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【一生使える?】ロレックスの寿命は何年? 一生ものである理由を解説

【一生使える?】ロレックスの寿命は何年? 一生ものである理由を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

ロレックスはさまざまな腕時計の中でも寿命が長く、定期的なメンテナンスを行うことによって「一生もの」と呼ばれるだけの性能を維持することができます。今回は、そんなロレックスの寿命やお手入れ方法、オーバーホールについてご説明します。

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※一部、拝見しないとお伝えできないお品物もございます。

ロレックスの寿命は何年?

ロレックスのモデルは「一生もの」と呼ばれていますが、どのくらい寿命がもつのか気になるところです。果たして、何年使用できるのでしょうか。

機械式で50年以上使える

基本的にロレックスは機械式時計が主流の時計ブランドです。

機械式時計とは、リューズで巻きあげたゼンマイのエネルギーを動力源として駆動する時計のことです。電気回路を持つクォーツ式やソーラー式は寿命が10年程度しか持ちませんが、それを持たない機械式は、数十年使い続けることが可能です。

ロレックスのモデルは、堅牢性の高い高品質なものであるため、50年以上は使用できるといわれています。

ロレックスは新作ほど寿命が長い

基本的にロレックスは新しいものほど寿命が長い傾向にあります。

ロレックスは元々、精密性や耐久性に優れていますが、中古市場に流通しているアンティークモデルなどの古いモデルはムーブメントが劣化したり、パーツが摩耗しているため、どんどん寿命が短くなっています。

一方で、新しいものは開発当時の最新技術が注ぎ込まれているので、最新モデルが「最良モデル」となるのが一般的です。

定期的なメンテナンスが重要

ロレックスの寿命は50年程度とされていますが、長く使用するためには定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

汗や皮脂の汚れなどを気にせずに使用していた場合は、さすがのロレックスの機械式時計でも、クォーツ式やソーラー式と同等の10年程度にまで寿命が落ちてしまいます。乾いた布でお手入れするだけでも効果的ですので、定期的に実施しましょう。

また、ロレックスの正規店や修理専門店などで行える「オーバーホール」というメンテナンス作業も、長く使用するためには重要です。時計を一度分解し、必要に応じて部品を交換しつつ組み立て直すため、寿命が長くなります。

ただし、3年から5年に1度が目安となるため、不具合が生じた場合はすぐに修理店に出しましょう。

ロレックスが「一生もの」で寿命が長い理由

ロレックスのモデルは一生ものと言われるほど寿命が長い理由は、どのような点が優れているからなのでしょうか。ここでは、ロレックスの時計製造のこだわりから「寿命の長さ」を紐解いてみます。

製造工程のこだわりを徹底

ロレックスの時計の製造はスイスで行われています。モデルごとに工程が細かく決まっており、9,000人以上のスタッフによって高品質な時計を実現しているのです。

そんな製造工程において徹底したこだわりを持つロレックスですが、それはモデルのどんな部分に見られるのでしょうか。パーツごとに分解して、こだわりを見ていきましょう。

鍛造技術でケースを製造している

ロレックスのモデルに使用されているケースは、鍛造技術を使って製造しています。

一般的な時計メーカーでは切削によって金属を削ってケースの形を作る製造を行いますが、ロレックスの場合、ケースを製作する際に何度も金属をプレスして金属の密度を高めています。

この鍛造技術により、堅牢性や耐久性を実現し、研磨によって美しい仕上がりとなっているのです。

スーパーステンレス904Lの素材を使用している

一般的な時計ブランドで使用されているステンレス素材は、オーステナイト系ステンレス鋼が使用されていますが、ロレックスではスーパーステンレス「904L」の素材を使用しています。

この素材は主に化学装置などに使用されており、非常に強度が高く腐食に強いという特徴があります。本来であればかなりのコストがかかりますが、ロレックスはコストの圧縮に成功しているため、問題なく採用できるのです。

ゴールド製の針・インデックスを使用している

時計の錆びや腐食を防ぐには、メッキを施して対策するのが一般的です。しかし、ロレックスはゴールド製の針・インデックスを使用しています。

金には錆びや腐食に強く、耐磁性にも優れているという性質があります。これにより長く使用しても正確に時間を刻むことができ、ロレックス製品への信頼性にもつながっているのです。

リューズ・チューブも腐食を防ぐ素材を使用している

ロレックスのリューズは、腐食を防ぐステンレス無垢材や金無垢材を使用しています。

また、リューズをねじ込むときにケース側で受ける部品であるチューブは、金属製で、水の侵入や湿気を防ぎます。

錆びや変色に強い素材を使用することで堅牢性を高め、日常生活でも長く使用できるよう工夫されているのです。

一貫してぶれない設計思想

ロレックスは1905年の創業から現在に至るまで、一貫してブレることがない設計思想を持っています。

創業者のハンス・ウイルスドルフは、当時主流であった懐中時計に対抗すべく腕時計の製造に着手します。しかし、この頃の腕時計は防水性もなければ耐久性もなく、人々からは「壊れやすいもの」と認知されていました。

