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24KGPの金杯の買取価格相場は?値段や高く売る方法を解説

24KGPの金杯の買取価格相場は?値段や高く売る方法を解説
木村健一(きむら けんいち)
記事の監修者
査定歴15年以上
木村健一(きむら けんいち)

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

金杯などに「24KGP」と刻印されていることがありますが、実際の買取相場はどれほどなのでしょうか。本記事では、「24KGP」が示す意味や、少しでも高く売るためのポイントについて解説します。

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金杯に刻印されている24KGPとは?

金杯に刻まれている「24KGP(K24GP)」という刻印には、どのような意味があるのでしょうか。ここでは、K24(24K)と「GP」というそれぞれの表記が示す意味について、解説していきます。

K24とは

K24とは、金の純度が99.9%以上であることを示す刻印で、「純金」とも呼ばれます。

製品によっては「24金」や「24K」と表記されることもありますが、いずれも純度99.9%以上の金を指しています。

ただし、数字の後ろに「K」が付く表記(通称「アトK」)は、日本以外のアジア諸国で使われる例が多いのですが、必ずしも純度99.9%以上とは限らないため、注意が必要です。

また、「K24」と刻印された金杯は純金製であり、高値で取引されるのに対し、「24KGP」と刻印されている場合は事情が異なります。

「GP」の意味については、次の項で詳しく解説します。

GPとは

GPとは「Gold Plated(ゴールドプレーテッド)」の略で、金メッキを意味します。

これは、製品の表面にごく薄い金メッキを施したもので、内部はアルミニウム、鉄、真鍮(しんちゅう)などの比較的安価な金属で作られていることがほとんどです。

そのため、「24KGP」と刻印されている金杯は、表面にK24(純金)の薄い層がコーティングされている製品を指します。

金メッキ製品の主な特徴は以下のとおりです。

・高級感のある見た目を演出できる

・比較的安価で手に入る

・サビや変色を抑えられる

・純金よりも硬く、傷がつきにくい

これらの特徴から、24KGPの金杯は美しさと実用性を兼ね備えた魅力的な製品と言えるでしょう。

24KGPの金杯の買取価格

24KGPの金杯は、一般的に金としての価値は、あまり高いものと認められていません。

これは、K24のメッキがたとえ純金と認められても、表面に薄く金をコーティングしているだけで中身は別の金属であり、金杯全体に含まれる金の量が非常に少ないためです。

特に金買取業者では、金メッキ製品から金を取り出す際にかかるコストや手間を考慮し、GP表記のある金杯は買取対象外としているケースも多いです。

ただし、ブランド品や骨董品としての価値が認められる場合は、一部の買取専門店で取り扱われることもあります。

正確な価値を知るためにも、まずは専門業者に無料査定の依頼をしてみましょう。

24KGPとK24の見分け方

プロの査定士に依頼する前に、自宅でできる「24KGP」と「K24」の簡易的な見分け方をご紹介します。

・刻印を確認する

・重さを量る

・磁石に反応するかを確かめる

ここでは、それぞれの見分け方について詳しく解説していきます。

刻印を確認する

金製品には、金の純度を示す刻印が施されていることが多いため、まずはその内容を確認しましょう。

先述のとおり、「GP」と刻印されているものは金メッキ製品であり、純金ではありません。

一方で、純金の場合は、「K24」や「999」といった刻印が一般的に使用されます。ほかにも金製品はありますが、以下のように、刻印に記された数字が大きいほど、金の純度も高くなります。

刻印の種類 金の純度
K24 99.9%以上
K22 91.6%
K18 75%
K14 58.5%
K10 41.6%

重さを量る

金は金属の中でも非常に比重が高く、重たい素材です。

そのため、製品の重さを測定することで、24KGP(金メッキ)とK24(純金)を見分ける基準のひとつになります。同じサイズのメッキ製品と純金製品であれば、重量に大きな差が生じるはずです。

磁石に反応するか確認する

純金は磁石に反応しません。

一方で、GP表記のある製品は、ベース部分に鉄など磁性のある金属が使われている場合、磁石に反応して引き寄せられることがあります。

ただし、金メッキ製品には、磁石に反応しない素材(アルミや真鍮など)を使用しているものもあるため、この方法だけで断定することはできません。

あくまでひとつの見分け方として、ほかの方法と組み合わせることが大切です。

24KGPの金杯を高く売るためのポイント

24KGPの金杯を少しでも高く売るためには、以下に挙げる4つのポイントを押さえておきましょう。

・価値のあるブランドやデザインかを確認する

・付属品をなるべく揃える

・複数まとめて売る

・表面をきれいにふき取っておく

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

価値のあるブランドやデザインか確認する

金杯が価値のあるブランドやデザインであれば、高価買取につながるケースもあります。

例えば、ブランド名や歴史的背景、特徴的なデザイン、装飾に宝石が付いているなど、付加価値が認められることで、通常よりも高い買取金額になることがあります。

そのため、金杯以外に価値のある要素があれば、買取時にしっかりとアピールしましょう。

付属品をなるべく揃える

金杯を高く買い取ってもらうためには、付属品をきちんと揃えておくことが重要です。

購入時に付いていた化粧箱や保証書、証明書などは、金杯の価値を証明する大切なアイテムです。これらがすべて揃っているだけで、買取価格がアップすることもあります。

特に証明書や保証書には、金杯の純度や製造元など、査定において重要な情報が記載されており、信頼性を高める要素となります。

将来的に売却を検討している場合は、これらの付属品をしっかりと保管しておきましょう。

まとめて売る

金杯を複数所有している場合は、まとめて査定に出すのがおすすめです。

例えば、同じシリーズのデザインや、記念行事などで限定販売された金杯は、1点ずつ売却するよりも、セットとしてまとめて査定に出すほうが高値になる可能性があります。

というのも、買取業者が再販を行う際、シリーズ商品をまとめて販売するほうが需要も高く、買い手も見つかりやすいためです。

そのため、業者によってはセット商品としての価値を加味し、査定額を上乗せしてくれるケースもあります。

綺麗にふき取っておく

金杯の表面に付着した指紋や汚れは、査定額に影響を与える可能性があります。

そのため、査定に出す前には、軽く汚れをふき取っておくことをおすすめします。

ふき取る際は、柔らかい布や眼鏡ふきなどの繊細な素材を使い、金杯を傷つけないように、優しく丁寧にお手入れするのがポイントです。

ただし、強くふいたり、研磨剤を使用したりすると、表面を傷つけるおそれがあるため注意しましょう。

目に見える汚れが取れているだけでも、買取業者へのアピールとなり、査定額アップにつながるかもしれません。

まとめ

今回は「24KGPの金杯」について解説しました。

24KGPは金メッキであり、K24(純金)やK18などと比べて、実際に含まれる金の量はごくわずかです。そのため、一般的には売却しても買取価格は低くなる傾向があります。

しかし、付属品が揃っている場合や、ブランド品・デザイン性の高い製品である場合は、査定額が上がる可能性もあります。

売却の際は、できるだけ金杯の状態を整えてから査定に出すことをおすすめします。

木村健一(きむら けんいち)
記事の監修者
査定歴15年以上
木村健一(きむら けんいち)

貴金属・ジュエリー分野で査定経験を持つ鑑定士。
テレビや雑誌、YouTubeなどへの出演経験もあり、専門的な知識と確かな鑑定力で信頼を集めている。

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