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「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」はどっちが正しい? 違いや由来を解説

「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」はどっちが正しい? 違いや由来を解説
今泉沙希(いまいずみ さき)
記事の監修者
査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」。同じ宝石を指しながら、なぜ二つの書き方が存在するのでしょうか。英語『Diamond』の発音に目を向けると、その違いの理由が見えてきます。語源や歴史、現在の用例にも触れながら、表記が分かれた背景をひもときます。

ダイヤモンドとダイアモンドどちらが正しい?

同じ宝石を指す「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」ですが、表記の違いに迷った経験はありませんか。

新聞や放送で定着した形がある一方で、発音に近づけた書き方も見受けられます。表記ゆれの理由をたどりながら、選ぶ際の考え方を探っていきましょう。

綴り・発音・公的基準

一般には「ダイヤモンド」の表記が定着していますが、「Di」の後に母音「a」が続くため、「ダイアモンド」と表記しても誤りではありません。

発音のしやすさや慣用、公的な外来語表記の基準も背景にあり、両者の違いは綴りと音の捉え方にあります。

日本語表記(一般的) ダイヤモンド
日本語表記(別表記) ダイアモンド
英語表記 Diamond
綴りの構成 Di + a + mond

ジュエリーブランドの表記

ジュエリー業界では、「ダイヤモンド」という書き方が広く用いられています。業界団体である日本ジュエリー協会も、この表記で統一しています。

さらに、「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」や「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」、「カルティエ(Cartier)」の公式サイトを確認しても、いずれも「ダイヤモンド」と記されています。

公的団体と主要ブランドが同じ表記を採っている点から見ても、実務の現場では「ダイヤモンド」が基準として扱われていると考えてよいでしょう。

文化庁の表記

外来語の原則に照らすと、「ダイアモンド」と書くのが基本形とされています。文化庁は外来語表記の指針で、イ列・エ列の音に続くアは原則「ア」と記すと示しています。

この考え方に沿えば「ダイアモンド」となります。ただし、慣用が定着している語は例外として扱うとも明記されています。

実際に「ダイヤモンド」はその例に挙げられており、現実の使用状況も踏まえた柔軟な姿勢がうかがえます。

文化庁 外来語の表記

留意事項その2

注1 「ヤ」と書く慣用のある場合は,それによる。

〔例〕 タイヤ ダイヤモンド ダイヤル ベニヤ板

ダイヤモンドの起源・由来

ダイヤモンドという名は、その屈強さを語源に持っています。語源はギリシャ語の「Adamas」にさかのぼり、「征服されないもの」を意味しました。

語源の変遷とラウンドブリリアント

この言葉がラテン語、さらに古フランス語を経て英語の「Diamond」へと姿を変えます。起源は紀元前のインドとされ、当初は装飾よりも硬さが注目されていました。

やがて欧州に渡り、研磨の技術が磨かれることで輝きが引き出されます。

1919年にはベルギーの「マルセル・トルコフスキー(Marcel Tolkowsky)」が、ラウンドブリリアントカットを発表し、今日の美しさの基準が形づくられました。

ダイヤモンドの評価基準「4C」

ダイヤモンドの価値は、感覚だけでは判断できません。その基準となるのが「4C」と呼ばれる国際的な評価体系です。カラット、カラー、クラリティ、カットという四つの要素が、輝きや価格にどう影響するのでしょうか。

Carat(カラット)

カラットは、ダイヤモンドの重さを示す「単位」です。重量が増せば希少性も高まり、価格に直結しやすくなります。1カラットは0.2グラムと定められており、宝石全般に共通する基準として用いられています。

ただし、数値が大きければ必ずしも魅力が増すとは限りません。輝きや透明度との調和が取れてこそ、全体の印象は整います。重さは価値を測る軸の一つですが、それだけで優劣は決まりません。

カラット 重量(g) 直径の目安(mm)
0.1 0.02 約 3.0
0.3 0.06 約 4.3
0.5 0.10 約 5.2
1.0 0.20 約 6.5
2.0 0.40 約 8.2
5.0 1.00 約 11.0

Clarity(クラリティ)

クラリティは、ダイヤモンドの透明度を示す基準です。内部のインクルージョンや表面の傷の有無が、評価を左右します。内包物が少なく目立たないほど光はまっすぐに通り、澄んだ印象が生まれます。

米国の鑑定機関である「GIA」では、10倍拡大での見え方を基準に11段階へ分類しています。最上位のFLは拡大しても欠点が確認できませんが、対してIクラスでは肉眼でも確認できる場合があります。

グレード 読み方 状態
FL フローレス 内外部ともに欠点なし
IF インターナリーフローレス 内部欠点なし、外部に微小欠点
VVS1 ベリーベリースライトリーインクルーデッド 1 極めて微小な内包物
VVS2 ベリーベリースライトリーインクルーデッド 2 非常に小さな内包物
VS1 ベリースライトリーインクルーデッド 1 小さな内包物
VS2 ベリースライトリーインクルーデッド 2 やや確認しやすい小内包物
SI1 スライトリーインクルーデッド 1 確認しやすい内包物
SI2 スライトリーインクルーデッド 2 肉眼で見える可能性あり
I1 インクルーデッド 1 肉眼で確認できる内包物
I2 インクルーデッド 2 目立つ内包物
I3 インクルーデッド 3 非常に目立つ内包物

