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男性向けと比較すると買取金額は低め
時計としての確かな品質と、デザイン性の高さで、圧倒的人気を誇るロレックスですが、リセールバリューが高いブランドとしても知られています。レディースモデルであっても、価値に変わりがありません。時計としての品質や精度は確かなもので、一度購入すれば長い期間、大切に使い続けられることでしょう。しかし残念ながらロレックスの買取相場において、レディースモデルはメンズモデルほどの高値がつきにくいという実情があります。
メンズモデルのイメージが強いロレックス
ロレックスのメンズモデルで高価買取が可能なのは、「再販できる可能性が高いため」です。腕時計としての品質が確かなブランドは、ロレックス以外にも数多く存在します。しかしロレックスほど、世界中にファンを獲得しているブランドはありません。「求める人が多い」ことが、ロレックスの買取価格を押し上げている要因のひとつです。
一方、レディースモデルに関しては、近年盛り上がりを見せつつあるとはいえ、メンズモデルよりもまだその熱は低いものとなっています。求める方が少ないアイテムは、どうしても買取金額が低めになってしまいます。「ロレックスだから!」と買取店に持ち込んでも、メンズモデルほどの換金率にならないことが多いため、注意しましょう。
ロレックスレディースの魅力と人気が高いモデル
時計として確かな価値を持つ、ロレックスのレディースモデルは、堅牢性や精度が確かな点はもちろん、レディースウォッチならではの華やかさも魅力のひとつとなっています。定番のステンレス以外にも金やプラチナなど、さまざまな素材デザインのものが存在しており、文字盤に宝石をあしらったゴージャスなタイプも人気を集めています。ロレックスらしいシンプルでオーソドックスなデザインの中に、女性らしさや華やかさを取り入れることで、あらゆるシーンで活用しやすい時計に仕上がっています。
【ロレックスデイトジャスト】
オイスターパーペチュアルと並んで人気が高いのが、女性が着用するロレックスとして最も定番なのがレディデイトジャストです。ほどよいゴージャス感がありつつ、値段も比較的手の届きやすい価格帯であることから、メンズ・レディース合わせると、ロレックスの中で最も販売数が多い時計といわれています。メンズモデルでも知られるデイトジャストは、シンプルなデザインが魅力のモデルです。使い勝手が良く、ビジネスでもカジュアルシーンでも活用できます。時計全体の印象がシンプルな分、文字盤に宝石をあしらうなど、さり気なく華やかさをプラスしたモデルも人気を集めています。
・デイトジャストレディース79174
メンズサイズのデイトジャストが36~41mmなのに対し、レディースサイズのデイトジャストは26~28mm(現行)で、男女兼用のボーイズサイズとして31mmもラインナップされています。レディデイトジャストが26mmから28mmにサイズアップしたのは2015年からなので、中古市場ではレディデイトジャスト26mmが中心となっており、28mmと比べ26mmの方が手頃な値段で購入できる状況です。レディデイトジャストは素材やデザインバリエーションが豊富な点も魅力で、ケース素材にはメインのK18ゴールドコンビだけでなく、K18ゴールド金無垢・オールステンレス・プラチナ、文字盤にはシェル・コンピューター・バタフライ・コーンフラワー、装飾にはダイヤモンド・ルビーなど数多くの組み合わせがあり、値段も様々となっております。
【ロレックスオイスターパーペチュアル】
ロレックスレディースモデルの中でも、特に人気が高いのはオイスターパーペチュアルです。オイスターパーペチュアルは、デイトジャストが「オイスターケース」、「パーペチュアル機構」、「デイトジャスト機構」を搭載した時計なのに対し、「オイスターケース」、「パーペチュアル機構」のみを搭載し、デイトジャストと比べシンプルで値段も抑えられていることが魅力です。
・防水機能
・防塵(ぼうじん)ケース
・自動巻機能
・カレンダー機能
これらの機能を搭載していることで、日常生活の中でも活用しやすい時計に仕上がっています。世界中で人気を集めているモデルのひとつです。
・オイスターパーペチュアル116000
メンズサイズのオイスターパーペチュアルが36mm~39mmなのに対し、レディースサイズのオイスターパーペチュアルは26mmで、男女兼用のボーイズサイズとして31mm~34mmもラインナップされています。オイスターパーペチュアルレディースは、デイトジャストと比べるとデザインバリエーションは少なく、サンレイ仕上げのカラー文字盤が特徴的です。全体的に値段が抑えられていますので、できるだけ安い値段でロレックスをお求めの方におすすめの時計となります。モデルにもよりますが、レディデイトジャストと比べ、10万円以上値段が安いので、初めてのロレックス購入の際にも選ばれるモデルです。
