大型ケースと統一感あるブレスレットが印象的です。
| 定価 | 656万4800円 |
上質な外観と信頼性を両立した現行モデル
6時位置には王冠マークが施され、偽装防止や品質の確かさを備えています。ダイアルはサンレイ仕上げで、クラシックな趣と上質な輝きを両立し、外観の質感も向上しています。
ムーブメントも改良され、パワーリザーブは70時間に延長されました。基本的なダイバーズウォッチとしての性能はもちろん、日常使用でも高い実用性を実感できます。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ロイヤルブルー |
| ベゼル | セラクロム製ブルーセラミック / 逆回転防止ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
「青サブ」ホワイトゴールドの定価と変遷
ホワイトゴールド仕様の青サブは、イエローゴールドとは異なる落ち着いた輝きが魅力です。定価の推移とともに評価の変化を追いかけます。
生産終了モデルは中古市場が中心で、状態や付属品により差が生じます。ここで示す価格は、2025年8月時点の参考情報です。
サブマリーナー デイト Ref.116619LB

2008年に登場した『サブマリーナー デイト Ref.116619LB』は、従来のラインナップに新たな個性を加えました。「スマーフ(Smurf)」の愛称でも知られ、高級感と耐久性を兼ね備えた人気のダイバーズウォッチです。
| 中古の相場価格 | 約365~406万円 |
ホワイトゴールドが魅せる上質な輝き
重厚なホワイトゴールドは光の当たり方によってやわらかな艶を放ち、素材特有の存在感を感じさせます。重量もステンレススチールより増しており、着用したときにずっしりとした重みを体感できます。
製造期間は2008年から2020年までと約10年余りにわたり、多くの愛好者を魅了し続けたモデルです。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | セラクロム製ブルーセラミック / 逆回転防止ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116619GLB

海を想起させる深いブルーとホワイトゴールドの『サブマリーナー デイト Ref.116619GLB』は、落ち着いた輝きが融合し、控えめながらも高級感を放つモデルです。
| 中古の相場価格 | 約360~844万円 |
王者の品格あるホワイトゴールド
ブルーダイヤルに配された8ポイントのダイヤモンドインデックスが、上品な存在感を添えます。着用時のずっしりとした重みは、まさにスポーツロレックスの王者にふさわしい迫力を伝えます。
製造期間は2008年から2020年までで、控えめながらも豪華さがありバランスの良さが抜群です。現代でも特別感を楽しめるタイムピースとして愛されています。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | セラクロム製ブルーセラミック / 逆回転防止ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116659SABR

限られた顧客向けに製造された『サブマリーナー デイト Ref.116659SABR』は、ホワイトゴールドモデルです。2018年から2020年までの短期間で生産された、流通量が非常に少ないコレクターズモデルとなります。
| 中古の相場価格 | 約1,810~3,035万円 |
ブルーとサファイアが映える高級ダイバー
ダイアルはサンレイ仕上げの高貴なブルーで、光の角度によって深みのある輝きを放ちます。ベゼルには36石のブルーサファイアと12石のダイヤモンドが配され、従来のロレックスには見られない豪華な装飾が施されています。
こうした装飾と素材の組み合わせにより、視覚的な存在感と洗練された高級感が際立つ希少モデルです。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブルー |
| ベゼル | ブルーサファイア + ダイヤモンド |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.116659SABR(全面ダイヤ)

『サブマリーナー デイト Ref.116659SABR』には、全面にダイヤが施されたモデルがあります。贅沢で希少な仕様で、わずか数年の製造期間で限定顧客向けに提供されていました。
| 中古の相場価格 | 約1,866~4,620万円 |
豪華宝飾が際立つ青サブの特別モデル
パヴェダイヤと8Pのブルーサファイアを組み合わせたダイアルは、光の加減で繊細な輝きを見せます。ベゼルにはバゲットダイヤとサファイアがあしらわれ、リュウズガードやラグにも宝石が施されています。
こちらも、市場に出回ることはほとんどありません。その希少性ゆえに、コレクターが注目する唯一無二のダイバーズウォッチです。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | 全面ダイヤモンド |
| ベゼル | ブルーサファイア + ダイヤモンド |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
サブマリーナー デイト Ref.126619LB(現行)