Cut(カット)

ダイヤモンドの輝きを左右するのは、重量ではなくカットの完成度にあります。原石は光を放ちませんが、的確に研磨されることで内部に入った光が反射し、力強いきらめきを生み出します。

角度や比率がわずかに崩れるだけでも印象は変わります。カラットを優先して研磨を控えれば、光の戻りが弱まり、輝きは鈍ります。均整の取れた仕上がりこそが、石の魅力を端正に引き上げるのです。

グレード 読み方 状態
Excellent エクセレント 理想的なプロポーションと研磨。輝き・光の反射が非常に優れる
Very Good ベリーグッド 優れた仕上がり。輝きは高水準
Good グッド バランスの取れた仕上がり。十分な輝き
Fair フェア ややバランスに欠ける。輝きは控えめ
Poor プア 仕上がりに難がある。輝きが弱い

Color(カラー)

透明感の印象を決めるのが、カラーの評価です。無色に近いほど光を遮らず、澄んだ輝きが際立ちます。等級はDからZまで段階的に設けられ、アルファベットが後になるにつれて黄味が増していきます。

差はごくわずかに見えても、隣り合う等級で印象は静かに変わります。肉眼で判別しにくい違いであっても、光の冴えや全体の雰囲気に影響を及ぼすため、慎重に見極めたい項目です。

グレード 読み方 状態
D ディー 完全な無色
E イー ほぼ無色
F エフ わずかに色味を含む無色
G ジー ほぼ無色、わずかな色味
H エイチ わずかな色味を確認できる
I アイ かすかな黄色味を感じる
J ジェー わずかな黄色味が見られる
K ケー 淡い黄色味
L エル 黄色味を感じやすい
M エム 明確な黄色味
N~R エヌ~アール はっきりとした黄色味
S~Z エス~ゼット 濃い黄色味

ダイヤモンドの価値が高い理由

ダイヤモンドは、なぜこれほど高い評価を受け続けているのでしょうか。限られた供給と高度な加工技術が重なり合い、その価値が支えられています。

供給量が少ないため

ダイヤモンドの価値が高水準を保つ背景には、市場に出回る量が限られている事情があります。地中深くで形成されるため、採掘できる地域はごく一部にとどまります。

さらに、採掘された原石のすべてが宝飾用に適するわけではありません。選別や流通の段階でも厳格な管理が行われ、供給は慎重に調整されています。

その結果、希少性が保たれ、価格の安定につながっているのです。

加工コストが高いため

ダイヤモンドの価格を押し上げる理由のひとつに、研磨にかかる費用の高さがあります。原石はそのままでは光を十分に反射しません。

輝きを引き出すには、精密な設計に基づくカットが求められます。硬度が極めて高いため、研磨にはダイヤモンドの粉末を用い、時間をかけて仕上げていきます。

高度な技術と工程が重なり、その積み重ねが価格に反映されているのです。

生産量が調整されているため

ダイヤモンドの価格が安定してきた背景には、生産と流通の管理があります。供給が急増すれば、市場評価は揺らぎかねません。そこで主要企業は産出量や出荷量を抑え、流通のバランスを整えてきました。

過去には在庫を買い入れて市場への放出を段階的に行うなど、価格の急落を防ぐ動きも見られます。こうした調整が続けられたことで、希少性が保たれてきました。

ダイヤモンドに関するよくあるQ&A

ダイヤモンドについては、呼び方や書き方など、ふと迷う場面が意外とあります。どちらを使えばよいのか、ほかにも似た例があるのか。よく寄せられる問いを取り上げました。

ダイヤモンドとダイアモンドどっちの呼び方でもいい?

日常会話ではどちらの呼び方でも意味は通じます。ただし、公的な文書や業界の表記では「ダイヤモンド」が一般的です。外来語の表記には一定の指針がありますが、慣用として定着している語はそのまま用いられます。

そのため、読み方に迷った場合は、使用する媒体や公式表記に合わせて選ぶと整合が取れるでしょう。

ダイヤモンド以外にも表記ゆれの言葉はある?

ダイヤモンド以外にも表記が揺れる言葉は数多く見られます。外来語やブランド名は、とりわけ表記が分かれやすい傾向にあります。

たとえば「ルイ・ヴィトン」と「ルイヴィトン」などが挙げられるでしょう。記号の有無や長音の扱いによって印象も変わります。

迷った際は公式サイトや公的な資料を確認すると、統一された書き方を選びやすくなります。

ルイ・ヴィトン ルイヴィトン
イヴ・サンローラン イブサンローラン
ボッテガ・ヴェネタ ボッテガヴェネタ
Y-3 Y3

まとめ

ダイヤモンドとダイアモンドはいずれも誤りではなく、背景にある音の受け取り方や慣用の違いが表れた結果といえます。

語源や発音の移り変わりを知ることで、表記の揺れにも納得が生まれるでしょう。言葉の歩みをたどる視点が、宝石への理解をいっそう深めてくれるはずです。

今泉沙希(いまいずみ さき)
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査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

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