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【年式で判断】ロレックスの製造年をシリアルナンバーで調べる方法

【年式で判断】ロレックスの製造年をシリアルナンバーで調べる方法
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスウォッチには、それぞれに固有のシリアルナンバーが刻まれています。この数字をたどることで、製造されたおおよその年代を把握できるでしょう。その仕組みを知れば、時計の過ごしてきた年月がわかるかもしれません。

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ロレックスのシリアルナンバーとは

ロレックスには、すべての個体にシリアルナンバーが刻まれています。この数字は、モデルを示すリファレンスナンバーとは異なり、一点ずつ異なる番号が与えられるものです。

シリアルナンバーの役割

シリアルナンバーを確認することで、おおよそいつ製造されたかを推測できます。番号の形式や刻印の場所は時期によって変化しており、これを手がかりに製造時期の見当をつけられます。

また、重複しない唯一無二の番号であることから、万が一の盗難や紛失時にも照合の手がかりとなります。ロレックスウォッチを所有する上で、見逃せない情報の一つといえるでしょう。

シリアルナンバー / Ser. 個体ごとの番号で製造年代も特定可能
リファレンスナンバー / Ref. ケース素材や装飾素材を示す共通番号

ロレックスのシリアルナンバーの調べ方

2010年前後を境に、ロレックスのシリアルナンバーは、刻印の場所と番号の付け方が変化しました。見た目にはわかりづらい変化ですが、この違いを知っておくと、製造年代を把握する際に役立ちます。

2010年G番以前のロレックス

2010年より前のロレックスには、アルファベットを含む独自のシリアルナンバーが使われていました。番号の位置や構成を知っておくと、製造年を読み取る重要な手がかりになります。

G番以前の刻印位置と形式

1980年代後半から2010年ごろまでに製造されたロレックスには、アルファベットを先頭に持つシリアルナンバーが採用されています。「C番」や「D番」などの頭文字から、製造年を推測することが可能です。

刻印は6時側のブレスレットを外したケース側面にあり、「STAINLESS STEEL」など素材表記の下に刻まれています。また、保証書にもナンバーが記載されているため、取り外しをせずに確認できます。

なお、12時側にはモデルを識別するためのリファレンスナンバーが刻印されています。

2010年G番以降のロレックス

2010年ごろから、ロレックスのシリアルナンバーは文字盤の内側、いわゆる見返し部分に刻まれるようになりました。これにより、ブレスレットを外さずに確認できる構造に変わっています。

G番以降の番号の構造と変化

文字盤の6時側にある見返し部分に刻まれたシリアルナンバーは、円周状に並ぶことから「ルーレット・シリアル」とも呼ばれています。この仕様変更により視認性は高まりました。

しかし、2010年以降は番号がランダム化され、製造年を読み取るのは難しくなっています。文字盤内に刻印がない場合は過渡期の個体である可能性があり、念のためケース側面の刻印も確認してください。

ロレックスの製造年一覧表|シリアルナンバーで判別

公式に公開されていませんが、ロレックスのシリアルナンバーからおおよその製造年を推測できます。

数字だけで構成される桁数の違いや、数字とアルファベットが混在する形式など、年代ごとに変化しています。番号と製造年の対応には諸説ありますが、大まかな目安となるでしょう。

5桁のシリアルナンバー

ロレックスのシリアルナンバーが5桁の場合は、製造されたのが1920年代後半から1940年ごろと考えられます。当時はまだ生産数も限られており、番号も比較的単純でした。

現在流通している個体は少なく、アンティークとしての希少価値も高まっています。

シリアル番号 製造年 シリアル番号 製造年
21691~ 1927 35365~ 1935
23969~ 1928 37596~ 1936
24747~ 1929‭ 40920~ 1937
28290~ 1930 43739~ 1938
29312~ 1932 71224~ 1939
29933~ 1933 99775~ 1940
30823~ 1934 99999でリセット、以降6桁へ

6桁のシリアルナンバー

シリアルナンバーが6桁で構成されている場合、1941年から1964年ごろまでとされています。この時期は製造本数が徐々に増え、5桁では足りなくなったため、番号体系が変更されました。

