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ロレックス デイトジャストの特徴

ロレックス デイトジャストは、ブランドを代表するスタンダードモデルです。実用性の高い機能と、豊富なデザインバリエーションを併せもちます。
ここでは、多くの人に愛され続けるデイトジャストの主な特徴を紹介します。
ロレックスが誇る三大機構をすべて備えたモデル
デイトジャストは、ロレックスが開発した三大機構をすべて搭載している腕時計です。三大機構とは、「オイスターケース(防水機構)」「パーペチュアル(自動巻き)機構」「デイトジャスト機構(午前0時を回ると日付が切り替わる)」の3つを指します。
1945年に誕生したデイトジャストは、三大機構を備えた最初のモデルです。これらの機構をすべて備えたデイトジャストは、丈夫さと実用性を併せ持つモデルとして登場し、現代の腕時計の基礎を築いたといわれています。
サイズの種類が豊富
デイトジャストの大きな魅力の一つは、サイズ展開が豊富な点です。メンズ・ボーイズ・レディースと、幅広い層に向けて複数のケースサイズが用意されています。
2025年10月現在、メンズモデルでは41mmと36mmの2種類が展開されています。ボーイズサイズに該当する31mmと、レディースサイズの28mmもラインナップされており、性別や腕の太さに合わせて最適な一本を選べます。
多様なサイズの中から、自分に合ったモデルを見つける楽しみがある点もデイトジャストの魅力です。
デイトジャストのサイズの種類

デイトジャストは、メンズ・ボーイズ・レディースと、それぞれの体格や好みに合わせた選択が可能です。ここでは、デイトジャストのサイズの種類について、具体的なモデルを挙げながら解説します。
【メンズ】デイトジャスト41
デイトジャスト41は、2009年に登場した「デイトジャストII」の後継機として、2016年に発表されました。
大型の時計がトレンドとなった時代背景から生まれたサイズであり、41mmのケース径が、手元でしっかりとした存在感を放ちます。一方で、厚さは約12mmとスリムなため、装着感も考慮されています。
また、新たに搭載された新世代ムーブメント「Cal.3235」で約70時間のパワーリザーブを誇っており、実用性も進化を遂げたモデルです。
【メンズ】デイトジャスト36
デイトジャスト36は、1945年の初代モデルから受け継がれる伝統的なサイズです。長い歴史を持ち、クラシックで普遍的なデザインが多くの人に支持されています。
大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感は、スーツの袖口にもすっきりと収まり、フォーマルからカジュアルまで場面を選びません。
また、デイトジャスト41と同じく約70時間のパワーリザーブを持つ「Cal.3235」が搭載されており、性能面でも高い水準です。
【ボーイズ】デイトジャスト34
デイトジャスト34は、現在ではデイトジャストのラインナップから外れ、「オイスターパーペチュアル デイト」として展開されています。
メンズとしては小ぶりなサイズ感で、腕周りが細い男性や、控えめな印象を好む方におすすめです。ユニセックスなサイズのため、大きめの時計を好む女性にも選ばれる場合があります。
現行モデルは少なくなっていますが、中古市場では豊富なバリエーションが見つかります。
【ボーイズ】デイトジャスト31
デイトジャスト31は、レディースサイズとして人気の「28mm」に近いサイズのモデルです。ユニセックスなサイズ感で、大きめの時計を好む女性や小ぶりな時計を好む男性から支持を得ています。
また、新世代ムーブメントの「Cal.2236」を搭載した現行モデルは、約55時間のパワーリザーブと高い精度を実現しています。
素材やダイヤルのバリエーションも豊富で、ペアウォッチとしても人気のモデルです。
【レディース】デイトジャスト28
ケース径28mmは、現行のレディ デイトジャストの基本サイズです。2015年ごろに、従来の26mmから2mmサイズアップして登場しました。
サイズアップにより、現代的な存在感と視認性が向上しています。ジュエリーのようなエレガントさと、ロレックスならではの丈夫さを両立している点が特徴です。
ムーブメントにはボーイズサイズと同じく「Cal.2236」が搭載され、約55時間のパワーリザーブと優れた精度を備えています。小ぶりながらも確かな性能を持ち、女性の腕を美しく彩ります。
【メンズ】デイトジャスト36・41の人気色
デイトジャストのメンズモデルである36mmと41mmでは、さまざまなダイヤルカラーが用意されています。ここでは、デイトジャスト36・41の人気色について解説します。
ブラック

