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ロレックスマラソンとは? コツや迷惑にならない聞き方・やめた理由を紹介

ロレックスマラソンとは? コツや迷惑にならない聞き方・やめた理由を紹介
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスは世界的に圧倒的な人気ブランドですが、近年、SNSなどで「ロレックスマラソン」という言葉が出ているのをご存じでしょうか。今回は、ロレックスマラソンが発生した原因と完走するためのコツについて解説します。

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※一部、拝見しないとお伝えできないお品物もございます。

ロレックスマラソンとは?

ロレックスマラソンとは、ロレックスの人気モデルや新モデルを求めて正規店を次々と巡ることです。この行動がマラソンのように見えることから、この言葉が誕生しました。

欲しいモデルを探し求めるまでマラソンを行うため、完走までの道のりは人それぞれ異なります。早ければ数か月で終わることもありますが、競争率の高い人気モデルは品切れが続出するため、1年以上かかることも珍しくありません。

このようなユーザーは「マラソンランナー」と呼ばれており、SNSで完走までの道のりを公開しています。このような動きは、ある種の社会現象ともいえるでしょう。

ちなみに、ロレックスの中で人気がトップクラスのコスモグラフ デイトナは、入手難易度が非常に高いため、個別で「デイトナマラソン」と呼ばれることもあります。

ロレックスマラソンが生まれた理由

なぜロレックスマラソンが行われるようになったのか、その背景を見ていきましょう。主に、ロレックスの生産体制や人気ブランドであるが故の事情が要因になっています。

人気モデルが手に入らない

1つ目は、人気モデルの購入が非常に難しい点にあります。

ロレックスはどのモデルも高い評価を受けていますが、中でも、コスモグラフ デイトナやサブマリーナーなどのプロフェッショナルモデルは、人気が集中しています。

しかし、製造には職人たちの手作業による高度な技術力が必要であり、大量生産を行うのが難しい状況です。そのため、正規店への入荷数が限られており、結果としてロレックスマラソンが発生してしまっています。

希少性が高く魅力的だからこそ、供給以上に購入希望者が集まるのです。

オンラインで購入できない

ロレックスの正規店は、オンライン販売を行っていません。

欲しいモデルを正規店での定価で購入したい場合は、必ず、実店舗に足を運ぶことが必要となります。だからこそ、「ロレックスマラソン」という言葉が定着したのでしょう。

一方、通販サイトで販売されているものは、中古品もしくは並行輸入品にあたるもので、正規品とは異なるルートで入荷されたものです。

正規品よりも保証期間が短く、メンテナンス代が高いなど店舗によってばらつきがあるため、保証やアフターサービスをしっかり受けたい場合は、正規店での購入をおすすめします。

店舗に行かないと在庫状況がわからない

ロレックスの正規店での在庫状況は、電話やインターネットでは確認ができません。直接店舗を訪ねて、在庫状況を確認する必要があります。

在庫や入荷される数は店舗ごとに異なっているため、1つの店舗に集中するよりも、複数の正規店を回ったほうが購入確率が上がります。

こうした事情から、ロレックスマラソンを行うことへの必要性が高まっているのです。

ロレックスが投資対象になっている

ロレックスは近年、投資対象としても注目を浴びています。

流通量が少なく希少性が高いことから、ロレックスの市場価格はここ数年上昇傾向にあり、モデルによっては金や株などの資産よりも上回ることがあります。定価の2倍から3倍で取引されるモデルも存在しており、投資としての需要が高まっているのです。

その結果、正規店で購入したものを将来の売却益として狙う層が増えており、ロレックスマラソンが広がる要因となっています。

ロレックスマラソンで人気のモデル

それでは、ロレックスマラソンの対象となっている人気モデルをご紹介します。すべてプロフェッショナルモデルと位置づけられるものばかりです。

コスモグラフ デイトナ

コスモグラフデイトナは、ロレックスの中でも人気・知名度ともにトップクラスの人気モデルです。

このモデルだけに搭載されているクロノグラフの特別感やスポーティでメカニカルなデザイン性が非常に高い評価を受けています。スポーツのみならず、ビジネスやカジュアルなシーンでも遜色なく活躍できるでしょう。

