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ロレックス エクスプローラー Iとは?サイズや歴代モデル・選び方を解説

ロレックス エクスプローラー Iとは?サイズや歴代モデル・選び方を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

「エクスプローラー I」はロレックスにあるモデルの中でも長い歴史を持ち、現在も高級時計の選択肢として定番のモデルです。今回は、エクスプローラー Iの初期モデルから現行モデルまでの変遷と選び方について解説します。

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ロレックス エクスプローラー Iとは?

エクスプローラー Iは、登山家や探検家たちが困難な状況でも時間を確認できることをコンセプトとして、1950年代に開発されたスポーツウォッチ(プロフェッショナルモデル)です。

発売初期は、標高8,849mのエベレストを登頂しても壊れないという高い堅牢性と優れた視認性から、多くの登山家たちから愛用されました。その後、シンプルなデザイン性から一般のユーザーからの人気も定着し、現在に至ります。

なお、ロレックスの公式サイトでは「エクスプローラー」と表記されています。「I(ワン)」は名称であり、その後登場した「エクスプローラー II」と区別をつけるため、「エクスプローラー I」と呼ばれることが多いです。

ロレックス エクスプローラー Iの特徴

エクスプローラー Iは、現在もロレックスの定番として人気の高いモデルです。どのような点が評価されているのでしょうか。

歴史が長く人気のモデル

エクスプローラーIは1950年代に誕生して以来、実に70年以上もの歴史があります。シンプルで実用性のあるデザイン性はいつの時代も人気があり、スポーツウォッチの王道モデルとして確固たる地位を築いてきました。

文字盤のカラーもブラック1色のため、さまざまな服装と相性がよく、現在も男性、女性問わず幅広い年齢層から支持されています。

高価すぎず比較的入手しやすい

エクスプローラー Iはスポーツウォッチの中でも比較的安い価格のため、入手しやすいです。

毎年の価格改定により定価が130万円以上となるモデルが増加する中、エクスプローラー Iの現行モデルは、以下の表のように基本的に110万円から120万円程度の定価となっています。

ロレックスのスポーツモデル全体で比較しても比較的安価となっており、購入しやすいモデルといえるでしょう。

ただし、金無垢モデルはやや高めの定価となっております。

現行モデル 定価(税込)
エクスプローラー 36 Ref.124270 1,104,400円
エクスプローラー 40 Ref.224270 1,166,000円
エクスプローラー 36 Ref.124273(金無垢モデル) 1,943,700円

※2025年10月時点、ロレックス公式サイトで販売されている現行モデルとなります。

ケースサイズは3種類

ロレックスのスポーツウォッチは基本的に36mm以上のケースサイズとなっていますが、エクスプローラーIは現行品で36mmと40mmの2種類のサイズがあります。

39mmのサイズのモデルも過去に正規店に並んでいた時期がありましたが、現在は中古市場のみの販売となります。

腕が小振りの方やビジネスシーンでの着用であれば36mmサイズがフィットしやすく、ファッション性や視認性を重視するのであれば39mm、40mmのサイズを選ぶとよいでしょう。

サイズ以外でも、オイスタースチールとK18イエローゴールドを組み合わせたコンビモデルが登場しており、選択肢が広がっています。

ロレックス エクスプローラー Iの歴代モデル

発売から70年以上の歴史があるエクスプローラー Iは、定期的にモデルチェンジを行っています。ここでは、歴代のモデルの特徴を1つずつご紹介します。

初代モデルのエクスプローラー I Ref.6350

エクスプローラー Iの誕生は1950年代といわれていますが、ロレックス公式サイトによると1953年に初代モデルが正式に誕生したとの記載があります。そのモデルがRef.6350です。

現行モデルよりも丸みを帯びた形状が特徴的で、インデックスの3時、6時、9時のアラビア数字は初期の頃から変わりません。他にも、ギョーシェ文字盤、リーフ針、ビックドット秒針など、当時の試行錯誤の跡を垣間見ることができます。

アンティークロレックスを好む方におすすめのモデルです。

販売期間 1953年から1954年ごろまで
ケースサイズ 36mm
ムーブメント Cal.A296
パワーリザーブ 約48時間

第2世代のエクスプローラー I Ref.6610

初代モデルRef.6350の発売から約1年後に登場したモデルです。

ムーブメントはCal.1030が搭載され、防水性が向上しています。また、ケースの厚みもセミバブルバックからフラットな形状へと変化しています。

初代モデルよりも実用的になり、現代のエクスプローラー Iにつながるパイオニア的なモデルといえるでしょう。

販売期間 1955年から1956年ごろまで
ケースサイズ 36mm
ムーブメント Cal.1030
パワーリザーブ 約48時間

第3世代のエクスプローラー I Ref.1016

現在のデザインの原型ともいわれる第三世代のエクスプローラー Iです。販売期間は1960年代から1989年ごろであり、およそ30年近いロングセラーとなります。

生産時期によってムーブメントに違いがあり、1971年頃まで製造された前期型にはCal.1560、後期型にはCal.1570が搭載されています。インデックスも白色に変更され、視認性がさらに向上しました。

