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ロレックス シードゥエラーは人気がない?資産価値や愛用芸能人を解説

ロレックス シードゥエラーは人気がない?資産価値や愛用芸能人を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴15年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスのなかでも、シードゥエラーは少し地味な存在と言われることがありますが、実は高い防水性を備えた実力派のモデルです。この記事では、シードゥエラーの人気が落ち着いている理由や資産価値、愛用している芸能人について詳しく紹介します。

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ロレックス シードゥエラーとは

シードゥエラーは、1967年に発表されたロレックスのプロフェッショナル向けダイバーズウォッチです。

高い防水性能と耐久性を備え、過酷な海中環境でも使用可能です。初代モデルは水深610m(2,000フィート)の防水性能を誇り、当時としては画期的でした。

1978年以降に登場したRef.16660では防水性能がさらに向上し、水深1,220m(4,000フィート)までの防水性能を実現しています。こうした高い性能と信頼性により、プロのダイバーや海洋関係者、時計愛好家からも高く評価されています。

ロレックス シードゥエラーの魅力

シードゥエラーには、ヘリウム排出バルブが搭載されており、深海でも使用できる高い耐久性を誇るモデルです。ここでは、その2つの魅力について詳しく解説していきます。

ヘリウム排出バルブ

シードゥエラーには、深海での使用を可能にするため、ロレックスが独自に開発したヘリウム排出バルブが搭載されています。

飽和潜水などの過酷な環境下では、ケース内部にヘリウムガスが侵入・蓄積することがありますが、内部圧力が一定以上に高まると、このバルブが自動的に開きガスを排出します。

これにより、ケースの破損を防ぎ、時計の信頼性を保つことができるのです。

深海でも使用できる耐久性

シードゥエラーは、深海での使用を目的に設計され、高い耐圧性と堅牢性を誇るモデルです。近年登場した最新モデルにはCal.3235が搭載されており、精度や耐久性がさらに向上しています。

また、同じダイバーズウォッチとして人気の高いサブマリーナーと比較されることもありますが、日常使いを想定したサブマリーナーに対し、シードゥエラーはよりプロフェッショナルな環境での使用に耐えうる設計となっています。

シードゥエラーが人気がないと言われる理由

シードゥエラーはロレックスのなかでは知名度がやや控えめで、人気も比較的落ち着いているとされています。ここでは、そんなシードゥエラーが「人気がない」と言われる理由について、考えられる3つの理由を詳しく見ていきましょう。

知名度があまり高くないため

シードゥエラーは、ロレックスのラインナップのなかでも比較的ニッチな存在であり、一般的な知名度はそれほど高くありません。

機能面では大幅に進化しているものの、外観はサブマリーナーと非常によく似ており、両者の違いが一見してわかりにくい点が特徴です。

そのため、多くの人はより知名度が高く、デザイン的にも親しみやすいサブマリーナーを選ぶ傾向にあります。結果として、シードゥエラーは実力に対してやや控えめな存在感にとどまっていると考えられます。

サイズ感が比較的大きいため

ケースサイズが比較的大きいことも、一般のユーザーから支持を得にくい要因のひとつと考えられます。

シードゥエラーはケースが厚く存在感のあるデザインのため、日常的なコーディネートにはやや合わせづらいと感じる人もいるでしょう。この点が、シードゥエラーが一部で「人気がない」と言われる要因のひとつになっている可能性があります。

ニッチな機能に特化しているため

高い防水性能やヘリウム排出バルブなど、シードゥエラーにはプロフェッショナル仕様の機能が備わっていますが、一般的なダイバーズウォッチを求める人にとってはやや過剰なスペックと感じられることもあるでしょう。

そのため、一般層には響きにくく、「人気がない」と言われる一因になっているのかもしれません。

資産価値の高いシードゥエラーの買取相場

シードゥエラーの資産価値はどの程度なのでしょうか。ここでは、現行モデルのRef.126600をはじめ、Ref.16600、そして初代モデルRef.1665の3つについて、現在の買取相場を詳しく見ていきましょう。

シードゥエラー Ref.126600(現行モデル)

買取相場 約150万~200万円

※上記の内容は国内中古相場を基に作成したものであり、実際の取引価格を保証するものではありません。

Ref.126600は、ブラックダイアルが放つ重厚な存在感に加え、初代シードゥエラーRef.1665の伝統を受け継ぐ赤い「Sea-Dweller」(通称:赤シード)によって高い人気を誇るモデルです。