デイトナはロレックスマラソンの中でも競争率が非常に高く、購入確率は1%に満たないとの見解もあるほどです。そのような高い人気ぶりから「デイトナマラソン」という言葉が広まっています。

入手するまでに非常に多くの時間を費やす可能性がありますが、十分すぎるほどの見返りを手にすることができるでしょう。

ちなみに、正規品のみならず、中古市場でも需要が高水準を維持しており、定価を大きく上回る価格で取引されることが多いです。

GMTマスター Ⅱ

GMTマスターⅡは、3つの異なる時刻を同時に表示できるパイロットウォッチです。

ツートンカラーのベゼルが特徴的で、色の組み合わせによってペットネーム(通称)がつけられています。例えば、青と赤であれば「ペプシ」、黒と青であれば「バットマン」と呼ばれています。

2022年には新作モデルが発表されており、左利き用のモデルとして、緑と黒を組み合わせたベゼルが注目を浴びました。

実用性も抜群で、旅行する方や海外ビジネスを展開しているビジネスマンにはぴったりのモデルです。個性的なベゼルが、ビジネスやカジュアルシーンで引き立ててくれるでしょう。

サブマリーナー

デイトナに負けず劣らずの人気を誇るサブマリーナーは、ロレックスを代表する王道モデルです。70年以上経過しても変わらない洗練されたデザインと水深300mまでの水圧に耐える防水性能が備わっており、多くのファンを魅了しています。

デイト表記があるものとないものが展開されており、実用性重視であればデイト機能付きのモデル、シンプルに着用を楽しみたい方はデイト機能のないモデルを好む傾向があるようです。

また、カラーバリエーションもいくつかあり、黒文字盤と黒ベゼルを組み合わせた王道の「黒サブ」をはじめ、コーポレートカラーの緑を取り入れた黒文字盤と緑ベゼルの「グリーンサブ」などがあります。

サブマリーナーはいつの時代も高い人気を維持しており、ロレックスマラソンでの購入確率は約4%から5%程度といわれています。

エクスプローラー Ⅰ

エクスプローラー Ⅰは、探検家のために製造されたモデルです。1953年のエベレスト登頂の際に着用されたことで注目を浴びました。

ケース周りがすっきりしており、アラビア数字で9・3・6が大きく書かれた黒い文字盤の組み合わせは、過酷な環境下でもすぐに時間が分かる優れものです。スーツに合わせてもフィットしやすく、ビジネスシーンでも活躍できます。

このような耐久性と実用性の高さが人気を集めており、ロレックスマラソンでも狙い目としているファンが多いようです。なお、正規店で現在販売されているモデルは、ケースサイズが36mmと40mmの2種類が展開されています。

エクスプローラー Ⅱ

エクスプローラー Ⅰの実用性をさらに高めたものがエクスプローラー Ⅱです。

洞窟などの暗い場所でも時間を視認できることを考えて設計されており、デイト機能や24時間表示のベゼル、オレンジの24時間針が備わっているのが特徴です。また、ケースサイズはエクスプローラー Ⅰと比べて大きく、42mmと大胆な仕様になっています。

鮮やかなオレンジの針が独特の個性を与えており、カジュアルなシーンでも楽しむことができます。

人と被りにくいスポーツウォッチを求めているのであれば、こちらがおすすめです。

ロレックスマラソン完走のコツ

欲しいモデルの競争率や在庫状況によって、ロレックスマラソン完走に1年以上かかることがあります。ここでは、少しでも早く完走するためのコツをご紹介します。

平日に行く

ロレックスの正規店は土・日・祝に混雑することが多いため、人の出入りが少ない平日に訪れるのがベストです。

土日や連休中の正規店では、オープン前から並ぶことがあり、競争率が格段に高くなります。欲しいモデルが目の前で品切れになる可能性も十分にあるでしょう。

また、休日は検品する時間がなく、モデルが新しく入荷することも少ない傾向にあります。

そのため、比較的落ち着きのある平日日中の時間帯に来店するのがよいでしょう。店員の方から丁寧な接客をしてもらうことができ、欲しいモデルの購入にも期待できます。正規店の多い都市部を効率よく回れるよう計画しましょう。

