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ロレックスのコンビモデルとは?

時計界の王者ロレックスの「コンビ」は、ステンレススチールとゴールドを組み合わせたデザインです。銀のブレスレットに映える金色の輝きは、控えめながらも確かな存在感を放ち、人目を引く魅力を感じさせます。
ロレゾールと呼ばれている
ロレックスのコンビモデルは「ロレゾール」が正式名称とされています。これはブランド独自の用語で、異なる金属を融合させた革新的なデザインを表します。
耐久性の高い904Lステンレスにゴールドの輝きを加え、上品で力強い印象を際立たせました。1933年には特許を取得し、現在でも唯一無二の存在として評価されています。
ロレゾール(Rolesor)の語源
| ROLE | ROLEXの頭文字 |
| S | Stainless(ステンレス)の頭文字 |
| or | フランス語で「金」を意味する |
コンビモデルの歴史
ロレックスのコンビモデルは、1930年代初めに誕生しました。その後、さまざまなモデルに採用され、独自の存在感を確立しています。
1988年に登場したRef.16523は、「コスモグラフ デイトナ」において最初にロレゾールを取り入れたモデルでした。加えて高性能クロノグラフ「エルプリメロ」を搭載したことにより、その希少価値は一段と高まりました。
サブマリーナーでも、1980年代のRef.16803からコンビ仕様が加わり、スポーティな印象に華やかさを添えています。
ロレックスのコンビモデルがダサいと言われる理由

ロレックスのコンビモデルは、高級感がある一方で「ダサい」と受け止められることもあります。その背景には、世代や流行による価値観の違いが影響しています。
年齢が高い人がつけているイメージがあるため
ロレックスのコンビモデルには、中高年が着けている印象があります。価格帯が高いため、若い世代が手に入れるのは容易ではありません。そのため、自然と年齢層の高い人が持つイメージが定着しました。
年齢だけで判断できないコンビの魅力
金と銀の輝きを組み合わせたデザインは、成熟した雰囲気と調和しやすく、中高年の腕元にしっくりと馴染みます。
しかし若い世代でも、スポーツモデルやシンプルなデザインを選べば、十分に似合う場合があります。つまり、年齢が高い人のイメージだけで「ダサい」と判断するのは早計です。
古いイメージがあるため
ロレックスのコンビモデルには、古めかしい印象を抱かれることがあります。なぜなら80年代のバブル期に広く普及したことから、流行遅れと見られやすい傾向があるからです。
古さではなく伝統としての価値
しかし、ロレックスは時代の変化に左右されず、機能性を向上させながらデザインの基本を守り続けてきました。そのため、当時のスタイルは現在でも洗練された印象を保っています。
古いと感じるかもしれませんが、長年にわたって受け継がれた伝統的なデザインとして捉えれば、違った魅力を見出せるでしょう。
派手なイメージがあるため
ロレックスのコンビモデルは、金と銀の組み合わせから派手に見えることがあります。シンプルなファッションやビジネスの場では、控えめな印象が好まれるため浮いた印象になるかもしれません。
控えめで上品な輝き
コンビモデルのデザインは、バランスが緻密に計算されており、上品さを損なわない仕上がりになっています。やわらかい光沢のエバーローズゴールドは、派手さを抑え落ち着いた印象を与えてくれます。
金色が入っているからといって、イメージだけで判断するのは控えたほうが良いでしょう。
【ダサくない】ロレックスのコンビモデルの特徴