実用的ですが、この世代でも風防はプラスチックのため、傷がつきやすいのが難点です。

販売期間 1960年から1989年ごろまで

(1990年までの説もある)

ケースサイズ 36mm
ムーブメント (前期)Cal.1560

(後期)Cal.1570

パワーリザーブ 約48時間

第4世代のエクスプローラー I Ref.14270

Ref.14270は1990年から2000年ごろまでの約10年間、販売されました。人気俳優がドラマで着用していたというきっかけから人気に火が付き、若い世代を中心にロレックス人気を波及させたモデルでもあります。

インデックスは前世代までの丸みを帯びたデザインから一変し、現行モデルのようにスクエアを意識したフォントへ変更されました。風防もプラスチック製からサファイアクリスタルになり、耐久性が向上しています。

販売初期にはインデックスの3時、6時、9時に白いラインのない、通称「ブラックアウト」と呼ばれるレアなモデルが展開されており、中古相場も年々上昇しているようです。

販売期間 1990年から2000年ごろまで
ケースサイズ 36mm
ムーブメント Cal.3000
パワーリザーブ 約48時間

第5世代のエクスプローラー I Ref.114270

Ref.14270の後継機として2001年に登場したモデルです。この世代からリファレンスナンバーが6桁となります。

外観はRef.14270と大きく変わりませんが、新型ムーブメントCal.3130が搭載されています。時計の向きによる影響を受けにくくなり、精度の安定性が向上しました。

他にも、偽造防止のために王冠マークの透かしが風防に施されるなど、細かい部分に変更を加えています。

販売期間 2001年から2010年ごろまで
ケースサイズ 36mm
ムーブメント Cal.3130
パワーリザーブ 約48時間

第6世代のエクスプローラー I Ref.214270

Ref.214270は、2010年から2021年ごろまで販売されていたモデルです。

前世代まではケースサイズが36mmでしたが、このモデルは39mmとサイズアップされ、大きな話題となりました。また、文字盤にある「EXPLORER」が12時から6時の位置に変更されている点も大きな特徴です。

新型ムーブメントCal.3132の搭載で帯磁性と耐久性が飛躍的に向上し、実用性が向上しています。

販売期間 2010年から2021年ごろまで
ケースサイズ 39mm
ムーブメント Cal.3132
パワーリザーブ 約48時間

第7世代のエクスプローラー I Ref.124270

2021年に登場し、2025年10月現在も現行モデルとして正規店に並んでいるRef.124270は、堅牢性や視認性が見直されています。正式名称は「エクスプローラー 36 Ref.124270」です。

この世代からパワーリザーブが約70時間へと変更され、夜間での視認性も向上しました。ケースサイズは36mmと伝統的なサイズ感へとなり、よりスタイリッシュで高級感のある外観となりました。

環境に左右されない実用性と高級感を兼ね備えたモデルといえるでしょう。

なお、ステンレススチールとK18イエローゴールドを組み合わせた「エクスプローラー 36 Ref.124273」も同時期に登場しています。

販売期間 2021年~(現行モデル)
ケースサイズ 36mm
ムーブメント Cal.3230
パワーリザーブ 約70時間

現行モデルのエクスプローラー I Ref.224270

現行モデルであるRef.224270はケースサイズが40mmと、エクスプローラー Iの全モデルの中でも過去最大となりました。正式名称は「エクスプローラー 40 Ref.224270」です。

全体的に重厚感のあるデザインへと生まれ変わり、ムーブメントは第7世代に続いてCal.3230が搭載されています。

伝統と革新性が融合したモデルといえるでしょう。

販売期間 2023年~(現行モデル)
ケースサイズ 40mm
ムーブメント Cal.3230
パワーリザーブ 約70時間

ロレックス エクスプローラー Iのサイズと型番

エクスプローラー Iのサイズは3種類あります。それぞれの大きさに該当する型番と特徴について見ていきましょう。

36mmサイズと型番

エクスプローラー Iの中で、ケースサイズが36mmに該当する型番は以下の通りです。最も多い9種類となります。

ロレックスモデルの中でもスタンダードなサイズであり、古いモデルから並べてみると、エクスプローラー IのDNAが確実に継承していることが伺えます。モデルを代表する定番のサイズといえるでしょう。

36mmサイズの型番 「Ref.6350」、「Ref.6150」、「Ref.6610」、「Ref.5504」、「Ref.1016」、

「Ref.14270」、「Ref.114270」、「Ref.124270」、「Ref.124273」

39mmサイズの型番

39mmのケースサイズは、1種類のみです。

当時はデカ厚ブームが流行っており、その流れに乗って開発したと考えられています。他には、時計愛好家の中心の年代が40代から50代ということもあり、老眼により見えにくくなったという一定数の声に応えたという説もあるようです。

