ロレックスの仕組みと品質管理

ロレックスの仕組みと品質管理の特徴は、以下の通りです。

・日本ロレックスは世界一厳しい品質基準を設けている

・データベースにオーナー登録される

・ロレックスの新作発表の時期

それでは、ロレックスの仕組みと品質管理についてご説明しましょう。

日本ロレックスは世界一厳しい品質基準を設けている

元々スイスの工場で製造されているロレックスは非常に厳しい品質管理の下で生産されている上に、さらに厳しい検査に合格した上で出荷されています。

非常に厳しい品質管理や検査を通過して出荷されるロレックスの品質は、世界中で称賛されているほどのレベルです。

そして日本に輸入されるロレックスは独自の世界一厳しい品質基準を設けているため、日本の愛好家が納得するレベルの品質になっています。

データベースにオーナー登録される

正規店でロレックスを購入した場合、すぐに国際保証書が発行されるわけではありません。国際保証書請求ハガキに必要事項を記入する必要があります。

必要事項に記入した氏名と住所が、日本ロレックスにおける時計のファーストオーナーとしてデータベースに登録されるのがポイントです。

さらに、国際保証書に購入した店舗や購入日、購入した人の氏名が印字されるので、購入した時計を最初に購入した人になります。これから長く使っていくロレックスだからこそ、愛着が湧く瞬間になるでしょう。

ロレックスの新作発表の時期

ロレックスの新作が発表される時期は、例年3月頃にスイスのジュネーブで行われるWatches & Wonders Genevaという展示会です。そして、日本ロレックスの公式サイトでも発表されます。

Watches & Wonders Genevaではロレックスに限らずさまざまな高級ブランドの新作が発表されるため、ロレックス以外の時計をチェックしてみる良い機会かもしれません。

ロレックスを定価で購入する方法

ロレックスを定価で購入する場合、国内の正規店で購入するのがおすすめです。

ただし、一般的なモデルならともかく、スポーツモデルなどを初めとする一部の人気モデルは正規店でも購入するのが難しい状態になっています。

ブランド品買取店などでもロレックスは購入できますが、定価よりも高値で取引されているため、よほど予算に余裕がない限り購入するのは難しいでしょう。定価でロレックスを購入するなら、やはり国内の正規店を何度も訪問するしかありません。

ロレックスを定価で購入しにくい理由

ロレックスを定価で購入しにくい理由は、以下の通りです。

・一部の人気モデルの販売制限

・需要に対して供給量が追い付いていない

・正規店以外では定価では購入できない

それでは、ロレックスを定価で購入しにくい理由についてご説明しましょう。

一部の人気モデルの販売制限

ロレックスが定価で購入しにくいのは、転売対策によって一部の人気モデルの販売数が制限されているからです。

当時、一部の人気モデルは需要が高い上にかなりの人気があることから、購入したらすぐに転売を行う被害が横行していました。これを問題視した正規店は2019年11月から販売制限を設ける転売対策を行ったのです。

販売制限を設けて以来、正規店も販売に慎重になっているため、むやみにロレックスを販売しないようにしています。そのため、ロレックスを購入するなら、まずは正規店との親密な関係を築く必要があるでしょう。

需要に対して供給量が追い付いていない

ロレックスが定価で購入しにくいのは、需要に対する供給量が追いついていないからです。

ロレックスは世界的に非常に需要が高い知る人ぞ知る高級時計で、耐久性、防水性、精度の高さなどを初めとするあらゆる性能が高いのが特徴です。

ただし、その高性能をしっかりと実現させるために、熟練の技術を持つ職人が一つ一つ手作業で製造しているので、生産数に限度が出てきてしまいます。だからこそ、ロレックスの希少性がさらに高まっています。

正規店以外では定価では購入できない

基本的にロレックスは正規店以外だと定価で購入できないのも購入しにくい理由の一つとして挙げられます。

需要に対して供給量が追いついていないことから、正規店以外でロレックスを購入しようとすると定価以上の価格で購入することになるでしょう。

たとえば人気モデルの一つである「コスモグラフ デイトナ」の定価は172万400円（2023年時点）ですが、中古品だと3倍以上の約540万円で販売されています。ロレックスの価値は下がることは基本的にないので、正規店以外で定価で購入するのは難しいでしょう。