また、デイト機能が搭載されたオイスターパーペチュアルデイトというモデルもあり、デイトジャストとの違いはサイズと装飾のバリエーションの差です。現行モデルで比べると、デイトジャストの28mmに対し、オイスターパーペチュアルデイトは34mm、装飾のバリエーションはデイトジャストの方が遥かに豊富です。
【ロレックスカメレオン】
1950年〜1960年代にかけて製造されたロレックスカメレオンは、レディース専用の腕時計として誕生し、ヨーロッパを中心に大流行しました。特徴はベルトを自由に換えられる点です。色や形、デザインの異なるベルトに着せ替えられる点こそが、“カメレオン”たる所以です。カラーバリエーションも豊富で、柄などもさまざまです。さらに、ケースにも個性的な品が多く、種類も豊富です。現在は製造されていないものの、今なおロレックスカメレオンが女性から人気を集める理由は、こうした“自分らしさ”の表現ができるからといえるでしょう。
【パールマスター】
パールマスターは1992年に登場したロレックスレディース時計の中でも最上級の高級時計で、正式名称は「オイスターパーペチュアルパールマスター」です。ロレックスでも最上級に設定されているだけあって、定価は最も安いものでも300万円以上、モデルによっては2,000万円を超えるものも存在します。
・パールマスター80339
メンズサイズ(ラージ)のパールマスターが39mmなのに対し、レディースサイズ(ミディアム)のパールマスターは29mm~34mm(現行)で、レディースサイズであっても比較的大きめです。29mmのパールマスターは旧モデルでスポーツウォッチのようにプレミアがついているわけではないので、パールマスター34と比べると手の届きやすい値段となっております。パールマスターのコンセプトは最上級のジュエリーウォッチということで、素材はK18ゴールド・プラチナのみで、ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドなどの装飾が施されています。
また、パールマスターに装着されているブレスレットは、ジュビリーブレスやプレジデントブレスとは異なり、パールマスターブレスレットと名付けられた5連ブレスレットです。パールマスターRef.80309BRILやパールマスターRef.80309SACIのように、ブレスレット中央に大きなダイヤモンドなどの宝石を装飾できるのもパールマスターブレスレット特有のデザインといえます。
【ヨットマスター】
ヨットマスターⅠは1992年に登場したセレブ向けのスポーツウォッチで、K18ゴールド素材を採用したモデルが多数ラインナップされています。ロレックスのスポーツウォッチは、基本的にメンズモデルだけとなっておりますが、ヨットマスターⅠに関してはペアウォッチとして使用できるようにレディース・ボーイズサイズも展開されました。派生モデルとしてより本格的な機能を備えたヨットマスターⅡもありますが、レディースモデルはヨットマスターⅠのみのラインナップです。
・ヨットマスター
メンズサイズのヨットマスターが40mmなのに対し、レディースサイズのヨットマスターは29mm~37mm(現行)で、他のロレックスレディースウォッチより大きめなサイズです。ヨットマスターレディースが37mmにサイズアップしたのは2015年となりますので、中古市場では29mmサイズのヨットマスターが多く、37mmより29mmのヨットマスターの方が手の届きやすい値段となっております。
ヨットマスターレディースの人気モデルは、メンズと同じくダークロジウムダイヤルが採用されたヨットマスター37Ref.268622や、K18エバーローズゴールドとオイスターフレックスブレスレット(ロレックス独自のラバーブレスレット)の組み合わせが魅力のヨットマスター37Ref.268655となっています。
ロレックスレディースウォッチのリセールバリュー(換金率)
ロレックスレディースウォッチの新品状態でのリセールバリュー(換金率)は、平均すると50~60%となっており、ロレックスのメンズスポーツウォッチと比べた場合、買取の値段は低く感じますが、他ブランドと比べるとかなり高い水準となっています。ロレックスレディースウォッチの場合、新しいモデルほど高く売れる可能性がありますので、どのモデルであっても使わない場合は早めに買取に出されることをおすすめいたします。