ロレックスのコンビモデルは、金と銀の輝きが絶妙に組み合わさり、腕元に華やかさと落ち着きをもたらします。目立つ印象に見えることもありますが、上手に着ければ洗練された印象を引き出せます。
華やかな雰囲気のデザイン
ロレックスのコンビモデルは、オイスタースチールにゴールドを組み合わせたデザインが目を引きます。ブレスレットの中央リンクやベゼル、針、文字盤にゴールドが施され、華やかさと落ち着きを同時に感じさせます。
その絶妙なバランスによって、カジュアルな服装でも違和感なく、フォーマルな場面でも上品さを損ないません。ステンレスの堅牢さとゴールドの輝きが調和し、腕元に洗練された印象を与えます。
適切なスタイリング次第で、日常から特別な場面まで幅広く活躍するモデルといえるでしょう。
比較的入手しやすい
ロレックスのコンビモデルは、比較的手の届きやすい価格帯で入手できる点が魅力です。「デイトジャスト」や「サブマリーナー」のコンビモデルは、同シリーズのフルゴールドよりも価格が抑えられています。
これにより、予算が限られていても購入しやすくなっています。さらに、ステンレスモデルが入手困難な現状において、コンビモデルは正規店や中古市場で手に入りやすい傾向があります。
結果として、ロレックスを手に入れたいが争奪戦を避けたい場合でも、現実的かつ魅力的な選択肢となるでしょう。
素材自体の価値が高い
ロレックスのコンビモデルは、ゴールドを使用しているため素材自体の価値が高く、所有する満足感を高めます。この特性により、日常的に使うだけでなく、長期的に資産価値が下がりにくい点も魅力です。
資産価値も兼ね備えた魅力
さらに、「コスモグラフ デイトナ」や「GMTマスター II」、「スカイドゥエラー」など生産数が限られたモデルは、将来的にプレミア価格がつく可能性も十分にあります。
こうした背景から、実用性だけでなく資産としての観点で購入を検討する人も多く、投資目的としての魅力も見逃せません。ロレックスのブランド力の高さにより、素材の魅力と合わせて長く愛用できる安定感があります。
ロレックスのコンビをダサく見せない着用術

ロレックスのコンビを自然にかっこよく見せるには、服装やアクセサリーとの調和を意識することが大切です。素材感や色合いを生かしつつ、全体のバランスを整えれば、洗練された印象で着こなせるはずです。
自分のイメージや体型に合った時計を選ぶ
ロレックスのコンビモデルを選ぶときは、自分の雰囲気や体型に合うモデルを意識すると、自然にかっこよく見えます。写真で気に入っても、印象が変わることもあるため、店頭で実物を試すのがおすすめです。
素材の質感やサイズ感、ゴールドの輝きとのバランスを確認すれば、自分にぴったりの着け心地を見つけやすくなります。
シンプルなコーディネートを組む
コンビモデルは、あえてシンプルな服装に合わせることで存在感が際立ちます。無地のトップスやモノトーンのコーディネートと組み合わせると、ゴールドの輝きが上品に映え、洗練された印象を演出できます。
自然に馴染ませる着こなし
時計自体が華やかで目を引くため、色数の多い服や過度なアクセサリーと合わせると全体の印象が散漫になりやすいです。シンプルにまとめることで腕元が整い、コンビモデルの存在感が自然に映えます。
さらに、素材感や色合いを意識すれば、ビジネスやフォーマルでも違和感なく活用でき、装い全体に一貫性を与えられます。こうした工夫を取り入れることで、スマートに着こなせるでしょう。
スーツと着用する
一見華やかに見えるコンビモデルですが、柄の入ったスーツとも違和感なく組み合わせられます。ストライプやチェックのデザインとゴールドの輝きが調和し、落ち着いた中にもエレガントさを添えられます。
深みのある装いに映える存在感
ネイビーやダークグレーの濃いスーツと組み合わせると、程よいコントラストが生まれ、洗練された印象を与えられるでしょう。ビジネスシーンに限らず、パーティーやイベントでもコンビモデルは目を引きます。
スーツに慣れた人やファッション感度が高い人なら、自然に取り入れて全体のスタイルを引き締められるはずです。
ロレックスのコンビの人気モデル
ここからは、ロレックスのコンビで人気があるモデルに焦点を当てます。それぞれのデザインが持つ輝きや、異なる存在感があり、自分に合う一本を探す楽しさも広がるでしょう。
GMTマスター II Ref.126713GRNR