市場では評価も高く、新品であれば約200万円前後の買取価格となるケースもあります。

シードゥエラー Ref.16600

買取相場 通常モデル:約90万~120万円
M・V品番:約140万~170万円

※上記の内容は国内中古相場を基に作成したものであり、実際の取引価格を保証するものではありません。

Ref.16600は、年式によって仕様が異なる点がコレクターの注目を集めています。特に、後期モデルにあたる「M品番」や「V品番」は希少性が高く、買取価格も上昇傾向にあります。

シードゥエラー Ref.1665

買取相場 通常モデル:約300万~500万円
赤シード:約600万~800万円

※上記の内容は国内中古相場を基に作成したものであり、実際の取引価格を保証するものではありません。

Ref.1665はシードゥエラーの初代モデルであることから、その希少価値は年々高まっています。

特に、文字盤に赤色で印字された「SEA-DWELLER」が特徴の赤シードは、非常に希少で高い人気を誇るモデルです。初期のダブルレッドモデルでは「SUBMARINER 2000」も赤文字となっており、コレクターの間で特に注目されています。

【歴代モデル】シードゥエラーの種類

初代Ref.1665から始まり、これまでに5つのモデルがシードゥエラーとしてラインナップされてきました。その進化の過程では、さらに上位モデルとなる「ディープシー」も登場しています。

ここでは、これら各モデルについて、その特徴や違いを詳しく解説していきましょう。

シードゥエラー Ref.1665

Ref.1665は、1967年に製造が開始されたシードゥエラーの初代モデルです。

当時のモデルはサイクロップレンズを備えず、ヘリウム排出バルブを搭載し、風防にも厚みを持たせた仕様でした。

なかでも、6時位置のロゴ表記が赤く印字された、赤シードは非常に希少なモデルとして知られています。2行が赤で印字されたモデルは「ダブルレッド」、1行のみが赤いモデルは「シングルレッド」と呼ばれます。

さらに、赤シードはダイヤルの書体や配置の違いによってマークⅠからマークⅣまで分類され、それぞれで評価や市場相場が異なります。

シードゥエラー Ref.16660

Ref.16660は、初代モデルから防水性能が大幅に向上し、ムーブメントも新キャリバーへと刷新された第2世代のシードゥエラーです。

ベゼルには逆回転防止機能が追加され、風防にはサファイアクリスタルガラスが採用されました。これにより、現行モデルへと続くプロフェッショナルダイバーズウォッチとしての地位を確立したのです。

型番の「6」が3つ並ぶことから、ロレックス愛好家の間では「トリプルシックス」の愛称でも親しまれています。

近年はヴィンテージロレックス全体の価格上昇に伴い、価格も上昇傾向にあります。文字盤の仕様(フチあり・フチなし)など個体差によって価格は異なりますが、相場はおおよそ150万~190万円程度です。

シードゥエラー Ref.16600

1990年代初頭から2008年まで生産された第3世代のシードゥエラー(Ref.16600)は、新ムーブメントであるCal.3135を搭載したことが最大の特徴です。

これにより耐久性とメンテナンス性が向上し、より実用的で信頼性の高いダイバーズウォッチへと進化しました。

また、夜光塗料もトリチウムからルミノバへと変更され、視認性と安全性の面でも改良が加えられています。

2008年にディープシーの登場とともに惜しまれつつ生産が終了しましたが、廃盤から10年以上経った現在も、その完成度の高さから「ダイバーズウォッチのひとつの到達点」として語り継がれるモデルです。

ディープシー Ref.116660

シードゥエラーの上位モデルとして登場した初代ディープシー(Ref.116660)は、3,900mもの深海潜水に耐えうる圧倒的なスペックで話題となりました。

ケースも44mmにサイズアップされ、厚みも増しています。

また、従来のクラスプは工具を使って長さを調整する必要がありましたが、ディープシー以降はグライドロッククラスプを搭載しており、手動で簡単に、2mm刻みで最大20mmまでサイズ調整が可能になりました。