ロレックスを正規店で購入する前の基礎知識

ロレックスを正規店で購入する前に基礎知識を知っておいたほうが良いでしょう。それでは、ロレックスを正規店で購入する前の基礎知識についてご説明していきます。

ロレックスを定価で買えるモデル

ロレックスを定価で購入できるモデルは、基本的に現行モデルであれば基本的に正規店で購入できます。

ただし、サブマリーナーやデイトナ、エクスプローラーなどを初めとするプロフェッショナルモデルは正規店でも販売されていないことがあるので注意しましょう。

ロレックスは投資対象になっている

前述の通り、ロレックスは世界的に非常に需要が高く、モデルによってはプレミア価格になっていることもあります。収益性や安定性、流動性の観点から投資対象としてロレックスを購入する人もいるほどです。

需要が高い上に保管コストもかからず、多くの買取業者が存在していることから現金化も簡単にできます。

ロレックス正規店で購入制限がある

ロレックスの正規店で購入する場合、購入制限があるのがポイントです。この購入制限は、同一モデルの購入なら5年間、他の人気モデルなら1年間の制限がかけられます。

ロレックスを購入するときは顔写真つきの身分証明書を提出する必要がある上に、その情報は他の正規店にも共有されています。そのため、店舗を変えれば複数個購入できるわけではないので注意しましょう。

ロレックスの新作は購入が難しい

ロレックスの新作は基本的に購入が難しくなっているのが現状です。

ロレックスは非常に需要が高く、新作をチェックしている人も多いので、あっという間に売り切れてしまうことも珍しくありません。新作を購入したいなら、いの一番で購入できるように計画を立てる必要があるでしょう。

人気モデルは常に在庫切れ

ロレックスは人気が高いモデルですが、その中でも特に人気が高いモデルは常に在庫切れになるほどなので、購入するのが非常に難しいです。

もし入荷したとしても瞬く間に売り切れてしまいます。どうしても人気が高いモデルを購入したいなら、定価以上に高い製品を購入する必要があるかもしれません。

日本で販売できないモデルもある

基本的に日本で発売できないモデルは購入できません。海外で新しく発売されて日本に流通していないモデルや、日本で流通が終了したモデルは当然ながら日本で購入することはできないので注意しましょう。

基本的に購入予約ができない

欲しいロレックスがある場合、入荷したらすぐに売り切れるくらいなら購入予約をすればいいと思う人も多いかもしれません。

しかし、基本的に生産数が少ないことから正規店では購入予約を受け付けていません。仮に予約できたとしても数年待ちになるでしょう。

ロレックスにはランクが秘密裏に存在する

噂の域を出ませんが、ロレックスを取り扱う正規店には秘密裏にランクが存在すると言われています。特A・A・B・Cの4つのランクに分かれていると言われていますが、ロレックス側が公式に明言しているわけではありません。

ただ、基本的に売上が多くて実績が豊富にある店舗ほどランクが高いとされているので、参考程度にチェックするのがおすすめです。

店に行かないと在庫状況がわからない

一般的な時計店の場合、ホームページやSNSなどで時計の入荷を知らせていることがあります。

しかし、ロレックスの正規店の場合は時計が入荷しても教えてくれないので、正規店に通って在庫状況を調べる必要があります。在庫状況を把握するためにも、地道に正規店に通い詰めることが大切です。

基本的にロレックス正規店でローンは使えない

ロレックスは世界的に有名な高級ブランドなので、比較的安価で購入できるモデルがあったとしても、基本的に約200万円以上、高くて約1,000万円以上するモデルもあります。

あまりにも金額が高いのでローンで支払うことはできないのか気になるところですが、基本的に正規店でローンを組むことはできません。

正規店でなければローンを組むことはできますが、定価購入にこだわる場合は一括で購入するしかありません。

ロレックスを正規店で購入する方法と注意点

ロレックスを正規店で購入する方法と注意点がいくつかあるので、店舗に行く前に確認しておきましょう。それでは、ロレックスを正規店で購入する方法と注意点についてご説明します。