それでも、ウイルスドルフは「腕時計が主流になる」ことを信じ、製造したのです。

そして時代は変わり始めます。1926年、ロレックスは礎を築くきっかけとなった「オイスター」が誕生しました。

オイスターは世界初の防水性と防塵性を備えた時計です。懐中時計よりも丈夫で機能的な腕時計の発表に、人々は驚きを隠せませんでした。

このような歴史的な背景から、耐久性と精度が一体になった高級時計の製造を至上命題としているため、ロレックスは世界中から愛される時計ブランドになったといえるでしょう。

革新的な技術の採用

ロレックスは時代の変遷と共に革新的な技術を積極的に採用しています。

どのモデルもケースやダイヤル、ムーブメントなども積極的に改良を重ねており、例えば2023年に発表された「コスモグラフ デイトナ」の新作モデルでは、エネルギー消費を抑える機構や心臓部を守る機構など、新技術が詰め込まれています。

積極的に最新技術を取り入れているからこそ、あらゆる面で優れた性能を持ったロレックスが完成しているのです。

ロレックスを一生使うための取り扱い方法

ここでは、ロレックスの腕時計を一生ものとして使用したい場合の取り扱い方法についてご紹介します。やはり、日ごろのお手入れや定期的なメンテナンスなどが重要となります。

水分や皮脂汚れを落とす

1日中つけていた時計には、皮脂汚れや水分などが付着しているため、日々のお手入れをすることで長く綺麗な状態を保つことができます。

皮脂汚れや水分は、時計の素材と結びついて酸化や硫化などの化学反応を起こし、錆や黒ずみを発生させてしまいます。このような汚れを放置すると時計内部にも影響を与えてしまい、故障の原因になりかねません。

そのため、セーム革やマイクロファイバークロスなどの柔らかくて吸着力が高い布で、定期的に汚れを拭き取ることが重要となります。

お手入れを適切に行い、綺麗な状態を維持しましょう。

使用しない時は保管しておく

ロレックスを使用しないときは、直射日光や塵、ホコリに気を付けて保管しましょう。

長期間使用しない場合は定期的にオーバーホールを依頼するか、または2ヶ月から3ヶ月に1度の頻度で様子を見ながら動かすと壊れにくいです。

動作に異常がないのであれば日の当たらない場所に保管し、異常が見られる場合はすぐに正規サポートに連絡するか、近くの信頼できる高級時計専門店に持ち込みましょう。

使用するときだけ注意すればいいというものではないので、使用していないときも保管方法に注意が必要です。

磁気帯び製品に近づけない

磁気帯び製品の近くでロレックスを保管すると、時計が故障する恐れがあります。

磁気帯び製品とは、パソコンや電子レンジのように強い電波を発する製品のことです。磁気を浴び続けることで歯車の周り方に異常をきたす場合もあるので、保管する場合は十分に距離を置きましょう。

ロレックスは精密部品が多く、複雑な機構が備わっているため、磁気の影響を受けやすいです。内部にある歯車などが狂ってしまった場合は、時計店や修理専門店で磁気抜きを依頼しましょう。

定期的にメンテナンスを行う

汚れや水分を拭き上げたり、軽く洗浄したりする外側のお手入れも大事ですが、専門的な知識が必要な内部の定期的なメンテナンスも必要不可欠です。

一般的に、部品を総点検するオーバーホールは、3年から5年に一度の間隔で行います。ただし、不備や異常が見られる場合は、正規店や修理専門店などへすぐに修理依頼をするのがおすすめです。

時計の動きに異変を感じたら、状態だけでも確認してもらいましょう。

信頼のおける修理業者を見つけておく

正規店でオーバーホールを依頼したときに注意したいのが、使用していた部品の供給が終了して「修理ができない」と言われる場合があることです。

ロレックスでは、パーツの保有期間が生産終了から25年が目安となっており、それ以上経過したモデルは修理対応ができない場合があります。また、修理店で非純正部品を使用して修理したものも断られる可能性が高いです。

所持しているモデルを50年以上使用するためには、パーツを確保するためのネットワークをもつ、信頼できる修理業者を探すことが重要となります。できれば、オーバーホールが可能な店舗を見つけておきましょう。

ロレックスの寿命を延ばすための「オーバーホール」とは?