市場価格は、通常の黒文字盤でも中古相場はおおよそ150万円程度です。さらに、品薄状態のD-BLUE文字盤は、200万円~260万円台で取引されることもあります。

シードゥエラー 4000 Ref.116600

Ref.116600は、6年ぶりにシードゥエラーとして登場した復活モデルです。

ベゼルにセラクロム素材を採用し、インデックスの夜光塗料にも改良がくわえられるなど、デザイン性・実用性ともに進化を遂げました。

さらに、グライドロックとフリップロックのダブルエクステンションシステムを搭載したことで、ダイビングスーツの上からでも簡単にサイズ調整が可能となりました。

また、2017年に「Ref.126600(通称:赤シード)」が登場したことで、生産期間わずか3年という短命モデルとなったことが、希少性と需要を高める要因となっています。

シードゥエラー Ref.126600

シードゥエラー誕生50周年という節目に登場したのが、現行モデル(Ref.126600)です。

このモデルでは、初代シードゥエラーのごく初期にのみ見られた赤色の「SEA-DWELLER」ロゴを再現し、往年のデザインを現代的に復刻しています。

また、これまで風防破損のリスクを考慮して採用されてこなかったサイクロップレンズを、新技術によって初めて搭載しました。

さらに、自社製Cal.3235を採用したことで、パワーリザーブは約70時間へと向上しました。ケース径も43mmへとサイズアップし、外観面でも大きな進化を遂げています。

ディープシー Ref.126660

ディープシーの第2世代にあたるRef.126660は、初代モデルの登場から10周年となる2018年に発表されました。

外観は大きく変わっていませんが、新型Cal.3235を搭載することで、機能面がアップデートされています。

中古市場では、黒文字盤が約150万円、D-BLUE文字盤でも約170万円程度で取引されており、Ref.116660に比べるとやや落ち着いた価格帯です。

外観の変化が少なかったことも影響していると考えられますが、現在の価格水準は買い時のモデルと言えるかもしれません。

シードゥエラーとディープシーの違い

ディープシーは、シードゥエラーの上位モデルとして誕生しただけあり、その機能性はさらに進化しています。ここでは、ディープシーとシードゥエラーの主な違いについて詳しく見ていきましょう。

サイクロップレンズ

サイクロップレンズは、文字盤の3時位置にある日付表示を拡大し、視認性を高めるための機能です。

2017年以降のシードゥエラーにはこのレンズが搭載されるようになりました。一方、ディープシーについては、従来モデルでは搭載されていません。これは、極めて高い防水性能を優先する設計上、耐圧性を確保するためにあえて省かれているためです。

ケースサイズと重さ

ディープシーは、シードゥエラーよりもケースサイズや厚みが大きめに設計されています。

現行シードゥエラー(Ref.126600)のケース径は43mmで、従来モデルと比べるとやや大きめです。一方、ディープシーはさらに大きく、44mmのケース径を誇ります。

防水性

ディープシーは、シードゥエラーよりもさらに高い防水性能を備えています。現行シードゥエラーでも水深1,220mまで耐えられる設計ですが、ディープシーは3,900mまでの防水性能を誇るのが特徴です。

シードゥエラー偽物の見分け方

シードゥエラーのなかには、非常に精巧に作られた偽物が存在します。ここでは、本物と偽物を見分けるための4つのポイントについて詳しく解説していきます。

ロゴやインデックスの位置

正規品のロレックスは、特有の繊細な仕上がりが特徴で、ロゴやインデックスの刻印にブレがありません。

例えば、「ROLEX」の文字がわずかに太かったり、インデックスの位置が微妙にずれていたりするものは、偽物である可能性が高いと考えられます。

特に注目すべきポイントは、6時位置の「Swiss Made」のフォントと配置です。正規品では、ルーレット刻印と正確に整列しており、この位置関係が崩れているモデルは注意しましょう。

重さやサイズ

見た目が本物と非常によく似ていても、手に取ったときの重量感で違いがわかることがあります。

正規の現行シードゥエラーは約190〜215グラムと、ずっしりとした重量があります。一方、偽物は安価な素材で作られることが多く、手に取ると軽く感じられることが少なくありません。

また、ケースの厚みやブレスレットの可動部の滑らかさにも注目してください。偽物は可動部にガタつきがあったり、研磨が粗かったりと、作りの精度に差が現れることが多いです。