「GMTマスター II」は、長年にわたりロレックスの人気を支えるGMT時計の代表格です。2023年に加わった『Ref.126713GRNR』は、イエロー・ロレゾール仕様です。
5連ジュビリーブレスレットを合わせることで、華やかさと上品さが絶妙に調和しています。ブラックとグレーのセラミックベゼルにはゴールドの目盛りが配置され、視認性と存在感を同時に高めています。
| 素材 | オイスタースチール + K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| ベゼル | グレー&ブラック セラクロムベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 11.9 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal.3285 |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 100 m |
デイトジャスト Ref.126233G

「デイトジャスト」は、ロレックスのコレクションの中でもバリエーションが豊富な時計として知られています。文字盤の色や装飾、ベゼルやブレスレットの組み合わせによって、多彩な表情を楽しめます。
『Ref.126233G』はイエロー・ロレゾール仕様です。ゴールドの華やかさと、落ち着いた文字盤のさわやかな印象が程よく融合しています。
カジュアルなTシャツとデニムの装いにも自然に馴染み、軽めのセットアップでも違和感なくコーディネート可能です。
| 素材 | オイスタースチール + K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| ベゼル | フルーテッドベゼル |
| ケースサイズ | 直径 36 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal.3235 |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 100 m |
シードゥエラー Ref.126603

2019年に登場した『シードゥエラー Ref.126603』は、同シリーズ初のコンビ仕様です。ブラックのダイヤルとベゼルにゴールドを組み合わせることで、落ち着いた重厚感に華やかさが加わりました。
大ぶりなケースは視覚的なインパクトも十分で、防水性能は1,220メートルを誇ります。さらにケース左側にはヘリウムガスエスケープバルブを搭載しており、過酷な水中環境にも対応可能です。
| 素材 | オイスタースチール + K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| ベゼル | ブラックセラクロム製回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 43 mm × 厚さ 15 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal.3235 |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 1,220 m |
コスモグラフ デイトナ Ref.16523G

『コスモグラフ デイトナ Ref.16523G』は、ロレックスのクロノグラフラインで高い評価を誇るモデルです。イエロー・ロレゾールの組み合わせが、スポーティな印象と上品さを同時に演出しています。
その精密なムーブメントと洗練された外観は、コレクターからも熱い支持を集め高値で取引されています。歴史的な価値と実用性を兼ね備えたアイコンとして、今後も高い人気を維持し続けるでしょう。
| 素材 | オイスタースチール + K18 イエローゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| ベゼル | タキメーターベゼル |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.3 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal.4030 |
| パワーリザーブ | 約 52 時間 |
| 防水性 | 100 m |
ヨットマスター Ref.268621

「ヨットマスター」はセーリング愛好家を意識して開発された、スポーティで洗練された印象を持つコレクションです。『Ref.268621』は、腕の細い男性や少し大きめの時計を好む女性にも適したサイズ感を備えています。
コンビ仕様のオイスターブレスレットは派手さを抑え、温かみのある表情を見せるため、カジュアルからフォーマルまで幅広い装いに自然になじみます。
デザインやサイズ感のバランスが良く、性別を問わず楽しめるモデルとなっています。
| 素材 | オイスタースチール + K18 エバーローズゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル |
| ベゼル | 60分目盛り付き両方向回転ベゼル |
| ケースサイズ | 直径 37 mm × 厚さ 11 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal.2236 |
| パワーリザーブ | 約 55 時間 |
| 防水性 | 100 m |
まとめ
ロレックスのコンビは、素材の輝きとデザインの個性を活かすことで上品な印象を演出できます。
入手のしやすさや装いへのなじみやすさも魅力となり、自分のスタイルに合わせて選ぶ楽しさを味わえるでしょう。