ブラックは、メンズウォッチの定番色として高い人気を誇ります。特にオールステンレススチールのモデルは、ブラックを選ぶ方が多いとされており、安定した需要が伺えます。
シックで凛々しい印象を与えるブラックダイヤルは、手元を引き締め、力強さを演出するでしょう。また、ビジネスシーンではスーツスタイルを格上げし、フォーマルな場にもふさわしい落ち着きを与えると期待できます。
高い汎用性とロレックスらしい上品さを両立しており、多くの方に支持される人気カラーの一つです。
シルバー

シルバーもブラックと並ぶ定番色で、上品さと清潔感が魅力です。ステンレススチールのケースやブレスレットとの一体感があり、洗練された統一感のある印象を与えます。
主張が強すぎないため、さまざまな服装に合わせやすく、ビジネスシーンにも適したカラーとして長年高い人気があります。
また、光の当たり方によって表情を変える「サンレイ仕上げ」が施されているモデルが多く、腕元でさりげなく輝きを放つことが特徴です。
長年愛用しても飽きのこない、タイムレスなカラーとして人気が高い傾向にあります。
ブライトブルー

近年、定番色に迫る勢いで、人気が高いと言われているカラーがブライトブルーです。鮮やかで深みのある青色は、腕元に爽やかさと知的な印象をもたらします。
カジュアルなスタイルに合わせることで、コーディネートのアクセントになると期待できます。ビジネスシーンでも浮くことはなく、お洒落な印象を与えるでしょう。
また、ブルーはブラックより軽やかな印象で、カジュアルな装いにもよく合います。定番色では物足りないものの、奇抜すぎる色は避けたいと考える方にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
【レディース】レディ デイトジャストの人気色
レディ デイトジャストは、女性の腕元をエレガントに彩る多彩なカラーバリエーションが魅力です。ここからは、レディ デイトジャストで人気のカラーを紹介します。
ピンク

ピンクダイヤルは、女性らしい柔らかさと華やかさを演出する定番の人気色です。甘い印象になりすぎない上品な色合いのモデルが多く、フェミニンな魅力のあるカラーとして、幅広い年代の女性に支持される傾向にあります。
ピンクダイヤルにもサンレイ仕上げが施されており、光の加減で表情が変化します。手元を華やかにしながらも主張は控えめで、幅広いシーンで使用できるでしょう。
女性への贈り物や、初めてのロレックスにも適した人気カラーといえます。
ミントグリーン

爽やかで洗練された印象を与えるミントグリーンは、近年人気が高まっているカラーです。2022年に登場して以来、フレッシュな色合いが、年齢や性別を問わず多くの方を魅了しています。
一見個性的に見えるものの汎用性が高く、爽やかな色合いは、プライベート・ビジネスシーンどちらでも好印象を与えられるでしょう。
伝統あるモデルに新鮮な魅力を加えるカラーとして、新たな定番となることが期待されています。
チョコレート

チョコレートカラーは、エバーローズゴールドとの組み合わせで支持を得ている、深みのある落ち着いた色合いです。ブラウン系のダイヤルは肌なじみが良く、腕元を上品でシックな印象にまとめます。
ダイヤモンドインデックスを配置したことで、チョコレートカラーの落ち着いた輝きと相まり、一層の高級感を演出します。
大人の女性にふさわしいエレガントさと、温かみのある雰囲気を両立させた人気のカラーといえるでしょう。
デイトジャストはカジュアルで普段使いしやすい
デイトジャストは、フォーマルな印象を持ちながらも、日常的なカジュアルシーンに合わせやすい汎用性の高いモデルといえます。
Tシャツやジーンズといったラフな服装にも自然になじみ、コーディネートの格上げが期待できます。スーツスタイルとの相性も良いため、ビジネスシーンでも活用可能です。
また、ブレスレットやベゼル、素材、ダイヤルカラーのバリエーションが豊富なため、自分のスタイルに合った一本を選ぶことで、さまざまな装いを楽しめるでしょう。
デイトジャストのカジュアルコーデの組み方
デイトジャストをカジュアルに着けこなすためには、時計を構成する要素の選択がポイントになります。各パーツの特徴を理解し、自分のスタイルに合ったデイトジャストを選びましょう。
ブレス