ムーブメント

ムーブメントは外からは見えにくい部分ですが、時計の精度に大きく影響します。

ロレックス正規品は、Cal.3235などの高性能ムーブメントを搭載しており、日差は約±2秒と高い精度を誇ります。一方で、偽物の多くは安価な自動巻きムーブメントが使用されており、日差は±20〜30秒と精度が著しく劣ることがほとんどです。

時間がずれやすい、リューズ操作が硬い、秒針の動きがカクつく、といった症状が見られる場合は、内部構造の確認をおすすめします。

付属品やシリアルナンバー

正規品のギャランティカードは、ICチップ内蔵型で、日付やシリアルナンバーは印刷ではなくレーザー刻印されています。

紙製の保証書や、不自然に印刷された日付が付属している場合は、偽物の可能性があります。

また、シリアルナンバーは6時側のベゼル内側とケース裏蓋で一致している必要があります。番号が一致しない、刻印が浅い、書体が異なるなどの違和感がある場合は、特に注意が必要です。

シードゥエラーを愛用している芸能人

片寄涼太さん、哀川翔さん、イチローさん、そして遠藤章造さんの4名は、シードゥエラーを愛用していると言われています。ここでは、彼らが実際に着用しているとされるモデルについて、詳しくご紹介します。

片寄涼太

歌手の片寄涼太さんが愛用しているとされるのは、初代シードゥエラー(Ref.1665)ではないかと言われています。

このモデルは、9時位置にエスケープメントバルブを備えた本格的なダイバーズウォッチです。文字盤や針には当時のトリチウム夜光が使われており、現在では手に入らない独特の黄色みを帯びた風合いが人気を集めています。

哀川翔

俳優の哀川翔さんが愛用しているモデルは、シードゥエラー 4000 Ref.116600とされています。

わずか3年しか生産されなかったため、現在では希少価値の高いモデルです。

ケース径は40mm、重量は約174グラムとやや大きめの仕様ですが、その存在感のあるシードゥエラーが似合うのは、哀川さんの男らしい雰囲気によるものでしょう。

イチロー

イチローさんは時計愛好家としても知られています。そのコレクションのひとつに、哀川翔さんと同じくシードゥエラー 4000 Ref.116600があるとされているのです。

ある会見の際に身に着けていた時計が、このモデルではないかとも言われています。

一般的にはサブマリーナーのほうが人気を集めますが、あえてオーバースペックな上位モデルを選ぶあたりに、イチローさんらしいこだわりとストイックさが感じられます。

遠藤章造

お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造さんは、某バラエティー番組で紹介した時計が、シードゥエラー Ref.126600ではないかと言われています。

さらに遠藤さんは、俳優の陣内孝則さんから譲り受けたエクスプローラー Ref.14270も大切に使用しているそうです。

また、インスタグラムではエクスプローラー Ref.214270と思われる腕時計を着用した写真も投稿されており、ロレックスのエクスプローラーシリーズを特に気に入っていることがうかがえます。

シードゥエラーに関するよくあるQ&A

シードゥエラーについては、「なぜあまり人気がないのか」「スーツに似合うのか」といった疑問の声がよく寄せられます。ここでは、これら2つの質問に対して詳しく解説していきます。

シードゥエラーが人気がない理由は?

シードゥエラーは、ロレックスのなかでも知名度がやや控えめで、サイズ感も大きめなモデルです。また、プロ仕様の機能が中心で、一般ユーザーには過剰に感じられることもあり、人気が控えめとされる理由のひとつです。

シードゥエラーはスーツに似合う?

シードゥエラーは、スーツの色や質感を意識してコーディネートすることで、程よい「こなれ感」を演出できます。

ただし、派手な柄や光沢の強いスーツとの組み合わせは避けたほうが無難です。時計が過剰に主張してしまい、逆効果になる可能性があります。

また、大きめのケースサイズの時計はスーツと合わせにくいと言われることもありますが、シードゥエラーの場合は、色や質感を工夫することでバランスよく着こなすことが可能です。

まとめ

シードゥエラーは、一般的なモデルと比べると知名度や人気はやや控えめです。しかし、時計愛好家やプロダイバーからは高く支持されており、その卓越した堅牢性は、過酷な環境下だけでなく日常使いにおいても大きな魅力となっています。

石山真路(いしやま しんじ)
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