清潔感のある身だしなみで行く

ロレックスを正規店で購入するには、正規店から信用されるために清潔感がある身だしなみを意識しましょう。

基本的に初対面の人が正規店でロレックスを購入するのはほとんどできないため、コミュニケーションを重ねて信用してもらうしかありません。

特に第一印象はとても大事なので、清潔感がある身だしなみで正規店に通いましょう。

在庫確認をすぐに行わない

正規店を訪れたら、すぐに在庫確認を行わないようにしましょう。正規店側にとってすぐに在庫確認を行ってくる人は、ロレックスを転売目的で購入を考えていると判断します。

転売目的だと思われないようにするためにも、すぐに在庫確認を行わずにコミュニケーションを行うことが重要です。

ロレックスのどんなところが好きなのか、ロレックスを身に付けているなら普段から身に付けていることをアピールするといったことを意識しましょう。

購入モデルを具体的に伝える

ロレックスが欲しいなら、どんなモデルが欲しいのか具体的に答えられるかどうかが重要です。本当にロレックスが欲しいなら、購入予定のモデルについて具体的に説明できるはずです。

店員から欲しいモデルについて聞かれてスムーズに答えられれば問題ありませんが、具体的に答えられない場合は転売目的だと思われる可能性があります。欲しいモデルをハッキリさせて具体的に答えられるようになってから正規店を訪れましょう。

家族と一緒に行く

ロレックスの正規店を訪れるときは、家族と一緒に行くのもおすすめです。転売目的で正規店を訪れる人は、基本的に一人で購入しようと考えています。

一人よりも家族と一緒に正規店を訪れた方が、転売目的だと思われない上に本当にロレックスが欲しい人だと思ってくれる可能性が高いです。一部の人気モデルは身分証明書が必要になるので、家族と一緒に行くメリットも多いです。

お店に通い続けて店員さんと仲良くなる

正規店でロレックスを購入したいなら、お店に通い続けて店員と仲良くなる必要があります。

ロレックスを購入するときに大事なのは、転売目的でロレックスを購入しない人だと信用してもらうことです。店員に信用してもらうためにも、正規店に通い続けることが重要です。

ロレックスへの熱意や好意を伝える

正規店が本当にロレックスを渡したいと思うのは、本当にロレックスが欲しいと思う人のみです。

商品を大切に扱うことや心からロレックスを大切に扱っていることなど、自分がいかにロレックスを大事に扱っているかどうかアピールしましょう。

もちろん中には初対面でも購入できたケースもありますが、やはり会話の中で自分がいかにロレックスについて語れるのか、どんなロレックスが欲しいのか具体的に話したりと、熱意を持ってアピールできるかどうかが重要です。

お店や店員に好印象を与える

ロレックスを購入するときは、お店や店員に迷惑をかけずに好印象を与えられるかどうかも大切です。

基本中の基本ではありますが、ロレックスが好きなことを伝えたいあまり、高圧的になったり店員を長時間拘束したりするのはNGです。お店や店員に好印象を与えるために、顔を覚えてもらうところから始めましょう。

日本のロレックス正規店一覧

日本のロレックス正規販売店は、2024年4月時点で全国に以下の54店舗もあります。

ロレックスを正規店で購入できない場合

ロレックスを正規店で購入できないときの対処法は、以下の通りです。

・中古品を購入する

・海外で購入する

・レンタルする

それでは、ロレックスを正規店で購入できないときの対処法についてご説明しましょう。

中古品を購入する

正規店でロレックスが購入できないときは、ブランド買取店などで購入するのがおすすめです。定価よりも高くなりやすいですが、中古品なら正規店よりも購入しやすいでしょう。

海外で購入する

海外でロレックスを購入するのもおすすめです。ロレックスを購入する際に税金が免除されるため、日本で購入するよりも価格がかなり抑えめになるのがポイントです。

レンタルする

なかなか購入できないモデルがあったときは、ロレックスのレンタルサービスを利用するのがおすすめです。

モデルによって費用が変わるものの、月数千円～月数万円程度でレンタルできるのがポイントです。

まとめ

ロレックスを定価で購入するなら、基本的に正規店で購入するしか方法はありません。

しかし、正規店であっても初対面の人にロレックスを売却するケースはほとんどないので、まずは正規店に通い詰める必要があります。新品にこだわらないのであれば、中古品を購入したり海外で購入したり、レンタルしたりするのがおすすめです。