2020年に登場したホワイトゴールド仕様の青サブ『サブマリーナー デイト Ref.126619LB』は、鮮やかなブルーベゼルとブラック文字盤が目を引きます。
| 定価 | 706万2000円 |
現行モデル青サブの特徴と性能
ケースは直径41ミリにサイズアップされ、手首に程よく収まります。新型ムーブメントCal.3235を搭載し、パワーリザーブも延長され、日常使用での実用性が向上しました。
Triplockシステムを備えたねじ込み式リューズにより、高い防水性能も確保されています。現行モデルならではの品格と存在感を兼ね備え、手にする喜びを実感できる一本です。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック |
| ベゼル | セラクロム製ブルーセラミック / 逆回転防止ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 41 mm × 厚さ 13 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m (Triplock トリプル防水) |
ロレックス「青サブ」のレアモデル
青サブには流通量が少なく、希少な仕様をもつレアモデルが存在します。それぞれ独自の特徴があり、その特別感や入手の価値が、コレクターの注目を集めています。
フジツボダイヤル(ニップルダイヤル)

フジツボダイヤルとは、ロレックスの一部モデルに採用された特殊な文字盤のことです。インデックスのゴールド部分が広く、夜光塗料は最小限にとどめられており、視認性よりも高級感が際立ちます。
その形状は海岸のフジツボに似ていることから名付けられ、海外では「ニップルダイヤル(Nipple Indices)」と呼ばれています。
GMTマスターにも採用され、1960~1980年代にかけて製造されました。また12時位置の王冠マークは、アップライトタイプとプリントタイプが存在し、年代やモデルによって細部に違いが見られます。
バイオレットダイヤル

バイオレットダイヤルとは、青サブの文字盤が光の角度や経年変化によって、紫色に見える個体を指します。「Ref.16613」の一部モデルに見られるインデックスの変色です。
明らかに紫色のものや、角度によって紫色に見えるものなど、個体差があります。ブルー文字盤とは異なる印象を与え、同じモデルでも表情の違いから、希少性と個性を楽しめる点が高い人気につながっています。
マットダイヤル

マットダイヤルとは、「Ref.116613LB」の初期モデルに採用された、光沢のない文字盤を指します。
一般的に流通している青サブはサンレイ文字盤で艶がありますが、マットダイヤルはセラミックベゼルと同色で落ち着いた質感です。その無光沢の表情が時計全体に統一感を与え、他のモデルとは異なる印象を生み出します。
流通量が少ないため希少性が高く、近年では市場価値も上昇傾向にあります。限られた個体しか手に入らないことから、コレクションとしての特別感を強めています。
トロピカルダイヤル

トロピカルダイヤルとは、経年変化によって文字盤の色や風合いが変化した青サブを指します。もともとはブラック文字盤が、ブラウンに変わったものを表していました。
現在は、部分的な変色から全体的な色づきまで、あらゆる変化を含む総称として使われています。
一部の人には劣化と見えることもありますが、ヴィンテージ愛好家には独特な魅力として受け入れられています。こうした色の変化は市場でも高く評価され、プレミア価格で取引されることも少なくありません。
ロレックス「青サブ」を定価で購入する方法

青サブは定価で入手するのが難しいモデルです。品薄と価格高騰が続き、手に入りにくい状況が常態化しています。しかし、工夫次第で定価購入の可能性は広がります。こうした方法を知れば、慌てずに購入できる道が見えてくるでしょう。
ロレックスマラソンを行う
ロレックスマラソンとは、お目当ての青サブを定価で手に入れるために、複数の正規販売店を繰り返し訪ねる行動を指します。入荷のタイミングは公開されていないため、偶然に巡り合えることが大きなカギとなります。
何度も店舗を回ることで、希少なモデルと出会える可能性が高まります。長期間の忍耐と根気が求められますが、その努力が実を結んだとき、定価で時計を手に入れる喜びは格別なものとなるはずです。
海外の正規店で購入する
国内で青サブの入手が困難な場合、海外の正規販売店を利用する方法があります。購入するなら必ず正規店を選ぶことが重要で、偽物や信頼性の低い店舗を避けなければなりません。
費用は決して安くありませんが、安全性と安心を確保するための必要な投資といえます。慎重に店舗を見極め、現地の在庫状況や購入条件を確認することで、定価に近い形で入手できる可能性が高まります。
中古販売店で購入する
中古市場は、青サブの入手ルートとして有効です。特に生産終了や廃盤モデルは正規店で手に入らないため、中古販売店を頼ることになります。
購入の際は真贋をしっかり確認することが不可欠で、信頼できる販売者を選ぶことが安心につながります。
たとえば、膨大なデータベースに基づく高精度の査定を行う業者を活用すれば、コピー品のリスクを大幅に減らせるでしょう。こうして慎重に選ぶことで、過去モデルの青サブも安心して迎えられるはずです。
まとめ
青サブは、その鮮やかな色合いから愛好家の間で広く知られる存在です。各型番ごとに異なる個性や希少性も魅力となり、文字盤や素材の違いによって表情が変わるため、所有する喜びもさらに深まるでしょう。
終売モデルは中古でしか手に入らないため、すべて一点物です。気に入ったものを見つけたら、迷わず早めに決断することをおすすめします。