オーバーホールはメンテナンス作業の1つで、ロレックスのモデルの寿命を延ばすには不可欠なものです。店舗で依頼した時の作業内容や実施期間について、詳しく見ていきましょう。

オーバーホールとは

寿命が50年程度と言われるロレックスですが、定期的に「オーバーホール」と呼ばれるメンテナンス作業を行うことで実現できます。

オーバーホールとは、腕時計を分解して、その部品を1つ1つ綺麗に洗浄したり、可動部にオイルを指したりすることでパーツの劣化を防ぐ作業のことをいいます。

自分では気づきにくいパーツの劣化も、定期的にオーバーホールを依頼することで交換してもらえるため、長期間使用しても故障しづらくなるので安心です。

ロレックスの保証期間

正規店でロレックスのモデルを購入した際、その保証期間は5年間とされています。

この保証期間は、あくまで正常に動作する保証であり、修理をする際は必ず正規店のカスタマーサポートに依頼しなくてはなりません。ただし、保証カードに手を加えてある場合や、純正品以外の部品が使用されている場合は保証対象外となるため注意しましょう。

また、ロレックスの保証カードを紛失した場合、再発行されることはありません。失くさないように気をつけて、大切に保管しましょう。

オーバーホールにかかる期間

正規店でオーバーホールを依頼した場合、完了までに1ヶ月程度の期間がかかります。部品によってはスイスから取り寄せる必要もあるため、1ヶ月以上かかる可能性も考慮しておきましょう。

また、入手しにくい部品や在庫状況、依頼者の数で期間が短縮されたり延長されたりする場合もあるので注意が必要です。

一方で修理専門店に依頼したケースでは、混雑時にもよりますが、4週間から6週間程度の期間がかかります。正規店と比較すると、時計修理専門店の方が期間が短い傾向があります。

オーバーホールをしない場合どうなる?

オーバーホールは自分でお手入れできない部分までメンテナンスしてくれるので、内部の部品の劣化や錆などに気づき次第対処してもらえます。

しかし、定期的にオーバーホールをしない場合は内部の異常に気付にくいため、10年ほどで寿命を迎える可能性は否定できません。

購入してから一度も使用していなかったとしても油切れや劣化などの不具合が起こるため、3年から5年に一度はオーバーホールを依頼しましょう。

オーバーホールの料金相場

オーバーホールは製品のモデルや時計本体の状態によって金額が変化します。

正規店では9万円から13万円程度と言われていますが、部品などを交換すると追加費用が発生し、最終的には15万円程度になることもあります。しかし、劣化したものを交換する際は純正品を使用するため、安心して預けられる点は大きなメリットといえるでしょう。

一方で、修理専門店の場合は正規店よりも安くなる傾向があるため、メーカー修理にこだわらないようであれば依頼するのも手といえます。その際は、必ず見積もりを行ってから判断しましょう。

オーバーホールと買い替えはどちらがお得?

ロレックスを「寿命が来たら買い換える」という方法を取った場合、オーバーホールを定期的に行って長期間使用するよりも費用が高くなります。

オーバーホールは製品のモデルや故障具合によって金額が変わりますが、それでも高級時計であるロレックスをいくつも買い換えるのはなかなか難しいです。

精密性と耐久性があるロレックスは破損することが少ないため、こまめにオーバーホールを行うことで、より長く愛用できます。

ロレックスの寿命のサイン? オーバーホールのタイミング

最後に、時計がどのような状態であればオーバーホールをすべきか、その判断材料をご紹介します。以下のような点をチェックし、1つでも当てはまれば、オーバーホールを行うタイミングといえるでしょう。

時間が大きくズレる

他の時計と比べて日差が大きくなったときは、オーバーホールを行うタイミングです。

日差とは「1日に生じる時間の遅れ」のことです。機械式時計は、新品時には数秒から20秒程度の誤差に収まるのですが、歯車の摩耗や内部の油切れ、ムーブメントの破損などにより、次第に20秒以上のズレが生じるようになります。

時刻を調節してもズレが頻発するのであれば、精度が落ちている可能性があります。

不安定な動作になる

リューズでゼンマイを巻き上げてもすぐに止まってしまったり、秒針が動かなくなるときがあれば要注意です。

手巻き式の場合は経年劣化による油切れの影響でゼンマイの巻きが重く感じる、自動巻きの場合はローターの回転がぎこちないなど、動作に異変を感じたときがオーバーホールを実施する目安となります。

違和感や異音を感じる

修理せずに使い続けた場合、時計内部にある部品が摩耗した影響で、異音が発生する場合があります。

急にチクタク音が強くなったり、カチカチ音や不規則な音が発生するため、音に違和感を感じた場合はオーバーホールに出しましょう。

また、リューズでゼンマイを巻いたときに固かったり、ざらつきを感じたときも要注意です。

時計の内部が曇る

日常使用しているときにガラスの内部から曇り出した場合も注意してください。これは、防水の役割を果たすパーツであるゴムパッキンが劣化したことで時計内部に水が入り、水蒸気によりガラスの内側が曇っているのです。

これを放置するとムーブメントが次第に錆びてしまい、修理費も高くなってしまいます。現象を確認したら、早急にオーバーホールを行いましょう。

まとめ

ロレックスの寿命は50年程度と長く感じるかもしれませんが、メンテナンスやお手入れを怠っているとすぐに寿命を迎えてしまいます。日ごろのお手入れやオーバーホールを定期的に行い、品質を維持していきましょう。そうすることで、「一生もの」として使用することができ、親から子へと世代を超えて引き継ぐこともできます。どんなモノでもそうですが、「丁寧に扱う」ことを心掛けましょう。

石山真路(いしやま しんじ)
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石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

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