視認性の高さが非常に魅力的なモデルですが、残念ながら2021年に販売終了となりました。

現在は中古市場でしか見ることができませんが、エクスプローラー Iの中で39mmサイズはこの型番のみなので、希少価値が高まっています。

39mmサイズの型番 「Ref.214270」

40mmサイズと型番

40mmサイズの型番も1種類のみで、現行モデルとして展開されています。

39mmサイズの販売が終了したことにより、36mmでは腕に馴染めない方に向けて応えるかたちで製造されたという背景があり、エクスプローラー Iに幅広い顧客層を取り込むことを目的としていると考えられています。

また、ペアウォッチとしての側面もあり、36mmサイズであるRef.124270は女性人気もあるため、40mmは男性向けとして製造されたとも推測されているようです。

大切な方と一緒に、ご購入してみてはいかがでしょうか。

40mmサイズの型番 「Ref.224270」

ロレックス エクスプローラー Iの選び方

エクスプローラー Iは発売から70年以上も経つロングセラーモデルのため、バリエーションが多くあり、選ぶのに迷ってしまいがちです。そこで、初めて購入する方にもおすすめできるモデルをここでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ロレックスデビューに最適なモデルが「Ref.14270」

1990年から登場した第四世代モデルRef.14270は、「中古でもいいから、とにかくロレックスデビューをしたい」という方に最適です。

この世代から風防がサファイアクリスタルへと変更されてケースに傷がつきにくくなり、インデックスも3時、9時、12時のアラビア数字はメタル感が強調され、高級感があります。

モデルの外観も現行モデルと遜色ないため、おすすめです。

中古相場 約123万円

※中古相場は2025年10月時点の平均参考価格です。商品の状態によって価格が変動します。

ヴィンテージの魅力を堪能したいなら「Ref.1016」

こだわりのあるモデルを着用したい方は、ヴィンテージモデルであるRef.1016がおすすめです。

現行品では見かけない丸みを帯びたデザインは個性的で、ロレックスの歴史を感じられる逸品といえます。販売期間が1960年代から1988年ごろまでと長く、マイナーチェンジによりバリエーションも多いため、中古市場で見つかりやすいでしょう。

ただし、近年は現行品の価格上昇に加え、ヴィンテージモデル自体の希少性の高さにより、プレミア価格で販売されやすいのが難点です。

中古相場 約334万円

※中古相場は2025年10月時点の平均参考価格です。商品の状態によって価格が変動します。

実用性を求めるならクロマライト採用の「Ref.114270」

2001年から2010年まで販売されたRef.114270は、どんな環境でも視認できる実用性の高さが魅力的です。

このモデルから夜光塗料がクロマライトに変更され、夜間などの暗い環境のなかでも視認しやすくなりました。ムーブメントCal.3130の採用で耐久性も向上し、実用性が一段階上昇しています。

販売終了から15年以上経過していますが、世代的には現行モデルに近いため、中古市場では比較的安価で販売されています。

中古相場 約97万円

※中古相場は2025年10月時点の平均参考価格です。商品の状態によって価格が変動します。

ロレックス エクスプローラー Iに関するよくある質問

最後に、エクスプローラー Iの購入でよくある質問にお答えします。購入に迷っている方は、こちらを参考にしてみてください。

エクスプローラー Iの36と40はどっちがおすすめ?

初めてロレックスを購入する方には36mmサイズのエクスプローラー Iがおすすめです。日本人の腕に馴染みやすく軽量であるため、腕の細い方でも着用しやすい点が魅力的です。フォーマルなシーンとの相性がよく、日常使いにも最適でしょう。

一方、カジュアル重視でスポーツモデルらしい重厚感を求めている方は40mmサイズのエクスプローラー Iがよいでしょう。存在感がありますが疲れにくく、視認性も高いため、実用性は抜群です。

ただし、手首が細い方は、40mmのモデルが大きすぎて見映えが悪く見える可能性があります。購入前に試着できる機会があれば、必ず着用してみましょう。

エクスプローラー Iのおすすめモデルはどれですか?

エクスプローラー Iにシンプルかつ実用性を求めるのであれば、現行モデルであるRef.124270、Ref.224270がおすすめです。他のスポーツモデルと比べても比較的安価であり、夜間でも視認しやすく、どんな環境下でも確認できる使い勝手の良さがあります。

現行品の購入が難しいのであれば、中古モデルに視野を広げてみましょう。Ref.14270やRef.114270であれば、現行モデルと遜色ない高級感のあるデザインで、実用性も高いです。初めてロレックスに触れる方にもおすすめです。

個性的なヴィンテージ系を好む方であれば、Ref.1016のようなモデルも中古市場に多く並んでいます。ただし、希少性の高さからプレミア価格がつけられている場合があるため、購入には注意が必要です。

まとめ

誕生から70年以上が経過するエクスプローラー Iは、どんな環境下でも時間を視認でき、シンプルなデザインで着用しやすい点が魅力的なモデルです。ロレックスにあるスポーツウォッチの中でも購入しやすく、初めての方にもおすすめできる王道モデルといえるでしょう。ぜひ一度、購入を検討してみてください。

石山真路(いしやま しんじ)
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