現在では、ヴィンテージロレックスとして扱われることが多く、希少性のある年代の一つとされています。

シリアル番号 製造年 シリアル番号 製造年
106047~ 1941 941699~ 1953
143509~ 1942 955466~ 1953
230873~ 1943 937170~ 1954
269561~ 1944 952892~ 1954
302459~ 1945 282632~ 1955
387216~ 1946 139400~ 1956
529163~ 1947 321884~ 1957
628840~ 1948 360171~ 1958
710776~ 1951 693808~ 1960
840396~ 1952 763663~ 1962
929426~ 1953 985015~ 1964

7桁のシリアルナンバー

ロレックスウォッチに7桁のシリアルナンバーが採用されていたのは、1965年から1987年ごろにかけての期間です。

需要の高まりとともに生産本数も増加し、番号体系もより大きな桁数へと移行しました。

桁数の変化により、製造年の判別がより細かく行えるようになっています。現存する個体数も比較的多く、コレクションの対象としても人気です。

シリアル番号 製造年 シリアル番号 製造年
1259699~ 1965 5008000~ 1977
1871000~ 1966 5482000~ 1978
2163900~ 1967 5958000~ 1979
2426800~ 1968 6434000~ 1980
2689700~ 1969 6910000~ 1981
2952600~ 1970 7386000~ 1982
3215500~ 1971 7862000~ 1983
3478400~ 1972 8338000~ 1984
3741300~ 1973 8814000~ 1985
4004200~ 1974 9290000~ 1986
4267100~ 1975 9766000~ 1987
4538000~ 1976 9999999~ 1987

アルファベット+数字のシリアルナンバー

1987年以降、ロレックスのシリアルナンバーは数字に加え、頭文字にアルファベットが付く形式に移行しました。

使用されるアルファベットの変遷

初期の段階では、ブランド名「ROLEX」の文字から「R」「L」「E」「X」が使用されていました。「O」は数字のゼロと混同しやすいため除外されています。

その後、ブランド名に関係のないアルファベットも使われるようになり、番号体系が拡充されました。

これらの番号は1987年後半から2010年まで使われましたが、2010年以降はランダムな8桁の番号に変わっています。

シリアル番号 製造年 シリアル番号 製造年
R000001~ 1987~88 A000001~ 1998~99
L000001~ 1989 P000001~ 2000
E000001~ 1990 K000001~ 2001
X000001~ 1991 Y000001~ 2002
N000001~ 1991 F000001~ 2003~04
C000001~ 1992 D000001~ 2005
S000001~ 1993 Z000001~ 2006
W000001~ 1994~95 M000001~ 2007~08
T000001~ 1996 V000001~ 2009
U000001~ 1997 G000001~ 2010

シリアルナンバー以外に製造年を確認する方法

製造年を読み解く手段として、シリアルナンバーのほかに「クラスプコード(Clasp code)」と呼ばれる刻印を確認する方法があります。

これはブレスレットの留め具部分、ロレックスのロゴの右側などに見られる小さな文字列です。公式に公開されているわけではありませんが、こちらも目安となるでしょう。

クラスプ ブレスレットの留め具

クラスプコードで製造年を推測する

1976年以降は「アルファベット」が使われ、1980年代からはアルファベットと数字の組み合わせも見られるようになりました。それ以前は「数字のみ」で表記されています。

製造年の確認ポイント

たとえば「S」や「W」といった文字が刻まれていれば、製造年を割り出す参考になります。ただしブレスレットが交換されている場合、刻印と本体の製造年が一致しないことも考えられます。

あくまで、補助的な情報として捉えるのが賢明です。ケースの刻印や保証書の記載とあわせて確認すれば、時計が作られた時期をより正確に読み取ることができるはずです。

クラスプコード 製造年の目安
A 1976~1977年頃
D 1979~1980年頃
G 1982~1983年頃
K 1986~1987年頃
S 1992~1994年頃
W 1995~1996年頃

ロレックスを修理するとシリアルナンバーは変わる?

