高級時計に傷が付いてしまったら気にする人は多い?
新しく買った腕時計に初めて傷が付いてしまったとき、ショックを受けたという経験をお持ちの方は多いかもしれません。買ったばかりのピカピカの腕時計に付いた初めての傷ですから、落ち込んでしまう気持ちは分かります。しかし、腕時計は日々身に着けて外出するものですから、注意していたとしても細かな傷が付くことは避けられないでしょう。長く使っているうちに「仕方がない」という風に、傷を気にしないようになったという人も多いようです。
長く使いたいなら最低限のメンテナンスはした方がいい
中には、「傷がたくさんあるのは長年行動を共にしてきた証」だとして、付いてしまった傷に愛着を持っているという声もあります。いずれにしても腕時計を使っていれば傷は避けられないものですから、細かな傷であればそれほど気にする必要は無いのかもしれません。特に高級時計であれば、メーカーにオーバーホールのサービスがあることが多いです。
オーバーホールの時には同時に外装研磨を行ってくれますから、細かな傷であればそれで消えてしまいます。「傷がつくことを恐れるあまり、身に着けるのに二の足を踏んでしまう」ということになっては元も子もありません。「最低限の注意を払いながら使って、定期的にメンテナンスに出す」というのが、高級時計の傷との賢い付き合い方なのかもしれません。
時計修理にいくらかかる?
腕時計のガラス・風防交換にかかる費用の相場は6,000円~。時計を落としたりぶつけたりしてしまい、ガラス部分にひびが入ったり割れたりした場合は、ガラス交換となります。一般的には、ガラスではなくプラスチックの場合は「風防」と呼びますが、安価な風防だと交換費用は6,000円~が目安です。ガラスになると9千円~、ガラスの中でも高額なサファイアガラスは1万8,000円~が一応の目安です。腕時計のケース研磨にかかる費用の相場は4,000円~。時計のケースに付いたキズは、磨き・研磨で除去することができます。オーバーホールの折に研磨も行う場合は、4,000円程度からが目安です。
この研磨が、オーバーホールとセットになっていることもあります。その場合は、研磨は無料との表現がされることもあるようです。ケースのほかに、金属バンドの傷を研磨によって修理することも可能です。この場合の料金も、3,000円から4,000円程度が目安です。無論、キズの深さや状態などによっては金額が上下することもありますし、技術的な難易度によっても金額は変わります。
時計の傷は買取価格にどう影響する
傷がついていても高く売れやすい時計と言えばアンティークの時計や希少性が高いモデルです。アンティークの場合は研磨しない方が高く売れる事が多いです。その理由としては傷が逆に味わいとなり時計の魅力をアップさせてくれる為です。研磨をすることによって時計が痩せてしまう事にもつながりますのでアンティークの場合は研磨をせずに売るのも高く売るコツです。
時計のお手入れどうやるの
腕時計のお手入れは、着用した後に行うのが基本。なぜなら、付着した皮脂汚れや汗を素早く拭き取ることがなによりも大切だからです。毎日することができなくても、1週間に一度はお手入れを行うように心掛けましょう。帰宅後、いつもの定位置に腕時計を置く直前に、サッとお手入れをするよう習慣づけられるとベストです。基本となるのがクロスで、セーム革でも代用可能。細かな繊維が落ちるタオルは故障の原因になりかねないので、避けましょう。乾いた清潔なクロスを使い、親指の腹で押すような感じでケースを拭きます。力を込める必要はなく、全体をもれなく拭きましょう。
凹凸の多いケースの場合は、つまようじやブロアーも併用するのが効果的です。ケースと同じく、風防も指の腹を使いクロスでガラス面を吹いていきます。硬いゴミを押し付け、ガラス面を傷つけてしまわないよう、サッと拭き上げるのがポイントです。なお、ガラスに傷がついてしまうと研磨で直すことはできず、交換するしかありません。皮脂汚れや汗が付きやすい裏ぶたは、特に重点的にお手入れを。まずはクロスで全体を拭いた後、つまようじでケースの隙間やブレスレットの付け根などの汚れをかき出しましょう。
木製のつまようじは適度に柔らかく、傷をつけません。そして次はクロスを使ってブレスレット全体を拭き上げます。腕時計を保持するのに手で直に触ると、そこにも皮脂汚れが付いてしまうため、写真のようにクロスを使って保持しながら吹き取るのがベストです。コマの隙間は、最も汚れがたまりやすい箇所。クロスだけでなく、つまようじも使ってしっかり汚れを落としましょう。
ここに汚れがたまることが、コマの動きが悪くなる原因になります。汚れが固着してしまった場合は、金ブラシを使ってこすり洗いをしましょう。これはヘアライン(筋目仕上げ)のブレスレットではとても効果があります。鏡面仕上げのブレスレットにはナイロン製のブラシを使ってください。固着していない隙間のゴミを取るには、ブロアーで風を吹き付けるのも効果的です。一瞬でゴミが吹き飛ぶので、お手入れも簡単です。電波ソーラーのようなモデルの場合、あまり使用することのないリューズですが、定期的に動かしておくことも重要です。可動部を動かすことで潤滑油を巡らせ、汚れの固着やサビの防止になります。
なお、リューズの動きに少しでも異変を感じたら、オーバーホールに出すのが賢明です。お持ちの時計が防水だからといって水洗いするのも危険です。機械に水は天敵。わずかでも内部に浸水してしまうと、それが原因でサビついてしまい、動かくなる原因になります。昨今の腕時計は一定の防水性を備えていますが、それでもお手入れの際に水に浸すのは高リスクなので、避けましょう。たとえ20気圧防水の高防水モデルでも、蛇口から勢いよく噴出した水流は局所的に20気圧を超える場合もあり、浸水の危険性があります。
また、精密なパーツによって動いている機械式腕時計の場合、強力な磁力や電波を発するモノの近くに置いていると帯磁してしまい、正確に動かなくなってしまいます。そのため、スマホや電子レンジなどの近くに置くのはやめましょう。帯磁してしまった場合は、専用の機械によって脱磁する必要があります。
まとめ
大切なお時計ですから、定期的なメンテナンスをして是非少しでも長く使ってあげてください。しかし時計も機械なのでどこかで限界が来てしまいます。そんなときは是非「買取大吉」にお任せ下さい!日本のみならず海外に販売ルートをもつ大吉が、最高価格でお買取りさせて頂きます!!売る気はないけど価値だけ調べてほしい、金額が見合わなかったら持ち帰りたいという方も「無料査定」ですので是非お気軽にご来店下さい。