休み明けの次の日や雨天の日であれば、より効果的です。

清潔感のある服装で行く

当たり前ですが、清潔感のある服装で店舗を訪れるのも大切なことです。

ロレックスのような高級腕時計店では、なおさらTPOを意識した服装が求められます。シャツはポロシャツやカッターシャツ、ズボンはチノパンやスラックスがよいでしょう。

逆に、ジャージのようなラフな格好では「転売目的」と誤解される恐れがあります。店員に好印象を持たせるためにも、身なりはきちんと整えましょう。

ワンポイントとして、過去に購入したロレックスを着用しておくと、さらに良いアピールにつながります。着用したモデルがきっかけで店員とのコミュニケーションが円滑になり、購入の可能性を高められます。

家族と一緒に行く

意外だと思われますが、家族と一緒に正規店を訪ねることも有効な手段です。実際に、X(旧Twitter)などのSNSでは「家族を連れてロレックスマラソンを完走した」内容の報告が見受けられます。

ロレックスマラソンは一人で行うことが多く、服装次第で転売目的と誤解されがちです。しかし、家族と一緒に来店すれば、店員からの誤解を受けにくく、「プレゼントで購入するのかも」との印象を与えるため、接客されやすくなります。

単身で完走できない方は、家族もしくはパートナーと一緒に訪問してみてはいかがでしょうか。

購入意思を伝える

もし、正規店に欲しいモデルの在庫があった場合、すぐに購入意思を伝えましょう。

店員の方におおよその予算や欲しいモデルを伝えていれば、予算に合うモデルを案内してくれる可能性が高まります。決済から購入までの段取りもスムーズになり、すぐに着用することもできるでしょう。

また、「絶対にこのモデルが欲しい!」という理由や熱意を伝えることも、店員の心を動かすきっかけになります。エピソードを交えて具体的に伝えることで、入荷したタイミングで案内を受ける可能性が高まります。

「サブマリーナーが絶対に欲しいです!」という具合にモデル名をはっきりと伝えて、熱意を語りましょう。

店員さんと会話をし仲良くなる

行ったことのある正規店で店員の方と仲良くなることも、購入につながります。

まず、店員の方に顔を覚えてもらうには、諦めずに何度も通い続けることが大切です。しかし、ただ訪問するだけでは印象が薄いままとなってしまいます。店員の方と何度も会話し、ロレックスが好きなことや欲しいモデルがあることを伝えましょう。

そうすることで店員の方にも熱意が伝わり、顔を覚えやすくなります。コミュニケーションも円滑になるため、欲しいモデルの在庫状況や入荷に関する情報を仕入れやすくなるでしょう。

仲良くなっても、マナーや配慮は忘れないようにしてください。

来店予約を上手に活用する

ロレックスマラソンを行う際、気をつけねばならないことがあります。それは、「来店予約」を行うことです。

実は、ロレックス正規店の一部は入店制限を設けており、来店予約が必須の場合があります。マラソン実施前に調べておき、来店予約が必要であれば、予約時間を中心に他店舗を巡ることができるよう計画を立てましょう。

正規店を効率よく回ることも、早く完走するためには必要なテクニックです。来店予約した店舗を中心に、予約不要の店舗を巡っていきましょう。

ロレックス正規店が多いエリアで行う

住んでいる場所にもよりますが、大阪や東京などの正規店が多いエリアは、購入率が高い傾向にあります。

百貨店や専門店など、ロレックスを扱っている正規店が多くあり、お目当てのモデルに出会う確率も高まります。モデルの入荷数も多い傾向となっているため、都市部へ行く機会があるなら、積極的に巡ってみましょう。