ロレックスでは外装に深刻な損傷があると、正規の修理でケースが新しいものと差し替えられます。その際、もともとのシリアルナンバーは引き継がれず、新たな番号に変更されます。

交換後の番号と査定への影響

交換後は通常の形式とは異なり、数字やアルファベットのみに簡略化されることが多く、もとの番号は裏蓋の内側などに記録されるにとどまります。

このため、オリジナルの状態を重視するコレクター市場では、査定額に影響が出る可能性があります。特に、希少なモデルやナンバーに価値を見出すなら、慎重な判断が求められるでしょう。

シリアルナンバーで価格は変わる?

シリアルナンバーは、ロレックスの価格に影響を与えることがあります。

「コスモグラフ デイトナ」や「エクスプローラー」、「サブマリーナー」のような人気モデルの場合、モデルチェンジ直前の最終シリアル番号を持つ時計が高値で取引される傾向です。

新モデルの登場に伴い、生産終了となった旧モデルの価値が高まることが多いため、購入検討の際にはこの点を踏まえることが重要だといえます。

コスモグラフ デイトナ Ref.16520 <Pシリアル>

ロレックスウォッチの「コスモグラフ デイトナ Ref.16520」は、自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を初めて搭載したモデルとして知られています。

Pシリアルと価格動向

1999年に生産が終了し、翌年には後継の「Ref.116520」が登場しました。当初は1999年のAシリアルが最終品番とされていましたが、市場には2000年製造の「Pシリアル」も多く出回っています。

そのため、現在では最終品番として認識されているPシリアルのRef.16520は、希少性から価格が高騰している傾向にあります。

エクスプローラー Ref.1016 <Rシリアル / Lシリアル>

約30年前に生産が終了したにもかかわらず、「エクスプローラー Ref.1016」は、いまだに高い評価を受けています。シリアル番号の違いが価値に反映されるため、購入の際はシリアルも注目すべきポイントといえます。

Rシリアル・Lシリアルの重要性

搭載されているcal.1570 クロノメーターの信頼性と、丸みを帯びた3・6・9のインデックスやプラスチック製風防といったヴィンテージらしい特徴が魅力です。

その中でも最終シリアルにあたる「Rシリアル」と「Lシリアル」は、状態が良く付属品がそろっていれば、希少価値の高まりから価格が上がる傾向にあります。

ロレックスのシリアルナンバーで偽物を見分ける方法

ロレックスのシリアルナンバーは、真偽を見極める上で欠かせない要素です。細部に目を向けることで、より正確な見分け方が身につくでしょう。

シリアルナンバーの「刻印場所」を確認する

ロレックスの真贋を判断する際は、まずシリアルナンバーの刻印場所を確認してください。年代によって刻印される位置が異なり、製造年と刻印場所が合っていない場合は注意してください。

一定の時期まではケース側面に、以降はガラス内側のインナーリングに刻印されています。この違いを把握し、刻印の有無や位置を丁寧にチェックすることで、偽物を見分ける手がかりとなります。

シリアルナンバーの「刻印の質」を確認する

ロレックスのシリアルナンバーを確認する際は、刻印の質にも注意を払うことが大切です。本物は職人の手作業によって深くはっきりと刻まれており、繊細かつ均一な仕上がりが特徴です。

これに対して偽物は大量生産されることが多く、レーザー刻印によって薄かったり不均一な部分が見られたりします。刻印の鮮明さや細部の仕上がりを見極めることが、正確な判断につながります。

ギャランティカードを確認する

ロレックスの真偽を見極めるうえで、「ギャランティカード」の確認は欠かせません。カードに記載されたシリアルナンバーと腕時計本体の刻印番号が一致していることが重要なポイントです。

これらが異なる場合は、偽物の可能性が高まるため気をつけましょう。また、ギャランティカードは再発行が難しいため、大切に保管しておきましょう。

まとめ

シリアルナンバーを活用すれば、ロレックスウォッチの製造年を正確に把握できます。年代ごとの特徴や刻印方法の違いを理解することで、時計の歴史や価値をより深く味わうことが可能になるでしょう。

石山真路(いしやま しんじ)
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