デイトジャストにはフォーマルな「ジュビリーブレスレット」と、スポーティーな「オイスターブレスレット」の2種類があります。カジュアルな印象を求めるのであれば、オイスターブレスレットがおすすめです。
3連リンクで構成されるオイスターブレスレットは、スポーティーな雰囲気が特徴です。Tシャツやデニムのようなラフな服装にも、自然に調和します。
フォーマルな印象のジュビリーブレスレットに比べ、スポーティーなオイスターブレスレットは、カジュアルな服装にも合わせやすい点が特徴です。
ベゼル

現行のデイトジャストで採用されているベゼルは、主に「フルーテッドベゼル」「スムースベゼル」といった2種類です。2つの中で、カジュアルコーデに合うのは、スポーティーなデザインのスムースベゼルです。
スムースベゼルは、装飾のないシンプルなデザインで主張が控えめなため、どのような服装にもなじむ傾向にあります。フォーマルな印象を抑え、普段使いの時計として活躍するため、カジュアルなコーディネートを主にするのであれば、スムースベゼルがおすすめです。
素材

日常的に使用するには「ステンレススチール」が適しています。ステンレススチールは、傷や錆びに強いほか、見た目もシンプルでスポーティーな印象を与えます。
そのため、幅広いシーンで使いやすく、カジュアルな服装に合いやすいでしょう。
なお、デイトジャストには、ゴールドとのコンビモデルや金無垢モデルもありますが、フォーマルな印象が強まる傾向です。普段の生活で気兼ねなく使用するためには、ステンレススチールモデルが良い選択となるでしょう。
ダイヤルカラー

ダイヤルカラーで個性を演出し、カジュアルな雰囲気を高めることが可能です。定番のブラックやシルバーは汎用性が高いため、どのような場面でも使用できるでしょう。
一方で、ブライトブルーやグリーンなどのダイヤルカラーは、コーディネートの差し色になります。例えば、白いTシャツにデニムというシンプルな服装に、ブルーダイヤルのデイトジャストを合わせると、手元がアクセントになりおしゃれな印象を与えます。
自分の好きな色やファッションの傾向に合わせてダイヤルを選ぶと、愛着のわく一本になるでしょう。
サイズ

カジュアルな装いでは、自分の体格に合ったサイズ選びが全体のバランスを整えます。デイトジャストには28mm・31mm・36mm・41mmの4パターンのサイズがあります。
中でも41mmは、定番スポーツモデルと同等の存在感で、カジュアルに着用したい場合におすすめです。また、体格が良い方は41mmを選ぶと、時計が小さく見えずバランスが取りやすくなります。
手首の60~70%程度の大きさを目安に試着し、自分に最適なサイズを見つけましょう。
デイトジャストとエクスプローラーはどっちが普段使いしやすい?

デイトジャストとエクスプローラーは、どちらも普段の生活で活躍するモデルです。しかし適したモデルは、着用する場面やライフスタイルによって異なります。
それぞれの特徴を理解して、自分の生活に合った時計を選びましょう。
着用シーン
ビジネスシーンやフォーマルな場面での着用がメインである場合には、デイトジャストが適しています。フルーテッドベゼルやジュビリーブレスレットといった華やかな仕様が、スーツスタイルに合いやすいためです。
一方エクスプローラーは、探検家のために作られた背景を持ち、カジュアルな服装との相性が良い傾向にあります。
どちらも汎用性は高いですが、フォーマルな場面を想定するのであればデイトジャスト、アクティブな場面を想定するのであればエクスプローラーが良いでしょう。
着用する年齢
デイトジャストは、普遍的なデザインと豊富なバリエーションで、20代〜50代以上まで幅広い年代に愛用されています。クラシックな印象から華やかなコンビモデルまで揃っており、年齢やライフスタイルに合わせた選択がしやすいことが特徴です。
一方、エクスプローラーはシンプルでスポーティなデザインから、特に20代・30代の男性に支持される傾向です。ただし、一部の中古販売店やSNS上では、若年層の間でもデイトジャストの人気が高まっているという声もあります。
媒体や調査方法によって傾向は異なります。年齢別の傾向はあくまで参考に、自分のスタイルに合うモデルを選ぶと良いでしょう。
資産価値の高いデイトジャストの人気ランキング
デイトジャストは普遍的な人気を持ち、中古市場でも価値が下がりにくい傾向で、資産として注目されることがあるモデルです。
ここでは、資産価値の観点から注目される人気のデイトジャストを紹介します。
デイトジャスト Ref.126234