一方、地方にある正規店は、入荷数が少ない傾向となっている分、既存顧客が優先されやすいようです。

ロレックスを着用していく

過去に購入したロレックスを所持しているのであれば、それを着用した状態でロレックスマラソンを行いましょう。

着用したモデルをきっかけに店員の方とのコミュニケーションが弾み、在庫の確認をしてもらえる可能性が高くなります。転売目的と思われにくくなるのも、大きなポイントです。

モデルを購入したエピソードなどを語り、ロレックス愛をはっきりと伝えましょう。

SNSで情報を取得する

ロレックスマラソンを行う際は、SNSでランナーたちの報告を確認することをおすすめします。マラソンを実施した場所の状況やお店の雰囲気などを把握でき、他のランナーたちと同じ悩みを共有できるため、ストレスの緩和にもつながるでしょう。

特にXでは、ランナーたちの近況を幅広く確認することができます。「#ロレックスマラソン」や「#ロレックス」、もしくモデル名で検索し、情報を収集してみてください。

ロレックスマラソンで迷惑にならない在庫の聞き方

ロレックスマラソンは様々な正規店を巡ることになるため、店舗に合わせた配慮とマナーが求められます。店員の方に迷惑をかけないよう、以下のポイントに気をつけて在庫状況を確認してください。

店員さんに丁寧な対応をする

正規店の店員は多くの顧客対応で忙しい日々を送っているため、丁寧な態度で接することが重要となります。

在庫状況をお願いするときは「お忙しいところ申し訳ありません」と一言添え、相手に対する配慮を伝えるようにしましょう。また、応対後も笑顔で「ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べましょう。

仕事での対応のように礼儀正しく接することで好印象につながり、再度来店したときには「良いお客様」との認識が強まります。

転売意思がないことを伝える

ロレックスマラソンの完走には、転売する意思がないことを示すことも大切です。

ロレックスは需要の高いブランドのため、転売目的で購入する方も多く、店員の方は顧客の姿勢を慎重に見ています。そのため「転売をしない」という意思を誠実に示すことが重要となります。

例えば、「家族へのプレゼントとしてこのモデルを購入したい」や「このモデルのこういうところに惹かれたから欲しい」といった具体的に理由を述べるとよいでしょう。

誠実さが伝われば、店員の方に信頼を与えることができ、購入できる可能性が高まります。

電話で在庫状況を聞かない

ロレックスの正規店では、電話による在庫確認や入荷状況の問い合わせには対応しておりません。

電話での対応は店舗にいる顧客対応の妨げになり、店員たちのストレスになってしまいます。また、「正規店での購入ルールを把握していない方」と思われ、悪い印象を与えてしまう可能性も否定できません。

ルールは破らず、店舗で直接、在庫情報を確認するようにしてください。

すぐに在庫状況を聞かない

来店してすぐに在庫状況を聞くのはやめましょう。絶対やってはならないことです。「在庫の有無しか興味がない」と思われてしまい、店員から転売目的と疑われてしまいます。

店内に目的のモデルや気になるモデルがあれば、その性能について店員とやり取りを行い、その流れで確認してみてください。過去に購入したモデルを着用している場合は、修理について質問したうえで聞いてみるとよいでしょう。

店員とのコミュニケーションは、自分が「信頼できるファン」を示すことにつながり、在庫状況などの話へ進めやすくなります。初めての店舗の場合は、基本的なあいさつを忘れないよう礼儀正しくしておきましょう。

在庫がなくても即帰宅しない

お目当てのモデルがないと分かった途端、すぐに店を出るのはやめてください。このような態度も「在庫状況にしか興味がない」、「転売目的だ」と思われてしまい、欲しいモデルの購入から遠ざかってしまいます。

店員の方が在庫確認をしていただいたら、「お忙しいところ、わざわざ確認していただきありがとうございます」など、感謝をきちんと述べることが大切です。雑な態度で受け答えをするのではなく、礼節を意識した対応が、店員との信頼関係を築く第一歩です。