高く売るためのポイント
ロレックスのレディースモデルは、メンズモデルと比べると高値がつきにくいものの、以下の点に注意することでより高い金額で売却できる可能性があります。
① 購入時の状態に近づける
査定の際は、できるだけ購入時の状態に近づけましょう。パッケージや保証書といった付属品が残っている場合は、合わせて持っていってください。特に保証書は、金額を決める際に大きなポイントになります。また、ロレックスを購入すると、さまざまなノベルティが付属しているケースがあります。そちらも一緒に査定に出せば、買取価格が高くなるかもしれません。スプーンセットが付属していた場合は、査定金額が1,000~5,000円アップするのが相場です。ノベルティを保管してある場合は、ぜひ一緒に持っていきましょう。
② 使わなくなったら、できるだけ早く売る
ロレックスのレディースモデルは、新作ほど高く売れる傾向があります。そのため、使わなくなったら早めに売却するのがおすすめです。近年は、円安の影響で海外でのブランド腕時計の需要が増しているため、早めに売れば高値で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
③ 買取業者の選び方に注意する
レディースモデルを売るときは、買取業者の選び方にも気をつけましょう。高く売却できる可能性が高いのは、専門の鑑定士がおり、顧客の回転率が良いお店です。反対に、専門の鑑定士がいないお店や、顧客があまり出入りしていないお店を選ぶと、安く買い取られることもあります。無料一括サイトを利用して、買取価格を比較してみるのもおすすめです。
④ 修理はしない
時計が故障していた場合、修理してから査定に持っていけば、買取価格がアップするかもしれません。ただ、ロレックスの修理代金は高額です。修理代金のもとをとれるほど高額の査定金額がつかなければ、結果的に損をしてしまう可能性もあります。また、修理には1~3か月かかるため、その間に相場が下がってしまうおそれもあります。売却価格は多少安くなってしまいますが、ロレックスの場合は故障していても査定できるケースが多いため、そのまま持っていくのをおすすめします。
買取店によっては、修理を自社で行っているところがあります。自社修理対応店の強みは、修理を外注するよりも低コストで時計を修繕できる点です。そのため、コストが安くなった分、ロレックスの買取価格が高くなるかもしれません。故障したロレックスを売るなら、自社に修理工房を持つ買取店持っていくのがおすすめです。
⑤ 為替の動向をチェックする
ロレックスのように国内外で人気のある時計を売る場合は、為替の動向にも注意する必要があります。ロレックスは価格が変動しにくい商品ですが、為替状況によってはふだんの価格から大幅に上がったり、下がったりします。売却の際は相場を確認しておき、良いタイミングで売れるように準備しておきましょう。
⑥ 新モデル登場の動きを調べる
ロレックスの時計は、新しいモデルが登場しますと、現行モデルの製造が終了することがあります。製造終了したモデルは入手しにくくなり、買取価格が上がる傾向にあります。お手持ちのレディースロレックスの製造が終了することになったら、買取価格もアップするかもしれません。ただ、実際にいつ現行モデルの製造が終了するかは、なかなか知らされません。これまでの傾向をみて終了時期を予測することはできます。予測の情報をうのみにしすぎず、最終的にはご自身で売る時期を決めましょう。
⑦ 買取店のキャンペーン情報もチェック
買取店によっては、ロレックスをはじめとした高級腕時計の買取額アップキャンペーンを行っているときがあります。売ろうと思った時期にキャンペーンをしている買取店をみつけたら、査定してもらいましょう。キャンペーンを行うタイミングはさまざまですが、夏・冬のボーナス前や進学・就職シーズンの前などに多くみられます。ボーナスが出ると高額の買い物をする方が増えるため、中古のロレックス需要も高まります。販売店はボーナス時期には店頭にロレックスの在庫を増やしておきたいため、ボーナスシーズンの少し前には買取額が上がることがあります。また、進学・就職祝いで高級時計を購入する方も多く、2月や3月には買取額アップキャンペーンが行われるかもしれません。
まとめ
レディースのロレックスについて紹介してきました。今まで使っていた大切な時計を手放すなら、「買取大吉」に売るのがおすすめです。「買取大吉」では、ブランド品時計や宝飾品の買取査定を無料で実施しています。手元にある商品の価値が分からない方や、商品をできるだけ高く売りたいという方も、お気軽にお持ち込みください。