Ref.126234は、ケース径36mmの現行メンズモデルです。ホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルとステンレススチールを組み合わせた、ロレックスの伝統的なデザインが特徴です。
新世代ムーブメントCal.3235を搭載し、約70時間のパワーリザーブを誇ります。36mmのサイズ感は日本人の腕になじみやすく、幅広い場面で着用可能です。
また、文字盤のバリエーションが豊富で、特にブルーやミントグリーン、モチーフダイヤルなどは、中古市場でも需要が高い傾向にあります。
デイトジャスト Ref.126334

Ref.126334は、ケース径41mmのメンズモデルです。素材はRef.126234と同様に、ホワイトゴールドとステンレススチールの組み合わせです。
41mmのケースは手元で存在感を放ち、力強さを感じさせます。多彩なダイヤルカラーを展開しており、ブライトブルーやスレートローマンなどが人気です。
優れた実用性とステータス性を兼ね備え、中古市場でも比較的安定した価格で取引される傾向にあります。
デイトジャスト Ref.279171G

Ref.279171Gは、ケース径28mmのレディ デイトジャストです。素材にはエバーローズゴールドとステンレススチールが使用され、女性らしい華やかさを演出しています。
文字盤にはダイヤモンドがセッティングされているほか、チョコレートブラウンやロゼカラーのダイヤルの人気が高く、中古市場でも需要が安定している傾向にあります。
時代や流行に左右されないエレガントなデザインで、長く愛用できるでしょう。
デイトジャスト Ref.126200

Ref.126200は、ケース径36mmのステンレススチールモデルです。ベゼルはシンプルなスムースベゼルで、スポーティーかつモダンな印象です。
コンビモデルに比べて価格が抑えめでありながら、中古市場での価格が堅調に推移している傾向にあります。
特にパームモチーフやフルーテッドモチーフといった個性的な文字盤や、人気のブライトブルー、ミントグリーンなどは高値で取引される傾向にあります。
デイトジャスト Ref.126331

Ref.126331は、ケース径41mmで、エバーローズゴールドとステンレススチールのコンビモデルです。温かみのあるエバーローズゴールドが上品な高級感を演出します。
特にチョコレートブラウンのダイヤルとの組み合わせは人気が高く、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。大きなサイズ感と華やかな素材の組み合わせは、手元で強い存在感を放ち、ステータス性も十分にあります。
安定した人気を背景に、中古市場でも高い価格を維持する傾向にあるモデルです。
ロレックス デイトジャストに関するよくあるQ&A

ロレックス デイトジャストの購入を検討する際に、いくつかの疑問点が挙げられます。ここでは、よくある疑問に答えていきます。
デイトジャストは若者がつけるとダサい?
デイトジャストを若い世代が着用しても、一概にダサい印象になるわけではありません。クラシックで普遍的なデザインは、年齢を問わず腕元を格上げすることが期待できます。
モデルによっては「年配向け」という印象をもたれる場合もありますが、デイトジャストの長い歴史と、スーツスタイルに合わせやすいという特徴が要因と思われます。
現在では、サイズやダイヤルカラー、ブレスレットのバリエーションが豊富です。そのため、自分のファッションスタイルに合った一本を選ぶことで、若々しいコーディネートを作ることができるでしょう。
デイトジャストは人気がない?
デイトジャストは、クラシックで普遍的なモデルとして、長年にわたり安定した高い人気を持つモデルの一つです。
ブレスレットやベゼルの組み合わせ次第で、カジュアルな普段使いにも対応できる汎用性を持っています。また、バリエーションが非常に多いため、他の人と被りにくい点も魅力の一つです。
年齢や性別を問わず、自分らしいスタイルを表現できるデイトジャストは、多くの人にとって最適なパートナーとなりうるでしょう。
まとめ
ロレックス デイトジャストは、ブランドの三大機構をすべて備えた、実用性とエレガンスさを両立する時計です。 中古市場での評価も高く、価値が安定している傾向にあるモデルが多数存在します。
年齢や性別を問わず、自分らしいスタイルを表現できるデイトジャストは、多くの人にとって最適なパートナーとなり得るモデルです。