落ち着いた姿勢で店員との会話を楽しむことも、欲しいモデルの購入に近づきます。

ロレックスマラソンをやめた人の5つの理由

ロレックスマラソンは完走に1年以上かかることがあるため、リタイアしてしまうケースも多くあります。なぜ、やめてしまったのか、その理由を見ていきましょう。

時間と労力が無駄

ロレックスマラソンは時間をかけて何度も正規店へ通う必要があり、在庫がない状況が続けば「時間と労力が無駄になった」と感じてしまうのは無理もありません。

正規店へ行くときは、バスや車などを利用するため、交通費や移動時間が大きな負担となってしまいます。

また、コスモグラフデイトナのような人気モデルは、月に数本しか入荷されない傾向です。このようなモデルを求めて何度も正規店へ通い、何度も無駄足になったときには心が折れてしまうことでしょう。

平日日中に来店することが望ましいですが、仕事の都合で土日にしか訪問できないことが多く、家庭との両立もあります。それにより、ロレックスマラソンを行う労力と時間が見合わなくなり、やめてしまうのです。

店員さんとの関係構築がしんどい

店員の方とのコミュニケーションに気が進まず、やめてしまった方もいます。

ロレックスマラソンを完走させるには、店員の方に顔を覚えてもらい、信頼関係を築くことがポイントとなります。しかし、お店の顧客ではない状況で「ロレックスがほしい理由」など、何度も同じような話題を振るのは、ストレスの元です。

中には、忙しさのあまり「塩対応」を取られてしまうケースもあり、その冷たい態度から購入意欲が落ちてしまうこともあるでしょう。

このように会話することに対する精神的な負担が、ロレックスマラソンをやめることにつながっているのです。

購入できる確率が低い

ロレックスの正規店では人気モデルの在庫がそもそも少なく、欲しいモデルを入手できる機会は、ほんの僅かです。そのような代物であるため、時間が経つにつれて諦めてしまうのは、当然のことといえます。

一般的にデイトナやサブマリーナーなどの人気モデルの入荷は、月に数本といわれており、店舗側も入荷情報を流していません。いつ訪れても在庫なしなのがほとんどといってもいいでしょう。

ロレックスのモデルは手作業で行う工程が多く、製造には時間がかかります。需要を満たすだけの供給量を維持することが難しく、ロレックス側で生産量を意図的に管理しているのです。

今後もこの状況が継続すると予想されており、それがマラソンを中断する要因になっています。

購入制限改定で難易度がアップ

ロレックスは転売対策による購入制限を設けていますが、2024年12月には新ルールが導入され、購入へのハードルが高くなっています。

特に人気モデルの購入には厳しく、デイトナ、GMTマスターⅡ、サブマリーナーには、1年間の購入制限がかけられています。さらに、同一リファレンスナンバーのモデルの再購入は、どれも5年間購入できないようになりました。

他のモデルも6か月間の購入制限がかけられており、同一モデルの再購入は1年間待たなくてはなりません。

このルール改定が、ロレックスマラソン長期化の一因となり、マラソンを行う方が減少しています。

定価の値上げ

ロレックスは、毎年1回から2回の値上げを実施しています。数年前まで定価が100万円以下で購入できたモデルが、値上げにより100万円を超えることも珍しくありません。人気モデルであるサブマリーナーもそのうちの1つです。

この値上げは今後も続くと見られており、想定している予算を超えてしまう可能性があります。加えて、正規店に供給されるモデルも少ないため、マラソンが長期化するほど、予算が膨らむという悪循環に陥ってしまいます。

そのため、マラソン継続の判断を見直さなくてはならず、リタイアしてしまうのです。

まとめ

ロレックスマラソンは、欲しいモデルを購入するための有効な手段ですが、いくつもの障害があります。予算の増加はもちろん、礼儀や身だしなみなど、高級ブランド時計を手にするにふさわしい振る舞いが求められます。また、今回ご紹介した人気モデルは、どれも品薄ばかりで競争率が高いものばかりです。行きつけの正規店を何度通っても入手できないことは覚悟の上で、マラソンのように忍耐力をもって挑みましょう。疲れたときは適度に休むのも、マラソン継続のコツです。

石山真路(いしやま しんじ)
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貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
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